引き寄せない法則なのに…引き寄せ?
今回は、
「引き寄せの法則は引き寄せる法則なわけではない」
というお話です。
「引き寄せ」という言葉を聞くとほとんどの方は、
「遠くから近くへと何かを近づける」
「外から内へと引っ張ってくる」
というようなイメージをすると思います。
そのイメージを持ちながら、
「自分にないものをどこか遠くから引っ張ってこよう」
と懸命になる方は多いです。
しかし、引き寄せの法則とは言い換えれば、
「自分の思考が現実へ反映される法則」
です。
つまり自分にないものが外から引っ張られてくるどころか、むしろ真逆に、自分にあるものが外へと出ていく法則です。
やだー!押して開けるドアに「引く」と書いてあるみたいなまぎらわしさー!( ゚Д゚)
「引き寄せない」「出す法則だ」と意識する
実は私も引き寄せに取り組み始めたとき、この点に違和感を覚えました。
「引き寄せ」と言われると何かを引く感じがするけれど、
「思考が現実化」と言われると何かを出すような感じがする。
ひとつの話の中で「引け」と「出せ」を同時に言われているような気がして、
「どっちよ?同時にはできませんけど?」
というような感覚になったものですが、同じような感覚を味わっている方も多いかもしれません。
引き寄せがうまくいかないという方を見ていると、どうも「出す」よりも「引く」ほうのイメージに強くとらわれすぎているように思います。
(引き寄せと言われて引くイメージをするのは当然なので、無理もないことなのですが…)
引き寄せではよく、
「自分の思考を変えましょう、それが現実に反映されます」
というふうに、自分にあるものが外に出るのだという話もされています。
しかしそういった「出す」話を聞いても、
「そうか、じゃあ思考を変えよう(出すものを変えよう)」
というよりは、
「思考を変えればそれで本当に良いことが引っ張られてくるの?
いつ引っ張られてくるの?どんなふうに引っ張られてくるの?」
と「引く」ことばかりに意識がいってしまい、そのぶん思考を変える作業がおろそかになっています。
そして思考が変わらないのであれば、外に出るものも変わらないため現実も変わらず、
「引き寄せがうまくいかない」となってしまいます。
「引くと言ったかと思えば出すとも言うし、どっちなのか混乱していた」
「引き寄せの法則という名前なのだから、引くに決まっていると思っていた」
という方は、ここで一旦引くイメージを捨て「出す」ことを意識してみてほしいです。
「自分にあるものが外の世界へと押し出されていく法則なのだ」
そう考えれば、自分を変えることのほうに意識が向きやすいのではないかと思います。
「ないものを引き寄せた」のではない
自分から出たものが現実に反映されるとはいえ、自分から何かが出ていることを目視で確認できるわけでもありません。
そのため、目に見える形で現実がより良く変わったときに、
「わっ、なんだか急に良いことがやってきた!(引っ張られてきた!)」
というような感覚にはなります。
ただしこれはあくまでも、
「自分の出したものが現実に反映された際、まるで引っ張られてやってきたかのような感覚がする」
というだけであり、
「自分にないものをどこか遠くから引っ張ってこられた」
というわけではありません。
この点を混同しないようにすればうまくいきやすいと思います(*^^)v
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