でもだって、どうせ…と言いたくなったら、この言葉に言い換えて。

変化

 

「でも・だって・どうせ」でダメな自分を証明したい

 

今回は、「でも、だって、どうせ」のお話です。

この言葉はつい自信のない人が使ってしまいがちな言葉。

あるいは、自信のない人を励ましているときに相手が、

「でもでも、だって、どうせ…」

と言うのでもうウンザリしちゃった…という人もいるかもしれません。

 

 

この「でも、だって、どうせ」という言葉、そもそもどうして使っちゃうのでしょう?

なぜかというと、

「ダメな自分を証明したいから」

なんです。

 

 

人は、自分の考えが正しいと証明したい

 

前に確証バイアスのお話をしました。

確証バイアスとはなにかというと、

 

人間は、自分の信じていることを確かめるための情報などは積極的に探すが、

そうではないものはつい無視したり、探そうとしなかったりする。

たとえば「A型の人間は几帳面」と信じていると、その人のズボラな部分はさらりと流してしまうが、

ところどころキッチリしている部分だけは自然とすごく目につきやすくなる。

そのためその部分だけを見て、

「ほら、やっぱりA型は几帳面なのだ」

と自分がもともと持っていた信念を強化してしまう。

 

というものです。

つまり人は、自分が信じているものに対して「ほら、やっぱり」と言いたいがために、

そう言えるように積極的に行動する、ということですね。

 

 

「でも・だって・どうせ」で「やっぱり」につなげたい

 

自信がないというのは、

「自分はダメだという信念を持っている状態」

とも言えます。

そのため自信がない人は、その信念を裏付けるような行動をしてしまいます。

 

 

「そんなことないよ、ダメなんかじゃないよ」

という言葉を言われたとして、せっかくの励ましではあるのですが、

これはその人の「私はダメ」という信念に反した言葉ですよね。

そのため言われた人は潜在意識下で、

「その言葉は私の信念の裏付けにはならない」

と判断し、

「でも、だって、どうせさ…」

という言葉で励ましを覆そうとします。

 

 

それを繰り返される側からするとだんだんウンザリしてきて、

「もういいよ」

「あー、話がわかんないなぁ。ダメだこの人」

と相手にしたくなくなりますよね。

そうして投げ出してくれればそこで、

「冷たくされた…ダメって思われてるんだ。…ほらね、やっぱり私はダメなんだ」

と、自身の「私はだめ」という信念が正しかったことを証明することに成功します。

この証明をしたいがために、「でも、だって、どうせ」の言葉が出てしまうんですね。

 

 

これは本人も無自覚なことが多いです。

本人も顕在意識上では、

「自信を持ちたい、自分にもいいところがあると思いたい」

と考えているのですが、人間の顕在意識と潜在意識では潜在意識のほうが強い。

つまり、ダメであることを証明しようとする力のほうが強い。

なのでどうしても「だってでも、どうせさ…」という言葉が、潜在意識に突き動かされて出てしまいます。

こうして「私はダメだ」という思考を、自身の手によって現実のものにしているんです。

 

 

「でも、だって」を「証明ストップ!」に言い換えてみて

 

けれどここで「そんなあ…」とあまりガッカリしないでほしいと思います。

確かに、あちゃー!やっちまったぜー!と残念に思う気持ちもあるかもしれないけれど、

「なんで気づかずにそんなことしてたんだろう…」

「そんなことしちゃう私はほら、やっぱりダメなんだ…」

なんて、これまた自分のダメさを証明できそうな考えにうっかり走らないように、気をつけて。

うっかり走りたくなるのも無理はないですが(そういう方向に走るように潜在意識にやらされているので)

ここは意識して、

「へー!知らなかった!今までは気づいていなかったから防ぎようがなかったけど、

いまはもうちゃんと気づいたんだし、これからストップをかけていけるようになったんだ!」

と考えてほしいと思います。

 

 

そして今度自分の口から、

「でも、だって、どうせ」

この言葉が出そうになったときには(あるいは出たあとでもいいので)

「あ!!私は『ダメな自分』の証明作業に入ろうとしている!!」

と気づき、

「証明ストップ、ストップ!!」

という言葉に言い換えてみてください。

心の中で言ってもいいですし、せっかく励ましてくれている誰かに対して言っちゃったなら、

「ちょ、いまのストップ、なしなし!」

と実際に相手に言えると相手もきっと嬉しいですよ(*´ω`*)

 

 

相手の励ましに、急に納得ができなくても構いません。

つい「でも、だって…」で反証を試みたくなるお気持ちもわかるのですが、

「うおー、証明ストップ、ダメだなんて証明してどうする!」

と気づき、

「そんなふうに言ってもらえるとは思えなくて…ちょっと自分では急にはそう思えない気持ちがあるけど…。

そこまで言ってくれてありがとう」

という言葉に意識して言い換えてみてはいかがでしょうか。

相手だって、いますぐに納得しなさい!なんて強要はしていないはずですから。

 

 

「潜在意識は『ダメな自分』を証明するために、私に『でも、だって、どうせ』と言わせたがっている」

このことを意識して過ごしてみてください。

そうすると、「でもでもだってどうせ…」と言いたくなったときに、

「ハッ、乗せられるものか!」

と気づきやすくなると思います。

 

 

「でも、だって、どうせ」はダメな自分を証明しようとする言葉。

言いそうになったら「証明ストップ」という言葉に言い換えて。

 

 

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管理人:岡野 真

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