なぜか知らないけど、潜在意識はうまくやる。

薔薇

 

なぜか知らないけどって…知らなくていいの?

 

今回は「なぜか知らないけど」のお話です。

アファメーションの一種に、

「なぜか知らないけどうまくいく」

「なぜか知らないけどお金が入ってくる」

というふうに、なぜか知らないけど…とつけるというものがあります。

これについてお話していきます。

 

なぜかはちゃんと、潜在意識が知っている

 

これは、

「うまくいくってどうやって?」

「お金が入ってくるって具体的にどんな方法で?」

というふうに、ついついうまくいく理由や方法を考えてしまう方におすすめです。

顕在意識はそういったことを考えるのが得意ですが、

顕在意識がそうしてぐるぐる思考を巡らせている間、潜在意識の力は抑えられてしまいます。

なので巷では、

「過程について(顕在意識で)考えず、潜在意識にお任せしましょう」

というふうに言われます。

 

 

けれどそうは言われたって、方法もなにもわからないと不安だしつい考えちゃうものですよね。

そこで「なぜか知らないけど」が出てきます。

もう最初に、なぜか知らないけどと前置きしておくことで、

なぜ?と問いたがる顕在意識を封じてしまいましょ、という感じですね。

まだやったことのない方は一度試してみてほしいなと思います。

 

 

やり方は簡単です、顕在意識で、

「一体どうすれば…うまくいくってなぜ、どのような理由があってそう言えるのか?」

となぜかを知りたくなるたびに、

「でも、なぜか知らないけどうまくいくんだよなー、これが」

「どのような理由でって、そんなの知らないよ~。なぜか知らないけどって言ってるじゃない」

と繰り返してみてください。

そのうち、

「そうだ、なぜか知らないけどうまくいくんだな~」

という気持ちが強くなり、あまりなぜか?とかどうやれば?ということについて考えなくなっていきます。

それに伴って、実際にうまくいくようになってきます。

あなたが顕在意識上でなぜかを知らなくても、潜在意識のほうはなぜうまくいくか、

どうやればうまくいくのかを知ってますから大丈夫ですよ(*^^)v

 

「なぜか知らないけど」でうまくいかない場合は?

 

けれど中には、

「私はもうそれ、やったことある。

でもなぜか知らないけどって言うたびにむしろ、

『それでいいのか?なぜかを知りもせずにうまくいくわけないだろ!』

という気持ちのほうが強くなってしまって、よけいに不安になってダメだった…」

という方もいると思います。

 

 

実はね、私も最初そうでした(;^ω^)

上に書いたように、なぜか知らないけどって言っているうちにスンナリと、

「まぁなぜか知らないけど、それでもいいじゃない」

となってくるタイプの方もいるとは思いますが、私の場合は逆、

「なぜ、なぜかを知らなくてもいいわけ?」

と、よけいになぜかを知りたくなるという…あなたもそうかもしれません。

 

 

では、このような場合はどうすればいいの?というと、一つ私のおすすめの方法があります。

それはどんなものかというと、

「もういっそのこと、なぜなのかを徹底的に考えてみる」

という方法です。

私はこれでうまくいきました。

ちょっとここから先は自分語りみたいになりますが、お付き合いいただければと思います。

 

「なぜか知らないけど」に納得できない理由とは?

 

なぜだか知らなくてもいい、考えなくてもいいと言われてもどうしても考えてしまう。

そのような方の中にはおそらく、

「物事を事前に理解したり、分析しておくことが大切だ」

「それらをせずにうまくいくことなどありえない」

「理解できなければ潜在意識の力を使えるようにはならない」

といった強い認識があると思います。

この認識があると、スンナリはいそうですかとは思えませんよね。

私にもこのような強い認識があり、どうしてもなぜかということを考えずにはいられませんでした。

 

 

なので、私はとにかく徹底的に考えました。

死ぬほど考えを巡らせれば、なにかひとつくらいはわかることがあるんじゃないかと思ったんです。

そしたらそのひとつを足がかりに、もっと潜在意識について知ることができるようになるかもしれない!

そう思い考え続けました。

考えても考えてもわからないのですが、それでも諦めるものかと考えました。

 

 

そしてついに!

ある瞬間にフと、とっても重大なひとつのことがわかりました。

「なになに!?なにがわかったの!?」

というと…、

「どんなに考えてもわからない」

ということがわかったんです。

 

考えつくした結果「なぜか知らないのは当然」と気づいた

 

なんじゃそりゃ…って思うかもしれませんが、うーん、なんというか…。

もう限界だ、もはやこれ以上考えることなど何もないんじゃないかというくらいまで考えているのに、

それでも何もわからないという事実を目の前にしてあるとき急に、

「あぁ、私には本当に本当に、なにもわからないんだな。

私がなぜなのかを知ることは、できないのだ」

ということがストンと腑に落ちたんです。

 

 

そのあとこう思いました。

「あぁ、私は、

『私にならわかるはずだ、知ることができるはずだ、そのような能力があるはずだ』

という前提の上に立っていた。

そのような前提があれば何かがわからないとき、

『本来私にはわかるはずのことが、わからないなんて…』

と思い、わかろうと悩みだす。

だけど、そもそも『私にはわかるはず』という前提そのものが違ったのだ。

そもそも、私にはわかる能力など最初から備わっていない、そんなものはハナからなかったんだ。

もともとわかる能力を持っていないのだから、わからないのは当然だ。

なんだ、なぜだかわからないということなど、当たり前のことじゃないか」

と。

「私にはわかる」から「私にはわからない」へと、認識の変更が行われました。

 

 

そうして「私にはわからない」という認識を持ってみると、

「え?だったら私、なんのために考えるの?

わからないってわかってるのになにをわかろうとしてるの??

そんなの、潜在意識に任せればいいじゃない。

私(顕在意識)にはわからないことをなんとかしたいなら、わかるもの(潜在意識)に任せることのほかに何があるというのだ?」

と思ったんです。

 

 

このとき私はやっと、

「あなたがなぜかを考える必要はない、潜在意識に任せなさい」

という言葉に心から納得できました。

自然と「そうだな、そうしようっと」と思えて、

「私がなぜか知らないのは当然、だって知らないんだもん」

と言えるようになりました。

 

 

なので私は、

「『なぜかを知ろう』とすることを通じて『なぜかは知りえない』ということを知ってほしい」

と思います。

「なぜか知れるはず、わかるはず」

そのような認識を手放すことが大切なのではないかと、そう思うんです。

 

なぜか知らないけど、と唱えるのは認識の変更を促すため

 

そのような認識を手放すために行われるのが、

「なぜか知らないけどうまくいく」

というアファメーションです。

それを唱えることで徐々に、

「知る必要はない、わからなくても別にいい」

という認識のほうが強まり、認識の変更が行われていくわけですね。

 

 

そしてもうひとつの認識の変更方法が私のやった、

「なぜか知らないけど、だなんてありえない、絶対に知ってやる!」

というつもりで考え抜くという方法です。

これをするといずれ、自分のいかなる知識や知恵、経験をもってしても、

なにも知りえないということを知るはずです。

そのとき、気分はとても爽快ですよ。

「あぁ、私はもともと、何かを得ようとか知ろうとか悩む必要などなかったんだ」

ということに気づくからです。

 

 

逆説的ですが、なにも知らなくていいということを知ると、

今考えてもわからないことがわかるようになりますよ(*´ω`*)

 

 

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管理人:岡野 真

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