今回はいただいた質問への回答です。
引き寄せで、願望達成までの期限を決めることは大事だと思います。
ただ、どうしても疑問に思うことがあります。
「絶対に〇月〇日までに月収100万円になる!」
と期限を決めるということは、
「今現在、100万円が徹底的に不足している!」
という現実にフォーカスされたりはしないのでしょうか?
とくに、その期限を強く意識すればするほど、
「100万円が足りていない」という現実に強くフォーカスされそうな気がするのですけれど。
(YouTubeでいただいた質問を、許可をいただきこちらに引用しました)
「現在足りていない」という事実はしっかり認識したほうがいいので、フォーカスしてOKです。
期限を決めると潜在意識が「不足」にフォーカスする?
よく引き寄せでは、
叶えたいものがあるとき「そうなりたい」という願望形ではなく、
「そうなりつつある」と現在進行形で唱えましょう。
と言われますよね。
「なりたい、なりたい」だと裏を返せば、
「まだなってません、まだなってません」
と言っているようなものだから、それだと潜在意識が、
「なっていない」にフォーカスしてしまい願望が実現できなくなる、
というのが理由です。
でもでも…その反面引き寄せでは、
「叶えたいものがあるとき、叶うまでの期限を決めるように」
と言われることもあります。
あれ?でも…叶うまでの期限を決めるってことは、
まだ叶ってないって認めたことにならないの?
それだと潜在意識は「叶ってない」にフォーカスするから、
その夢が叶わなくなっちゃうんじゃないの?
なんか、
「足りないものにフォーカスするな」
っていうのと、
「期限を決める」
って矛盾してない?というのが質問者さまの疑問ですね。
「まだなっていない」と認めても潜在意識に支障はない
潜在意識を使い引き寄せの法則で願望を達成していくとき、絶対に必要なものが2つあります。
それは何かというと、
①「現在なれていない」と認めること
②「しかし必ずなれる」という確信
この2つです。
「えっ!?現在なれていないと認めろ!?
いや、足りない・なってないってことにフォーカスしたらダメなんでしょ?
いいのか悪いのかどっちやねん!」
と戸惑うかもしれませんが、えーと、そうですね…。
先日から英語の成績を例に出してるので、今回もそれでいこうかな。
では、英語のテストで30点しか取れないことに悩んでいるAさん、Bさん、Cさんの3人がいたとします。
Aさんは、
「あー、私はなんてダメなんだ…30点だなんて…ダメだ…。
あぁ、100点になりたい、なりたい、なりたいよう…」
と思ってしょんぼりし、落ち込んで勉強しませんでした。
Bさんは、
「いやいやいや、30点とかこれなんかの間違い!
俺にはほんとは実力あるし次は100点取るからさ!
次は100点、100点だぜ!!」
と思い、次に100点を取れると信じて勉強しませんでした。
Cさんは、
「私の点数は30点か…。
残念だけど、この事実をしっかりと受け止めよう!
いまは30点でも次は100点になることができるぞ、やるぞ!」
と思い勉強に励みました。
さて、次のテストで100点を取れそうなのは誰でしょう?
というと、これは間違いなくCさんですね。
できるという空想に浸っているだけではできない
①「現在なれていない」と認めること
②「しかし必ずなれる」という確信
この2つのうち、Aさんには①しかありません。
ただ「100点になれてない…」ということのみにフォーカスし、落ち込んでしまっています。
対してBさんのほうには②しかありません。
俺は100点だぜイエイっ!と思うだけで、
現実には30点を取る実力しかないという事実を無視している。
Cさんは現在の実力不足の現実を認めたうえで、
「私にはできる」と思っているので①と②の両方があります。
「アファメーションで『なりたい』という言葉を使って、
今現在なれていない自分にフォーカスするな」
と頻繁に言われているのは、大概の人がAさんのように落ち込んでしまうためです。
そのため、
「①だけじゃなくて②にももうちょっと比重を置いてね」
(なれてないって落ち込んでばかりいないで、これから必ずなれる!ということにもフォーカスしてね)
と、②の要素を足してCさんみたいになるよう促すために言われていることです。
しかし、あまりにも頻繁に「できないにフォーカスをするな」ということを言われているので質問者さまのように、
「期限を決めるってことは、まだなってないって認めることにならない?
期限を決めると潜在意識がなれないことのほうにフォーカスしちゃわないの?」
という疑問を感じる方もいらっしゃるのですが、
できないということへのフォーカス自体はしても良いですよ。
あくまでも言いたいのは、
「できないということに落ち込んでばかりいるな」
ということであって、
「できないという現実から目を背けなさい、現実逃避をしろ」
という意味ではありません。
期限を決めることで「事実そのもの」を受け入れて
さっきのAさんとCさんを出しますが、
Aさんは、
「あー、私はなんてダメなんだ…30点だなんて…ダメだ…。
あぁ、100点になりたい、なりたい、なりたいよう…」
と思ってしょんぼりし、落ち込んで勉強はしませんでした。
Cさんは、
「私の点数は30点か…。
残念だけど、この事実をしっかりと受け止めよう!
いまは30点でも、これから100点になることができるぞ、やるぞ!」
と思い勉強に励みました。
どっちも、
「今現在の成績は30点」
という事実はわかってますよね。
でも、Aさんって実はその事実を認めているようで認めてないと思います。
「今現在の成績は30点。だから、そんな実力不足な私はだめだ…」
と、30点だという事実よりも、
「だからだめだ」のほうに強くフォーカス、自分を貶めることにフォーカスしている。
対してCさんのほうは、30点だという事実そのものをしっかりと見つめています。
「私の実力はいま不足している」
この純然たる事実とまっすぐ向き合い、そして受け入れている。
かつ、この実力不足は己の力で克服できるという確信もある。
①「現在なれていない」と認めること
②「しかし必ずなれる」という確信
①はとても大切です。
現在なれていないと認めるということは、
現在の自分の未熟さから逃げないということです。
これはしっかりできる人のほうがうまくいきます。
期限を決めると潜在意識にはむしろ良い影響が出る
なので、
「期限を決めることで潜在意識が『足りないこと』にフォーカスしないか?」
というご心配は無用です。
期限を決めることで質問者さまの言うように潜在意識は、
「今現在は不足している」ということにフォーカスします。
不足しているという事実にしっかりフォーカスできるようになるということは、
Cさんのように、
「足りないという事実そのもの」
にきちんと向き合い、受け入れることができるようになるということです。
潜在意識に悪影響が出たりはせず、むしろ良い影響があると言ってよいです。
遠慮なく期限を決めちゃってください(*´ω`*)
参考になれば嬉しいです。
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