今回は、いただいた質問の回答です。
自分は今アファメーションと、精神を変えるために寝ている間良い音楽を聞いています。
でも、最近毎日やらないと叶わないんじゃないかと不安になることがあります。
この場合不安と向き合うのか、毎日必ず続けるべきと思わないで気が向いたときにやる。
どちらがいいのでしょうか?教えてください。
(YouTubeのコメント欄でいただいた質問を、許可をいただいてこちらに引用しました)
ぜひ不安と向き合ってください。
それから、寝ている間に音楽を聴いている場合は控えてみてください。
基本的にアファメーションは毎日続けたほうが良い
まずは「寝ている間良い音楽を聴いている」というところから。
これは、たとえばベッドに入ってから20~30分とかで、
流れている音楽が切れるようにタイマーセットして聴いている、ということでしょうか?
これでしたら構わないのですが、もし睡眠中にずっと音楽を流しっぱなしにしているのでしたら控えたほうがいいと思います。
睡眠中に音楽がかかっていると脳は、
「この音を処理しないと」
と働き、寝ている最中にしっかりと脳が休まらなくなります。
脳の疲れが取れなくなり、そのぶん、起きたときの脳のパフォーマンスが下がってしまいますので、
タイマーをセットして途中で切れるようにしてみてください。
昨日の記事でも書いたのですが、アファメーションはすればするほどにいいです。
毎日続けたほうがいいのか、気が向いたときにやればいいのか?と言われれば、
これは毎日続けたほうがいいです。
昨日の記事では英語を例えに出しましたので今回も英語に例えてみますが、
「英語の成績を上げたい!というときに、毎日英語の勉強をしたほうがいいか?
それとも、気が向いたときにだけ勉強したほうがいいか?」
と言われると、
「あ、そりゃ毎日やったほうがいいわ」
と思うのではないでしょうか。これと同じです。
毎日続けたほうが良いからこそ、続けるべきと考えない
「では、毎日続けるべきなんですね?」
というと…そうですね、続けるべき…とも言えるんですけども…。
うーん、でも、
「続けるべきである」
「絶対に途中でやめてはいけない」
とか考えると嫌になってしまって、かえって毎日続かなくなってしまわないでしょうか?
人間の潜在意識って、「べき思考」をすると一気に力を失うようにできています。
「やりたい」と思うことをしたときと、「やるべき」と思うことをしたときだと、
「やるべき」と考えてやっていることって、「やりたい」ことをやっているときの半分、
もしくは三分の一くらいしか、潜在意識の力が出ないようになっています。
なので、毎日続けたいことがある場合にはそれを「毎日続けるべき」と思わないほうがいいです。
気が向いたときにだけ英語の勉強すればいいや~♪だとなかなか成績も上がらないでしょうが、
「毎日毎日、勉強すべきだ!!」と考えても嫌になって続かずに成績は上がらないですよね。
じゃあ、もうちょっと気楽に考えて、
「どーしても気が乗らない日は休むかもしんないけど、でもできるだけ楽しみながらする」
みたいな工夫をしてみてください。
多分質問者さまは、昨日の記事で書いたように、
アファメーションというものをちょっと型にはまったような感じ、
「さぁ、やるぞ!決まった文章を、これから○分唱えるんだ!!」
みたいな感じで考えているのかしら?と思います。
「さぁ、今から勉強だ!○分勉強だ!!」
とかいう感じ…これだともうなんだか、やる前からちょっと億劫になっちゃいますよね(;´・ω・)
でも昨日お話したように、
「あれ?これ英語でなんて言うのかな?と思ったときにちょっとGoogleさんに聞いてみる」
とかいうのも英語の勉強です。
やらねば!やらねば!と義務感で机に向かうより、こうして、
「へいへい、OK、Google!」
ってやってたほうが気楽だし楽しんで勉強できるのではないでしょうか。
アファメーションも同じで、
「さぁ、やるぞ!決まった文章を、これから○分唱えるんだ!!」
というのもアファメーションのひとつのやり方ではありますが、
アファメーションって本来は、
「夢や目標について思考すること」
を言いますから、本を読んでいるときにふと、
「俺は金持ちだぜ、この本に最高級のブックカバーをつけようかな?むふふ」
とか考えただけでも、それもアファメーションです。
こういう感じで、ふとしたときになるべくアファメーションするようにする(夢について思考する)
とかいうやり方なら気楽に取り組めてあまり義務感も感じないのではないでしょうか。
なかにはそうして「ふとしたときにやろう」と思ってると完全に忘れちゃって、
「あれ?今日なんにも夢について考えなかった!(アファメーションしなかった!)」
というふうになっちゃう人もいます。
「私は『ふとしたときに…』なんて思ってると忘れちゃってやれないから、
『毎朝ちゃんと○分やる!』って決めてやったほうが取り組みやすい」
という人もいますし、そういう人はきっちり時間を取ってやればいいよ、というだけで、
きっちり時間を取ってやらないと、アファメーションしたことになりませんからね!というわけではないです。
もうちょっとアバウトにフリーダムにやってみてください。
「日常の中で、ふと気が向いたときに、もっと適当にやっていいんだ!」
と思うと、逆に毎日続くと思います(*^-^*)
毎日やらないと叶わないのでは?という不安の正体は依存心では?
さてさて質問者さま、
「不安と向き合うほうがいいのか?」
という文章がありましたが、これはぜひ向き合ったほうがいいと思います。
不安は逃げるとかえって膨らみますので、
「私は、何がどう不安なのだろう?」
ということを考えて対処してしまうといいですね、そうすると不安は消えます。
では、質問者さまはどうして、
「毎日続けないと効果が出ないのではないか?」
と不安になってしまうのか、ちょっと考えていきましょう(*´ω`*)
以前にYouTubeのコメント欄にて、アファメーションに関する質問をいくつかいただいたことがありますね。
質問を読んだ私の印象としては、
「アファメーションにとらわれて動けなくなるタイプかな」
という印象です。
(これについてはこちらの記事を参考になさってください)
アファメーションへの意欲は、すごくあります。
熱心にアファメーションというものを理解しようといろいろ質問をしていて、
一見とても前向きで、自分の力で頑張っているように見えるのですが、
私は質問者さまの「毎日続けないといけないのでは?」という不安の正体は、依存心なのではないか?と思うのです。
なにか、
「アファメーションが自分を変えてくれるのでは?」
という依存心…のようなものが見え隠れしているように感じます。
「えっ!?だって岡野さんはさんざん、
『自分を変えるためにアファメーションしてください』
って言ってるじゃない!
事実、アファメーションは自分を変えてくれるものでしょ?
自分を変えてくれるものについて熱心に理解しようとして、なにかいけないのかな…?」
とびっくりしたかもしれませんが、うーん、そうですね…。
確かに、アファメーションは自分を変えてくれるものです。
「私は金持ちだー!」
とか、さぁ今日からそう思いなさい!と言われたって無理ですよね。
人間の潜在意識は「繰り返す」ということをしないと変わらないですから、
なのでアファメーションを繰り返す。そして変わる。
①考えは急に変えられない
↓
②だからアファメーションする
↓
③すると考えが変わる(自分が変わる)
なので、確かに「アファメーションが自分を変えてくれる」というのは間違いではないです。
これまた英語に例えてみますが、
「さぁ、今日私の成績上がるぜ!」
とか思ってもそんな急には上がらないですよね(^^;
なので、上げるためには良いテキストとかが必要です。
そのテキストを使って勉強していけば、成績は上がる。
①成績は急に上がらない
↓
②だからテキストを使う
↓
③すると成績が上がる
ですね。
これは「テキストが自分の成績を上げてくれる」という言い方もできます。
ですが、
「テキストが自分の成績を上げてくれる」
…と言っても、ただ「テキストを買っただけ」だと成績は上がらないですよね。
英語の成績を上げたいとき、まず必要なのは、
「私は成績を上げるのだ」
という決意です。
その決意なくして、
「テキストを買えば成績が上がるんだ」
と思ってテキストを買って、そのテキストを撫でてみたり、胸に抱いてみたりしても、それで成績が上がるわけではない。
「このテキストを使って、私は成績を上げるんだ!」
という意志を持ってテキストを「使用」しないかぎり、成績は上がらない。
アファメーションもそれと同じで、最初に必要なのは、
「私は考えを変えるのだ」
という決意です。
その決意なくして、
「アファメーションをすれば考えが変わるんだ」
と思って、アファメーションに触れていても(アファメーションに関していろいろ質問したりしても)
それで考えが変わるわけではないです。
「アファメーションを使って、私は考えを変えるのだ!」
という意志を持ってアファメーションを「使用」しないかぎり、考えは変わらない。
「私は変わる」
この決意があってこそ、アファメーションは効果があります。
「決意があるのならば、アファメーションをすれば変わりますよ」
というのであって、
「アファメーションが、決意自体を生み出してくれますよ」
ということはないです。
「成績上げる!という決意があってテキストを使えば成績は上がりますよ」
↑これは正解。でも、
「テキストが、成績上げる!という決意を生み出してくれますよ」
↑こういうことはない。
違い、わかります?私の語彙力で伝わるのかちょっと心配ですけど(;´・ω・)
質問者さまは、
「テキストが、成績上げる!という決意を生み出してくれる」
という考えを持っていらっしゃるように見えるんです。
これはちょっと、テキストに依存しすぎですね。
テキストにそこまでの力はないです。
そして、それは質問者さまも心の底の底…潜在意識下ではわかってると思います。
「テキストを持っているだけでは、成績は上がらない…」
それに気づいているからこそ、
「成績が上がらないのでは…」
という不安が出てきて、消えない。
アファメーションに言いなおしてみると、
「アファメーションが、変わるという決意を生み出してくれる」
という考えを持っていらっしゃるように見えて、
それだとちょっとアファメーションに依存しすぎで、
質問者さまも潜在意識下ではそれに気づいている。
なので「変われないのでは」と不安を感じる。
アファメーションについて質問したり、音楽を聴いたり…ということをすると、
「変わるためのこと(質問)をしたぞ!」
「新しいこと(音楽を聴く)をしはじめたぞ!」
という高揚感や安心感が一時的に湧くので、不安を意識しづらいのですが、
続けていくうちに高揚感のほうは消えていき、心の底にあった不安が顔を出してくる。
でも、その不安が湧いてくる理由が、
アファメーション(や音楽)に決意をさせてもらおうとしているからだ、
というところまではわからず、顕在意識上で認識できるのは、
「続けていくうちに不安になる」
ということだけ。
その不安を質問者さまは、
「しばらくすると『続けないといけないのではないかという不安』が出てくる」
というふうに顕在意識上で解釈しているのですが、実際には、
「もともと潜在意識下にあった『変われないのではないかという不安』が、
続けていくうちにごまかしがきかなくなってきて明るみに出てきている」
という状態だと思います。
アファメーションへの理解を深めても、おそらくその不安は消えない
アファメーションに関して熱心に質問してくださるのですが、これは、
「アファメーションへの理解が深まれば自分は変わるはずだ」
という動機のもとやっている行動だと思います。
これを成績にたとえると、
「テキストへの理解が深まれば成績は上がるはずだ」
と考え、
「テキストの厚さは何センチくらいがいいですか?」
「テキストを使う時間は何分くらいがいいですか?」
「テキストは、テキストは…」
と、テキストに関して熱心に質問してきている、という感じです。
しかし、テキストについての理解をどれだけ深めても、
「それを使って私は成績を上げる」
と決心しテキストを「使用」しない限り成績は上がらないのと同じく、
アファメーションに関して質問をし理解を深めても、
「それで私は思考を変えるのだ」
という決意のもとアファメーションを「使用」しないと考えは変わらないです。
むしろアファメーションに関して質問をすればするほどに、表面的に、
「私は熱心に変わろうとしている」
という錯覚に陥っていき、
「本当は変わる決意が足りていない」
という不安の正体から遠ざかっていきますので、
「本当は変わる決意が足りていない」
↑この根本に目を向けて、
「私は変わると決意するのか、しないのか?」
ということと向き合ってみてください。
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