本当に、やりたくないことはやらなくていいの?
今回は「やりたくないことはやらなくていいのか?」についてです。
潜在意識の話の中ではよく、
「やりたくないことはやらなくていい、やりたいことだけやればうまくいく」
と言われますよね。
でもこれを聞くと、
「いやいやいや、やりたくないことだからってやらずにいていいわけ?
そんなの、うまくいくどころかダメになっていきそうなんだけど…」
と、誰しもが思うのではないでしょうか。
なので、今回はここについて詳しくお話していきます。
やりたくないことは「快楽か歓喜か」を基準にしてみる
何かに対してやりたくないと感じたとき、やらないでいたほうがうまくいく場合と、やらないでいるとうまくいかなくなってしまう場合があります。
「じゃあ目の前のやりたくないことが、やらないでいるとうまくいくことなのか、
それともうまくいかなくなってしまうことなのかって、どうやって判断すればいいの?」
というと、
「これをやらないでいると、快楽を得られるだろうか?それとも歓喜が得られるだろうか?」
というふうに考えてみてください。
快楽を得られると思った場合は、やりたくないことをやらないでいるとうまくいかなくなってしまいます。
けれど歓喜を得られると思った場合は、やりたくないことはそのままやらないでください。やらないほうがうまくいきます。
ちょっとこれだけじゃわかりにくいので、もう少し詳しく説明してきますね。
人が潜在意識の底の底から望むのは、歓喜
私はダンスレッスンに通っているのですが、そのダンスの先生が以前に「快楽か歓喜か」というお話をみんなに向けてしたことがありました。
「ダンスに限らないけど、物事は快楽を求める人ではなくて歓喜を求める人のほうがうまくいくよね。
練習はやりたくないことだから、家でテレビを見ているほうが楽だからと目先の楽…快楽を求めてやらないのもアリ。
ただ、快楽を得た代わりに歓喜を失うことになる。
『できないことを練習してできるようになったぞ、嬉しい!自信がついた!』
という歓喜、向上心を持って取り組んでいる人たちと分かり合う歓喜などは手に入らない。
人はつい快楽に手を出してしまうけれど、本当は誰だって快楽ではなく歓喜を手にしたいはずだし、ちゃんと歓喜にフォーカスしている人はうまくいく」
という内容でした。
これを聞いたときに、ほんとにそうだな~と思った覚えがあります。
目の前のことを避けて楽をしたいというふうに快楽を求める気持ちは、誰しも大なり小なり持っているとは思います。
けれど、
「私の本当の本当にやりたいことは、目先の快楽を追い求め続けることです!
目先のことしか考えなかった結果自分が何を失うことになっても、目の前の快楽だけを追って生きていく!
心の底からそんな自分でありたいと望んでいるんです!」
…な~んて方はそうそういないと思うんですね。
それよりも、そうして楽を追い求める心を克服したい、もっと強くありたい、成長したい、誇れる自分でいたい…というふうに、歓喜にあふれた人生を望む方のほうがずっと多いと思います。
快楽を求めるよりももっと強く、歓喜を求めて生きているということですよね。
ならば、
「いま、私はこれをやりたくないと思っている。
ではこれをやらないことで、私が得るのは快楽だろうか?それとも歓喜のほうなのだろうか?」
と自分に問いかけてみると、そのやりたくないことをやったほうがいいのか、やらないほうがいいのかがわかりますよね。
快楽にフォーカスすると、潜在意識に罪悪感が募る
「やりたくないことだと感じる理由が、快楽を得たいからだ」
というのがどういうときかというと、なにかを「面倒くさいな」と思ったときなんかがそうですよね。
「洗濯するの面倒でやりたくないな~、やらなければダラダラできるしな~」
とか、そういうことです。
こういうのって、後回しにしてやらなかったその一瞬だけは確かに楽になりますよね。
ただしそれと引き換えに、罪悪感や後悔を手にすることになった…という方は多いのではないでしょうか。
本当の本当は、
「それをちゃんとできるような人間でありたい」
と望んでいるのに、その本当の望みに背いて一時の快楽を選んでしまったがために、
「私は目の前のことから逃げてしまった、本当に望んでいることができなかった」
という思いが生まれてしまう。
こういう罪悪感は、感じれば感じるほどに潜在意識下に募っていき、自信が失われていきます。
そうすると潜在意識は、
「この人は罪悪感が好きなのか。それなら、もっと罪悪感を感じていられるようにしてあげなきゃ。
ちゃんと自信がないままでいさせてあげよう!」
というふうに働きはじめるので、物事がうまくいかなくなります。
ちょっと面倒だし…という理由でやりたくないなというときには、
「だけど、私が本当にほしいものは歓喜のはずだ」
と意識して、思い切ってやってみてください。
やる前は面倒で嫌だな~と感じますが、けれどやった後には、
「私はちゃんとやろうと思ったことをやったぞ」
という歓喜を得られます。
この歓喜も、感じれば感じるほど潜在意識下に募っていきます。
すると潜在意識は、
「この人は歓喜が好きなのね。じゃあもっと歓喜を感じられるようにしてあげよう」
という方向に向かいますので、物事がうまくいくようになりますよ。
歓喜にフォーカスすると、潜在意識に自信が募る
「やりたくないことだと感じる理由が、歓喜を得たいからだ」
というのがどういうときかというと…。
たとえば、
「私は休日は一人で静かに好きなことをしたい」
と思っているとします。
これは自分の望むようにその日を生きたい、自分らしく過ごす歓喜を得たい、ということですね。
しかし小さなころから親に、
「友達が誘ってくれたんだから外に遊びに行きなさい!一人でいたいなんて、なんという暗い子なの!!」
というふうに言われて育ってきたために、
「人から誘われたら、嫌でも断らずに行くべきである」
という固定観念が潜在意識下にあるとします。
すると人から誘われたときに、
「行きたくないけど…行かなきゃ…行くべきだもの…。でもでも、本当の本当は行きたくないよ…」
と感じますよね。
このように、
「やるべきだとは思うが、でもそれをやると私は私らしくいられなくなってしまう。
自分自身として生きる歓喜を得られなくなるから、やりたくない」
という場合には、思い切ってやらないほうを選んだほうがうまくいきます。
最初は勇気がいるかもしれませんが、思い切ってやらないほうを選択すると、
「自分らしくいるとは、こんなに嬉しいものなのか!」
という歓喜を得られます。
そうしてやりたくないことはやらないようにしているうちに、
潜在意識下にあった「こうするべきである」という固定観念は消えていきます。
そして今度は新たに、
「私は固定観念どおりにしなくていい、自分らしく生きていいんだ」
という自信や歓喜のほうが潜在意識下に募っていきますから、
「では、より自信にあふれ、歓喜に満ちていられるようにしてあげよう」
というふうに潜在意識は働きはじめ、うまくいくようになりますよ。
「やりたくないこと=自分自身でいられないこと」と考えてみて
「やりたくないことはやらなくていい」
というのは決して、一時の快楽だけを追い求めていればそれでいいのですよという意味ではなく、
「人から『ああするべきである、こうするべきである』と言われたことを、無理してやることはないんですよ」
「自分が自分であるために必要のないことは、やらなくていいんですよ」
というような意味だととらえてみてください(*´ω`*)
あなたが今やりたくないことは何ですか?
それをやらないことで手に入るのは、一時の快楽ですか?
それとも、自分が望む自分でいられるという歓喜ですか?
潜在意識の話だと、
「やりたくないことはやらないほうがうまくいく」
というののほかに、
「何もしなくてもうまくいく」
というふうに言われることもありますよね。
これも、
「おいおい、何もしなくてうまくいくなんてことあるの…?」
と感じる方が多いかと思いますので、以下の記事も参考にしていただければ幸いです↓
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