観念を書き換えられたかどうかは、どう判断すればいいの?

 

私の観念、ちゃんと書き換えられてるの?

 

今回は「観念の書き換え」についてのお話です。

引き寄せの法則は、観念が現実になる法則ですよね。

そのためよく、

「現実を変えたいなら、まず自分の観念を書き換えましょう」

と言われます。

こう言われると中には、

「自分の観念がうまく書き換えられているかどうかは、どうやって判断するの?」

と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんので、ここについて詳しくお話していきます。

 

 

観念の書き換えが起これば、感情が変わる

 

観念が書き換えられているかどうかは、

「感情が変わっているかどうか」

でおおよそ判断できます。

 

 

人は何らかの観念を持ち、そしてその観念をもとにして感情を感じるようにできています。

たとえば、

「挨拶を無視されてついムカッときた」

という場合ならばまず、

「挨拶を返さないのは失礼なことである」

といった観念があり、その観念をもとにして「ムカッ」という感情を感じています。

挨拶以外のどのような場合でも、

「①まず観念があり②その観念に基づいた感情を抱く」

の順番です。

 

 

ちょっと極端な例ですが、仮にこのムカッときた人が自分の観念を、

「挨拶を無視されるのは素晴らしいことであーる!」

に書き換えたとします。

そのような観念を持っているのであれば、無視されたときにムカッとは感じようがありませんね。

新しい観念にそって、感情も「ついウキウキする」などに変わるはずです。

 

 

観念を書き換えれば、それに合わせて感情も変わる。

ということはつまり、

「感情が変わっていないということは、観念が書き換わっていない」

とも言えます。

 

 

「この出来事は、観念の書き換えが起きている証拠ですか?」

 

よく、

「現実でこれこれこのようなことが起きました。

これは観念の書き換えができている証拠(またはできていない証拠)ですか?」

というご質問をいただくのですが、

「現実でどのような出来事が起こったのか」

という点よりも、

「その出来事が起こったときの自分の感情は、以前と変わっているのか、いないのか」

という点に注目してみてください。

 

 

「前ならば、こういう出来事が起これば『悔しい!』と感じただろう。

でも、今はあんまりそういうふうに感じないな…」

とか、

「同じことが起こったとき、前ならあんなに『怖い』と感じていたのに、

今はなんだか気持ちが安定していてそんなに怖くないぞ」

などの感情の変化があるならば、観念の書き換えが進んでいるということです。

反対に、抱く感情に全く変化がないのであれば、まだあまり観念の書き換えは進んでいない、ということです。

 

 

つい、観念の書き換えができているかどうかを「現実で起きた出来事」を頼りに判断したくなるかとは思います。

が、それよりも「自分の感情」を頼りに判断したほうがわかりやすいですよ(*´ω`*)

 

 

観念の書き換えの過程で、負の感情が出ることも

 

ちなみに、観念の書き換えが進んできたときに必ずしも、

「怖さや悔しさが減って、前向きな感情を感じるようになった」

というふうに変化するとは限りません。

「前ならばここで怒りなんて感じなかったはずなのに、今はすごく腹が立つ」

といった変化が起きることもあります。

 

 

例えば、

「前ならば理不尽な扱いを受けても、『どうせ私なんかは何をされても仕方がない』と諦めきっていて、怒る気力さえなかった」

という状態だったとして、ここから観念の書き換えが進んでいくと、

「なんでこんなことをされて、甘んじていなきゃいけないんだー!」

と怒りを感じるようになったりします。

これは自尊心が回復してきたからこその、真っ当な怒りです。

 

 

怒りはよく「負の感情」などと言われますので、

「負の感情を抱くようになるだなんて、私は観念の書き換えに失敗しているのでは…」

と思うかもしれませんが、むしろ書き換えがうまくいっている証拠な場合もあります。

「本当は怒りたかったところでちゃんと怒れるようになった」

「本当は悲しみたかったところでちゃんと泣けるようになった」

などは良い変化ですから、

「負の感情を抱く=観念の書き換えができていない」

というふうに、イコールでつなげないようにもなさってくださいね(*´ω`*)

 

 

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人は、持っている観念に基づいた感情を抱くようにできています。

観念の書き換えができているかどうかを判断するときには、起きた出来事そのものではなく、

「起きた出来事に対して自分が抱く感情は、以前と変わっているのかいないのか」

に注目してみてください。

 

 

途中でお話に出てきた「怒り」について、より詳しく書いた記事はこちらです↓

怒りは、潜在意識が目覚めだしている証拠?

 

 

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管理人:岡野 真

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