潜在意識が水面下で動いているというのは、実は単純な話。

水面下

 

潜在意識が水面下で動いているのは当たり前のこと

 

今回は「潜在意識は水面下で動いている」ということに関してのお話です。

よくこういうふうに言いますよね、

「自覚はなくても、潜在意識はいままさに水面下で動いていて願いを叶えようとしています!」

みたいに。

ただこれを聞いても、

「ほんとかよ…どういうことじゃ…」

と思う方が非常に多そうなので、今日はこれに関してのご説明です。

 

 

水面下で神経回路が動いているのは普通のこと

 

実はこの潜在意識は水面下で動いているというのは、たいして難しいお話ではありません。

たとえばあなたには、こんな経験がありませんか?

「ええと、あの人…あの人の名前なんだったっけ?…ダメだ思い出せない、もういいや…」

と諦めて、しかししばらくすると唐突に、

「ハッ、松本さん!!」

とか思い出すことが。

 

 

誰しも一度くらいは、なぜかあとから急に思い出したという経験があると思いますが、

これが「潜在意識が水面下で動いているとき」なんです。

本人は「もういいや」って思い出すのを諦めてもう考えていないつもりなんですが、

実は脳みその中では、名前がなんだったかの検索がずっと行われています。

なのであとからフッと思い出せる。

 

 

ただ、こういうのは思い出そうとしている最中に、

自分の脳内で神経回路やらなんやらが動いていることなんて自覚できないですよね。

 

 

人が「なんとなく」で物事を察知するのは普通にあること

 

あとはもうひとつ、誰かと一緒にいるときに、

「なんかこの人、緊張してる?」

とか、

「あの人とは気が合わなさそう、なんでって言われてもなんとなくだけど…」

とかいうこともありますよね。

こうして「なんとなく」と感じるときも、潜在意識が水面下で動いているときです。

 

 

この「なんとなく」はなぜ感じるか?というと、

人間の脳が相手のほんのわずかなこと…たとえば、まばたきの数が平均より多いとか、

唇の端が引きつっているとか、腕の動かし方がぎこちないとかそういうことを読み取り、

「よって、相手はいま緊張している」

「よって、この人とは気が合わない」

というふうに判断しているためです。

しかしこれも、自分が脳内でそんなわずかな情報を精査していることなんて自覚はできないです。

 

 

むしろ水面下で動いているもののほうが圧倒的に多い

 

他にもあげだすときりがないのですが、物事を記憶しようとしているときに、

「私の海馬がいま!動いているゥ!」

とか感じる人はいないし、幸せな気持ちになるときに、

「脳から!セロトニンが分泌されているのがわかるッ!」

という人もいないだろうし…、

こんなの、ハッキリ言って自覚できないもののほうが圧倒的に多いですよね(;^ω^)

 

 

ここまで聞くと、

「ふむ。確かに脳が動いていても、そんなのほとんどは自覚できないよなぁ」

と思っていただけたのではないでしょうか?

引き寄せでは、そういった「自覚はできないが脳は動いている」というものをぜ~~んぶひっくるめて、

「潜在意識が水面下で動いている」

とおおざっぱに表現しているだけです。

 

 

なんか、

「あなたの潜在意識は…常に水面下で動いているのです…。

信じなさい…潜在意識の力を信じるのです…」

とか言われるとめっちゃ神秘的なすごいこと言われたような気がしますが、

「人間って、脳が動いてても普通は自覚できないよね?

信じるもなにも普通そうでしょ」

と言われると、「そりゃそうだ」と納得できるのではないでしょうか?

実は潜在意識(自覚できない脳の部分)が水面下で動いているってのは、

人間が24時間365日ずっと普通にやっていること、特別なことでもなんでもないんです。

 

 

潜在意識の働き方は、願いを叶えるときもいつもと同じ

 

では、たとえばあなたが「お金持ちになろう」と思ったとします。

すると潜在意識は、そこからひっそりと動き始めます。

 

 

「あの人の名前はなんだったかな?記憶の中を探してみよう」

と動くのと同じように、

「お金持ちになるために必要な情報はあったかな?」

と水面下で動きはじめる。

ハッと「あ、松本さんだった!」と思い出すのと同じように、

ハッと「あ、こうすればいいかも!」とか思いついたりします。

 

 

さまざまな細かい情報を精査して、

「よってこの人とは気が合わなさそうだな」

と判断するのと同じように、さまざまな情報を精査して、

「よってこの人と付き合っていてもお金持ちになれそうにないな」

「この人とはもっと仲良くしたほうがいいな」

とか判断している。

(そのため引き寄せの法則を実践すると、いままで付き合いがある人と縁が切れたとか、反対に特に親しくなかった人と仲良くなったという現象が起きます)

こうして潜在意識が常に水面下で動いているので、あなたは気づかないうちにお金持ちに近づくというわけです。

 

 

水面下で動いているからこそ「潜在」意識と呼ばれる

 

ときどき、潜在意識で何が起こっているのかわからないのが不安なためか、

「潜在意識が願いを叶えるために動いているかどうかを、確認する方法ってないですか?」

と質問されることもあります。

水面下でひっそり動いていてもわからないから、

自分ではっきり動いていることを確かめられれば安心できる…と思うお気持ちもわかるのですが、

「潜在意識が水面下で動いているのを自覚する方法ってないですか?」

って、たとえば、

「記憶しているときに自分の海馬が動いているのを自覚する方法ってないですか?」

「ご飯を食べているときに味覚神経が動いているのを自覚する方法ってないですか?」

みたいなものですから…さすがにそれは自分では確認しようがないですね(;´・ω・)

 

 

潜在意識って、自覚できないからこそ、動くのが水面下でしかないからこそ、

潜在的だからこそ「潜在意識」と名がついています。

自覚ができたら潜在意識ではなくなってしまうよ~。

 

 

本を買うとき、水面下で動いているものを確認する必要はない

 

ただ、あなたは自分の脳や神経が動いているのを自覚したことなんて一度もなくても、

「動いているんだ」

ということはわかっていますよね。

本を買いたいなら、脳が「本を買う」を実現するために必要な部分を動かすことを知っているはずだし、

「潜在意識が水面下で動いているのを確認できないから、本を買えるかどうか安心できない」

とは思わないはず。

「確認はできないけど、動いているものは動いているでしょ」

と感じますよね、要領としてはそれと同じです。

 

 

願いを叶えたいというとき、脳は必ず願いの実現に必要なことを水面下でしていますが、

それに対して「確認できないと安心できない」と思う必要はありません。

「確かに確認はできないけど、動いているものは動いている。本を買うのと原理は同じ」

と思うようになさってみてください。

潜在意識が水面下で動いているって、そんなに大仰な話じゃありませんよ。

ごくごく普通~のことですから、そんなの当たり前だ~と思っているほうが願いは叶いやすいと思います(*´ω`*)

 

 

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カテゴリ:引き寄せの法則 

管理人:岡野 真

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