潜在意識は、意図するだけで願いを叶えてくれるのか?

花

 

意図するだけ?他にはなにもいらないの?

 

今回は「意図するだけ」についてのお話です。

潜在意識についてのお話の中で、

「願いは『叶う』と意図するだけで叶う」

と言われることがあります。

さて、では本当に潜在意識は意図するだけで願いを叶えてくれるのか?についてお話していきます。

 

 

こういう意味にとらえるなら「意図するだけ」は嘘

 

うーん、これなんですが…個人的には、

「意図するだけでいいというのは、本当とも言えるし嘘だとも言える。物は言いよう」

みたいな感じがします。

 

 

まず、「意図するだけでいい」というのは、

「そうしようと決めれば勝手にそうなるんだから、それ以上何もしなくていい」

ということですよね。

しかし、こう言われたときって絶対みなさんこう思うと思うんです。

「そうなるって意図するだけでなぜにそうなる!?」

「いやいやいや、そうなるためには過程や行動が必要なはずでしょ?

それをしないでどうやってなるんだ?」

と。

 

 

おっしゃるとおりで、何かを叶えたいならそれを叶えるための過程は必要です。

だって、「金持ちになる!」と意図するだけで目の前に札束が降ってきたりとか絶対しませんよね?(;^ω^)

金持ちになりたいならば、金持ちになるための行動や過程はそりゃあ欠かせません。

「じゃあ、意図するだけで叶うってのは嘘なんだね?」

というと、たしかに嘘と言えます。

 

 

しかし、こうとらえるなら「意図するだけ」は本当

 

だけど、これは前にも何度かお話したとおり、

そのような過程・行動というものは自分で意識してやるわけではなくて、

潜在意識が勝手に自分にやらせてくれるものです。

 

 

水を飲もうと意図したあと、

「ようし、水を飲むためにはまず…、

ここから立ち上がる必要があるからまず足を動かして…、よし立ったぞ!

そのあとえーと、キッチンに行くから…ここから歩く必要があるな!」

とか意識して水を飲みに行く人はいませんよね。

「飲もう」と意図するだけで、そのあとはスッと立ち上がって飲みに行って飲んじゃうはず。

水を飲むために必要な過程・行動は潜在意識がやらせてくれるから、いちいち頭で意識して考えなくてすみます。

「水を飲もう」という意図のあと、過程・行動は確かにあるにはあるんですけど、

わざわざその過程・行動が「ある」なんて自分で気づかずに自然とやってますよね。

自分の取っている過程に気づいていないし、気づいていなくてもできるんだから、わざわざ気づこうとする必要もない。

つまり過程や行動は必要はない、と表現することもできます。

こう表現するのであれば「意図するだけ」は本当と言えます。

 

 

…という感じで、意図するだけではいけない!と言おうと思えば言えるし、意図するだけでいいんだ!と言おうと思えば言えるんですよね。

なので最初に、

「意図するだけでいいというのは、本当とも言えるし嘘だとも言える。物は言いよう」

と書きました。

 

 

意図するだけ、という表現をする理由

 

私自身も「意図するだけでいい」という表現を使うことがありますが、

これは多くの場合、過程や行動にとらわれすぎている方に向けて使います。

 

 

中には、

「私になら願いを叶えられる、叶えよう!」

という意図があやふやなままに、

「叶えるためにはどんな過程を踏めばいい?どんな行動を取ればいいんだ?うぐぐ…」

と、すごく頑張って考える方もいます。

しかし、いくら顕在意識上でああじゃないか、こうじゃないかと考えていても、

そもそもの「叶えよう」という意図が希薄なのであれば、潜在意識は叶えようとはしてくれません。

顕在意識上で頑張るよりも先に、まずはしっかりと意図をしたほうがいいです。

そうすればあとは、必要な過程は潜在意識が勝手に取らせてくれるようになるので、わざわざどうすればいいかを顕在意識上で考える必要はなくなります。

 

 

なので、

「叶うという意図さえあれば、必要な過程や行動なんて後から勝手についてくるんだし、まず最初に大事なのは意図することだよ。

とにかく、まずは意図するということだけに集中してみよう!」

と伝えたくて、「意図するだけでいい」と言うことがあります。

 

 

意図するだけではいけない、という表現をする理由

 

しかし、ときには「意図するだけではいけない」と言うこともあります。

これは多くの場合、「意図するだけでいい」と聞いて、

「家でぼーっと寝ていればそれで願いは叶うということか」

という解釈をしてしまっている方へ向けて使います。

 

 

意図するだけでいいというのは、決して寝ていればいいという意味ではありません。

水を飲むときに「水を飲むための過程は…」とか考える必要はないけれど、

「意図するだけで、寝転がっていれば水がやってくるんだ!さぁ、寝て待つぞ!」

と思って床に寝てても、それだとさすがに…ねぇ…(;´・ω・)

これって、水を飲むと意図しているというより「水を飲むために何もしない」と意図していますよね。

何もしないと意図したら、そりゃ潜在意識は「何もしないんだな~」と何もしないですから、水は飲めないです。

そのようになっている方へ向けては、

「意図するだけでは叶わない、もうちょっと行動が必要ですよ」

と言います。

 

 

意図するだけでいいとは本当か?ということよりも…

 

…ということで私としては、

「意図するだけでいいというのは、本当なのか否か!?」

と考えるよりも、

「自分は、過程や行動にとらわれて顕在意識上で考えすぎてやしなかったか?」

または、

「自分は、意図するだけでいいという言葉を、家で寝ていればいいという意味だと思っていなかったか?」

というふうに考えてみてほしいです。

そして前者に当てはまっている場合には、

「意図するだけでいい(意図したあとはなんか勝手に潜在意識がやってくれるから、あんまり気にしなくていい)

と意識してほしいですし、後者に当てはまっている場合には、

「意図するだけでは足りない(潜在意識が勝手にやってくれると言っても、さすがに寝てるだけじゃ叶わないぞ)

と意識してほしいな、と思います。

 

 

「意図するだけでいい」は、本当でもあるし嘘でもある。

 

 

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管理人:岡野 真

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