認識の変更がうまくできない理由とは?
今回は「認識の変更ができない」という方に向けてのお話です。
潜在意識はその人の持っている、
「私は○○である、世界は□□である」
といった認識を現実に反映しています。
もしあなたが、
「願望なんてそんなに簡単に叶うものではない」
という認識を持っている場合、潜在意識はあなたにそう思えそうなものしか見せないし、そのような現実しか作らないということ。
であれば、
「願望なんてそもそも叶うようにできている」
「私は完璧」
といった認識へと変更してしまえば、潜在意識はその認識どおりのことを現実に反映させ、願望は叶いますよね。
ということで、あなたの今の認識を変えましょうぞ、というのが認識の変更です。
その認識の変更を促すために、瞑想や自己観察、自愛が良いというふうに言われます。
ここまでは聞いたことがあるかもしれません、そして、
「なるほど理屈としてはそうだ、では認識の変更をするぞ!」
と瞑想などに取り組んでも…、
「でででで、できない!!」
となる方も多いと思うので、
「認識の変更がなかなかできない方って、こういう理由でできないんじゃないかな?」
と私が思っていることについてお話していきます。
「認識の変更は難しい」という認識があってできない
認識の変更ができない理由のひとつとして、
「認識の変更はそう簡単にはできないものである」
という認識を持っているから、というのがあげられると思います。
世の中に出回ってる本やサイトの情報を見ていると、
認識の変更をした方のお話はたくさん読むことができると思うのですが、
そういうものを読んでいると、
「なんか認識の変更ってすげぇものなんだ、
きっと変更できれば素晴らしい悟りの世界みたいなところに行けるんだ!」
みたいな印象を抱く方も多いかもしれません。
実際にはそんな大仰なものでもないのですが、
「なんだかとてつもなくすごいものであるはずだ」
と認識すると、
「私はダメだから、そんなすごいことはそうそう簡単にはできないだろう」
となりますし、簡単にできないと認識した以上は簡単にできなくなります。
潜在意識がうま~~いこと、なかなか結果が出ない方向に導いてくれちゃいます。
余計なお世話なんだけど、潜在意識は認識を現実にするのが仕事なもんで、仕事しちゃう(;^ω^)
認識の変更ができないことに焦り、情報収集にいそしんでしまう
そうして簡単にできないとなったとき、
「あ、それは私に簡単にはできないという認識があるからじゃないのかな?」
と思う方はあまりいなくて、できないことに焦ってしまって、
「できないのは私の知識が足りないからではないか?」
「認識の変更がどのようなものであるのかをちゃんと理解・納得できない限り認識の変更はできない」
というふうに思う方が多いように思います。
これも認識の変更ができなくなる理由のように思います。
やりたいことについて学ぼうという姿勢自体は良いと思うのですが、
認識の変更をしたことのない方が認識の変更についてしっかり理解するというのは、
残念だけれどできないです。
たとえば、車の運転マニュアルを読んだだけで一度も運転したことのない人が、
運転をしたことのある人と話をしていても、したことない人にはよくわからないと思います。
せいぜいで「漠然とこんな感じかなと思う」くらいまでしかできないですよね。
そこで、
「ちゃんと運転したときっていうのがどういうものかわからないと運転できるようにならない!」
とどんなに詳細な話を聞いても聞いても、経験するまではわからないです。
認識の変更に限らずどのようなものでも、
「どういうものかわかれば経験できる」
のではなく、
「経験するとどういうものかわかる」
ですから、ある程度認識の変更について調べるのは良いのですが、
「ほっほー、だいたいこんな感じのことなのかな?」
くらいの知識を得たあとは、とりあえず瞑想なりなんなり、あなたが良いと思ったものをしばらく実践なさってみるといいと思います。
あまり、焦らないことが大切です。
2,3日やって認識の変更がされなかったからといって、
「やっぱりもっと調べなきゃダメなんだ」
と、また「わかれば経験できる」に戻ってしまい、知識を得ることに懸命になってしまいがちですが、こうなると、
知識を得る→やってみる→ちょっと不安になるとまた別の知識を得る→やってみる→ちょっと不安になるとまた…、
という繰り返しにハマってしまって抜け出しにくくなっちゃいます。
淡々と「これをやってみよう」と思ったことを実践しつづけてみてください。
認識の変更以前に、認識が現実化すると信じていない
そして、認識の変更ができない理由として一番多いんじゃないかな?と思うのが、
「そもそも、認識が現実化することを信じていない」
というものです。
認識の変更に取り組みながら、
「さぁ、これで現実は変わるのか?」
と現実を見張る方が多いのですが、これって、認識が現実化するという証拠がほしい、ということですよね。
つまり、いまは認識が現実化すると信じていないということですよね。
なにかしら内面が外側に反映されるという証拠が現実に出てくれば、
そのときこそはそう信じるけど…という感じではありませんか?
ただ、内面で認識が現実化することが「ない」と思っているのに、外側に「ある」証拠なんて絶対に見つからないです。
内面が外側に出るんだから、内面にないものが外側に出てくるはずはない。
先日ルビンの壺のお話をしたのですが、もう一度。
白を見ると横顔に、黒を見れば壺に見えます。
この絵を横顔だと信じている人には、壺を見ることはできません。
「壺があるという証拠が現実に現れれば、壺を見ようとしますよ」
と言われても、その人がまず「壺を見よう」と考え方を変えないかぎりは現実に壺(証拠)を見ることは不可能です。
同様に、
「引き寄せがあるという証拠が現実に現れれば、本気を出して内面を変えよう」
という感じのスタンスでいても、まず「引き寄せはあるのだ、内面を変えよう」としない限り、現実にその証拠を見ることはできません。
むしろ疑っているにも関わらず「ある」という証拠が出てくるほうが変ですし、
私としては、どれだけ探しても「ある」という証拠が出てこないことこそが、
内面が現実に反映されている証拠なんじゃないか?と思ってほしいところなのですが…。
認識の変更をしようとする前に…
そもそも認識の変更というのは、「認識が現実化する」という大前提にのっとり語られていることです。
その大前提を「ないんじゃないの?」と疑ってしまっては、これはそもそもお話が成り立たなくなっちゃうんだぜ…(´;ω;`)
このような場合はまず、
「認識の変更ができない、どうすればいいのか?」
ということの前に、
「私はそもそも、認識が現実化するという話を信じているのか?
信じていないなら、これから信じてやってみるのか?
それとも、信じずに今までと同じように生きていくのか?」
ということについて、心からじっくりと考えてみてほしいと思います。
そのうえで、
「このまま死ぬのは嫌だ、私は信じてみたい、やってみたいんだ!やってみよう!」
と思ったのであれば、そのとき改めてまた認識の変更に取り組んでみてほしいです。
「信じられないけど一応やってみて、それで証拠が出てきたら信じよう」
というスタンスでやっていたときとは、感じるものや得られるものが変わるはずですよ。
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