執着してもいいVS執着を手放せ
今回は、
「執着してもいいのか悪いのか、どっちなの?」
ということについてのお話です。
引き寄せだとよ~~く、
「願望への執着を手放しましょう、執着していると叶いません」
と言われます。
しかしその反面、
「執着していても叶います、執着してもいいのです」
と言われることもあり…、
「正反対やんけ!執着してもいいのか悪いのか、はっきりしてくれー!」
と思っている方もいるかもしれませんので、ここについてです。
執着してもいいかどうかはその人による
執着してもいいのかどうかなのですが、これはその人が願望に対し、
「どのような前提に立って執着しているのか?」
によって違ってきます。
どんどん執着してもいいのは、このようなケース
たとえば、あなたが明日発売のゲームソフトがほしいとします。
「あー、早くほしい!いますぐ買いたい!もう楽しみすぎて夜も眠れないよーー!」
と思っているとします。
これは「ソフトがほしい」という願望を抱き、それに夜も眠れぬほど強く執着しているということですが、このような場合はガンガン執着してもいいです。
なぜかというと、こうして執着しているときあなたは、
「明日自分はソフトを買えて当然だ(自分の願望は叶って当然だ)」
と思ったうえで、そのような前提に立ったうえで執着しているからです。
引き寄せは自分の持っている前提が現実化するものですから、「叶って当然」という前提があればもちろん叶います。
ソフトのことを考えれば考えるほどに(執着すればするほどに)自分の持っている、
「買えて当然、叶って当然」
という前提を強化することになります。
願望が叶って当然だという前提が強化されればされるほど、どんどん現実化しやすく、叶いやすくなります。
なのでこういう場合は執着を手放すどころか、どんどん執着してもいいです。
これは、
「願望にきちんとフォーカスできている」
ということなので、何の問題もありません。
あ、でも睡眠はちゃんと取ったほうがいいとは思うけどね(;^ω^)
執着しないほうがいいのは、このようなケース
対して、
「私はソフトを買うお金がない、無理、絶対無理だ…。
あああああ悔しいよほしいよ…夜も眠れぬほどほしい!むきーーーっ!!」
と思っているとしたら、どうでしょう?
これは、
「自分はソフトを買えないに決まっている(私の願望は叶わなくて当然だ)」
という前提に立ったうえで、ほしいと執着しています。
こちらはソフトについて考えれば考えるほど、
「私の願望は叶わないのが当然である」
という前提が強化されていくことになります。
そのような前提を強化していけば、どんどん願望が叶いにくくなっていってしまいますよね。
なのでこのような場合には、執着をしているとあんまりよくありません。
このようになってしまう方が多いために、引き寄せではさかんに「執着を手放しなさい」というふうに言われています。
願望に対して『叶う』という前提があるのか、ないのか。
それによって執着してもいいのか、執着を手放したほうがいいのかが分かれてきます。
引き寄せは基本的に、執着してもいいものである
中には「執着を手放しなさい」という言葉を聞いて、
「ようし、執着を手放すぞ!
『願望を叶えたい』と思うのをやめるんだ、そんなことは考えちゃダメだ!
これからは『願望は叶わなくてもいい』と思うことにするぞ!」
というふうに執着を捨てようとする方もいるのですが、
そういうふうに思う必要はないと私は思います。
執着しないVS執着してもいいの対立が起きる方も
人の苦しみが生まれるのは、ほしいと望むものが手に入らないとき、願いが叶わないときですよね。
では、その苦しみを解消して幸せになるためにはどのような方法があるか?というと、
大きく分けて2つの方法があります。
①ほしいと望むことをやめる
②ほしいものを手に入れる
「『願望を叶えたい』と思うのをやめるんだ、そんなことは考えちゃダメだ!
これからは『願望は叶わなくてもいい』と思うことにするぞ!」
↑これは①ほしいと望むことをやめる、をやろうとしていますね。
執着をなくそう、煩悩をなくそうということです。
確かに、煩悩をなくせば苦しみはなくなりますし、それも生き方のひとつなのですが、
引き寄せは①ほしいと望むことをやめることで幸せになりましょう、というものではなく、②ほしいものを手に入れることで幸せになりましょうというものです。
ほしいものを手に入れるには、大前提として「ほしいと望む」必要がありますよね。
「ほしいと望むことをやめよう」という①のやり方とは相反していますので、
同時にやろうとしても対立してうまくいかなくなってしまいます。
「引き寄せを実践しているので、執着を捨てようとしているのですがうまくいきません」
という方は、①と②が矛盾を起こしてにっちもさっちもいかなくなっている状態です。
そもそも引き寄せは大前提として、なにかをほしいと望むこと、煩悩を持つことを肯定している法則です。
引き寄せを実践する際に、
「ほしいと思うのをやめるぞ、叶えたいと思うのをやめなきゃ」
というふうに執着を捨てようとする必要はありません。
叶うという前提があるなら、どんどん執着してもいい
引き寄せで「執着を手放しなさい」というのは
「ほしいと思うことそのものをやめましょう」
という意味ではなくて、
「叶わないという前提に立った状態で、ほしいと思うのはやめましょう」
という意味です。
上に書いたとおり、叶うという前提のもとでほしいと執着するのであればむしろ願望は叶いやすくなりますので、叶うという前提のもと願望に執着している人に対しては、
「きちんと願望にフォーカスできていていいね」
「しっかり叶うという確信が持てていていいね」
といったふうに、むしろその執着しているさまを褒める傾向にすらあります。
「執着を手放しましょう」という言葉は、
「執着そのものを捨てろという意味ではなくて、叶わないという前提を手放しましょうという意味なのだ」
と考えるとわかりやすいと思います。
叶うという前提を持ったうえでならば、どんどん執着してもいいですよ(*´ω`*)
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詳細は以下からどうぞ↓
○願望が叶うという前提がある場合→執着してもいい
○願望は叶わないという前提がある場合→執着を手放したほうがいい
執着を手放すというのは「執着そのものを捨てる」という意味ではなく、
「叶わないという前提を手放す」という意味だととらえてみてください。
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