潜在意識は「どっちでもいい」と思えば叶えてくれるのか?

デイジー

 

執着するより「どっちでもいい」と思うべき?

 

今回は「どっちでもいい」に関してのお話です。

昨日の記事で私は、

 

「私の願いは叶うのだ」という前提のもと、

願望に執着しているのであればそれは一向に構わない。

「願いが叶わなくてもいいと思わなきゃ!」

というふうに、無理に願望への執着を捨てようとするとうまくいかない。

 

とお話しました。

けれどこれを読んで、

「え?叶わなくてもいいと思おうとするとうまくいかない?

でもよく、

『叶っても叶わなくてもどっちでもいいと思えば、潜在意識は夢を叶えてくれる』

って言うじゃん…、その話は嘘だってことなの?」

と不思議に思った方もいるかもしれませんので、ここについてです。

 

 

どっちでもいいと思うと叶う、の意味とは?

 

叶わなくてもいいや、どっちでもいいや~と思うことで願いを叶える方は確かにいらっしゃいます。

ただこのような方は正確には、

「どっちでもいいと思ったから叶った」

というわけではなく、

「前提が変わったから叶った」

んです。

 

 

潜在意識は必ず「前提」を現実化する

 

たとえば、Aさんという人がなにかしらの願望を抱き、

「どうせ私の願いは叶わない…うう、叶わないなんて私は不幸だ…。

叶ったらいいのに、どうしても叶えたいのにいいいぃ…」

と思っているとします。

これは、

 

○顕在意識で思っていること→どうしても叶えたいよー!

○顕在意識でそう思っているときの前提→私は不幸

 

ですね。

顕在意識上の思考ではなく、その思考の前提にあるものが叶うのが引き寄せですので、この場合潜在意識は、

「ふむふむ『私は不幸』がご希望か。

じゃあもっと不幸な現実を作ってあげないとなぁ。

だとしたら夢を叶える必要ないよね?

叶ったら幸せになっちゃうんだし、叶わないように阻止して不幸でいさせてあげなきゃ!」

ということになってしまいます。

この時点ではとても叶いづらい状態です。

 

 

前提が変わると「どっちでもいい」と思い始める

 

しかしAさんはあるとき、

「いまあるものに感謝しましょう、充足を見ましょう。そうすればうまくいきます」

というお話を耳にして、やってみようと思い実践しはじめました。

 

 

そうして充足を見るぞと意識しはじめると、潜在意識は、

「ほう、充足をご希望ですな。

ほんじゃ、いま満たされている点にいろいろ気づかせてあげちゃうぞ!」

ということで、どんどん今の自分の良いところや、生活の充足している部分に気づくようになっていきます。

 

 

するとAさんは思います。

「今まで気づいていなかったけど、私はこんなに満たされていたんだ、これほどの充足があったのか!

そうか、叶わない限りは不幸だと思ってたけど、叶わなくてもわりと幸せなものなんだ…」

と。

 

 

そうしたら、叶えたい叶えたい!という渇望は薄れて、

「まぁそりゃ叶えばもっと嬉しいけど、叶わない状態でもこれだけ満たされてるならいいかな…」

と、どっちでもいい感じになってきたとします。

つまり、

 

○顕在意識で思っていること→どうしても叶えたいよー!

○顕在意識でそう思っているときの前提→私は不幸

 

↑最初はこうだったものが、

 

○顕在意識上で思っていること→どっちでもいいや~

○顕在意識でそう思っているときの前提→私は幸せ

 

↑このように変化しましたね。

 

 

最初に持っていた「私は不幸」という前提が「私は幸せ」へと変化しましたので、

潜在意識がここから現実化しようとするものは「幸せな現実」です。

「はて、より幸せになれるものはなんだろう?

そうだ、『まぁそりゃ叶えばもっと嬉しいけど』って言ってたし、

どっちでもいいとはいえどっちか選べってんなら叶ったほうがいいんだよね?

ほんなら叶えてあげよう!これでもっと幸せになれるよね♪」

ということで、願望が叶います。

 

 

どっちでもいいというのは、顕在意識上の思考にすぎない

 

「願望に対してどっちでもいいなんて思ってたら叶わないんじゃないの?

どうしても叶えたいんだ!という強い意志を持ってるほうが叶いやすいんじゃないの?」

と心配する方もいらっしゃるのですが、「どっちでもいい」も「どうしても叶えたい」も顕在意識上の思考です。

大事なのは顕在意識上でそう思考しているときの前提ですので、

 

○どうしても叶えたいと思っているときの前提→私は不幸

○どっちでもいいやと思っているときの前提→私は幸せ

 

これなら後者のほうが幸せを現実化しやすい、願望が叶いやすい、となります。

 

 

「どっちでもいいと思わなきゃ!」と思っていても叶わない

 

「どっちでもいいと思うと叶う」

という言葉を聞いて、そのまま額面通りに受け取り、

「そうか、じゃあどっちでもいいと思うようにしよう!そうすれば叶うんだ!」

と考える方も多くいらっしゃいます。

ただ、こうして無理やりどっちでもいいと思おうとしても、

 

○顕在意識上で思っていること→どっちでもいい、どっちでもいい、どっちでもいい!!

○顕在意識上でそう思っているときの前提→こうしてどっちでもいいと思ってるんだから叶うよね?いつ叶うの?早く叶ってくれないと私は不幸なの!!

 

というふうに前提が「私は不幸」なままですと、

いくら顕在意識上でだけどっちでもいいと思おうとしても現実に変化はありません。

 

 

真似るべきは顕在意識上の思考「どっちでもいい」ではなく、

どっちでもいいの前提である「私は幸せ」のほうです。

うーん、大事なのはやっぱり、前提ですね。

 

 

「どっちでもいいと思えば叶う」というのは、

「充足や幸せを前提にすれば叶う」という意味です。

 

 

あ、ちなみに、途中で出てきた「充足を見る」については以下の記事を参考になさってみてください↓

★充足を見るとはどういうことなのか?★

 

 

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