望みとは真逆の現象が起きる理由とは?
今回は、「望みとは真逆のことが起きる」ということに関してです。
「潜在意識の力でうまくいってほしい!と思って引き寄せを実践したら、なぜか真逆にうまくいかなくなってしまった」
という経験がある方もいるかと思いますので、これはなぜか?についてのお話です。
引き寄せは、潜在意識下の観念が現実化する法則
人間は、潜在意識下にある観念をもとにして、顕在意識上で思考をしています。
たとえば、
○潜在意識下の観念⇒私は貧乏だ
○顕在意識上の思考⇒私はお金持ちになりたい
というふうに、まず「私は貧乏だ」という観念があって、それをもとに「お金持ちになりたい」という思考が生まれています。
人はたいがい顕在意識上では、潜在意識下にある観念とは真逆のことを思考します。
なぜ真逆のことを思考するのかというと、潜在意識下にある観念を否定したいからです。
「私は貧乏」という観念を打ち消したいがため、真逆に「私はお金持ちになりたい」と思考する。
「私には友達がいない」という観念を否定したいがため、真逆に「友達がたくさんほしい」と思考する。
「私は劣った人間だ」という観念に対抗したいがめ、真逆に「私は優れたい」と思考する…というふうに、潜在意識下の観念と、顕在意識上の思考は真逆になっていることが多いです。
そして引き寄せの法則とは、顕在意識上の思考ではなく、潜在意識下の観念が現実になるという法則ですので、
○潜在意識下の観念⇒私は貧乏だ
○顕在意識上の思考⇒私はお金持ちになりたい
という場合、現実になるのは顕在意識上の「私はお金持ちになりたい」という思考のほうではなく、潜在意識下の「私は貧乏だ」のほうです。
実際には、真逆のことは起きていない
もしあなたが、
「現実になるのは、顕在意識上の思考(お金持ちになりたい)のほうだ」
…と誤解をしてしまっていたのであれば、お金持ちになれない現実に対して、
「なんでお金持ちになりたいと思考しているのに、その思考が現実化せずに真逆のこと(貧乏)が起きるの?」
と不思議になってしまいますよね。
でも、実際には特に真逆のことは起きていません。
もし潜在意識下で「私は貧乏だ」という観念を持っているにもかかわらずお金持ちになったのであれば、それは確かに、
「潜在意識下の観念と真逆のことが起きていて変だよね」
となりますが、潜在意識下で「私は貧乏だ」という観念を持ち、そして実際に貧乏な現実があるのならば、ちゃんと観念通りの現実が作られていますので、真逆のことは起きていない、となります。
なので、
「あっ、今まで顕在意志上の思考が現実になるって意味だと思ってた!
なぁんだ、だから真逆のことが起きているかのように感じていただけで、実際には起きてなかったのか!」
という方は、これからは顕在意識上の思考に注目するのをやめ、自分の潜在意識下の観念を変えることに専念なさってください。
「私は貧乏だ」という観念を持っていると、顕在意識上でいくら「お金持ちになりたい」と思考しても貧乏な現実が作られてしまうのと同様、
「私はお金持ちだ」という観念に変えることさえできれば、仮に顕在意識上でいくら「貧乏になりたい」と思考しても、お金持ちな現実が作られますからね(*´ω`*)
潜在意識下の観念を変えるためには?
ここで、
「でも、潜在意識下の観念を変えるってどうやるの?」
と思った方もいるかと思いますが、観念を変えるための方法として代表的なのはアファメーションです。
アファメーションをしていれば観念が変わりますので、特にそれ以外は何もしなくてもOKです。
とても多くの方が、
「お金持ちになるために特に何も行動しなくていいなんて、そんなはずはない!
なにか行動せねばならないはずだ!」
となにか行動しようとしはじめますが、そのように焦って取る行動というのは大概うまくいきません。
なぜなら、
「これからお金持ちになるためにはこれをしなきゃいけないのでは…」
と思考しているとき、その思考のもとには「私はまだ貧乏だ」という観念があるためです。
観念が現実化するのですから、「私はまだ貧乏だ」という観念を持っているのであればその観念どおりに、「まだ貧乏な現実」が作られつづけ、ずっと貧乏な状態が続いてしまいます。
「貧乏だ」という観念は手放したいはずのものなのですから、わざわざ手放したいような観念をもとに思考し、行動しようとすることは避けたほうがいいですね。
行動したいときには、やりたいことと真逆のことをする
けれどもし、
「そうは言われても、私はどうしてもどうしてもなにか行動しなければいけないのではないかと思う。
どうしても、じっとしていられないんだ!」
という場合には、
「わざと、自分が良いと思ったことと真逆の行動を取る」
ということをなさってみてください。
たとえば、
「お金持ちになるために、○○をしたほうがいいんじゃないかな?」
と思考したのであれば、わざと真逆にその○○をしない。
「友達をたくさん作るためには、■■はしないほうがいいよね…」
と思考したのであれば、わざと真逆にその■■をする、というふうにです。
真逆の行動を取ることで、潜在意識に逆らったことになる
なぜわざわざ、やったほうがいいと思うのと真逆の行動を取るのか?というと…。
あなたに「私は貧乏だ」という観念があるとすると、潜在意識は、
「ほうほう、では貧乏という観念通り、しっかり貧乏な現実を作らなきゃね。
ちゃんとこの人に貧乏になれるような発想をさせてあげて、ばっちり貧乏になれるような行動を取らせてあげなきゃ!」
というふうに働きます。
なのであなたが、
「そうだ!お金持ちになるためには○○をすればいいいんじゃない!?」
と発想したとしても、その発想は実は、潜在意識によってさせられた「貧乏になるための発想」であることがほとんどです。
顕在意識上では「お金持ちになるための案を思いついた!」というふうに感じますが、
実際には真逆に「貧乏になるための案」を思いついているんですね。
それに気づかず、その貧乏になるための案を行動に移してしまっては…貧乏になってしまいますよね。
なので、あえてその案とは真逆の行動を取るんです。
貧乏になるための行動とは真逆のことをしたということはつまり、お金持ちになるための行動をしたということですから、お金持ちに近づけます。
このように真逆の行動を取る際、激しい抵抗を伴う
このように潜在意識に真っ向から刃向かうような行動をする際には、激しい抵抗を感じることがほとんどです。
潜在意識のほうは、
「貧乏だって観念を叶えてあげるため、○○したほうがいいって案を出してあげてんのに、なんで真逆にお金持ちになるようなことしようとしてんの!
そんな行動しちゃ貧乏じゃなくなっちゃうよ、ストップストーーーップ!!!」
とストップをかけようとしてきますので、こうして潜在意識からストップをかけられた際には、顕在意識上でその行動に対して「やりたくない」と強い抵抗感を覚えます。
大概は「やりたくないからやらない」と、お金持ちになるための行動をストップしてしまうためお金持ちになれないのですが、
「やりたくないって感じるってことは、やったほうがいいってことだ!」
ということで、あえて真逆にやってしまうのもひとつの方法です。
うーん、個人的には、
「激しい抵抗に負けずにわざと真逆の行動を取るというのは大変だから、
アファメーションをして、それ以外の行動は特になにもしない、というののほうが楽では?」
とは思いますが、
「どうしてもなにか行動せずにはいられない」
という場合には、自分が良いと思ったものとは真逆の行動を取る、というのをなさってみてください。
やる前までは強い抵抗を伴いますが、やってみるとうまくいくと思いますよ(*´ω`*)
引き寄せは、顕在意識上の思考ではなく潜在意識下の観念が現実化する法則。
顕在意識上の思考が現実化するのだと思っている場合には、
「なぜ真逆のことが起きるの?」
と不思議に思いがちですが、実際には潜在意識下の観念どおりのことが現実化していますので、真逆のことは起きていません。
今回の記事を読んで、
「潜在意識に真っ向から刃向かって真逆の行動を取るとか大変そうだし嫌だ…。
でもでも、行動しないのも不安だ…。
だって、本当の本当に行動しなくていいわけ?どうにも信じらんない…」
と思った方は、以下の記事も参考になさってみてください↓
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初めて見る方はもちろんのこと、以前に一度見たことがあるという方も、一新された内容がお役に立つのではないかと思います。
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