「引き寄せたいけどポジティブになれない」というときは?

花

 

ポジティブでいましょう≠ネガティブになってはいけない

 

今回は「ポジティブでいましょう≠ネガティブになってはいけない」についてです。

こちらも以前に引き寄せで大切なことは「分ける」ことという記事で触れたことなのですが、やはり、

「え?ポジティブでいましょうって、ネガティブになっちゃいけない、悲しいとか辛いとか思って落ち込んじゃいけないってことじゃないの?」

と思った方もいるかもしれませんので、詳しくお話していきます。

 

 

ネガティブな感情は悪ではない

 

引き寄せでは確かによく「ポジティブでいましょう」と言われますよね。

こう聞くとつい、

「つまり、嬉しい・楽しい・幸せなどのポジティブな感情だけを感じるようにして、悲しい・悔しい・怖いなどのネガティブな感情は感じないようにしなきゃいけないんだな」

と思うのも無理はないかもしれません。

ただ、私は「ポジティブ」というのは、

「悲しい・悔しい・怖いなどのネガティブな感情を感じない状態」

ということではなく、

「ネガティブな感情を活用できる状態」

のことだと思います。

 

 

多くの方が「ポジティブ感情は善で、ネガティブ感情は悪」という捉え方をしていますが、感情に善悪はありません。

たとえば悲しいという感情、それを感じるからこそ「もう同じことは繰り返すまい」と思えます。

悔しいと感じるからこそ「もっとこうなろう」と思えます。

怖いと感じるからこそ「ではそうならないためにはどうすればいいだろう?」と思えます。

このようにネガティブな感情には、

「これ以上悪くなることを避け、より良い状態に導く」

という大事な役割があり、決して悪いものではありません。

 

 

ネガティブ感情は、認めるとポジティブ感情に転化する

 

ここまでを読んで、

「まぁ、世の中には確かにそうやって、悔しいという感情をバネにして『もっとこうなろう!』と思えるような前向きな人もいるよね。

そういう人はそれでいいかもしれないけど、私はそうじゃない。

そんなふうにうまいこと、ネガティブな感情を活用していくなんてできない」

と思った方もいるかもしれませんが、うまくネガティブな感情を活用できないのは、

「ネガティブな感情をちゃんと感じていないから」

です。

 

 

ネガティブな感情には、

「しっかり感じると消える、感じていないうちは続く」

という性質があります。

悔しいと感じたとき、しっかりと「私は悔しい!」と自分の感情を認めて感じきると、その悔しさは弱まって消えていき、

「ここで終わってたまるか、もっと成長するぞ」

といったポジティブな感情へと転化されます。

 

 

しかし人はつい、別に悔しくなんかないもんと「抑え込むこと」に意識を向けたり、

こうなったのはあいつのせいだと「他責すること」に意識を向けたり、

悔しいと感じる私はダメな人間だと「自責すること」に意識を向けたりしがちです。

そうして悔しさよりも別のことに意識を向けている間、悔しさはずっとくすぶり続け、消えることはありません。

消えないので、引き続きつい別のこと(抑え込むこと等)に意識を向けます。

別のことに意識を向けるので、引き続き悔しさは消えません。

 

↑この図のような悪循環を起こしている方がたくさんいるなと感じます。

私は悔しさや悲しみなどのネガティブな感情よりも、このような悪循環を続けている状態のほうがよほどネガティブだと思います。

引き寄せの「ポジティブでいましょう」とは、単に嬉しい楽しいなどのポジティブな感情を感じていましょうということではなく、

「しっかりとネガティブな感情を感じ、昇華させ、ポジティブな感情へと転化させられる状態になりましょう(ネガティブな感情も活用できる状態になりましょう)」

という意味だと思います。

 

 

誰だろうと、ネガティブな感情は活用できる

 

「ネガティブな感情をバネにできるような人は、もともとそういう人。私はそうじゃない」

と思いがちですが、どのような人間であろうと、

「ネガティブな感情はしっかり感じると消える、感じていないうちは続く」

という点は同じです。

「もともとそういう人か否か」ではなく「ネガティブな感情をちゃんと感じているか否か」の違いです。

しっかり感じるようにすれば、誰でもネガティブな感情をバネとして活用することはできるようになります。

 

 

おそらく引き寄せに取り組んでいて「ポジティブになれない」と悩んでいる方は、

「ポジティブな感情は善、ネガティブな感情は悪だ」

「ポジティブな感情だけを感じようと努力しているのに、ネガティブな感情を感じてしまう」

というふうに悩んでいると思います。

しかし、先にも書きましたがネガティブな感情には、

「これ以上悪くなることを避け、より良い状態に導く」

という大事な役割があります。

悪だから感じてはいけないなどということは決してなく、むしろしっかりと感じるようにしてください。

そうすれば、悪循環を繰り返していたときよりずっとうまくいくようになります。

 

 

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ネガティブな感情は悪ではない。

より良い状態へと導いてくれているので、うまく活用する。

 

 

関連記事です↓

☆引き寄せで大切なことは「分ける」こと☆

 

 

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管理人:岡野 真

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