「善悪」ではなく「陰陽」
今回は「陰陽」についてです。
以前に、
という記事を書きました。
「善悪よりも自分の意図を大切にしよう」
という内容なのですが、なるほどと思った方もいれば、あまり腑に落ちなかったという方もいるかと思います。
そこで今回は、
「善悪よりも陰陽を大切にしよう」
という内容でお話していきます(*´ω`*)
陽は善ではなく、陰は悪ではない
引き寄せでは陰陽が大事…といっても、別に陰陽論について完璧に理解する必要はありません。
意識してほしい大事な部分はここだけです↓
陽は善ではなく、陰は悪ではない。
陽は陰が、陰は陽があってはじめて一つの要素となりえる。
(Wikipediaより引用)
陰と陽、何がどちらの性質を持っているかという性質表を見てみると…。
「太陽」は陽で「月」は陰の性質。
「男」は陽で「女」は陰の性質。
などなどいろいろあります。
しかし、
「太陽が陽で月は陰、男は陽で女は陰」
ということと、
「太陽が善で月は悪、男が善で女が悪」
というのは全く別のことですよね。
どちらが良い悪い、優れている劣っているという問題ではなく、どちらも大切なもの。
互いに影響を与え合い、補い合っているものです。
片方を悪として排除しようとすれば、もう片方もその影響を受け悪い状態へと陥っていきます。
ここまでは「もちろんそれはわかる!」という方がほとんどだと思います。
ポジティブは善、ネガティブは悪?
しかし引き寄せに取り組んでいる方は…いや、引き寄せに取り組んでいない方でも、
「ポジティブは陽、ネガティブは陰」
とは考えず、
「ポジティブは善、ネガティブは悪」
というふうに考え、ネガティブを排除しようとしはじめる方が多いです。
「え、月や女が悪じゃないのはわかるけど、ネガティブは悪でしょ!
ネガティブなんかあるせいで苦しいんだし…なくなったほうがいいに決まってる!」
と思うかもしれませんが、本当にそうでしょうか?
詳しくは「善悪」にとらわれないほうが、引き寄せはうまくいくを読んでいただければと思いますが、
たとえば「嫉妬」という感情を悪として排除すると、ひいては「もっと成長したい」というポジティブさも失うことになります。
逆に「幸せ」という感情を善としてそればかりを過剰に感じていると、ひいては「慢心」などのネガティブなものにつながってゆきます。
ポジティブとネガティブは独立したものではなく、互いに影響を及ぼしあっているもの。
月や女と同じくネガティブに対しても、
「陰ではあるが悪ではない」
と考えたほうが、人生がうまくいきやすいと思います。
善悪に分けるより陰陽のバランスを取る
人は、生まれてからいろいろな場面で善悪を学んでゆきます。
生きていくうえで善悪が役に立つ場面もありますが、引き寄せに取り組むうえでは障害になることのほうが多いように感じています。
自分の感情に対し、
「こんなことを感じるのは悪いことだ」
という判断を下してしまい、そこから、
「じゃあ、悪い感情を抱いている私ってダメな人間なんだ…」
「いや、私がこう感じるのはあの人のせいだ!私は悪くない!」
・・・というふうに自責や他責につながってしまい、ますます苦しんでいる方をよく見かけます。
そのように善か悪かに分けるのではなく「陽か陰か」で考えてみてはいかがでしょうか?
少なくとも、善悪で判断するほどの苦しさは感じなくなると思います。
そしてできることならば、
「陰と陽がどのように影響を及ぼしあっているのか?」
「陰はどのように陽へと転じそうか?」
「陽の中に含まれている陰って何だろう?」
などについても考えてみてください。
その考えが素晴らしいかどうかを誰かに採点してもらうわけではありませんので、
「こう考えるのは正しいことなのだろうか?」
「もっとすごい考えをしている人がいるかも…」
などと思わず、自分なりに自由に考えてみてほしいです。
そうして自分なりに考えていくうちに、陰陽のバランスを取ることが上手になってきて、物事がうまくいくようになるのではないかと思います。
陰陽互根…陽があれば陰があり、陰があれば陽があるように、互いが存在することで己が成り立つとする考え方。
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