こんなに嫌な出来事が…最善?
今回は「最善」についてのお話です。
引き寄せや潜在意識のお話では、何か嫌なことが起きた方へ向けて、
「大丈夫、それも最善です。すべての出来事は最善です」
などと言われることがあります。
しかし、
「いままさに目の前で嫌なことが起きているというのに、これを最善だなんて思えない…本当にそうなの?」
という気持ちになる方も多いのではないでしょうか?
そう思っている方は、ぜひこの記事を読んでみてください。
目の前の出来事は、最善ではなく嫌なこと
「最善」という言葉の意味は、
「いま目の前で起こっている出来事は最善だ」
ではなく、
「いま目の前で起こっている嫌な出来事は、最善へと変えられる」
というふうに解釈したほうが良いかなと思います。
たとえばあなたが職場でパワハラを受けていて、目の前で相手に嫌なことを言われてしまったとします。
これに対して、
「うぅ…でも、こうして嫌なことを言われるのも最善なんだよね?良いことなんだよね?
だったら落ち込まずに喜ばないと…。うんうん、これは最善だ!」
と、無理なポジティブ思考をしようとする必要はありません。
パワハラ自体は悪いこと、嫌な事なのだと認識してください。
そうして目の前のことをちゃんと「悪い、嫌だ」と認識したうえで、
「しかし私にはこの嫌なことを改善し、最善の状態へと変える力がある」
と信じます。
そう信じることによってあなたの潜在意識は、
「ほう、この出来事は嫌だからもっと良いものに変えたいのね?だったらそうしてあげましょう」
ということで、目の前の嫌なことが改善され、最善の状態へと変化していきます。
「この出来事は最善なのだ!」
というふうに、目の前の出来事そのものを良しとしてしまうと、潜在意識はどうなるでしょうか?
「そうか~、この出来事はすごく良いことなんだね。じゃあ何も改善する必要はないね!( ´∀`)b」
となってしまい、そのままの状態が続いてしまいます。
「何が起きても最善なんだと思うようにしているのに、全然良い引き寄せが起きない」
という方は、おそらく目の前の嫌な出来事を最善と思おうとしているのだと思います。
それではただ嫌な出来事に甘んじるだけになってしまうので、嫌なことは嫌だと思ってください。
引き寄せではさかんに「ポジティブでいましょう」と言われるせいか、
「目の前の出来事を嫌だと思ってはいけない、怒ったり悲しんだりしてはいけない」
と思っている方が多くいらっしゃいますが、怒りや悲しみを抑え込んで見ないふりをすることを「ポジティブ」とは言いません。
嫌なことが起きたときには、ちゃんと怒ったり悲しんだりすることが大切です。
しっかりと怒り、悲しみ、そしてその上で、
「でも、ここから最高で最善の人生に変えてやるんだ。私には絶対にそれができる、必ずそうなる!」
と思う。
そうして自分自身と、自分の明るい未来を信じる。
それこそがポジティブではないでしょうか。
…ということで冒頭に出てきた、
「大丈夫、それも最善です。すべての出来事は最善です」
という言葉。
これは、
「大丈夫、それも最善(の状態へと変えられるの)です。すべての出来事は最善(につなげることができるの)です」
ということです。
「大丈夫、それも最善です。すべての出来事は最善です(だから目の前の出来事に文句を言うな)」
ではありませんよ(*´ω`*)
すべてを最善へと変えるために
ここまでを読んで、
「そんなー!!目の前で起きた嫌な出来事に文句を言うなって意味かと思ってたわ!!」
と思った方はぜひこの機会に、
「潜在意識の力を使って改善したいことは何か?」
を考えてみてください。
紙に書き出すとよりわかりやすいと思います。
今までは最善だと思い込もうとしてきたこと。
でも心の底では嫌だと思っていたこと。
それらを書き出し、はっきりと、
「こういうことはもう嫌だ。私は変えたいし、変えられるのだ」
と意識してください。
それによって潜在意識が、改善へ向けて動きだします。
書き出した嫌なことは、いずれ解消されるはずですよ。
潜在意識の力を使えば、すべてを最善へと変えられる。
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