劣等感を引き寄せてさらに自信を失う場合もある
今回は、うまく引き寄せをするためにチェックしてほしい点についてです。
たとえばあなたの願望が「会社での出世」だとして、
「なぜ私はそうなりたいのか?」
ということを考えてみてください。
その願いを叶えたい理由、引き寄せたい動機について考えてみてください。
ここで、
「だって、そうなりたいから」
「それが好きだから」
「それをやってみたいから」
「できたらワクワクするだろうから」
こういう理由が出てくるなら、それでOKだと思います。
けれどここで、
「そうなって、あの人を見返してやりたいから」
「そうなれば、周りからバカにされなくてすむから」
「そうなれば、きっと世間が尊敬してくれるだろうから」
そういう理由が出てきたのであれば、ちょっとそこについて考えてみてほしいなと思います。
願望よりも劣等感が強い場合、劣等感が優先される
動機が、
「バカにされたくないという怯え」
「誰かをぎゃふんと言わせたいという復讐心」
とかだとすると、これは、
①まず他人のことについて考える
↓
②その他人にどう思われるかを気にする
↓
③気にしないようになるために自分はこうなろう
というふうに思考が展開してるということです。
これだと、
③の「こうなろう、こうなりたいのだ」という思考(叶えたい願望)より、
その思考のもととなった②人にどう思われるかを気にするという思考のほうが強いです。
人にどう思われるかが気になってしまうというのは、劣等感が強い人によくあります。
つまり、こうなりたい・これを引き寄せたいという夢を抱く動機が劣等感である、ということ。
前回の記事で、
「潜在意識は、その人の一番強い思考を願望だとみなす」
とお話しました。
この場合は夢を叶えたいという思考と、劣等感という思考だと、後者のほうが強いので、
潜在意識は「劣等感を抱くこと」がその人の夢だと認識します。
こうなると、夢が叶っても劣等感は解消されない、となります。
劣等感が動機だとお金持ちになっても幸せになれない
「お金があれば幸せになれる」
そう考えて必死にお金を手に入れても、幸せになれない人がいます。
そういう人は、動機が劣等感だからです。
金があれば人から尊敬してもらえる!というような動機で動いたとき、
お金がほしい、という思考よりも、「人から尊敬されたい」という劣等感が強いため、潜在意識は、
「へー、尊敬されたい!ってのが願いね。
じゃ、ずっとそう思っていられるようにしてあげよう」
と思うため、お金を手に入れても「尊敬されているかどうかが気になる」という点は変わらない。
すると本人は、
「お金があれば幸せになれると思ったのにまだなれない…」
と思い、まだ足りないかともっとお金を稼いでみたり、
稼いだお金を使っていろいろ買ったりすれば満足できるのかと思い豪遊してみるんですけど、やはり満たされない。
劣等感を動機に動くと潜在意識は、
「劣等感を持つことがこの人の願い。それを叶えてあげよう」
とずっと働き続けるので、何を手に入れても満たされない…となります。
なので、いまの目標は劣等感から生まれたものではないのか?ということについて考えてみてください。
「お金があったらあれがほしいな、手に入ったらワクワクするだろうな~♪」
とか、自分がそれをしたいから、という動機ではなく、
「お金があったらあれを買って、あいつの前でみせびらかしてやりたい」
とかいう場合は、それを買ってあいつをぎゃふんと言わせることはできても、
その次は別の誰かのことが気になってしまう…と、相手が変わるだけで自信はつかないです。
劣等感を引き寄せないためにはどうすればいいのか?
「劣等感がある。それを解消するためにはお金が必要だ。だからお金がほしい」
お金によって劣等感を解消しよう、ということなんですが、私はそんなまどろっこしいことしなくても、
「私は劣等感を解消したい」
でよくないかな?と思うんです。
ストレートにそう言わないと、潜在意識は理解してくれない。
人目が気になるなら、
「だからお金を手にして気にならないようにしたい」
「だからカッコイイ彼氏を手に入れて気にならないようにしたい」
じゃなくて、ごく普通に、
「私は、人目を気にするところをなおしたい」
でよくない?と。
「なぜそうなりたいのか?」
を考えて、
「だって、それをすれば人のことを気にしなくてすむから」
といった理由が出てきたときには、それをしたいということよりも、
「それをすれば人を気にしなくてすむ、という自信のなさを変えたい!」
と願うほうが自信はつきます。
自信がつけば、結果的にお金も彼氏も手に入ります。
なんたって自信あるんだもの。
自分はできると信じているんだもの。
自分にはできると信じればできる、というのが引き寄せなんだから、それは必ず叶います。
そして、自信のある状態で「それをしたいからする」という動機で動いて手に入ったものならば、ちゃんと手に入れたときに満足もできますよ。
願望を叶えたい理由が劣等感の場合、願望を叶えることよりも劣等感の克服にフォーカスするほうが、願望は叶いやすい。
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