気づくとうまくいくって、なんで?
今回は「気づき・気づく」についてです。
引き寄せでは「良い気づき」とか「気づくとうまくいく」というふうに「気づき・気づく」という言葉がよく出てきますが、
「気づきって、つまり何?」
「なんで気づいたからってうまくいくようになるの?」
「なんだか良いものらしいということはわかるけど、気づいたとして、それでそのあとどうすればいいの?」
などなど、疑問に思う方もいるのではないかと思います。
そのような方の参考になれば嬉しいです(*^人^*)
「気づき」とは「自覚」である
まずは「気づきとは何か?」なのですが、これに関しては明確な定義はありません。
「私にとっては」こういうものだ…というあくまで主観的なお話になりますが、私の場合は気づき(気づく)という言葉を、
「自分の望んでいることを自覚する」
というような意味で使うことが多いです。
引き寄せに取り組んでいる方たちを見ていると、
「自分の望んでいることよりも、善悪や優劣を優先してしまっている方が多い」
と感じます。
心の底ではAを望んでいるのに、
「でも、AよりもBをするのが正しいことだ。Bのほうが優れているんだ。だからBをやるべきだ」
とBを選んでしまう。
意識の上では、
「私はちゃんと正しく優れているほうを選べたぞ、これでうまくいくはずだぞ」
と思うのですが、潜在意識下ではAを望んでいるので、
「Bはちゃんと実現されているのに(それは本当に実現したいことではないので、心が満たされずに)苦しいままだ」
となってしまいます。
しかし引き寄せに取り組んでいくうち、ふとしたときに、
「あっ、私が本当に望んでいたのはBじゃなくてAだ」
と自覚できる瞬間が訪れることがあります。
こうして自分が望んでいるものが何なのか、意識の上でちゃんと自覚できたときのことを「気づき」と呼びます。
「私がしたいことはAだ」とわかれば、もうBを選んでしまうことはなくなります。
本当に望んでいるもののほうへと向かえるようになるので「気づくとうまくいく」と言われます。
気づきを得たなら、どうすればいいかはわかる
「気づいて、そのあとどうすればいいの?」
というご質問はよく受けるのですが、
「自分が何を望んでいるのか、どうしたいのか、どこへ向かえばいいのかがわかる」
ということが気づきなのですから、気づいたのにどうすればいいのかわからないということはありません。
もし今、
「私は気づいた。でもどうすればいいのかがわからない」
と思っている方がいるならば、本当はまだ気づいていないのではないかと思います。
おそらくですが、
「新しい情報に触れたときの高揚感」
のことを、気づきだと勘違いしている状態ではないでしょうか。
人間、今まで知らなかったことを知ったときって、
「なるほど、そうか!」
と驚いたり、嬉しくなったり、視界が開けるような感じがすることがありますよね。
それはそれで素敵な体験ではありますが、新しいことを知ったからといって、必ずしも自分が心の底で望んでいることを自覚できるかというと、そういうわけでもありません。
自覚ができなかったのであれば、それは単に「知らなかったことを知れて嬉しくなった」というだけであって「気づいた」わけではないと思います。
こうした「情報を得たときの高揚」を気づきだと思っていると、情報を集めることに夢中になってしまうこともあります。
新しい知識に触れては、
「なるほど、また気づいたぞ!私、最近けっこう気づけてるかも!
引き寄せでは『気づけばうまくいく』と言われるし、そろそろうまくいくよね?いつうまくいくんだろう?……まだかな…?なんでまだうまくいかないの…?」
となってしまっていないでしょうか?
もしこのような状態に陥っているならば、
「新情報を得たときの高揚感と、気づきは別のもの」
としっかり意識しておくと良いと思います。
「気づき」は「魔法」ではない
また、中には気づきというものを「魔法の儀式」のようなものだと思っている方もいるようだな、と感じます。
気づいたらばあら不思議、あっという間になぜかうまくいきました…というような、全てを解決してくれる何かだと思っていないでしょうか?
先にお話したとおり気づきとは、
「自分の望んでいることを自覚する」
ということであり、そう自覚したあとは、自分でAの実現のために行動していく必要があります。
自覚したからといって、何の行動もしていないのにAが実現するというような魔法のようなことは起こりません。
「気づきは魔法ではない」
ということも意識しておいてほしいです。
ここまでを聞いて、
「なんだぁ…『気づき』って単に『やりたいことを自覚する』というだけのことなの?
魔法でも神秘でもないから、やりたいことを自覚したあとは自分で行動していかなきゃいけないって?
あーあ、結局自分で行動して、努力して、苦労して生きていかなきゃいけないってことか…。
苦労したくないから引き寄せをやってるというのに、引き寄せまでもが私に苦労しろと言うのか…」
と思った方もいるかもしれませんが、それはちょっと違います。
確かに行動は必要ですが、行動する際に「辛い、苦しい、苦労している」と感じるのは、それが本当はやりたくないことだからです。
自分が心からやりたいことをやっているときは、それを苦痛だとは感じないはずです。
たとえばあなたが、ゲームをするのが大好きだとします。
あなたは「ゲームをする」という行動を取っているときに、
「ああ、辛い、苦しいよ…。でも我慢してやらないと…あぁ、私はいま苦労している…苦痛だ…」
と感じるでしょうか?
好きなことを行動に移しているときに感じるのは喜びや楽しさであって、苦痛ではないはずです。
もちろんときには、
「謎解きが難しくてイライラしてきた~!」
「なかなか敵が倒せなくて疲れてきた…」
ということはあるかもしれませんが、それもまたゲームの醍醐味なのではないでしょうか。
やりたいことを自覚する…つまり気づくというのは、
「行動の際に苦痛を伴わないものが何かに気づく。
ときにはイライラしたり疲れたりすることもあるかもしれないが、それもまた醍醐味だと思えるようなものが何かに気づく」
ということでもあります。
「行動するということと、苦労するということは同義ではない」
ということもまた、意識しておいてくださいね(*´ω`*)
気づきとは、自分が望んでいることが何かを自覚すること。
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