引き寄せの「感謝しましょう」ができないときは?

花

 

感謝ができないのは、なぜ?

 

今回は「感謝」についてです。

引き寄せではよく「感謝しましょう」とか「満足しましょう」言われることがありますが、

「しようと思ってもなかなかできない、一体どうすれば…?」

という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そのような方に向けて、感謝ができない原因と対策を書いてみます。

参考になれば嬉しいです(#^人^#)

 

 

感謝の仕方は2種類ある

 

感謝には、

 

①不満を抱いている対象に感謝する

②不満を抱いている対象とは別の対象に感謝する

 

の2種類があります。

 

 

例えばあなたが、Aさんに対して不満を抱いているとします。

このときに、

「でも、Aさんにはこういう良いところもあるよね。

Aさんにしてもらったこともいろいろあるなぁ」

と良い面を見て感謝する。

これが①の「不満を抱いている対象(Aさん)に感謝する」です。

対して、

「Aさんのことは確かに不満だ。

でも、私にはBさんという素敵な友人もいる。Bさんがいて嬉しいなぁ」

というのが②の「不満を抱いている対象(Aさん)とは別の対象(Bさん)に感謝する」です。

 

 

例としてAさんを出しましたが、別のどんなことでも同じです。

お金がないことが不満なとき、

「でも、今日食べられるお金ならあることに感謝だな」

というのが①です。

「お金がないことは確かに不満だ。

でも、打ち込める趣味があるということには感謝だな」

というのが②です。

①と②のどちらが良い悪いということはありません。

どちらも感謝です、感謝に善悪や優劣はありません。

 

 

①だけを感謝だと思っていないか?

 

「感謝できない」という方を見ていると、

「①をするのが良いことである」

と思い込んで、懸命に①ばかりをやろうとしている方が多いように思います。

そして、

「うう、できないよ…一体どうすれば①ができるようになるのだろう…

(嫌いなAさんに感謝できるようになるのだろう…お金がないことに感謝できるようになるのだろう…)」

と悩んでしまっているのですが、このような場合には、

「どうすれば①ができるようになるの?」

ということ以前に、

「そもそも①をしなければいけないなどという決まりはない」

ということに気づいてほしいです。

①ができないなら②をすればいいだけです、ぜひ②を実践してみてください。

 

 

こう言うと、

「えっ。でもそれじゃあずっとAさんのことが嫌いなままだし、お金がないことも不満なままじゃん…?」

と戸惑うかもしれませんが、それで構いません。

「感謝しましょう」というのは決して、

「誰のことも嫌ってはいけない、何にも不満を抱いてはいけない」

ということではないので、嫌いという感情、不満という感情を持っていても構いません。

仮に無理やりに、

「Aさんにも、お金がないことにも感謝!大満足!」

と思い込むことに成功したとしたら、

「ではこれからもAさんと付き合い続けよう、これからもお金のない生活をしていこう。

だってそれで何の文句もないんでしょ?じゃあ今のまま変わらなくていいじゃない」

ということになってしまいます。

これでは今以上の良い人間関係も、豊かな生活も見込めなくなってしまいます。

 

 

感謝できないという方は、自分でも心の底で、

「ここで感謝をして満足してしまったら、今以上の人生が見込めなくなる」

ということをわかっているから、感謝できないのではないでしょうか。

「感謝できない」などというと聞こえが悪いですが、言い方を変えるならば、

「より良い人生を送りたいという向上心を持っている」

ということです。

その向上心を捨ててまで、したくもないものに感謝して、現状に甘んじる必要などありません。

不満な点には、むしろしっかりと不満を抱いてください。

そうした不満があるからこそ「ここで諦めてたまるか」と、その不満をバネにしてより良いほうへと向かっていけるのですから。

 

 

不満をバネにするために②を行ってみて

 

ここまでを聞いて、

「うーん…。確かに不満をバネにして成長する人もいるけどさ…そういう人はそれでいいんだろうけどさぁ…。

中にはそうじゃない人もいるよね?

不満を抱いたときにお先真っ暗な気持ちになって、何もする気になれなくなる人もいるじゃん?

というか、私がそうなんだけど…。

どうやったら不満をバネにして頑張るとか成長するなんてことができるんだろう…」

と思った方もいるかもしれませんが、そういう方にこそぜひ②をやってみてほしいと思います。

 

 

不満をバネにできる人は、

「Aは不満、ここはどうしても不満だ。

でもBに対しては感謝、Cに対しても満足、でもDに対しては不満だな」

というふうに、自分は何が不満なのか、何に満足しているのかということがはっきりしているように思います。

確かに不満もありはしますが、同時に感謝や満足できることもあるので、前向きなエネルギーが枯渇しません。

そのためポジティブに、

「ようし、不満な点を変えてやるぜ!」

と思えます。

 

 

対して不満で何もする気になれなくなるという人は、何かひとつ不満な点があると、

「Aが不満、Aが不満、Aが不満、Aが不満、Aが不満…」

Aのことだけで頭がいっぱいになってしまい、その他の感謝できること、満足できることを全然見なくなってしまうように思います。

こうして不満しか見ていない状態では、前向きに頑張ろうというエネルギーが湧いてこなくなるのも当然です。

 

 

さきほども書きましたが、ただただ感謝するだけでは「じゃあ今のままでいいよね」となり、このまま現状に甘んじることになります。

しかしかといって、ただただ不満に思うだけでは「何もする気にならない」となり、やはり現状に甘んじることになります。

大切なのは、不満と感謝、両方ともをしっかりと持つことです。

どちらか一辺倒になるのではなく、不満と感謝のバランスを取ってください。

特に不満一辺倒になりがちな人が多いため、引き寄せでは「感謝しましょう」と言われるのですが、こう言われると今度は、

「不満を抱いている対象に感謝しなければいけない(①をしなければいけない)」

という意味に解釈し「できない」と悩む方が出てしまいます。

①ではなく、

「②不満を抱いている対象とは別の対象に感謝する」

のほうを実践してみてください。

自分には感謝できるもの、満足できるものもあったのだと気づいたとき、

「よし、なんか元気出てきたぞ。いっちょ不満な点を変えてやるか!」

というエネルギーが湧いてくるはずですよ(*´ω`*)

 

 

・感謝できない原因…不満を抱いている対象に感謝しようとしているから。

・対策…不満を抱いている対象とは別の対象に感謝する。

 

 

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カテゴリ:引き寄せの法則 

管理人:岡野 真

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