チャンスを待つって、いつまで?
今回は「チャンスを待つ」についてです。
引き寄せではときに、
「最適なタイミングで叶うチャンスがやってくるので、それを待ちましょう」
というふうに言われることがあります。
こう言われると、
「最適なタイミングっていつだろう?」
とか、
「すぐ叶うチャンスが来る人もいるのに、なんで自分にはなかなかチャンスが来ないんだろう?
いつまで待てばいいんだろう?」
と思う方もいるのではないでしょうか。
この記事ではここについて詳しくお話していきます。
実は自分でやっていること
「チャンスが来るのを待て」などと言われると、あたかも、
「自分以外の誰かや何かが、自分にとってベストのタイミングを見極めてくれて、自分にチャンスを与えてくれるときが来るのでそれを待ちなさい」
と言われているように思えるかもしれません。
が、実際には、自分自身(の潜在意識)が目の前の物事に対して「これはチャンスだ/チャンスじゃない」と判断しているだけです。
そして、人は心の準備が整ったときに、目の前のことに対して「これはチャンスだ」と判断するものです。
たとえば海外旅行に行きたいというとき。
心の底で、
「でも忙しいしなぁ、日本語が通じないのも不安だし、お金も減っちゃうしなぁ…」
というふうに考えて、まだ旅行に行く決心がついていない、心の準備ができていないとします。
こういうときに旅行のお得なチラシなどを見たとしても、
「うーん、確かにお得かもしれないけど…でもまぁ、そのうちね」
というふうに思うだけではないかと思います。
しかし心の底で、
「忙しいけど時間はなんとか作ろう、言葉が通じないのも何とかなるさ、お金はまた稼げばいいし」
というふうに、旅行に行く心の準備が整っているとすると?
そういうときはチラシを見たときに、
「おっ、これはお得だ!これって行くチャンスじゃない!?」
と感じます。
つまり「待っているのにチャンスがまだ来ない」とするならば、それは、
「叶えるための心の準備がまだできていない」
と言い換えられます。
本当に、叶える決心はついているか?
このように言うと、
「そんなはずない!私はいますぐにでも叶ってほしいと思ってるよ!」
と思うかもしれませんが、
「何者かの手によって叶ってほしいと思っている」
だけであって、
「自らの手によって叶えるという決心がついている」
わけではない…ということが、実はよくあります。
頭では叶ってほしいと思っているものの、実は心の底のほうに、
「でも、失敗するかもしれないから行動しないほうがいいかも」
「叶えたいけど、時間や労力やお金がかかるのは嫌だしな~」
「叶うってことは環境が変わるってことでしょ?環境が変わるのは怖いよー」
といった思いが潜んでいるということもよくあって、このような状態の場合には、目の前で何かが起きてもそれをチャンスだと認識することはありません。
先ほどの例の、
「でも忙しいしなぁ、日本語が通じないのも不安だし、お金も減っちゃうしなぁ…」
の状態で、まだ決心まではついていないからですね。
逆に、頭では「叶えるのって怖いな、不安だな」と思いつつも、心の奥のほうでは、
「それでも私はやってやるんだ」
と決心がついている場合もあり、そういう場合は何かに対してチャンスだと認識することができます。
「最適なタイミングで叶うチャンスがやってくる」
というのは、
「自分以外の誰かや何かが、自分にとってベストのタイミングを見極めてくれて、自分にチャンスを与えてくる」
というわけではなく、
「自分の潜在意識が『今こそチャンス!』と判断するときがある。
しかし、自分では自分の潜在意識がそういう判断をしたとは自覚していない。
自覚がないので『わぁ、チャンスがやって来た!』というふうに感じる」
ということ。
自分で判断しておきながら自分で驚いているわけですから、引き寄せではこういうのを「自作自演」と呼ぶこともあります。
「すべてあなたの自作自演」みたいな言葉を聞いたことのある方もいるかもしれませんね。
要するに、心の準備をすればいい
「物事に対して『これはチャンスだ』という判断を下せるほどの心の準備が、まだできていない状態」
それが、
「待っているのにチャンスがまだ来ない状態」
なわけですから、この状態を改善するためにはもちろん、心の準備をすればいいですね。
そして心の準備をするためにまずは、
「自分は、願いが叶うと何に困ることになると思っているのだろう?」
ということについて考えてみてください。
なにかしらあるはずだと思いますが、それに対して、
「本当にそういう困ることって起きるのかな?
起きないのに起きるような気がして怖くなっているだけかも?」
と疑ってみてください。
「よくよく考えてみると実は困るようなことは起こらないのに、なんとなく起きるかのような錯覚を起こしている」
ということは多いです。
また、ときには錯覚ではなく、実際に困ることがあるかもしれません。
「旅行に行くと旅費がかかる」
などは、錯覚ではなく実際に起きることですね。
そのような場合は多めに旅費を確保しておくとか、もっと安いツアーがないか探してみるなど、思いつく対処をしておくことで心の準備が整いやすくなると思います。
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「まだ叶えるチャンスが来ない」とは「まだ叶える心の準備ができていない」ということ。
何が原因で心の準備ができないのかを考えてみよう。
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できない?できていることに気づいていない?
今回は、引き寄せがうまくできないと感じたときに確認してほしいことについてです。
なかなかできない…と自分では思っていても、実はちゃんと引き寄せがうまくいっていて、自分ではそれに気づいていないだけということもあります。
本当にできないのか?
それとも、既にできていることに気づいていないのか?
どちらなのかを記事を読んで確認してみてください。
引き寄せられてくるのは「チャンス」
私の経験&うまくいった方の経験談をもとにお話をすると、引き寄せって自分が望んでいるもの「そのもの」よりも、望んでいるものを得る「チャンス」がやってくる場合が多いと感じます。
たとえばお金を引き寄せたいというとき。
「現金そのもの」ではなく「収入アップのチャンス」が来るとか。
誰か素敵な人を引き寄せたいというとき。
いきなり「素敵な人そのもの」と出会うのではなく「素敵な人との仲介役をしてくれる人」と出会ったりとか。
ダイエットして痩せたいというとき。
いきなり「体重が減る」のではなく「良いダイエット方法」を見つけたり…とかです。
いきなり完成形を与えられるわけではなく、
「素材(チャンス)は用意するんで、あとは自分で望む形に完成させてね」
という感じです。
突然に望んだ形そのもの(完成形)として引き寄せられてくる場合もあるにはあるのですが、どちらかというと完成形が来るというよりは、素材(チャンス)のほうが来る傾向にあるように思います。
そのためもし、
「引き寄せの法則とは、望んでいるものそのものが、完成された形でやってくる法則なのだ」
と思っているのであれば、素材のほうがやってきても見逃してしまうかもしれません。
仮にAさんと出会っても、
「Aさんは理想と違う、私が出会いたいのはもっと素敵な人だ!
こういう人に出会いたいんじゃないのに!」
と思って、その出会いを無碍にしてしまったり…。
こういうとき、
「理想の人ではないけど、まぁこの人と出会えたのも何かのご縁かもな」
と付き合いを続けていると、
「えっ、あなたは素敵な人との出会いを求めてるの?
じゃあ、僕の友達に良い奴がいるから紹介しようかな」
という流れになって理想の人と出会える、なんてこともあります。
これはあくまで例えですが、こんな感じで何かしらワンクッション挟んでから望む形に繋がる…ということが多いため、何かが自分のところにやってきたときに「望む形じゃない!」とはねのけてしまわないことが大切だと思います。
これまでを振り返ってみて、
「やってきたものが望んでいるものと違う…。
なーんだ、引き寄せに失敗しちゃった、ガッカリ…」
と思った経験はないでしょうか?
もしかするとそれが、望むものへと繋がるチャンスだったということも考えられます。
いま、
「うっ、そう言われてみれば思い当たる節がある…!
くそー!あの時チャンスを逃したのかも!!」
と思った方もいるかもしれませんが、後悔する必要はありません。
「あぁ、既にチャンスなら来ていたんだ!
ということは、自分で思っていたよりもちゃんと引き寄せができていたんだな、そのことに気づけてよかった!」
と考えてみてください。
チャンスというのは何度逃そうと、こちらが掴むまでは何度でもやってくるようにできています。
心配せずともまたそのうちチャンスは来ますので、過去に逃したかもしれないチャンスを悔やむよりも、今からやってくるチャンスのほうに目を向けていてください。
チャンスを掴むための意欲を持つ
さきほど、
「いきなり完成形を与えられるわけではなく、素材(チャンス)は用意するんであとは自分で望む形に完成させてねという感じ」
と書きました。
つまり、ただただ受け身でいればいいわけではなく、
「やってきた素材は自分から掴もう、活かそう」
というような、ある程度の意欲は必要だろうと思います。
私が思うに、
「いつでもチャンスを掴んで活かせるよ!私、望む形へと完成させられます!」
という状態のとき…つまり、すでにじゅうぶんな準備ができているような状態のときには、かえってチャンスとしてではなく完成形としてやってくることが多いように思います。
「じゅうぶん完成させられる状態にあるなら、もういっそ最初っから完成したものあげるわ」
という感じで。
逆に「完成形がほしい、ほしい!」と受け身で望んでいるときのほうが、完成形ではなくチャンスという形でやってきます。
「チャンスならあげるから、このチャンスを望む形へと繋げる過程で成長していってね」
という感じでしょうか。
これは仕事とかでもそうですよね。
既に経験豊富だったり、しっかりと準備が整っていたりなどで「この人ならできるな」と思える人には、いきなり高いレベルの仕事を任せます。
逆に「まだ心許ないな…」と感じる人には、まずは簡単なレベルの仕事を任せて、その仕事を通じての成長を期待しますよね。
引き寄せでも同じなのだろうなと感じます。
ここまでを読んで、
「うぅ…意欲が必要って、そんなぁ…。
つまり、何にでもためらわずに挑戦できるような、何でも一人でやれるような人間にならない限り願いは叶わないってこと?
そんなのハードル高すぎて無理じゃん…」
と思った方もいるかもしれません。
が、私はそこまでの人間になる必要はまったくもってないと思います。
必要なのは「これってチャンスなのかも?」と思ったときに、
「よし、じゃあ思い切って掴んでみようか!」
という意欲です。
(意欲というより「思い切り」と言ったほうがわかりやすいかもしれません)
こうしてチャンスを掴むほうを選択したならば、あとはそれを望むものへと繋げていく過程で、必要なだけの成長をしていくものだと思います。
仕事の例えをもう一度出すと、
「何にでもためらわず挑戦してどんなことでも一人でこなすような人間になるまで、一切仕事は与えない」
なんてことはないですよね。
それじゃあいつまで経っても、誰にも何の仕事も任せられなくなります。
仕事をふったときに、
「私、思い切ってそれをやってみます!」
と言いそうな意欲のある人がいたら、その人が完璧じゃなくても、まだこなせないことがある状態でも「意欲があるなら任せてみようか」と何かしらの仕事を任せるものではないでしょうか。
そのあとからなんだかんだでもっと成長していくものであって、最初から何でもこなせる必要などありませんので安心してください。
「チャンスが来たなら、私はそれを掴むほうを選ぶ。
その意欲だけは忘れないぞ」
と思いながら過ごしてください。
そうすればそのうちまた必ずチャンスはやってきて、そのあとはあれよあれよと望んだ形へと繋がっていくと思います。
さて、先日「どっちでもいいと思うと叶う」というnote記事を発売したのですが、今回読んでいただいたこの記事の、
「引き寄せでは『そのもの』ではなく『チャンス』が来ることが多い」
という点を踏まえた上でnote記事のほうを読むと、よりわかりやすくなるのではないかと思います。
定価800円の記事ですが、リポストしていただくと500円で購入できます。
あなたの引き寄せのお役に立てば嬉しいです、note記事へは以下からどうぞ↓
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こちらでは叶いやすい願望設定の仕方や、ネガティブ感情への対処についてとか、他にもいろいろとお話していますのでご覧になってみてください。
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引き寄せでは「そのもの」より「チャンス」がやってくることが多い。
「チャンスを掴むぞ」という意欲を持って。
おすすめ動画のご紹介
山根洋士さんという方の動画で、とてもわかりやすく引き寄せについて解説をなさっています。
先日、動画がすべてリニューアルされてさらに理解しやすくなりました。
初めて見る方はもちろんのこと、以前に一度見たことがあるという方も、一新された内容がお役に立つのではないかと思います。
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