潜在意識の力で人間関係も改善できる。まずは自分の「この思考」に気づいて。

 

薔薇

 

人間関係の改善のため、まずは自分の「思考の癖」に気づく

 

今回は人間関係についてです。

潜在意識の力を使えば人間関係を改善できる!

ポジティブな思考をすればうまくいく!

と、引き寄せではよく言われますよね。

それで、

「職場の人間関係が改善される、されると信じよう…!」

「前向きに思考するんだ、ポジティブに考えるぞー!」

と頑張ってるのに、なぜかうまくいかない…という方もいると思います。

そんな方に、

「ただポジティブポジティブ!って考えようとするんじゃなくって、

こういうふうに考えると人間関係が改善されるんじゃない?」

というお話です。

 

 

突然ですが人間って、ときに錯覚したり思い込んじゃったり、

「こういうときにはついこう思っちゃう」という思考の癖ってありますよね。

で、人間の思考の癖の一つに「行為者-観察者バイアス」というものがあるのですが、これは、

「自分の行動は外的なことに要因があると思うのに、

他人の行動は内的なことに要因があると思うこと」

を言います。

 

 

具体的に言うと…そうだな、あなたがイライラしているとします。

このとき、

「上司の機嫌が悪いせいでこっちまでイライラする!」

「あー、朝っぱらからひどい雨に打たれたせいでイライラする!」

とか思うこと、ありませんか?

これは「上司・天候」という自分以外のもの…外的なものに要因があって、

その影響を受けて私はイライラしているのだ、ということですね。

 

 

でもでも、他人がイライラしているところを見るとどう思うでしょう?

「あの人、雨に打たれちゃったせいでついイライラしちゃってるのかな?」

と思いますか?

それよりはとっさに、

「あの人、なにイライラしてるのかしら、怒りっぽい性格ねえ…」

なんて思ったりしませんか?

これはその人が、天候とかそういう外的なものの影響を受けてイライラしてるんじゃなく、

その人の性格…内的なものが原因でイライラしているんだ、ということですよね。

 

 

「あっ…!」

って思ったのではないでしょうか?

そう、

「自分がイライラするのは自分以外のもののせいだけど、他人がイライラするのはその人本人のせい」

ってことです。

うう~ん、これだとなんだか都合がいい考え方ですよね(;^ω^)

人ってこうして気づかないうちに、自分に優しく他人に厳しくなっちゃいます。

 

 

「悪い人間関係」ではなく「自分の思考の癖」を改善しようとしてみて

 

あなたがAさんを見て、

「もう、あの人すぐ怒る性格で嫌になる…Aさん(外的要因)のせいでイライラする!」

と思っているとき、Aさんもまたあなたを見て、

「あー、あの人なんか怒ってる…見てるとあの人のせいでこっちまでイライラする…」

とか、まーったく同じことを考えているかもしれないです。

うーん、これってどっちのせいで人間関係が悪いんでしょう?

どっちが改善すべきでしょうか?

 

 

…というと、別にどっちが悪いとかいう話でもないですよね。

互いに同じ思考の癖が出ちゃった、というだけです。

どちらかが先に、

「人ってそういうふうにすぐ考えちゃうものなんだな~」

ということに気づけばいいだけの話じゃないでしょうか。

そうわかってさえいればAさんがイライラしているときに、

「もう、嫌な性格……おっと、そうじゃなくって、なにか外的な要因があったせいでイライラしてるのかな?」

と考えることができるようになったり、

「くそう、Aさんのせいで(外的要因で)こんな目に遭った!」

とかいうときにも、

「待て待て、人ってすぐに外的なことが要因だと思っちゃうものだったな。

本当にAさんのせい?内的な要因ってなかったのかな?」

と思えれば、自分以外のもののせいだ!と思っているときよりも腹も立たないし、今後の行動も改善できますよね。

 

 

どうでしょう、

「ポジティブに考えれば潜在意識が人間関係を改善してくれる!」

ってやみくもに前向きに考えようとするよりも、

「人間の潜在意識ってとっさに、

『自分のときは自分以外のもののせい・他人のときはその人本人のせい』

と思考するようにできてるのかあ…。

それ、いままでは気づいてなかったからどうしようもなかったけど、気づいたからには改善していけるぞ!」

って考えたほうが、よっぽど前向きだし、人間関係が改善されるのは早いと思いませんか?

 

 

「悪い人間関係」というものが私の周りにあるせいで、その悪い外的なもののせいで私は悩んでいる…と考えるのではなく、

「自分の考え方の癖という内的なものに要因があるのでは?

それに気づき直せば人間関係が改善されるのでは?」

と考えてみてください。

引き寄せではよく、

「物事の原因は外側にはない」

「現実(自分の外側)を変えようとするのではなく、自分の思考を変えろ」

と言われますがそれはこういう意味であって、無理やりなポジティブ思考をすれば改善されますという意味ではないですよー。

 

 

「自分の場合は自分以外のものに原因があり、他人の場合はその人本人に原因がある」

人はそのように思考する癖があるのだ、と意識して過ごしてみて。

 

 

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引き寄せの法則と人付き合いにはどのような関係があるかについて。

雨

 

潜在意識は「周りの5人の平均値」を取る

 

今回は、引き寄せの法則と人間関係にはどのような関係があるのかについてです。

 

 

あなたが長い時間付き合っているのは誰?

 

まず、あなたがよく一緒にいる人5人の名前を挙げてみてください。

「仲良く付き合っている人」

ではなくて、

「長い時間付き合っている人」

の名前です。

たとえば会社でずーっと上司と一緒にいる、まぁ大嫌いなんだけどね…というとき、

仲は悪くても付き合っている時間は長いですよね。

仲は良いけれど滅多に会わないというような人ではなく、

あくまでも付き合いの時間が長い人、の名前をあげてみてください。

 

 

…5人書きましたか?

その5人の収入や業績、交友関係などなど…そういったものの平均値を取った存在、それがあなたです。

 

 

否応なしに平均値が引き寄せられてしまう

 

これは、本人の意志とは関係なく自然とそうなっていきます。

人の潜在意識には、

「その場に適応しないと生きていけない、周りに馴染もう」

とする働きがありますので、自分でも気づかないうち、無意識のうちに、

よく付き合っている人間と似た自分へと変化してしまうんです。

 

 

よく、

「成功したいなら付き合う人間を変えなさい」

とか言いますがこれは本当にその通り。

自分より優れている、成功している、という人たちと付き合っていると、

あなたの潜在意識はその人たちにあなたを合わせようとします。

そのため、自分でも気づかないうちに押し上げられてその人たちに近づいていきます。

「良い人間関係を引き寄せるぞー!」

なんて意気込まなくても、潜在意識が勝手にいまより高い平均値を引き寄せてくれます。

 

 

しかし逆に、もしあなたがいまどんな成功をおさめていたとしても、

付き合う人間を自分よりランクの低い人たちに変えると、

自然と自分もそれに合わせてどんどん物事がうまくいかなくなります。

そうして人間は周りとのバランスを、無意識に取ってしまいます。

 

 

潜在意識の平均値を上げるためにやってほしいこと

 

こういうことが起こりますから、とにかくまずは、

足を引っ張ったりなどの悪影響を及ぼしてくるような人との関係をなんとかすることが大切。

そういう人との付き合いが多いと、どうしても自分の平均値が低くなります。

なので、以下のことをやってみてください。

 

人付き合い改善ステップ1

まずはあなたがいま生活しているなかで、よく一緒に時間を過ごす人の名前を書き出してみてください。

さきほども言ったのですが、その相手のことが好きか嫌いかは関係ありません。

付き合いの時間が長いか短いかのほうが重要です。

長いというと、家族や職場の人、親しい友人でしょうか。

そういう人たちの名前をずらっと紙に書いてください。

 

人付き合い改善ステップ2

次にその人たちの名前を、

①自分に良い影響を与えてくれそうな人

②自分に悪い影響を及ぼしそうな人

のふたつに分類してみてください。

自分を励ましたり叱咤してくれるとか、あなたから見て「向上心があっていいなあ!」と思えるような人は①

逆にいつも悪口を言っているとか、怠け者だな~と感じる人は②に分類します。

 

人付き合い改善ステップ3

では、ステップ2で②に分類された人…その人たちとの関わりを減らすにはどうすればいいか?

について、具体的に書き出してみてください。

いつも長電話に付き合わされて愚痴を聞かされる…という相手には、

「その人からの電話は取らないようにする、留守電にしてしまう」

などなど…。

家族などの場合には難しいところもあるかもしれませんが、それでも極力一緒にいる時間を減らす工夫をしてみてください。

 

「付き合いだから」と我慢してその人と付き合っているとどんどん、

自分では無自覚のうちにその人に似てきてしまいます。

「②自分に悪い影響を及ぼしそうな人」

に分類されたのが家族でもなんでも、関係はありません。

勇気を出して関わりを減らす決断をしてください。

そして、その人たちとの関りを減らしたぶん、①自分に良い影響を与えてくれそうな人との関りを持つようにする。

これであなたの潜在意識はあらたな5人に適応しようとしますので、あとは自然にあなたは押し上げられていきます。

努力して上に上がろう!と思って必死に這い上がる必要はなく、

潜在意識があなたを勝手に、自然に、気づかないうちに上に押し上げてくれますよ。

 

 

人は、近しい人間5人の平均的存在となるようにできている。

自分を成長させたいときは付き合う5人を変えてみて。

 

 

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管理人:岡野 真

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