潜在意識の力で、嫌な人を消すことはできるの?

花

 

潜在意識さん、あの嫌な人を消すこともできますか?

 

今回は、

「潜在意識の力を使って嫌な人を消すことはできるのか?」

についてです。

周りに嫌な人がいると、ついついイライラしてしまうものですよね。

「そういうイライラさせてくる嫌な人も潜在意識の力でなんとかできるのかな?」

と思っている方もいらっしゃるのではないかと思いますので、それについてお話していきます。

 

 

嫌な人に対して「嫌な人」と感じなくすることはできる

 

結論から言うと、嫌な人を消すことはできます。

ただこの「消す」というのは、

「潜在意識の力を使えばアラ不思議、翌日嫌な人が引っ越して消えちゃいました!」

というような意味ではありません。

そうではなく、

「その人に対して『嫌な人だな』と感じなくなるようにすることはできる。

その人の存在そのものを消すことができるというわけではないが、

『嫌な人』ではなくなるのだから『嫌な人を消すことができた』という表現もできる」

という意味で、嫌な人を消すことは可能です。

 

 

嫌な人と感じるのは、潜在意識下の固定観念が原因の場合も

 

では嫌な人を消す(嫌な人だと感じなくなるようにする)ために、まずそもそも、

「人はどうして、人に対して嫌だなと感じるのか?」

についてお話していきます。

 

 

相手を嫌な人だなと感じる理由はいろいろとあるのですが、その中のひとつとして、

「相手が自分のやりたいことをやっているから」

というものがあげられます。

たとえばAさんは、お金持ちになりたいと思っているとします。

しかし幼いころから、

「金を求めるなど強欲なことだ、清貧なのが素晴らしい」

と親や世間から教わってきたため、Aさんの潜在意識下には「お金を求めてはいけない」という固定観念があるとします。

これは「本当はお金持ちになりたい」という本心を「そう思うべきではない」という固定観念で抑えつけ、蓋をしている状態です。

 

 

この状態でお金持ちを見ると、その人がとても嫌な人に思えます。

潜在意識下で、

「なんだあいつは、私だって本当はお金持ちになりたいと思っているのを我慢しているのに、なんであいつは我慢せずにお金持ちになっているんだ。

なぜ、私がやりたくてもやれないでいることを平気な顔でやっているのだ?」

というふうに思い、腹が立ってしまうんですね。

 

 

嫌な人を消すための方法は、2つ

 

この場合、解決方法は2つあります。

 

①お金持ちの人に「お金を持つのは強欲だ」という固定観念を持たせる

②自分が「お金を持つのは強欲だ」という固定観念を捨てる

 

①のほうは、現実的に厳しそうですね。

相手にいかにお金を持つのが汚らわしいことかを説いてみせ、自分と同じ固定観念を相手の潜在意識に刷り込ませ、貧乏にさせることに成功したとしても、世の中にはまだまだたくさんお金持ちの人は存在しています。

そのため、別のお金持ちを見るたびに嫌な人だなと思うことになりますし、そうして嫌な人だなと思うたびに、

「ようし、こいつの潜在意識にも私と同じ固定観念を刷り込ませて、私と同じことを我慢させてやるぞ!」

と奮闘しつつ生き続ける…というのは、なんだかとても大変そうですね(;´・ω・)

 

 

自分の潜在意識から固定観念を消すほうが早い

 

②のほうは、相手を変えようとするのではなく自分が変わる方法です。

「そうか、私の潜在意識には『お金を手にするのは汚らわしい』という固定観念があって、

本当はお金がほしいという本心を抑え込んでいるから、素直にお金を求める人のことが嫌な人に見えてしまうのだなぁ…」

ということを認め、

「よし、この固定観念があるから相手が嫌な人に見えるのならば、この固定観念を消すことにしよう」

というふうに、自分の固定観念を消すやり方です。

 

 

「固定観念を消すなんて、どうやればいいの?」

と思うかもしれませんが、固定観念というものは、

「ああ、私はこれこれこのような固定観念を持っているのだなぁ」

と自覚した時点から消えてゆきますので、消すのはそれほど難しいことではありません。

ただ、

「私にはこれこれこのような固定観念があるが、これからは消すことにする。

もうこの固定観念には、従わないのだ」

と意識をするだけです。

それだけで、潜在意識に刷り込まれた固定観念は弱まっていき、消すことができます。

 

 

固定観念を消すことができるほどに、素直に自分のしたいことをできるようになりますので、

「私はしたいことを我慢しているのに、あの人はしている」

という理由で誰かを嫌な人だと思わずにすむようになります。

 

 

今回は例として「お金持ち」をあげていますが、お金のことではない固定観念が潜在意識下にあることももちろんあります。

一度、嫌な人だなと思う人に対し、

「この人のことを嫌な人だと思うのは、私の潜在意識にどのような固定観念があるからなのだろう?」

と考えてみてください。

どのような固定観念があるかに気づけた時点から、それは弱まりはじめますよ。

 

 

嫌な人を消すどころか、自分から仲良くしてしまうことも

 

また、

「自分の本心を押し殺し、やりたいことを我慢しているから相手が嫌な人に思えるのでは?」

ということを考えるとともに、

「嫌な人に、自分から近づいてしまってはいないだろうか?」

ということも、考えてみてほしいと思います。

 

 

嫌な人に自分から近づいてしまう、というのがどういうことかというと…。

たとえばAさんには「お金を求めるのは汚らわしい」という固定観念のほかに、

「私はいつもみんなからバカにされる人間だ」

という固定観念もあるとします。

そうすると潜在意識は、

「え、この人は自分がいつもバカにされると思ってるのかー。

だったらそのとおり、いつもバカにされるような現実を作ってあげないと!

よーし、誰かバカにしてくるような人を探すぞ~!(`・ω・´)」

というふうに働きはじめます。

そして潜在意識がそのように働くと、

「なぜか私の周りは、私をバカにしてくるような嫌な人ばかりだ」

ということが起きます。

 

 

これはAさん本人が、

「よーし、私はこれから、私をバカにするような嫌な人と仲良くするぞ!」

なんて自覚してやっているわけでは毛頭ないのですが、Aさんの潜在意識のほうが、

「そういう嫌な人をたくさん周りに集めないとね。

だって、そういう人たちと付き合っていないと『私はいつもバカにされる』と思ったままでいられなくなるもの。

ずっとそう思っていられるように、ちゃんとその人たちと仲良くするんだよ」

というふうに、嫌な人と関係を結ぶように導いてしまっている状態です。

自覚はないけれど、自分の潜在意識に促されて自分から仲良くしてしまうんですね。

これが「嫌な人に自分から近づいてしまう」ということです。

 

 

こちらも潜在意識下の固定観念を消すことで、嫌な人を消せる

 

ただこれも、

「あぁ、私には『私はいつもバカにされる』という固定観念があって、だから気づかずに嫌な人と親しくなってしまうのか」

ということを自覚し、

「では、その『いつもバカにされる』という固定観念を消すんだ」

と意識することで、嫌な人と知らず仲良くなってしまう…ということは防げます。

もう既に仲良くなってしまっているなら、固定観念が消えるとともにその嫌な人とは縁遠くなるはずです。

 

 

「この人のことを嫌な人だと思うのは、私の潜在意識にどのような固定観念があるからなのだろう?

自分の本心に固定観念で蓋をして、やりたいことを我慢しているから相手が嫌な人に思えるのでは?」

ということと共に、

「私は、私自身のことをどのように思っているのだろうか?

私はいつもバカにされるとか、私はいつも貧乏くじを引く、といった固定観念はないだろうか?」

ということも考えてみてください。

こちらも、どうかな?と考えると何か気づくものがあるはずですし、

そうして気づいた時点から、その固定観念は弱まっていきますよ(*^^)v

 

 

あなたの潜在意識下には、どのような固定観念がありますか?

その固定観念に気づき消すことができると、それに伴い嫌な人も消えてゆきます。

 

 

実は私も昔、「嫌な人に自分から近づいてしまう」というのをやっていたことがあります。

よければそのときのお話も読んでみてください、参考になれば幸いです↓

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管理人:岡野 真

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