「この状況は私にとって素晴らしい」なんて思えない…という方へ

木

 

この状況は私にとって素晴らしいと、断定する

 

今回は、

「この状況は私にとって素晴らしい」

についてです。

これは108さんという方が提唱したもので、

「なにか困った状況にあるときなどには、『この状況は私にとって素晴らしい』と断定してみてね」

という方法なのですが、この方法について詳しくお話していきます。

(※これからお話することは「私はこの方法についてこんなふうに思う」という私個人の考えであって、108さんの意見や見解を代弁しているわけではありません

 

 

「この状況は私にとって素晴らしいと思え」ではない

 

「困った状況にあるとき『この状況は私にとって素晴らしい』と断定してください」

この言葉を聞いたとき、

「こ、こ、こ、この状況のどどどどこが、どこが素晴らしいねん!」

とか、

「一体どうやったらそんなふうに、素晴らしいと思えるようになるの…?」

と感じる方がとても多いのではないか?と思います。

ただ、いまの状況を素晴らしいと思う必要はありません。

 

 

この方法、

「この状況は私にとって素晴らしいと断定してください

とは言っていますが、

「この状況は私にとって素晴らしいと思ってください

とは言っていませんよね。

素晴らしいと断定するということと、素晴らしいと思うということは違います。

 

 

この状況は私にとって素晴らしいと思ってしまったら、今のままになる

 

たとえば、あなたがいま金銭的に苦しい状況にあるとして、

「で、でも今日のご飯を食べるお金はあるぞ。

今日の食事代があるということは、素晴らしいことじゃないか。

う、うむ、そうだ、この状況は私にとって素晴らしいのだ…(とは思ってないが、そう思うようにせねば…)」

というふうに、今の状況の中から無理やりに良いと思えそうな点を探し出して、素晴らしいと思いこもうとする必要はありません。

 

 

仮にど根性で、この状況は私にとって素晴らしいんだーーー!!!!と思いこむことに成功したとしても、そうすると、

「この状況が素晴らしいんなら、このままでいいじゃない」

となってしまい、むしろ状況が変わらなくなってしまいます。

無理にいまの状況が素晴らしいと思いこんで納得しようとするというのは、今の状況に甘んじるということ、これからも今のままでいいと妥協するということですが、そんなの嫌ですよね(;´・ω・)

 

 

この方法はそのように、

「いまの状況も考え方によっちゃ良いとこもあるでしょ?

だからそこに注目して、この状況は私にとって素晴らしいのだと満足しとくことにしましょ」

とすすめているわけではないと思います。

 

 

心境に関わらず、この状況は私にとって素晴らしいと決めつける

 

この方法に取り組む際は、あなたがどれほど「こんな状況最悪だ、クソだ、どん底だ」と思っていても構いません。

そう思ったままで、この状況は私にとって素晴らしいと決めつけて言い張ってください。

 

 

今の状況を見て「クソだぜ」と思っているのに「この状況は素晴らしい!!」と決めつけて、言い張る…。

これはリンゴを見て「リンゴだな」と思っているのに「これはオレンジだ!!!」と決めつけて言い張るようなものなので、ものすごく強引です。

当然内心で、

「いやいやオレンジじゃねーよ!!リンゴだわ!!」

という激しい矛盾を感じますし、実際とは違うことを言っているのでなんだかすごく気持ち悪いですよね。

ですが、この気持ち悪さを感じることこそが大事です。

 

 

潜在意識は矛盾が嫌いなので、顕在意識に合わせてほしい

 

人間の潜在意識にはもともと、矛盾を解消して一貫性を保とうとする働きが備わっています。

なぜかというと、矛盾したことなんてさすがの潜在意識にも両立は不可能だからです。

 

 

潜在意識下の「この状況は私にとって最悪だ」という本音と、

顕在意識上の「この状況は私にとって素晴らしい」という決めつけ、

この2つを同時に現実化することはできませんよね。

できるとしたら、最悪な現実と素晴らしい現実の2つが同時に存在することになりますが、いくらなんでも現実を2つ用意するなどという芸当は潜在意識にもできません。

なので、どちらかをどちらかに合わせて矛盾を解消し、1つしか現実を作らなくてよい状態にせねばなりませんよね。

 

 

ここでたいがいの方は、

「この状況は最悪だという本音に合わせて、この状況は最悪だと言うことにする」

というふうに、顕在意識を潜在意識に合わせることで矛盾を解消しますので、この先も最悪な状況のままになります。

 

 

顕在意識が譲らなければ、潜在意識が譲るしかなくなる

 

ですがこの方法は、

「本音で最悪だと思っていようとなんだろうと、顕在意識上では頑として『この状況は私にとって素晴らしい』と言うことをやめない」

という方法です。

すると潜在意識は、

「最悪なのと素晴らしいの…さすがに2つも現実は作れんで、どっちかにせな。

でも顕在意識は絶対に俺に合わせてくれる気ないみたいや、なにがなんでも素晴らしい言うてるで。

ほんなら、俺がそれに合わせて動くしかないやんけ(´・ω・`)」

となります。

顕在意識上の決めつけ・言い張りに潜在意識が合わせてくれるようになるので、状況が素晴らしいものへと作り変わっていきます。

 

 

この状況は私にとって素晴らしいという言葉に根拠はない

 

多くの方が、

「この最悪な状況を、私にとって素晴らしいだなんて思えません、どうすればいいですか?」

と言うのですが、今の状況を素晴らしいと思ってしまっては先に述べたとおり、「じゃあ今のままでいいじゃない」となってしまいますので、むしろ今の状況を素晴らしいなどと思ってはいけないんです。

大事なのは、

「素晴らしいなどとは思ってもいないのに、素晴らしいと言い張ることで矛盾を起こすこと」

です。

目的は「素晴らしいと思えるようになること」ではなく、「矛盾を潜在意識に埋めさせること」です。

 

 

「この状況は私にとって素晴らしい」

↑この言葉は、潜在意識と顕在意識の間に矛盾を引き起こすための引き金なだけですから、素晴らしいと言うことに、

「ご飯を食べられるお金があるから」

といった根拠もなにも必要ありません。

矛盾を起こすための単なる道具のようなものだと思ってください。

とりあえず「この状況は私にとって素晴らしい」と言いさえすれば、それで矛盾を生み出すことに成功するのですから、意味も何もなくただそう言えばいいだけです。

 

 

途中で、「素晴らしいと思えないからそう言うのやめようっと」となってしまっては、

そこで矛盾が解消されてしまい今の状況が続いてしまうため、頑として素晴らしいと言い張って譲らずにいる必要があります。

そのうち潜在意識が、

「顕在意識が俺に合わせてくれないなら、俺のほうが合わせるよ~」

と動き出し現実を変えるまでは、素晴らしいと決めつけ続ける。言い張り続ける。絶対に譲らない。

それが、

「この状況は私にとって素晴らしいと断定する

ということです。

 

 

ただただ無意味に、この状況は私にとって素晴らしいと断定する

 

「素晴らしいと思わねばならない」

「素晴らしいと主張するに足る根拠を探さねばならない」

そんなふうに無理をする必要はありません。

本当にただ単に、なんの根拠もなく素晴らしいということにすればいいんです。

とにかく、無意味にそう決めつけてみてください。

そうすれば人(の潜在意識)は勝手に矛盾を感じて、それを埋めようと現実を変えていきますよ(*´ω`*)

 

 

理性で判断して、
「ふむ、考え方によってはマズイ状況とばかりは言い切れないな」

と自分に言い聞かせた上、

「この状況は私にとって素晴らしい」

と断定するのではありません。

 

頑として断定すること。

理性的な状況判断と一致する必要は全くありません。

理性(エゴ)がどんな判断を下していようと、いっこうに構いません。
あなたの現在の心境とは関係ないのです。

 

要は、

「この状況は、私にとって素晴らしい!!」
と断定する意志があるかどうか、というだけのことです。
その意志というか、勇気を持ってください。

断定するだけで良いのです。
(108さんの言葉)

 

 

108さんと言えば「この状況は私にとって素晴らしい」のほかに、

「問いかけメソッド」というものも提唱なさっていますね。

この問いかけメソッドについては下記の記事を参考になさってみてください↓

★前提を変える、問いかけメソッド★

 

 

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