今回は、いただいた質問の回答です。
相手に指摘され、自分で自分の嫌な面に気づいたとき。
自分自身を否定されたのではなく、その自分の考え方や行為を指摘されたと気づくためには、
とことん落ち込んでそれに向き合っていった方が良いのでしょうか。
そして、たぶんその自分の「嫌な面」というのは、もしかすると個性だったり、改善しにくいものかもしれないですよね。
それを嫌な面と思わず、個性として伸ばしていく考え方?を身に着けていくには、どうしたらよいのでしょうか。
あまり力まずに向き合っていきましょう。
自分の個性は伸ばすとか改善するとかいうよりも、調味料だと考えてみてはいかがでしょうか?
自分自身とは向き合ったほうがいい
自分自身を否定されたのではなく、その自分の考え方や行為を指摘されたと気づくためには、
とことん落ち込んでそれに向き合っていった方が良いのでしょうか。
というのがひとつめの質問ですが、そうですね…私は向き合ったほうがいいと思います。
ただこういうのって、
「さぁ、今から向き合うぞ!」
と思ってパッとできるとは限りませんし、
(パッとできる場合もありますが、それはもう内心で向き合う準備ができていたとき)
あまりやるぞー!と意気込むとできないときに、
「なぜやろうしてもできないんだ!?」
と余計に落ち込んで自分を許せなくなったりします。
それよりも、
「私は向き合うことができるし、できるものをわざわざやるぞ!と力む必要もあるまいさ~」
という気持ちでゆる~くいたほうが、良いタイミングのところでフと向き合えて腑に落ちたりしますから、
あまり自分を追い込まないようになさってくださいね(*´ω`*)
自分の個性として伸ばすにはどうすればいい?
次に、
その自分の「嫌な面」というのは、もしかすると個性だったり、改善しにくいものかもしれないですよね。
それを嫌な面と思わず、個性として伸ばしていく考え方?を身に着けていくには、どうしたらよいのでしょうか。
こちらについてです。
なんとなくの私の感覚として、
「自分の個性に困っている人は、個性を『いつでもどこでも自分についてまわってくるもの』と思っている」
というふうに感じます。
自分の個性は自分の一部分であるという考え
たとえば内向的で悩んでる…というとき。
その内向的というのは自分の手足だったり内臓のような、
自分が行くところどこにでもついてくる切り離すことのできないものなのだ…という感じに考えていませんか?
すると、
「内向的なところを誰かに良くないよーって指摘されたところで…、
そうかもしれないけど、でもそれは私と切り離せない一部なんだし、
そこを無理に消そうとしたら、なんだか自分ではなくなってしまう気もする…。
無理に外交的になったところで、それって本当の私と言えるのか?」
みたいに思えてしまいますよね。
これは私自身、そのように思っていたことがありました。
で、ちょっと自分語りみたいになっちゃうのですが、
私の場合はそのような状態からどうやってうまくいくようになったのかについてお話してみますね。
いろいろな個性は誰もが持っている
「無理をしてこの個性を改善したところで…、私は自分の一部を失って私ではなくなるのではないか?」
そんなふうに思っていた私ですが、自分と周りをよーく見てみて気づいたことがあります。
私はどっちかというと内向的なタイプだと思うんですが、
でも、友達同士で集まったときとかにはめっちゃよくしゃべります。
逆に「俺はすごく社交的なタイプ!」と豪語してすごくよくしゃべるタイプの人でも、
慣れていない場所に行くと何を言えばいいかわからずにモジモジしてることとかもあります。
それに気づいたときに私はこう思ったんです。
「あぁ、外交的という人でも内向性は持ってるんだよなぁ。
私も自分のことを内向的とか言いながら、めっちゃよくしゃべる外交的なところもある。
どっちがどういうときに出るかの違いなだけで、みんなどっちの個性も持ってるんだ。
じゃあきっと、他のいろいろな個性も、持っていない人なんていなくてみんな全部持ってるんじゃないかな…。
…あれ、もしかして個性って…時と場合に適したものを出せればうまくいくし、
どういうときに何をどのくらい出せばいいのかがわからないとうまくいかないだけなのかな?
うまくいくために必要なのって、『どんな個性を持っているか?』ではない。
どんな個性も誰だってみんな全部持ってるんなら、
あとはその持っているものを『うまく出し入れできるかどうか』じゃないの?」
と。
個性を「出し入れ可能な道具」としてみる
では個性を自分の一部とするのではなくて、自分が出し入れして使える道具…、
たとえば調味料みたいに考えてみるのはどうだろう?と。
調味料って、いっぱい種類がありますよね。
この料理のときにはお醤油をいっぱい使うとか、いやこの料理のときに必要なのは醤油より酢でしょとか、そのときどきに適したものがあります。
別に醤油が良いならソースが悪いとかいう話でもないし、どれが真の調味料か?とかいう話でもないですよね。
それと同じく、外交的、内向的、傲慢、謙虚、サバサバ、ネチネチ、几帳面、大雑把、感情的、理性的…、
そのほかいろいろな個性がありますが、どんな個性も私はもともと全部持っていてそれはすべて持っていて良いもので、
あとはそれらをどういうときにどの程度使うか?という良い塩梅を知るだけでいいのではないかしら?と。
内向的という個性が私を苦しめているわけじゃなくて、
自分がその個性だけしか持っていなくて他のものは持っていないと思いこんだり、
「外交的なのは本物の私じゃない、でも内向的なのは本物の私だ」
「どれか特定のひとつの個性だけが、本物である」
という、本物はひとつであるはずだという固定観念が私を苦しめているのではないか?と。
相手のお好みの調味料を多めにする
なので、
「あなたのその内気な性格だと、こういうときは損しちゃうよ」
と言われたときには、それまでは、
「いまのままじゃダメな人間って言われたみたいな気になる…。
…でも…私は外交的な個性なんて持ってないし、
内気じゃなくなったらなんだか私じゃなくなっちゃうような…」
みたいに思っていたのを、
「なるほど、こういうときには『外交的』という調味料を多めに使用するといいのか」
みたいに思うようにしてみました。
自分という人間にない部分を作り出そうとか、ある部分を消そう、変えよう…とかすると辛いんですが、
自分がもともと持っている道具を、自分の都合のいいときに自分の都合のいいぶんだけ取り出して使う、いらないときは引っ込めておく、と考える。
最初は自分に言い聞かせる感じからはじまりました。
残念だけど考え方というのはいきなりパッと完全に変わったりはしないので、
最初はそのように考えるように意識をする、そして、徐々にそう思えるようになっていったという感じです。
個性を伸ばすというより、個性の塩梅を知ると考えてみて
…ということで、
「私はありとあらゆるすべての個性を全部持ってて、全部持っていていいし、全部持っている状態が私。
それぞれ何をどの程度どこで使うといいのかな?って塩梅を知っていこう」
みたいに考えると、
「この人に、ここが良くないと自分の一部を指摘された!これが私の個性かもしれないのに…」
とかではなく、
「ふぅん、この人はこの調味料は好きじゃないんだな~」
というふうにより冷静に考えられるようになり、
「個性を伸ばそう!」と考えるよりもかえってうまくいくんじゃないかな?と思います。
参考になれば嬉しいです(*´ω`*)
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