引き寄せメソッドってどういうもの?
今回は引き寄せメソッドについてです。
先日、
引き寄せメソッドについて、どういうものがあり、岡野さんはどういうものをおすすめされているのか伺いたいです。
というご質問をいただきましたので、これについてお答えしていきます。
引き寄せメソッドは「心のトレーニング法」
まずは、
「引き寄せメソッドって何?初めて聞いた」
という方もいるかもしれませんので、引き寄せメソッドについての説明をします。
引き寄せメソッドとは簡単に言うと、
「人間の観念をより良く変えるための方法」
です。
「人間の心の状態をより良く変えるための方法」
と言い換えてもいいかもしれません。
引き寄せの法則とは、その人の持っている観念が現実になるという法則です。
そのため、悪い観念を持っているのであれば悪い現実が作られますし、良い観念を持っていれば良い現実が作られます。
今は悪い現実が作られているけれど、もっと良い現実にしたいと思うのであれば、まずは自分の観念を今よりも良いものへと変える必要があります。
そして、観念を今よりも良いものへと変えるための方法が引き寄せメソッドです。
これは肉体に例えるとわかりやすいかもしれません。
あなたに体力がなければ短い距離しか走れませんが、体力があれば長い距離を走れます。
今は短い距離しか走れないけれど、もっと長く走れるようになりたいと思うのであれば、まずはもっと自分の体力をつける必要があります。
今よりも体力をつけるための方法として色々なトレーニング法があるかと思いますが、このトレーニング法にあたるのが引き寄せメソッドです。
肉体を強くするためのトレーニングではなく、心を強くする(観念を良くする)ためのトレーニングのことを引き寄せメソッドと呼ぶのだというふうに考えると、わかりやすいのではないかなと思います。
引き寄せメソッドは2種類に分けられる
肉体を強くするためのトレーニングには、ジョギング、スクワット、腹筋、腕立て…などなどなど、さまざまな方法がありますよね。
心を強くする(観念をより良くする)ためのトレーニング(引き寄せメソッド)にも、アファメーション、なる式、自愛、完璧認定、自己観察…などなど、さまざまな方法があります。
本当にたくさんの種類の引き寄せメソッドがあるのですが、どのような方法であろうとも、
「今よりも心の状態を良くする(今よりも持っている観念を良くする)」
ということが目的です。
どのような肉体のトレーニング法であろうとも、
「今よりも肉体の状態を良くする」
ということが目的なのと同じです。
引き寄せメソッドは大きく分けると、
①「叶う」と決めてあとは何もしない系…なる式、完璧認定、行動不要etc.
②徐々に「叶う」と思えるようになっていく系…アファメーション、自愛、自己観察etc.
この2つの系統に分かれるように思います。
例えば引き寄せでは、
「叶うと決めたらあとは何もしなくていい」
と言われることがありますが、これは①の「叶うと決めてあとは何もしない系」です。
逆に、
「日々自分の良いところや、できたことに目を向けていきましょう」
などは②の「徐々に叶うと思えるようになっていく系」です。
これは肉体で例えるならば、
①「完走する」と決めてあとは何もしない、意志の力で完走する系
②意志の力だけでは完走は厳しいので、徐々に完走に向けて体力をつけていく系
という感じです。
このように言うと、
「①は意志の力で乗り切るってことか…それって気合いが必要そうだな…」
と思うんじゃないかと思いますが、まさにそのとおりで、①のほうが②よりも気合いが必要になります。
「完走するぞ!」という決意だけで完走できるのは、既にある程度肉体が強い方です。
このようにある程度強い方は、①のやり方でもOKです。
逆に、ほんの少し走っただけで息切れが…という体力のない方には②が向いています。
引き寄せメソッドも同じで、「叶えるぞ!」という決意だけで叶えきることができるのは、既にある程度心の状態が良い方、ある程度自分に自信を持っている方、ある程度根性がある方です。
このような方は、①叶うと決めてあとは何もしない系でもOKです。
逆に、心の状態があまり良くない方、すぐにネガティブになったり、すぐに「どうせ私なんか…」と思ったり、自分に自信がないといった方には、②徐々に叶うと思えるようになっていく系のほうが適していると思います。
あくまでも私の印象なのですが、引き寄せメソッドに取り組んでいる方を見ていると、
「②のやり方が向いているだろうに、無理に①のやり方をしようとしているな」
という方が多いように思います。
①はよく「何もしなくても叶う」と言われるので「それは楽そうだな」と思えて①を選んでいるのかな?と思いますが、実際には①は「とにかく気合いで完走しよう(とにかく気合いで叶えよう)」という感じのものなので、実はしんどいやり方です。
実際、なる式などの①系のメソッドに取り組んで、
「でもどうしても叶うと思えない、私には無理だ…」
と、途中で挫折した経験がある方は多いのではないでしょうか。
走り出したはいいものの、途中で体力が尽きて「どうしてももう走れない…」と立ち止まってしまう状態に似ているかと思います。
このようになっている場合、無理に①のやり方にこだわらず、②のやり方に変えたほうが結果的に早く楽に完走する(叶える)ことができます。
引き寄せメソッドを善悪で判断しない
さきほど、
心の状態があまり良くない方、すぐにネガティブになったり、すぐに「どうせ私なんか…」と思ったり、自分に自信がないといった方には、②徐々に叶うと思えるようになっていく系のほうが適していると思います。
と書きましたが、中にはこれを聞いて、
「心の状態が良くないとか…ひどいこと言われた…。
なんだか『お前はダメ人間だ』って言われたみたいだわ…」
と思った方もいるかもしれません。
けれど私は決して「心の状態が良くない」というのをダメなこと、悪いことだとは思いませんし、責める意味でも言っていません。
体力のある人は善人で、ない人は悪人でしょうか?
健康な人は価値のある人間で、病気の人は価値のない人間でしょうか?
決してそんなことはありませんよね。
体力のあるなしや心の状態の良し悪しと、人間としての価値はまったく関係のないことですので、ここを混同しないように気をつけてほしいと思います。
「体力のある人は善で、ない人は悪(心の状態の良い人は善で、良くない人は悪)」
というようなジャッジをすると、
「つまり①をやる人のほう価値があるんだ→私は価値ある人間でいたい→だから②をやるわけにはいかない」
みたいな意地が出てきて①にこだわってしまいます。
「①気合いで完走できる人のほうが価値があるんだ→私は価値ある人間でいたい→だから②体力をつけるトレーニングをするわけにはいかない」
のような感じですが、これだといつまでも体力がつかないまま(心の状態が変わらないまま)になってしまいます。
善悪や価値の高い低いで引き寄せメソッドを選ぶのではなく、あくまでも、
「今の自分の心の状態に適しているほうはどちらなのか?」
で選んでほしいと思います。
観念を変える作業がどのようなものかについては、以下の講座でより詳しく解説しています↓
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引き寄せメソッドは、
①「叶う」と決めてあとは何もしない系
②徐々に「叶う」と思えるようになっていく系
の2種類に分かれる。
どちらが良い悪いではなく、自分の心の状態に合っているほうを選ぶことが大事。
おすすめ動画のご紹介
山根洋士さんという方の動画で、とてもわかりやすく引き寄せについて解説をなさっています。
先日、動画がすべてリニューアルされてさらに理解しやすくなりました。
初めて見る方はもちろんのこと、以前に一度見たことがあるという方も、一新された内容がお役に立つのではないかと思います。
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