ネガティブをやめるために、この方法を試してみて。

カラーの花

 

ネガティブをやめるにはどうすればいいの?

 

さて、今年も今日で終わりですね。

来年に向けて目標を立てている方も多くいると思うのですが、中には、

「来年こそネガティブをやめる!ポジティブな私になるんだ!」

と思っている方もいるのではないでしょうか?

そのような方へ向けて、ネガティブをやめる簡単な方法をひとつご紹介します。

 

 

ネガティブをやめるべきと思うとネガティブは続く

 

ではではネガティブをやめたいそこのあなた、まずは、

「そもそもなぜ、ネガティブになってしまうのか?」

ということについて考えてみましょう。

原因がわかれば対処しやすいですからね(*´ω`*)

私は、ネガティブになってしまう大きな原因のひとつは、

「ネガティブをやめるべきである」

と考えることにあると思っています。

 

 

たとえば子供のころ、さてそろそろ勉強しなきゃなぁ…と思っているときに、

親に「勉強しなさい!」と言われて、

「ちゃんとやるつもりだったのに、そう言われたせいでやる気なくなったわー!!」

とやる気を失った経験がありませんか?

あとは、「押さないでください」と書かれた非常ボタンを見ると、つい押すところを想像しちゃったりとか。

「これ、絶対に見ちゃダメだよ」

と言われれば、無性に気になって見たくなったりとかとか…。

やれと言われればやりたくなくなり、やるなと言われればやりたくなる。

こういう経験は誰しも一度はあると思いますが、これは心理的リアクタンスと呼ばれるものです。

 

 

人はもともと、

「自分自身の意志で選択したい、自分で決めて行動したい」

という欲求を持って生まれてきます。

そういった欲求が備わっているため、

「やりなさいorやってはいけない」

と命令をされると、

「自分の自由を奪われた」

と感じ、自身の自由意志を回復するためにわざと反対のことをやろうとしてしまいます。

やれと命令されていることが自分にとって良いことであっても、この心理的リアクタンスは働きます。

勉強しなさい!とかはそうですよね、

自分にとって勉強するのが良いことだということは自分でもわかっている。

だけど命令されると、

「あくまでも自分の意志でやりたいんであって、命令されてやりたいんじゃねーよ!」

という反発が生まれて、自分にとって良いことですらもやりたくなくなるのが人間です。

 

 

ネガティブをやめるべきと思い、負のスパイラルに陥っていく場合も

 

不思議なものでこの心理的リアクタンスは、人から命令を受けたときだけではなく、

自分自身に命令を下したときにも起こります。

禁煙したい人が「禁煙!」という張り紙を部屋の壁に貼ると、かえって煙草を吸いたくなるとか、

ダイエットのために「間食禁止!」と冷蔵庫に貼ると、貼る前よりも食べたくなったりとか、ね。

同じように、

「ネガティブをやめるんだ、ネガティブ禁止!やめなければならない!」

と考えると、この心理的リアクタンスが働き、かえってネガティブになってしまいます。

で、ネガティブになるとますます、

「だからネガティブはダメなんだってば、ダメダメ!やめろ!」

とさらに強く禁じようとします。

すると、ますます強く心理的リアクタンスが働きますますネガティブに…という負のスパイラルに陥る方も多いです。

これがネガティブをやめられない原因のひとつです。

 

 

逆に「ネガティブをやめるべきではない」としてみる

 

ということは、この心理的リアクタンスを逆手にとってしまえばいいですよね。

ネガティブをやめたいのであれば逆に、

「ネガティブをやめるのはいけないことだ、絶対にネガティブなままでいるべき」

と自分に命令するんです。

 

 

おそらく、いまこの文章を読んだ瞬間に、

「は?そんなのヤだ…」

という気持ちが生まれたのではないでしょうか?

ほらね、反射的にネガティブでいることに対して「嫌だ」と反発が生まれ、もっとポジティブであろうとしたでしょ?

こうして、あえて「ネガティブをやめるべきではない」と考えることでネガティブへの反発心を生み、それによってポジティブになるという方法もあります。

 

 

「ネガティブでいてもいい」ではない

 

この方法をやる際のポイントは、

「ネガティブになってもいいよ」

ではなく、

「ネガティブでいなければならない」

とすることです。

「なってもいいよ」というのは、してもしなくてもどっちでもいいよということですよね。

好きなほうを選んでいいよ、と自分の自由意志を尊重してしまっています。

今回ご紹介しているのは、自由意志を奪われた際の反発心を利用しようという方法ですので、自分の自由を奪うためにあえて、

「ポジティブでいてはいけない、ネガティブであらねばならないのだ」

とポジティブを禁止し、ネガティブを義務化してください。

 

 

なにかの拍子にネガティブになった際、これまでは、

「ダメダメ、こういうネガティブをやめるんだ!前向き前向き…!」

と考えていたと思いますが、これからは、

「よーし、これから1時間は絶対にネガティブなことを考え続けるぞ!

1回たりともポジティブなことを考えてはダメだ!!」

として、1時間全力でネガティブでいようとしてください。

おそらく、数分で嫌になると思います。

ネガティブをやめるべきと考えていたときには1時間でも2時間でもネガティブでいられたはずが、

ネガティブを義務にしたとたん、数分しか持たないことに驚くはず。

でも、そこでやめずに1時間はネガティブなことを考えつづけてください。

どんなに嫌でも義務ですので、やってください。

 

 

でね、これを何度かやっていくうちに、ほんっっっと~~~~~に心の底からネガティブでいることにウンザリすると思います(;^ω^)

そうして心底から「嫌だ、やりたくない」と感じたことは、

やめなきゃなんて考えなくても人は勝手にやめちゃうものですよ。

 

 

ネガティブをやめるべきと考えたまま取り組まないこと

 

ときどき、

「ネガティブを義務だと考えていても、途中で嫌にならずにずっとネガティブでいられちゃうんですけど…」

という方がいらっしゃるんですが、このような方はネガティブを義務にしているようでしていない場合が多いです。

やる際に、

「これをやって、早くポジティブにならなきゃ」

と思いながら…つまりネガティブをやめるべきだ、と思いながら取り組んでるんですね。

「ネガティブをやめるべきだからネガティブの義務化を試してみよう」

ではなく、

「ネガティブでいるべきだからネガティブを義務にしよう」

という姿勢で取り組んでみてください。

 

 

あと、

「途中でネガティブでいることに嫌になったらそこで考えるのをやめればいいや」

と思っている場合もネガティブが長く続きやすいです。

嫌ならやめてもいいんだよ、というのでは自分の自由意志が尊重されてしまっていますので、

「嫌でもやれ、義務なんだから決めた時間内は絶対にやれ、拒否権はないぞ」

というほどの反発が生まれないためです。

 

 

さきほども言いましたがポイントは、

「ネガティブでいてもいいよ(嫌になったら途中でやめてもいいよ)」

という「許可」を与えることではなく、

「時間内は何がなんでもネガティブをやめるのはダメ、絶対にネガティブを続けねばならない」

「命令」を与えること、心理的リアクタンスを生むことです。

許可だと心理的リアクタンスが生まれませんので、命令と許可を混同しないようにしてくださいね。

 

 

「なんでネガティブやめたいのに、わざわざやめたいものを義務化せなあかんねん…」

と、あなたの中にネガティブでいることへの嫌悪感が生まれているのであればこれ幸い。

すでにあなたの中で、ポジティブであろうという欲求が強まっているということですので、そのような場合こそあえてこれを試してみてほしいと思います(*´ω`*)

 

 

今年1年、本当にありがとうございました。

それではみなさん、良いお年を!

 

 

ネガティブが続くのは、

「ネガティブをやめるべき」

と考えることで心理的リアクタンスが働くから。

それを逆手に取ってしまえばネガティブをやめることができる。

 

 

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管理人:岡野 真

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