ただ決めるだけで、潜在意識は働くの?
今回は「決めるだけ」についてです。
潜在意識に関してのお話の中で、
「願望があるなら、それが叶うと決めるだけでいい」
というものがあるのですが、これを読んで、
「決めるだけ?本当にただ決めるだけで願いが叶うの?」
と不思議に思う方もいると思います。
はてさて、本当に潜在意識は叶うと決めるだけで叶えてくれるのか?についてお話していきます。
潜在意識は「決めるだけ」でその方向へと向かう意識
結論から言うと、確かに潜在意識は決めるだけで願いを叶えてくれます。
もともと潜在意識は、
「そうだと決めた瞬間、その方向に向かう」
という習性を持っている意識なので、そうなります。
なんでそんな習性を持ってるの?というと…うーん、これは長い進化の過程で自然にそうなったものなので、
「いついつにこのような理由でそうなりました!」
というのは明確には言えないのですが、とにもかくにも人間の潜在意識はそのような習性を身に着けたために、決めるだけでその方向に向かうようになっています。
「決めるだけ」では願いが叶わない人とは?
ただ、この「決めるだけ」の意味をちょっと誤解してしまう方もいるように感じます。
よくありがちなのが、
「よし!私は○○になると決めるぞ!」
と決めて、そしてそのあと、
「決めたよ…決めるだけでいいんならこれで願いは叶うよね…?叶う…んだ…よね?」
とハラハラドキドキしながら過ごしてしまうパターンです。
「決め直し」をするので、潜在意識が決め直したほうを叶えている
最初に、
「よし!私は○○になると決めるぞ!」
と決めた点、これはとっても良いと思います(*´ω`*)
ここから潜在意識は、
「おっ、○○になるの?ほんじゃ〇○目指して頑張るべ!」
という方向に向かい始めます。
ただそのあとに、
「これで叶うんだよね…?(いや実際のところ決めるだけじゃ叶わないんじゃないの?)」
と疑ってしまっていますので、こうして疑った時点で、
「一旦叶うと決めたけど、でもその後でやっぱり叶わないと決めた」
という状態になってしまっています。
潜在意識は新しく決めたほうに従い、
「もう○○にならなくてよくなったの?じゃあやめるね~」
と、願いを叶えようとするのをやめてしまいます。
これは「新たに叶わないと決め直した」という自覚がない本人にしてみれば、
「決めるだけって言うから決めたのに何も変わらない。
やっぱり決めるだけでいいなんて嘘なんだ…」
と感じてしまいますよね。
ただこれは、「決めるだけが嘘だから叶わない」というよりは、
「決めるだけが本当だからこそ(叶わないと決め直しただけで潜在意識がそれを叶えてしまい)叶わない」
といったほうが近いかなと思います。
「決めるだけ」をするのは、至難の業?
ここまで聞いて、
「そうか、叶わないと決め直しちゃってたから叶わなかったのか…。
だったら、『ほんとは決めるだけじゃ叶わないんじゃないの?』なんて疑いを持たずに、ずーっと『叶う』と思い続ける必要があるんだな」
と思った方もいるかもしれません。
確かに、そうしてずーっと叶うと思い続けていれば潜在意識は叶う方向から外れないということですので、叶います。
しかし、
「ずーっと『叶う』と思い続ける必要がある」
って…、
「そんな大変なことできるか!! 」
と思いませんか?
だってこれって、叶わないんじゃないの?という疑いや不安を一切抱いちゃダメってことです。
けれど、人間なら誰だってときには疑ったり不安になったりするものですよね。
「一切の疑いを持たず、えんえん叶う叶うと思い続けていなきゃいけない」
なんて至難の業ができる方ならそのやり方で願いを叶えるのもいいとは思いますが、
多くの方には無理なんじゃないでしょうか。
少なくとも私にはちょっと無理そうです(;´・ω・)
「なんだ…決めるだけでいいとか言うから簡単そうに思えたのに、実際に決めるだけを実行するのは至難の業ですってことか…。
じゃあ潜在意識に願いを叶えてもらうなんて無理じゃん…」
…というと、いえいえ、そんなことはありません。
不安になろうが叶うと決めるだけで、潜在意識は叶える
潜在意識がただ決めるだけで、その決めた内容を叶えてくれるのならば、
「私が今後どれほどまでに不安になろうとも、それでも願いは叶う」
と決めるだけで、今後不安になろうがその願いは潜在意識が叶えてくれる、ということです。
「『ほんとは決めるだけじゃ叶わないんじゃないの?』なんて疑いを持たずに、ずーっと『叶う』と思い続ける必要があるんだな」
というのは、
「ずっと叶うと思い続けていられないのであれば、願いは叶わない」
という定義づけをしている状態です。
そのような定義づけをした時点で…つまり、そのように決めただけで潜在意識は、
「ほうほう、じゃあ願いは叶うと思い続けていられなくなったら、願いを叶わなくすればいいのね?オッケー!(`・ω・´)」
と働きはじめます。
すると「叶わないんじゃないの?」と不安になった時点で、
「お、叶うと思い続けずに不安になったね。じゃ、ここからは決められたとおりに叶わなくしてあげなきゃ」
となってしまいます。
対して、
「私が今後どれほどまでに不安になろうとも、それでも願いは叶う」
というのは、
「ずっと叶うと思い続けていられなくても、願いは叶う」
という定義づけをしたということです。
なのでそう決めただけで潜在意識は、
「ほほう、叶うと思い続けているか否かに関わらず、願いを叶える方向に行けってことね?よっしゃ任せろ!(*´▽`*)」
と働きます。
これですとあなたが不安になっても、
「ここからも叶う方向で行くよ~、だって不安になるかどうかは関係なく叶えろって言われたもんね」
ということで、潜在意識はそのまま願いを叶える方向に向かいます。
自分に都合のよい定義に「決めるだけ」でいい
ついつい、
「決めるだけとは、願いは叶うとずっと思考しつづけることである。
ずっと叶うと思い続けていられないのであれば、願いは叶わない」
という定義づけを最初にして、しかしその定義を守るのは至難の業だ…と苦しむ方もいるのですが、
ならばそのような苦しい定義づけ自体、最初からするのをやめてしまえばいいんですね。
もっと自分にとって都合の良い定義に変えてしまえばいいんです。
「不安になろうがなるまいが、私の夢は叶う」
としたならば、潜在意識はそう決めただけでそれを実現しますし、これって今後、
「願いを叶える過程で、不安になっても一向に構わない」
ということなのですから、
「願いを叶える過程で、不安は一切抱いてはいけない」
というのより楽そうじゃありませんか?(*^^)v
決めるだけの潜在意識メソッド「なる式・完璧認定」
この「決めるだけ」というのを利用した潜在意識のメソッドというと、
「なる式」や「完璧認定」だと思います。
なる式は、
「今この瞬間、願いが叶った私になったものとする。そうするだけで潜在意識がその願いを叶える」
というやり方です。
いまここで、「叶った」と決めるだけでよいということですね。
このなる式では、そのように「叶った」と決めたあとに不安になっても、
「それさえも叶った私が抱いている不安なので問題はない、不安になったところで叶うことに変わりはない」
と言われています。
完璧認定のほうは、
「今この瞬間、自分は完璧であるものとする。そうすれば潜在意識が完璧にしてくれる」
というものです。
こちらもただこの瞬間に「私は完璧である」と決めるだけでよいというやり方で、
「これはいつでも自分を完璧だと思い続けていろという意味ではない。
そう思えなくても、そう思えない自分ですらも完璧なのだから、潜在意識はそのまま完璧へと向かう」
とされています。
なる式も完璧認定も、
「願いが叶ったとか、私は完璧だという思いを常に抱き続けているように」
とは決して言っていません。
「常に抱き続けていられなくても私の望むとおりになるのだ、と決めれば、そう決めただけでそうなる」
と言っています。
「ずっと叶うと思い続けていられなくても、願いは叶う」
「私が願いを叶える過程で、不安になっても一切の支障はない」
ぜひそう決めてください。
そう決めるだけで、潜在意識はそうしますよ(*´ω`*)
潜在意識は、ただ決めるだけで決めた内容を現実にする。
「不安があろうがなかろうが私の願いは叶う」
と決めるだけでそうなる。
わざわざ「不安があっては叶わない」と決めたうえで、願いを叶えようとする必要はない。
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