「行動しなくていい」VS「行動しましょう」
今回は「行動」についてです。
引き寄せではときに「行動しなくていい」と言われることがあります。
こう言われると、
「え、行動せずにどうやって叶えろと…?」
「いや、でも『自分を信じて行動しましょう!』みたいに、行動を促されることだってあるじゃん!
『行動しなくていい』と『行動しましょう』じゃ完全に矛盾してる!」
と悩んでしまう方もいるのではないかと思いますので、今回の記事では、行動したほうがいいときとしなくていいときについて詳しくお話していきます。
大事なのは行動よりも、その動機
私は、
・行動の動機が「愛」の場合は行動したほうがいい
・行動の動機が「怖れ」の場合は行動しなくていい
と思っています。
人間が行動する際は、必ず何かしらの動機があります。
たとえば「食べる」という行動を取る動機は「お腹を満たしたいから」とか、
「寝る」という行動を取る動機は「疲れを取りたいから」…などなどです。
行動の動機が愛というのは、例えば、
・相手に喜んでもらいたいという動機で「プレゼントを贈る」という行動を取る
・もっと賢くなりたいという動機で「勉強をする」という行動を取る
・もっと美しくなりたいという動機で「ダイエットする」という行動を取る
などで、動機が怖れというのは、
・相手に見捨てられたくないという動機で「プレゼントを贈る」という行動を取る
・頭が悪いのを隠さなきゃという動機で「勉強をする」という行動を取る
・可愛くない人を見下したいという動機で「ダイエットする」という行動を取る
などです。
動機が愛の場合は「私はこうしたい」という主体的で前向きな感じがするのに対して、
動機が怖れの場合は、何かから逃げるためにやっていたり、自分と人を比べて気にしている感じがしたり、他人軸で後ろ向きな感じがしますよね。
みなさんきっと、
「取る行動そのものは同じでも、愛を動機に行動したほうが、行動している間も楽しそうだし結果も出やすそうだな」
と、なんとなく感じるのではないでしょうか?
そういえばよく漫画などで、前向きにひたむきに頑張る主人公はみんなに愛されてうまくいくのに、その主人公の足を引っ張ろうと頑張っているライバルのほうは、段々みんなから嫌われてうまくいかなくなる…みたいな物語がありますよね。
愛で動いているのが主人公、怖れで動いているのがライバルだと思うとわかりやすいと思います。
怖れが動機の場合は行動しなくていい
引き寄せに取り組んでいるのになかなかうまくいかない、願いが叶わない…という方は、自分でも気づかずに怖れを動機にして行動していることがよくあります。
「私はこうしたい(愛)」
ではなく、
「世間的にこうせねば嫌われるかもしれない(怖れ)」
という動機だったり、
「私は成長したい(愛)」
ではなく、
「もっと成長しなきゃ人から無価値だと思われてしまう(怖れ)」
という動機だったり…などなど。
「こうしたい」という動機で動いているのであれば、行動している間はやりたいことをやっているので楽しいですし、楽しいことは続きますし、続ければ結果も出やすくなります。
対して「こうせねば…」という動機で動いても、そもそもそれは本当にやりたいことではないので行動している間は苦痛だし、苦痛なことは続かないし、続かなければ結果も出ません。
しかも仮に結果が出ても、
「もっともっと努力して人から認められなければ…」
「次で失敗したら、幻滅されて見捨てられるかもしれない」
といった新たな怖れが出てきて、怖れを動機に動き続ける…という負のループに入ってしまうこともあります。
中には、
「あぁ、私はすでにそのループに入っているな…」
と感じた方もいるかもしれません。
引き寄せの「行動しなくていい」という言葉は、このように怖れを動機に動こうとしている方、すでに負のループに入ってしまっている方に向けての言葉です。
「行動しなくていい」とは真逆に「自分を信じて行動してみましょう」と行動することをすすめられることもありますが、こちらは愛を動機に動こうとしている方へ向けての言葉です。
一見すると、
「『行動しなくていい』と『行動しましょう』じゃ完全に矛盾してる!」
と感じるかもしれませんが、
・怖れを動機に動くのであれば、それは本当にやりたいことではないだろうし、無理をしてやったところで良い結果に繋がらないだろうから行動しなくていい。
・愛を動機に動くのであれば、それは本当にやりたいことだろうし、やればきっと良い結果に繋がるから行動しましょう。
ということなので、実は矛盾はしていません。
普段から行動の動機を意識してみて
あなたが過去に取った行動の中で、
「取っても取っても満たされなかった」
「やればやるほどうまくいかなくなった、プレッシャーが強くなった」
と思うものはありませんか?
そうしたものは、怖れからの行動だったのかもしれません。
そして、これから取ろうとしている行動の中で、「やりたいから」ではなく「やらなければいけないから」とか「やめるのが怖いから」という理由で取ろうとしているものはありませんか?
そうしたものは思い切ってやめて、愛からの行動を取るようにすると、これまでよりうまくいくようになると思います。
「急にそう言われても、自分の行動の動機が愛か怖れかよくわからないな…」
と感じた方は、普段の生活で練習がてら、
「いまやろうとしていることって、愛からなのかな?それとも怖れからなのかな?」
と考えるようにしてみてください。
そうして少し意識しておくだけでも、愛と怖れの区別がつきやすくなると思います。
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行動の動機が「愛」の場合は行動したほうがいい。
行動の動機が「怖れ」の場合は行動しなくていい。
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潜在意識の話では、行動しなくていいと言われるが…
今回は「行動」に関してです。
潜在意識のお話だとよく「行動しなくていい」というふうに言われますよね。
ときおりこれを「行動してはならない」という意味に取る方もいるのですが、決してそういうわけではありません。
自分から行動を起こしてももちろんOKです(*´ω`*)
そこで今回は、
①行動しなくていいと言われる理由
②行動してもいいとき
③行動するなら、どんな行動がいいか?
の3つについて詳しくお話していきます。
必要な行動は、潜在意識が取らせてくれる
まずは、
「①行動しなくていいと言われる理由」
についてです。
これはよく言われていることなのでもう知っているかもしれませんが、
「願いを叶えるために必要な行動は、潜在意識が取らせてくれるから」
です。
たとえばあなたが「お金持ちになるんだ!」と思ったとすると、潜在意識のほうで、
「ほんなら、お金持ちになるために必要な行動はこれやな」
と判断して、あなたに自然とその行動を取らせてくれます。
このとき、
「私は、お金持ちになるためにこの行動をしているんだ!!」
というような自覚がないことも多いです。
行動自体は確かにしてはいるのですが、しかし行動しているという自覚が持てない。
そのため、
「自分ではお金持ちになるために何かした覚えもないのに、なんか知らないけどそうなれた」
というような感覚になることもあります。
「行動すべきだ!」だと、逆効果になることも
しかし大概の方は、
「なんか知らんが金持ちになるなんて、そんな都合のいい話があるかいな。
もっと努力してあれこれせなアカンのや」
という固定観念を持っているので、顕在意識上で、
「こうすべきか?いや、ああすべき?こっちもするべき?」
とかいろいろ考えて行動を取り始めます。
しかし、顕在意識で「取るべき」と思って取る行動って、そんなに良い結果につながらなかったり、かえって悪い事態につながってしまうこともあります。
なので、そうして顕在意識で「行動すべきだ!」と思ってあれこれ頑張るよりも、
潜在意識が行動を取らせてくれるのに任せておいたほうがいいよ~という意味で、
「行動しなくていいです」
と言われることがよくあります。
潜在意識を目覚めさせるための行動なら取ってよい
次に、
「②行動してもいいとき」
についてです。
上に書いたように、お金持ちになるための行動は潜在意識が取らせてくれますので、
「さぁ、お金持ちになるために行動するぞ、行動しなきゃ!」
と頑張る必要はありません。
(お金持ちというのはただの例えなので、あなたの願いがお金に関することではなくても同じです)
しかし、
「潜在意識が動きやすくなる行動」
ならば、積極的に取っても良いと思います。
潜在意識って、
「お金持ちになるんだ!」
と思ってからしばらくのうちは、
「でも今まで貧乏でやってきたやん?急に生き方変えんでもよくね?(´・ω・`)」
みたいな感じで、あまり動きたがりません。
こうして動きたがらない潜在意識を刺激し、早く動くように促すための行動ならば取っても良いですよね。
順序としては、
①お金持ちになるんだ!と決める
↓
②潜在意識がなるべく早く動き出すような行動を取る
(↑この行動は積極的に取ってOK)
↓
③潜在意識が動き出してくれる
↓
④お金持ちになるために必要な行動は、潜在意識が取らせてくれる
(↑こちらの行動は無理に取ろうとしないほうがいい)
↓
⑤お金持ちになる
の流れです。
潜在意識を「ちょっとした行動」で揺さぶる
ではでは次に、
「③行動するなら、どんな行動がいいか?」
です。
(いま言っている行動とは「④お金持ちになるための行動」ではなくて、
「②潜在意識がなるべく早く動き出すようにするための行動」のほうです)
これはぜひ、
「いつもとちょっとだけ違う行動」
を取ってみてください。
たとえば、
〇いつもコーヒーを飲んでいるなら、それを紅茶に変えてみる
〇近くのコンビニまでいつも自転車で行っているなら、徒歩で行ってみる
〇帰り道に通る道を、いつもと違う道にしてみる
…などなど、何でも構いませんので、いつもとちょっと違う行動を取ってみます。
潜在意識は、基本的に動きたがらない
潜在意識というのはすごい力を持ってはいるものの、基本的にはぐーたらです。
「新しいことをするより、今までしてきたことをこれからも続けたほうが、俺あんまり働かんですむから楽やで~」
という考えなので、一度習慣として根づいたことは変えたがりません。
けれど、日常生活の中でありとあらゆることが「こうだ」と決まってしまっているということは、
潜在意識がありとあらゆることにおいて変わりたがっていないということ、
がっつり今の日常が固定化されてしまっていて、変わりづらい状態ということです。
なので、このがっちり固定化されている日常に小さなヒビを入れる意味で、いつもとはちょっと違った行動を取っていきます。
そうして潜在意識に今までにない刺激を与えてあげてください。
「なにもかも決まりきってるから、俺な~んにもしなくていいや、な~~んにもしたくないや」
と思って休んでいる状態の潜在意識を、ちょっと突っついて起こしてあげるみたいな感じです。
ときに、
「行動しなくていい」
という言葉を聞いて、
「行動してはいけないということか…よし、いつもと違うことはしないように気をつけよう」
というふうに行動を自粛しようとする方もいますが、そんな必要はありません。
お金持ちになるぞー!と決めたあとには、
「よっしゃ、手始めにまだ動きたがってない潜在意識をちょっと揺さぶってやろう」
ということで、何かいつもと違う行動をしてみてくださいね。
これで潜在意識が早く動き出してくれるようになりますよ(*^^)v
小さな行動でも、潜在意識は膨大な情報を処理する
顕在意識上では、
「帰り道をいつもと少し変えるなんて行動に、なんの意味が…?」
と思うかもしれませんが、潜在意識というのはなにか新しいことをすると、ものすごく多くの情報を取り入れます。
顕在意識の情報処理能力の速さが、毎秒およそ130ビットなのに対し、
潜在意識の情報処理の速さは、毎秒およそ1000万ビット。
ほんのちょっといつもと違った行動を取った際、顕在意識上では自覚できていなくても、潜在意識のほうが今後に役立つ有意義な情報を仕入れている可能性はじゅうぶんにあります。
その情報をもとに潜在意識が、
「お、こないだの情報はお金持ちになるために役立つじゃん。
じゃあこの情報をもとに、この人にこういう行動を取らせてあげよう」
というふうに次の行動につなげてくることだってありえるのですから、
小さい行動なんてしても意味がないなんて決めつけず、いろいろと楽しみながらやってみてくださいね(*´ω`*)
いつもとはちょっと違った行動で、動きたがらない潜在意識に刺激を与えてあげてください。
今回の記事と関連した記事がありますので、こちらもぜひ参考になさってみてください↓
★何も行動しない?潜在意識は本当にそれで叶えてくれるの?★
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引き寄せで誤解しがちな点の解説や、願いが叶いやすい願望設定の仕方などについてお話しています。
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山根洋士さんという方の動画で、とてもわかりやすく引き寄せについて解説をなさっています。
先日、動画がすべてリニューアルされてさらに理解しやすくなりました。
初めて見る方はもちろんのこと、以前に一度見たことがあるという方も、一新された内容がお役に立つのではないかと思います。
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