潜在意識は、諦めたら願いを叶えてくれるの?

ひなげし

 

諦めたら、潜在意識は叶えてくれなくなるんじゃないの?

 

今回は「諦める」についてです。

潜在意識の話の中ではよく、

「諦めたら願いが叶った」

「諦めたほうがうまくいく」

というふうに語られることがあります。

しかしこれを聞いて、

「いやいやいや、普通に考えて諦めたらダメでしょ。

『叶わなくていい』っていう思考を潜在意識が叶えて、叶わなくなっちゃうんじゃないの?」

と不思議に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで、今回は諦めたら叶うとはどういうことなのか?についてのお話です。

 

 

「諦めたら潜在意識が願いを叶える」の意味とは?

 

「諦める」って、なんだかあんまりいいイメージのない言葉ですよね。

どうせもうダメだ~って何かを投げ出してしまうようなイメージを持っている方も多いのではないかな?と思うのですが、本来は「諦める」という言葉に悪い意味はありません。

 

 

もともとは、

「物事の道理や真理を明らかに見極め、迷いや執着を断ち切る」

ということを「明らむ(あきらむ)」と言っていて、徐々にその「あきらむ」が「あきらめる」へと変わりました。

「物事への迷いや執着を断ち切る」

という最初の意味も徐々に、

「物事に挫折する・断念する」

というような、なんとなくネガティブな意味へと変わっていってしまったのですが、

もとは物事の本質を見極めることを指す、むしろ良い意味を持った言葉なんです。

 

 

「諦めたら願いが叶う」と言われると、

「もう願いなんて叶わなくていいって断念すれば願いは叶うわけ?おかしくない?」

と思っちゃうかもしれませんが、そういう意味ではなく、

「物事の真理を見極め、迷いや執着を捨てられたら願いは叶う」

という意味だととらえれば…どうでしょうか?

「確かに、考え込んで迷ったり変なこだわりがないほうが叶いやすそうだ!」

と思えるのではないでしょうか?(*´ω`*)

 

 

諦めたら、潜在意識はこだわりの影響を受けなくなる

 

人は願いを叶えようとするとき、ついつい多くのこだわりを持ったままに叶えようとしてします。

たとえば「お金持ちになりたい」という願いがあったとして、そういうときについ、

「お金持ちになるためにはまずAをして、それからBをするという段階を踏まないと無理だろうなあ…。

でもAをするなんて…私にはできそうにないなぁ…」

と、悩んだり迷ったりしてしまいがちです。

 

 

けれど実際には、

「まずAをしてからBをしないかぎりお金持ちにはなれない」

という決まりはこの世には存在していません。

その決まりは、その人の心の中にだけある、その人だけの決まり。

つまり、その人の持っているこだわりなだけであって、この世の真理とかではないですよね。

こだわりをなくして見てみたとき、この世には他にもいろいろな手段があると気づくはずです。

…というか、潜在意識のほうはもう気づいているはずなんです。

「AしてB??

いや、それよりCをすればいいのにな~、そうすれば叶うのは早いのにな~」

というふうに。

けれど、強く「AしてB」というこだわりがあると潜在意識のほうは、

「本当はCしたほうがいいけど、でもすごく強くこだわってるし…。

ちゃんとそのこだわりどおりにしてあげなきゃ…」

ということで、Cのほうはやらなくなってしまい、なかなか願いが叶わなくなってしまいます。

 

 

でももし、よく自分自身や現状を観察してみて、

「あぁ、これは私のこだわりにすぎない。これは必要のないものだったんだ」

ということを見極めることができたら…つまり、諦めることができたならば?

そうして諦めたならば潜在意識は、

「あ、なんか変なこだわりがなくなった!これでCができる!」

となりますので、願いが叶いやすくなります。

 

 

過程について諦めたら、潜在意識がベストの過程を踏んでくれる

 

潜在意識の話になると、

「願望が叶うまでの過程について考えないほうが叶いやすい」

と言われることもよくありますよね。

過程について考えるということは、上に書いたような「Aせねば…それからBせねば…」ということについて考えるということです。

つまり、自分の心の中のこだわりのことについて考え、そのこだわりを握りしめて離さそうとしていないような状態です。

これでは願望を諦めた状態(願望に対してこだわりをなくした状態)にはなれず、潜在意識がうまく働きづらくなってしまいますよね。

そのため、過程については考えないほうがいいと言われます。

 

 

顕在意識上では、

「物事の過程についてきちんと考えるのは良いことだ、そうすべきだ」

と思えますが、

「あぁ、その『過程について考えるべき』というのも、私のこだわりにすぎないのだなぁ~」

と見極めたとき(諦めたとき)、こだわりに抑えつけられることのなくなった潜在意識が、願望を叶えるためのベストな過程をきちんと踏み始めます。

 

 

すべてのことを諦めた状態になる必要はない

 

ここまで読んで、

「こだわりって悪いものなんだ…全部のこだわりを捨てたほうがいいのかな?」

と感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、こだわりが全て悪いものというわけではありませんので、全部なくさなきゃと気負う必要はないと思います。

願いを叶えるなら少なくとも、

「私は願いを叶えたい」

「この願いは叶うのだ、私にはその力があるのだ」

というこだわりは持っていなくてはいけませんし、持っていることで楽しく生きられるこだわりもたくさんありますから、そういうものは持ったままでよいのではないでしょうか。

捨てるのは、願望に関するネガティブなこだわりのみ。

そこに関してだけ諦めた状態になれればそれでOKだと思います(*´ω`*)

 

 

「諦めたら願いが叶う」というのは、

「物事の真理を見極め、迷いや執着を捨てられたら願いは叶う」という意味。

 

 

そうだ、途中で「過程について考えないほうがいい」というお話が出たのですが、

考えないほうがうまくいくということについて書いた記事が他にもあります。

よければこちらもご覧になってみてください↓

★潜在意識は、考えるのをやめると働きだす★

 

 

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