現実は過去って、どういう意味?
今回は「現実は過去」というお話です。
この「現実は過去」というフレーズ、潜在意識や引き寄せの話になるとわりとよく出てきますので、
「お、なんか聞いたことある」
と思った方もいるかもしれませんね。
初めて聞いた方だと、
「は?現実は過去?…いやいやどう考えても現実は現在でしょうが…」
と思うかもしれませんし、確かにそういう解釈が一般的ではあると思います。
ただ引き寄せ的には、現実は過去であると解釈したほうがうまくいきやすいと思いますので、詳しくお話していきます。
「現実は過去の思考が具現化したものである」という意味
引き寄せは、
「自分の思考が、潜在意識の力によって現実になる」
というものです。
ということは、いま目の前にある現実は過去の思考が具現化したものである、ということですよね。
この、
「現実は過去の思考が具現化したものである」
というのを短く「現実は過去」と表現しています。
リアルな過去の映像を、現在見ていると考えてみる
これは「過去に撮った映像を現在見ている」と考えるとわかりやすいかもしれません。
あなたが以前に海に行って撮ってきた映像を、めっちゃリアルに3Dで見られる装置があるとします。
その装置を使うと目の前に「本物みたい!」と思うような海が広がるとして、
その映像を見ているのはたしかに「現在」ですが、しかし現在見ている内容は「過去」についてのことですよね。
過去の映像を見て、
「私はいままさに、海にいるぞー!!」
と思う方はいないと思います、あくまでも、
「リアルな過去を現在見ているなぁ~!」
ですよね。
それと同じで、
「いま見ている現実は過去についてのことだ(いま見ている映像は過去に海に行ったときのものだ)」
と思えるとよいのですが、多くの方は、
「いままさにこんな現実がある!(いままさに海にいる!)」
と思ってしまいます。
そうならないために、よく「現実は過去なんだよ」と言われます。
これからもそうだと思考すれば、潜在意識がこれからもそうする
「現実は過去じゃなくて、いままさに起きている現在のことなのである」
と考えると何が良くないのか?というと、そう考えるとどうしても、
「だからこれからもそうである」
と思いがちになってしまうんですね。
あなたがいま、
「目の前にお金がない現実がある、いままさに、お金がない」
と思っているのだとするとそこから自然と、
「だからこれからもお金がない」
と考えがちですよね。
しかし、そうして現在で「私はこれからもお金がない」と思考すればこれからどうなるでしょう?
潜在意識は、
「おう、これからもお金がないと思考しているなら、ちゃんとその通りの現実を作るよ!」
と働き、ここから先もお金のない現実が作られてしまいます。
お金がないという現実が作られるとまた、
「いままさにお金がない。だからこれからもお金がない」
と思考し、その思考が潜在意識によって現実になってまたお金のない現実が作られ、そうするとまた、
「いままさにお金がない。だからこれからもお金がない」
と思い、またまたその思考が潜在意識の力で…と、エンドレスでお金のない現実が作られつづけます。
「現実は過去なら、どんなふうに具現化してるのかな?」
そのようにしてエンドレスに続く現実に終止符を打つため、「現実は過去なのだ」ということを意識してみてください。
「目の前にお金がない現実がある。
だがしかしこれは過去のこと、どんなにリアルでもしょせんはもう終わったこと、過去の遺物だ」
というふうにです。
こう言うと、
「そ、そうか、現実は過去だと意識するのかよし意識するぞ…。
げ、現実は過去現実は過去…と思わなきゃ…!うぐぐ…!」
みたいに力んじゃう方もいるかもしれませんが、そのようにして無理やりに現実は過去だと思い込もうとするよりは、できればこれから少しの間日常生活の中で、
「この目の前の現実って、私の過去のどんな思考が具現化したものなのかな?」
というふうに考えてみるといいんじゃないかな?と思います。
四六時中考えようとしたり、考えだしたからには絶対に答えを見つけなきゃ…なんて思う必要はありませんから、軽い気持ちで気が向いたときにでもやってみてください。
たとえば、
「目の前にカレーがあるぞ。はて、カレーはなんでいま私の目の前にあるのかな?
えーと、1時間くらいまえに『カレーが食べたい』と思った。
そんでその思考をもとに『カレー屋に行く』という行動を取った。
だからいま目の前にカレーがあるんだな、うむ、確かにこの現実は過去の自分の思考の結果だ」
とか、そういう感じです。
そうして考えていくと、カレーじゃなくてその他のどのようなことでもそうなっていることに気づいてくると思います。
ただただ「現実は過去なんだと考えなきゃ!!」というよりは、こちらのほうが現実は過去であるということが早く腑に落ちると思いますよ。
そして、
「あー、確かに現実は過去なんだな~」
ということが腑に落ちると、それと同時に、
「なぁんだ、もう終わったことを見てただけだったのか。
もう終わってるんだから、ここから先と関係ないじゃん。ここからは好きなように変えられるじゃん」
というふうに、ここからは違う現実が作れるということも腑に落ちると思います(*^^)
未来は自由であると気づけば、潜在意識はこれからを変える
「現実は過去。今見ているものは終わったことで、これからは好きに変えられる」
そう思えるようになると、潜在意識はそこから具現化するものを変えてきます。
「現在こうなのだから、これからもそうだ」
と思考しているとき潜在意識は、
「では、これからもそうしよう。
えーと、これからもそうするためには…よし、これとこれをつなぎ合わせればいいな」
という感じで、現在の現実の中からこれからもそうでいられそうな要素を選び出し、つなぎ合わせ、具現化しています。
でも、
「現在は過去なのだから、これからとは関係ない。これからは変えられる」
と思考するようになることで潜在意識が、
「え、これからは変えるの?じゃあこれとこれをつなぎ合わせてちゃダメじゃん。
そうじゃなくて、あっちとそっちをつなぎ合わせればこれからが変わるな~」
というふうに、現在の現実の中からこれからを変えるための要素を選びだすようになって、違うつなぎ合わせが起こり、違う現実が具現化しますよ。
「現実は過去であり、これからとは関係がない」
とわかると、潜在意識はこれまでとは違う現実を作りはじめる。
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