今今メソッドの効果と、眠くなる原因について。

瞑想

 

今今メソッドは、今この瞬間に焦点を合わせる方法

 

今回は「今今メソッド」についてのお話です。

これはとある掲示板から広がったやり方で、具体的にどのようなものかというと、

 

今この瞬間に焦点を合わせるだけ。

思考や感情を働かせないで、単純に今この瞬間に自分が在ることを感じればいい。

 

…というだけのなんともシンプルなメソッド。

これはむしろ、

「シンプルすぎて何言ってるかわからん」

となる人も多そうなので、

 

①この今今メソッドには効果はあるのか?

②効果がない人はなぜなのか?

③今今メソッドを実践して眠くなるのはなぜ?

 

について解説していこうと思います。

 

 

今今メソッドは本当に効果がある方法なのか?

 

まず、①この今今メソッドには効果はあるのか?について。

これはもちろんあると思います。

私が見た限りではこの今今メソッド、

「いま・ここに集中し、あるがままを受け入れる」

というマインドフルネス瞑想と酷似しているように思えます。

この今今メソッドで効果があったという方の中には、

「今今メソッドをすれば瞑想などをする必要はない」

とお話している方もいるんですが、

「いや、今今メソッドをすると瞑想をしていることになるんじゃないの?」

という感じがしました。

なので、今今メソッドと酷似していると感じるマインドフルネス瞑想とはどのようなものか?についてお話します。

 

 

今今メソッドと似ているマインドフルネス瞑想とは?

 

マインドフルネス瞑想とは、本当にただただ「いま・ここ」に集中するという瞑想法です。

たとえばあなたが料理をするとき、料理をしながら、

「おいしいのができるかな~」

とか考えるのではなく、自分が包丁を握っている感覚、鍋から立ち上がる香り、鍋がコトコトいう音…、

そういう「いま、この瞬間」に起きているものに意識を集中するという方法。

 

 

腹が立った!というときにも、

「あぁー、ムカつく!」

と考えるのではなく、

「私はいま、腹が立っているなぁ~」

「お腹のあたりに、重苦しい感覚があるなぁ~」

と、腹を立てている「いま、この瞬間の自分」に意識を集中する。

 

 

不安になったときにも、

「どうしよう、どうしよう…」

ではなく、

「あぁ、私はいままさに、不安になっているのだなぁ~~」

「これが不安なのだなぁ~」

と、不安そのもの、不安になっているいまここの自分そのものを見る。

 

 

人間が生きているのって、「いま、この瞬間」しかありえないですよね。

でも多くの人はその「いま、ここ」を無視して、過去はこうだったとか、

未来はどうなるだろうとか、あの人はああでけしからんとか、

不安になったどうしようとか、そういういまここ以外のところに思考や意識を使います。

使ってもなにか解決するわけではなく、むしろ心配になったり落ち込んだりするだけなのに、する。

それをやめるためにいまここに意識を集中しましょう、というもの。

 

 

今今メソッドの、

 

いまのあなたの認識がいまの自分の環境を精査して
感覚や感情を自分で作り出し体感していることに気付くことです。

 

今今メソッドは現状に満足するということではありません。
本当に今この瞬間に焦点を合わせるだけです。
そうすると安心感が感じられるはずです。

 

という説明って本当にマインドフルネス瞑想と似ていますし、

こうしていまここに焦点を合わせられると、確かに安心感が得られます。

不安や心配を感じにくくなりますし、感じてもすぐ自分の意志で消せる。

そういう安心・安定した思考や意識の力が、良いものを引き寄せます。

 

 

私はかねてから瞑想は引き寄せに非常に効果的だと言ってますし、

つまりはそれと似ている今今メソッドにも効果はあると思います。

ただ、なんていうか…観念的で言葉で表現しづらいので、

人に伝えようと思うと伝わりづらいのが難点かしら?(;^ω^)

参考までに私の書いた、願望実現に瞑想が効果的な理由という記事も併せて読んでいただければと思います。

 

 

まずひとつめ、①今今メソッドに効果はあるのか?については、

「瞑想は引き寄せに効果的である。

そして今今メソッドは瞑想と非常に似ている。

よって、効果のある瞑想と似ているのだから今今メソッドにも効果がある」

となります。

 

 

今今メソッドの効果が出ない人はなぜ?

 

では次に、②効果がない人はなぜなのか?について。

これは、効果がない理由はただひとつ「いま、ここ」に焦点を合わせていないからです。

 

 

たとえばあなたがなるべく意識をいまここに向けるようにしていて、そのあとに、

「さぁ、意識をいまここに当てたからこれで良いことあるかな?」

とか効果を期待したなら、もうこれでいまここから焦点がはずれてしまっています。

こういうときは、

「あぁ、私の意識はいまここではなく、この先のことに向かったなぁ」

と気づき、また目の前のことに焦点を当てなおしてください。

これって最初は慣れないから何度も意識が外れると思いますが、

しょせんはただの慣れですから、慣れていけば意識がいまここから外れたことにすぐに気づいてもとに戻せます。

 

 

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、

「いまここに意識を集中させていると自然と良い効果が出る」

のであって、

「良い効果がほしいからいまここに意識を集中させる」

というのだとちょっと違うかな?と思います。

目的はあくまでも「いま・ここ」に意識を集中させることです。

「この先の効果」ということを目的にして意識している時点で、

いまここではなくこの先に意識が非常にズレやすくなります。

逆説的ですが、効果がほしいからこそ効果については考えない、という感じですね。

そうすると結果的に「あれ、効果あったぞ」となります。

 

 

うーん、なんというかさっきも言った通り観念的で言葉で説明するのが難しいので、

無理に言葉にしようとすると、

「本当に、ただとにかくいま・ここに集中して。今この瞬間の自分を感じて」

みたいにしかならなくて伝える側の私としても非常にもどかしいですが、

とにかく、意識が今この瞬間から外れたらそれに気づき戻す、外れたらそれに気づき戻す。

外れたことはダメなことだ~とか考えだすのはますます外れていっていることなので、

思考や感情を動かさずにただ、外れたんだから戻す、と繰り返します。

慣れですから、繰り返せば感覚がわかってくると思います。

 

 

おそらく効果がないという方は、慣れるほど繰り返していないだけだと思います。

慣れさえしてくれば、

「ああ、いまここって、このことか」

というのがなんとなく感覚でしっくりくるようになると思いますし、

しっくりきたから効果が出るというよりは、

その「しっくり」そのものが効果であるということにも気づくと思います。

そのようになるまで続けてみてほしいなと思います。

 

 

今今メソッドをやると眠くなるのはどうして?

 

では最後に、③今今メソッドを実践して眠くなるのはなぜ?についてです。

これはですね、なんか元も子もないような答えなんですけど、

単に慣れないことして疲れただけだと思います(;^ω^)

 

 

ふだん読書しない人が急に本を読むと眠くなるし、

ふだん運動しない人が急に運動すれば眠くなるし、

ふだん瞑想しない人が急に瞑想すると眠くなるし、

人間どんなことでも、ふだんやらないことをいきなりすれば、

脳や体が緊張し、疲れて眠くなります。

今今メソッドをやって眠くなるというのもこれと同じで、

ふだんはあちこちにさまよわせている思考や感情を、

急に一点に集めようとしたことで脳みそが、

「うわなんだ急に」

とびっくりして疲れて眠くなる、ってだけだと思います。

 

 

ただこれも単なる慣れの問題ですので、慣れてしまいさえすれば、思考をうろうろさまよわせているときよりも、

「いまここ、ありのままの自分」

というものに集中している状態のときのほうがよっぽど疲れないし、

物事の能率が上がり、良い結果につながるということは身を持って感じられると思います。

 

 

眠くなったときには、

「眠くなるようなメソッドなんてやだ、やめちゃおう」

というよりは、

「眠くなるほど、ふだんはいまここじゃないどこかにいるってことか…」

と解釈して慣れるまで続けてみてほしいと思います。

 

 

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管理人:岡野 真

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