ワクワクするとうまくいくと言うけれど…
今回は「ワクワク」についてのお話です。
潜在意識の話になると、
「ワクワクしていればうまくいくようになります」
「迷ったときには自分がワクワクするほうを選びましょう」
というふうに言われることがあります。
これは昨日の記事でも書いたのですが、人はうまくいっていないほうを選んだとき、漠然とした不快感を抱くようにできています。
けれど、ちゃんと自分の望む方向に向かっているときにはそういった不快感を抱くことはありません。
ということは、何かをうまくいかせたい場合には不快感のないほうを選べばいい、ということになりますよね。
「○○と□□、どっちのほうがワクワクするかな?」
というふうに、より良い感情を覚えるほうを選べば、うまくいくほうを選んだということになります。
しかし中には、
「そう思ってワクワクするようにしているのに、何もうまくいかない」
「いやむしろ、ワクワクするほうを選ぶようになってから悪いことが増えたような気さえする…」
という方もいらっしゃいます。
このように、ちゃんとワクワクするほうを選んだにも関わらずうまくいかない原因は、主に3つほど考えられます。
その3つについて詳しくお話していきます。
潜在意識下に「ワクワクするだけではダメ」という観念がある
ではまず、ワクワクするほうを選んでもうまくいかない原因の1つめです。
それは、
「楽しい思いだけしてうまくいっていいはずがない」
「良いことのあとには悪いことがある」
といった固定観念が強い、ということ。
潜在意識はその人の持っている観念を実現する意識ですので、仮にあなたが、
「ワクワクするだけでうまくいくはずがない。
楽しい思いをしたあとには、そのぶん辛いことがあるはずだ」
という観念を持っている状態で何かワクワクすることを選んだとすると、潜在意識のほうは、
「ワクワクした…楽しい思いをしたな。
じゃあ、そのぶん次は辛いことを起こしてあげないとな」
と働きますので、自分の持っている固定観念どおり、ワクワクすることの後には辛いことが起こってしまいます。
一旦はワクワクすることでうまくいくほうを選びはしたのですが、選んだあとすぐに、
「でもこのままうまくいっていいはずがないよね」
という観念が出てきてしまい、潜在意識がその観念を叶えてしまうためうまくいかなくなる…という感じです。
「うわ、私そういう観念あるわ…」と思った方は、これからは、
「でももう、こんな観念には呑み込まれないもんね~」
と意識して過ごしてみてください。
そういう観念が自分にあるのだという自覚と、しかしそれに呑み込まれまいという意識さえあれば、徐々に観念は弱まって消えていきますよ(*^^)
義務感でワクワクするので、潜在意識下に不満がたまる
次に、ワクワクしてもうまくいかない原因の2つめです。
2つめは、
「ワクワクしなきゃという義務感で、好きでもないことをしている」
というものです。
「ワクワクするとうまくいく」という言葉を聞いて、ときに、
「そうか、うまくいかせるためにはワクワクするべきなのか…。
じゃあワクワクするためには何をすべきなんだろう…?」
というふうに、うまくいかせるためのノルマのようにしてワクワクしようとする方もいらっしゃいます。
そして、
「旅行に行けばワクワクするかしら?それとも新しい趣味をはじめてみようかしら…。
旅行や新しい趣味ってワクワクするもののはずだよね?だったらそれをやらねば…」
と、本当は特に旅行がしたいわけでもないのに、ワクワクせねばという義務感で行ってしまったり…。
顕在意識上では、
「さぁ、私はちゃんとワクワクすることをしたぞ!だからうまくいくはずだ!」
と感じるかもしれませんが、潜在意識下に募るのは、
「別に本当はやりたくないんですけど…」
という不満のほうです。
うまくいかせようとして不満を強くしてしまっただけなので、こうなると潜在意識は、
「なになに、不満がお望みなの?じゃあ、もっと不満になるようなことを起こしてあげないと…」
となってします。
ワクワクすることをやっているようでいて実は、やりたくないことをやってしまっているのでうまくいかない…ということですね。
もし、「ワクワクするため」という目的で何かに無理をして取り組んでいた場合には、
それをやめて、純粋に今の自分が好きなことをなさってみてください。
何かに挑戦するというのはときにとても素敵なことではありますが、
したくないときにまで無理をしてする必要はありませんよ(*´ω`*)
潜在意識下の不満を隠すため、ワクワクする
最後に、ワクワクしてもうまくいかない原因の3つめです。
3つめは、
「不満を隠すためのワクワクを、本物のワクワクだと思っている」
というもの。
仮に、大嫌いな相手から誘いを受けて「断りたい!」と思ったとします。
しかし断りたいという気持ち以上に、断って嫌われるのが恐ろしいという思いがあったとします。
するとついつい誘いを受けてしまい、そのあと、
「あ~OKしちゃったよ~、本当は嫌なのに…」
と嫌~な気持ちになりますよね。
ただ、普通はここで嫌~な気持ちになるものなのですが、真逆にワクワクする方もいらっしゃるんです。
本当はやりたくないことをしちゃったのに、どうしてワクワクする気持ちが生まれるのか?というと、
そうしてワクワクしていれば、本当はやりたくなかったという自分の本心を認めずにすむためです。
「私は嫌われるのが怖いわけではないのですよ、本当にBさんが好きで誘いが嬉しかったんです。
だから誘いを受けた私の選択は正しいものなんです。
…ということにするために、不満じゃなくて、誘われて嬉しいときのようなワクワクを感じていなきゃ!」
ということで、ワクワクする気持ちが出てきます。
自分の本心を認めたくないという気持ちが強い方は、こうして不満などの不快感ではなくワクワク感が出てくることがあります。
潜在意識下に、強い不満がたまるほどワクワクする
「本心を認めずにすませるため、ワクワクを感じることにしておこう」
というのは、潜在意識下で一瞬で行われる判断です。
そのため、本人もそのような判断が自分の潜在意識下で下されたことに気づかず、顕在意識上では、
「私、Bさんが好き。誘われてワクワクするなぁ♪」
というふうにしか感じられないことがあります。
こういった場合に「さぁワクワクすることをやろう!」となると、どんどん精力的に嫌いな人からの誘いを受けはじめてしまったりします。
自分が大嫌いな人やもののことを、自分からすすんで受け入れはじめてしまうんです。
当然、潜在意識下には強烈な不満がたまります。
しかし潜在意識は、
「不満はワクワクに変えてから外に(顕在意識上に)出すぞ」
という作業もしていますので、潜在意識下に不満がたまるほどに、顕在意識上では強いワクワクを感じるようになったりもします。
このように、実は自分からすすんで嫌いなものを受け入れてしまっているということに気づけないため、うまくいかなくなる方もいます。
しかしこのような場合にも、ワクワクする気持ちを感じながらも、どこかで不快感や違和感は覚えているはずです。
違和感を覚えているからこそ、なるべくそれを感じずにすまそうとワクワクしているのですから、必ず違和感はあるはず。
「そう言われれば…ワクワクしているはずなのになぜか胸のあたりが妙に苦しかった…」
「なんだか上滑りしてるような、変なワクワクなのはなんとなく感じてた…」
という場合には、一旦ワクワクするようなことは中断してください。
そのワクワクの正体が不満なら、中断することで心が楽になるはずです。
静かな安心感のようなものを、胸やお腹あたりから感じる場合が多いと思います。
その安心感の中で、
「私は、本当は何が不満なのだろう?隠しておきたい本心とはなんなのだろうか?」
と自分に問いかけ、本心と向き合うようになさってみてください。
向き合えれば、さらに心が楽になりますよ(*´ω`*)
ワクワクするほうを選んでもうまくいかないのは、
①「ワクワクすることだけしてうまくいくはずがない」という観念があるから。
②「ワクワクせねば」という義務感で、本当はやりたくないことをしているから。
③そのワクワクの正体が、楽しさや喜びではなく「不満」だから。
ちなみに、
「ワクワクしているけどうまくいかないとかじゃなくって、そもそも私、ワクワクできないんですがどうすれば…」
と思った方は、以下の記事も参考になさってみてください↓
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