認識の変更をすると、その後どうなるの?

 

認識の変更については言われても、その後のことは…?

 

今回は「認識の変更をした、その後」についてです。

引き寄せではよく、認識の変更をしろと言われますよね。

中には、

「変更しろしろって言うけど、変更するとその後はどうなるのさ?

なんかすごいことが起きたりするの?」

と思っている方もいらっしゃるかもしれませんので、何がどうなるのかということについて、詳しくお話していきます。

 

 

「小さな」認識の変更をした場合の、その後とは

 

認識の変更のその後は、どうなるのか?

これはもちろん、現実が今より良いほうに変わっていきます。

ただ、認識変更の「直後」には、さほど何も変わらない場合がほとんどだと思います。

 

 

ひとくちに「認識の変更」と言ってもさまざまで、大きな変更もあれば小さな変更もあります。

大きな認識の変更とはなにか?というと、ネット上で語られているものがそうですね。

ときおり、

「世界と自分は一体だったと気づいた」

「この世にはすべてがあるとわかった」

というふうにお話している方がいらっしゃいますが、これはかなり大きな認識の変更です。

 

 

では、小さな認識の変更とはなにか?

これはたとえば…あなたが道で転んでしまい「もう最悪!」と言ったとします。

そしたら隣にいた友達が、

「でも、骨とか折れなくて良かったじゃない。最悪ってほどでもないよ」

と言ってきました。

そしてそれを聞いたあなたは、

「まぁ、そう言われればそうだな」

と思いました。

…とかが小さな認識の変更です。

 

 

あなたは転んで最悪!と言った。

これはつまり、「道で転ぶ」という出来事に対して「最悪」という認識を持っている状態ですね。

しかしその後の友達の言葉によって、「最悪というほどではない」という認識に変更されています。

これも小さいとはいえ、認識の変更です。

 

小さな認識変更を続けると、その後だんだん定着してくる

 

とはいえ、このような小さな認識の変更が起きたからと言って、その直後になにかが大きく変わるのか?というと、特に何も変わらないと思います。

せいぜいで、

「まぁ、そう考えれば『最悪!』としか思えなかったときより、ちょっとは気が楽になるかな…。

いやでも、転んで恥ずかしかったしやっぱり最悪かも。

最悪じゃないって考え方(認識の仕方)もわからないではないけどさ~」

程度のものではないでしょうか。

もともと持っていた自分の認識(最悪)と、友達の言う認識(最悪ではない)を行ったり来たりしますよね。

 

 

元の認識に戻りたい場合には、戻ることもできます。

しかし、

「いや、最悪なんて思っても自分の気分が悪いだけだし、友達のように考えてみよう(友達のような認識を持ってみよう)」

と心がけていくと、徐々に新しい認識のほうが強くなってきます。

これを続けて新しい認識が板についてくると(潜在意識下に刷り込まれていくと)

「そういえば、最近物事に対してあんまり最悪!とか腹を立てなくなったな…。

日常生活がより良くなってきたぞ」

というふうに変わっていきます。

日常生活がより良くなれば、それを受けて別のところでも考え方が(認識が)前向きに変わっていきます。

認識が前向きに変われば、それは必ず行動に反映され、行動が変われば結果も(現実も)これまでとは変わります。

 

 

…という感じで現実が変わっていきますが、この間、

「私は、認識の変更によってこんなにも素晴らしい体験をしました!」

というような、大きな感動体験などは特にない場合もあります。

というか、特にない場合のほうが多いのではないかと思います。

こういう、

「小さな認識の変更を心がけているうちに、なんかよくわからんうちに現実の良い変化につながっていきました」

ということのほうがよくあるので、

「なんだか知らないけどうまくいく」

と、引き寄せではよく言われます。

 

 

「大きな」認識の変更をした場合の、その後とは

 

中には、小さな認識の変更を積み重ねていく途中で、なにかをきっかけにして急に大きな認識の変更が起きる場合もあります。

それが、

「突然、この世にはすべてあると気づいた!」

などですね。

では、

「そういう大きな認識の変更が起きた場合には、その後どうなるの?」

というと、小さな認識の変更のみを積み重ねていった場合と、流れは同じです。

突然で強烈なため、その新たな認識(この世にはすべてある等)は潜在意識に定着しやすく、認識の定着が早いぶん現実の変化も早いとは思いますが、流れは変わりません。

認識の変更の度合いが大きくても小さくても、

 

①認識が新しいものに変更される

②潜在意識が、新しい認識に添った言動や行動をあなたに取らせるようになる

③新しい行動を取れば、これまでと現実が変わっていくのは当然

 

というのが、その後の引き寄せの流れです。

「大きな認識の変更ができた人はその後、できていない人とはまったく違う流れや方法で現実を変えられるようになる」

といったことまではありません。

 

 

認識の変更の話を聞いたその後、「特別」を求めていないか?

 

このような大きな認識の変更が自分の身に起きた場合、やはり人は感動するものです。

感動すれば、その体験をネット上に書きたくなるのもとても自然なことです。

するとそれを読んだ側が「すごい!」と感動するのもまた、自然なことです。

 

 

ただ、読んだ側がついつい、

「そういう感動を伴うものしか、認識の変更ではないのだ」

と誤解してしまう場合もあり、その後、大きな認識の変更に伴う「感動体験」ばかりを追い求めてしまうようになる方もいらっしゃいます。

 

 

また、

「大きな感動をしていないから、私はまだ認識の変更ができていないのだ。

そして認識の変更ができていないということは、私はまだ変われないということだ!」

というふうに「私は変われない」と決めてしまい、その決めたことが現実化して実際に変われなくなっている…という方もいらっしゃいます。

 

 

過去にも何度かお話したことがあるのですが、どうも、

「認識の変更とは特別なものであるという認識」

を持っている方が多いように感じています。

そうすると「特別」なことに思いを馳せるあまり、日常の小さな認識変更がおろそかになってしまう場合が多いです。

そして小さな認識変更さえもしていないのであれば、その後、大きくて特別な認識の変更につながるということもありません。

なのでまずは、

「認識の変更とは特別なものであるという認識の変更」

をなさってみてください。

実際には小さなもの、地味なもののほうが多いです。

 

「認識の変更は特別ではない」に対して、どんな認識を持つ?

 

こう言うと、

「なーんだ…認識の変更ができれば、その後はきっとものすごいことが待っているんだと思ってたのに…。

特別なことなわけじゃないのか…残念…」

と、「残念」という認識を持つ方もいるかもしれません。

けれど、

「なーんだ、特別なわけでもなんでもなく、小さくて地味なことなら私だってできるじゃないか。

特別なことをしようとするよりもずっと簡単で良かった!」

という認識を持つこともできますよ。

ぜひ、そのような認識を選んでくださいね。

 

 

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認識の変更にはさまざまなものがありますが、小さく地味なもののほうが多いです。

ときに強烈な感動を伴う大きな認識の変更が起きる場合もありますが、

大小どちらであれ、その後の現実が変わっていく流れは同じです。

 

 

「しかし、認識の変更のためには具体的に何をどうすればいいのかわからない…」

と思った方は、以下の記事をどうぞ↓

認識の変更をする方法とは、なんなのか?

 

 

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カテゴリ:引き寄せの法則 

管理人:岡野 真

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