既にあるって…どこを見てもないんですけど?
今回は「既にある」についてです。
引き寄せではよく、
「あなたの望むものは既にある」
というふうに言われることがあります。
これに対して、
「いや、既にあるってどこに…?どこをどう見てもないんですけど…」
と不思議に思う方も多いのではないかと思いますので、詳しく解説していきます。
目に見えるものではなく、リソースの話
まず、この「既にある」という言葉は正確な定義があるわけではないので、基本的にはどのように解釈しても自由です。
「こう解釈するのが正しい/間違い」というような正解不正解はありません。
なので例えば「お金を引き寄せたい」というとき、
「私の望むだけの現金は、既に私の手元にある」
と解釈してもOKです。これも間違いではありません。
ただこの解釈だと、
「間違いではないと言われても、どうにもしっくり来ないなぁ。
だって望むだけの現金、実際には手元にないんだもん。
実際はないのにあると言われても…」
と感じる方が多いのではないでしょうか。
そのような場合は別の解釈でも構いません。
例えば、
「現金はまだ手元にはないが、これから現金を手に入れるためのリソース(素質、知識、経験など)は既にある」
というのはどうでしょうか?
「あぁ、そっちのほうがまだ納得できるかも…」
と思うのであれば、この解釈を採用してみてください。
無理をして「現金が私のところに既にあるんだ!!」と思い込もうとする必要はありません。
「こう解釈するのが正しいぞ」という正解はない以上、大事なのは「正解に従うこと」よりも(そもそも正解がない以上正解に従うことは不可能)
「自分が納得できるかどうか」
「その解釈で前向きになれるかどうか」
のほうです。
自分が納得できる・前向きになれる解釈を選んでください。
リソースが既にあるというのも、いまいち?
ここまでを聞いて、
「うーん、現金が既にあるというよりはマシだけど、リソースが既にあるというのもなんだかいまいちだな…。
心から『そうだ、その通りだ!』と思えるかというと、そこまでではない。
私にお金を手にするリソース…素質や知識や経験なんて、あるっけ?」
と思う方もいるかと思います。
そこで、先日いただいたご報告を載せてみます。赤字部分に注目してみてください。
昔から営業職をしており、営業研修などを受けてもなかなか契約が取れないことが悩みでした。
この講座を受けたことで、親への未昇華の想いが今の現実に繋がっていると気づき「本当に自分の内面が現実になるんだ…」と驚きました。
これに気づいたとたん、嘘のようにスムーズに契約が取れ始めました。
受けた当時は無意味だと思った研修の内容が、ここに来て一気に活かされているのを感じ、必要な知識はすでに持っていたことにも気づきました。
引き寄せで「あっさり叶う」とか「あなたは必要なものをすでに持っている」と言われるのは本当のことだったと痛感しています。
こちらは私の講座を受けてくださった方からのお声です。
「リソースは既にある」というのはこの方の場合は、
「過去に受けた研修で得ていた知識」
のことです。
お金を手に入れるために必要なリソースを、実は既に持っていましたね。
ご報告内容に書かれてはいませんが、私はおそらく研修以外で得た経験や、持って生まれた素質なども活きているのではないかと思います。
こちらのご報告内容はあくまで一例で、既にあるリソースが何かは、もちろん人によって違います。
そして多くの方は、最初のうちはそれが自分のリソースであるということに気づいていません。
そのリソースが活きていない時点だと、どうしても「持っていても意味がない」と思いがちです。
意味がないどころか、時には「持っているのは悪だ」とすら思えることもあります。
たとえば、
「物事を深く追究する姿勢を持っている、思慮深い」
というのが自分のリソースだとしても、その本人は、
「悶々と長々と考えてしまうのは悪いことだ、これは私の欠点だ」
と思い込んで、自分のリソースを嫌っている場合もあります。
そのようにリソースを無意味だ、悪だと思っている時点では、
「あなたには、叶えるために必要なリソースが既にある」
と言われても「そうかなぁ…」としか思えないかもしれません。
しかし、私自身の経験や、受講して下さった方からのご報告を見てみても、
「持って生まれた素質や、生きてきた過程で得た知識・経験が、叶える際になって一気に活き出す」
ということは、ものすごくよくあることです。
今の時点でリソースに思い当たるものがないからといって「そんなものはない」と断じずに「あるけど気づいていないだけだ」と思うようにしてほしいなと思います。
「そんなものはない」と断じてしまうと、潜在意識は、
「あ、このリソースは活かさなくていいのね。リソースなどないと思える現実を作ればいいのね」
と判断するため、いつまで経っても活きることがない、活きることがないので願いも叶わない…となります。
対して「リソースは既にある」というつもりでいると潜在意識が、
「ほう、このリソースを活かしていいのね。既にあったんだ!と思える現実を作ればいいのね」
という判断をしますので、自分のリソースが活きやすくなる、ひいては願いも叶いやすくなります。
「私にリソースなどない」という判断は、顕在意識上で行っている判断…つまり、脳のほんの3%~5%にも満たない部分を使っての判断にすぎません。
残りの潜在意識の部分は、あなたのリソースが何かをちゃんとわかっています。
どういうときにどう活かせばいいのかもわかっています。
それを信じて「私には、必要なリソースは既にある」と思って過ごしてみてください。
「そんなものはない」と断じているときよりも、良い変化が訪れるはずです。
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