不足は嘘…?いや、現に不足していますけど…?
今回は「不足は嘘」ということについてです。
潜在意識の話の中では、
「不足は嘘。充足が本当」
「不足は存在しない、幻にすぎない」
というふうに言われることがあります。
これを聞くと、
「ふ、ふ、不足は嘘?存在しない??
いやいや嘘じゃないよ、現に不足してるし…。
たとえばさ、私はいま100万円ほしいと思ってるけど財布には1万しかないし、これって『99万円不足している』ってことじゃないの?
現実に不足があるじゃんよ…どういうことよ…」
というふうに不思議に思う方も多いのではないかな?と思います。
ではでは、不足は嘘とはどういうことなのか?について詳しく説明していきます。
99万円の不足は嘘。そのような不足は存在していない
あなたは100万円がほしいのに、目の前には1万円しかないとすると…、
「ばっちり99万円の不足が存在してやがるじゃねーか!
不足は嘘なんてのが嘘じゃないのかーー!」
というような気になりますよね。
う~ん、でもでも、私にはその「99万円の不足」というものが見えません。
1万円なら見えるし、形とか色とかもわかるんですけど…、
その99万円の不足ってどんな形なんですか?色は?匂いはします?
不足はあるというあなたには、不足が見えているんですよね?
ちょっとどんなものなのか教えてくださいな。
…と言われると、
「い、いやいや不足は目に見えてるわけじゃないよ。
そんな、別に現実に『99万円の不足』って名前のついた物体があるわけじゃないんだから…。
『不足という物質がこの世に存在しているの?』という意味なら、現実に不足はないよ」
と思いますよね。
そう、あなたはさっき、
「現実にばっちり不足があるじゃんよ」
と思ったかもしれませんが、現実には「不足」なるものはない。
確かに、あなたの頭の中に「不足感」ならばあります。
でもあくまでもあなたの頭の中に「不足している感じ」があるだけで、現実に不足というものがあるわけではない。
目の前にあるのは「99万円の不足」ではなく「1万円」です。
1万円を見て「1万円がある」と思うのではなく「99万円の不足がある」と思ったなら、
現実にちゃんと存在している「ある」ものを見ず、ないはずの「不足」を見た、ということ。
そのあなたが見たと思っている不足は本当は現実にはないよ、あなたの頭の中にしかない幻だよ~、ということで「不足は嘘」です。
不足していると錯覚していると、潜在意識はその錯覚を深める
人はつい、
「現実に不足があるから、私は不足感を感じている」
と思うのですが、実際には逆です。
「私が不足感を感じているから、現実に不足があるような錯覚に陥っている」
なんですね。
本当に現実に「不足」というものが存在していると思い込み、
「この不足した現実をどうすればいいのかしら?」
と考えていても、そこで止まってしまいます。
実際には現実に不足というものは存在していないので、さすがの潜在意識も存在しないものをどうこうはできないためです。
むしろ、
「この人は『現実に不足がある』と錯覚しているんだし、では、
『現実に不足があると錯覚したままでいられる現実』を作ろうっと」
というふうに働きはじめてしまうので、自分の錯覚が深まってしまいます。
そして自分の錯覚が深まればますます、
「この、この不足した現実をどうしようううう!!」
となるのですが、こうなると潜在意識のほうもますます、
「この、この『不足した現実がある』という錯覚をもっと強めるぜぇえええ!!」
と張り切ってしまいますので、ずっと不足が現実に存在していると思い込んだまま…となってしまいかねません。
不足は嘘だと意識していくと、前提が変わる
なのでどこかで、
「おや、よく考えると現実に『不足』なんてなくない?不足は嘘だった」
と気づけるとよいですね。
今日からぜひ、現実を見て不足している!と感じるたびに、
「いや、でも不足は嘘なんだよね。
現実に不足があるわけじゃなくて、私の中に不足感があるだけだ」
というふうに意識なさってみてください。
いまは急に「不足は嘘です!」と言われたばかりなのでピンとこないかもしれませんが、日常で不足は嘘なのだ、と意識しながら生活していると、
「お、おぉ…本当に現実に不足なんてないじゃん。私があると思い込んでただけじゃん。
不足は、私の頭の中にしか存在していない幻想なんだ!」
というふうに腑に落ちてくると思います。
そうして不足は嘘であることが腑に落ちてくると、頭の中の不足感も消えていき、徐々に前提が、
「現実に不足はある、この世にはないものばかりだ」
から、
「現実に不足などない、この世にはすべてある」
へと変わっていきます。
前提が変われば、潜在意識は働きだす
このあたりから、潜在意識が現実化するものも変わってきます。
「100万円がほしい、でも現実に99万円の不足がある。
潜在意識よー、この不足を埋めておくれ~!」
だと潜在意識はその不足をどうすることもできません。
さきほども言ったように、本当は現実に不足というものが存在していないので、潜在意識も存在しないものを埋めることはできないからです。
ないはずの穴を埋めろ、と言われても潜在意識は、
「そもそも穴どこやねん(´・ω・`)」
となっちゃいます。
けれど、
「100万円がほしい。そしてこの現実に不足はない。すべてある」
という前提ですと、これは現実にないはずの不足をどうこうしよう…ではなくて、
ちゃんと現実にあるものをどうこうしようとしている、ということです。
潜在意識は、現実にあるもののことでしたら大概はどうにでもできますので、
「ほんじゃ現実にあるアレとコレとソレをこれこれこうして、100万作ったるべ~(*´▽`*)」
ということができます。
「すべてがあり、不足は嘘である」
あなたがそういう前提を持っている以上、潜在意識は、
「ほーらね、やっぱりすべてがあって不足は嘘なんじゃん!」
と言えるような現実を作ってくれますよ(*^^)v
頭の中に「不足感」があっても、現実に「不足」はない。
あなたが現実の中に不足を見ているのなら、その不足は嘘だと見破ってください。
現実にはすべてがあると気づけば、潜在意識は現実にあるものを利用して、あなたの望むものを作り出します。
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