「内側の投影」という言葉を、このように誤解していませんか?

コスモス

 

内側の投影という言葉に対する、よくある誤解

 

今回は「内側の投影」についてのお話です。

引き寄せについて知っている方ならば、

「この現実は、自分の内側を投影したものである」

ということも知っているかと思います。

ただ、

「内側の投影という言葉を、ちょっと違ったふうに受け止めてしまう方もいらっしゃるようだな?」

と感じますので、この言葉について詳しくご説明していきます。

 

 

Bさんは、Aさんの内側の投影ではない

 

たとえばAさんは、職場のBさんが苦手だとします。

今日も「あんたはバカだね~」と言われました。

ここでAさんが、

「Bさん嫌いだな、今日もバカだって嫌味を言われちゃった…。

…でも、この現実は自分の内側の投影ってことは…Bさんのことも私が自分で作り出しているってことなんだよね…?

うぐぐ、いったい私の内側の何が、Bさんみたいな人を作り出しているっていうんだろう…」

と考えたとしたら、これはちょっと違うかな?と思います。

 

 

Bさんの存在自体は、Aさんの内側の投影ではありません。

Aさんの内側がどうであっても、そのことと関係なく存在している人です。

また、Bさんが「あんたはバカだね~」と言ったことも、Aさんの内側の投影ではありません。

Bさんが何を言うかを決めているのはBさん本人であって、Aさんの内側がどうであるのかということは関係がありません。

 

 

Bさんに何を思うかは、Aさんの内側の投影

 

ただ、Bさんの発言「あんたはバカだね~」に対して、

「それは私への嫌味だ」

と感じたのは、Aさんの内側の投影です。

 

 

どういうことかというと…Aさんは、

「ひどい、バカだなんて嫌味を…」

と感じましたが、しかしCさんは、

「うふふ、そんなこと言って私のこと好きなくせに~」

と思うかもしれません。

逆にDさんはめちゃくちゃ怒って、

「絶対に許すものかーー!」

とBさんを怒鳴りつけるかもしれません。

Bさんの発言に対し、どのように感じてどう対応するか?ということは、人それぞれですよね。

その、

「現実での感じ方・対応の仕方」

が、その人の内側の投影です。

 

 

Bさんの発言には、Bさんの内側の投影しかされていない

 

Cさんの内側には、

「私は小さなころから親に、

『おバカちゃんねぇ、でもそんなところが、だいだいだいだいだ~~い好き♪』

って抱きしめられてすごく可愛がってもらった」

という良い思い出があるのかもしれません。

その、

「バカ=愛情を表現する言葉」

という内側の投影がなされ、Bさんの発言に対し、

「うふ、そんなこと言って私のこと好きなんでしょ」

という対応を現実で取った。

 

 

Dさんのほうは逆に、バカという言葉を罵り言葉として使われて育ったため、

「バカ=自分のすべてを否定する言葉」

という観念が、内側に強くあるかもしれません。

その内側の投影がされてBさんの発言に対し、

「絶対に許さない!」

という態度を現実で取った。

 

 

…というふうに、

「Bさんの発言後、現実で自分が感じたこと・取った行動」

に自分の内側の投影が起きているのであって、

「Bさんの発言そのもの」

には、誰の内側の投影も起きていません。

あ、でももちろん、Bさん本人の内側の投影は起きていますよ。

 

 

内側の投影が何か知りたいときには、自分自身に注目する

 

となるとAさんは、

「この現実で、『Bさんが』私に嫌味を言った」

ということよりも、

「この現実で、『私は』Bさんの発言を嫌味と感じた」

という点に注目して、

「私がBさんの発言を嫌味だと感じるのは、どんな内側の投影が起きているからなのかな?」

というふうに考えたほうが、どのような投影がされているのか気づきやすいです。

「私の内側には、

『バカ=相手を否定するときの言葉』

って観念があるなぁ。だからその内側の投影がなされて、

『Bさんは私に嫌なことを言った!』

と感じたんだろうなぁ」

というふうに。

 

 

逆に「相手はどんな内側の投影をしたのかな?」と考えるのもアリ

 

あるいは、

「この現実でBさんがこのような発言をしたのは、どのように『私の』内側が投影されたからなのだろう?」

ではなくて、

「この現実でBさんがこのような発言をしたのは、どのように『Bさんの』内側が投影されたからなのだろう?」

と考えてもいいかもしれません。

Bさんの発言には、必ずBさん本人の内側の投影がなされていますので、

「バカだね~って言ったときの、Bさんの内側ってどんなだったのかな?」

と考えてみます。

すると、

「もしかしてBさんってCさんみたいに、

『バカねぇ~と軽口を言う=好きな相手への愛情表現』

という観念を、内側に持っている人なのかも?

だとすると私って、嫌味を言われたとは限らないよなぁ」

とか、

「本当に嫌味だとしても…もしかするとBさんには、

『相手より優位に立ちたい、相手には自分よりバカであってほしい』

という願望が内側にあって、その内側の投影が『バカねぇ~』という発言なのかなぁ?

うーん、そういえば私の中にも『相手をバカにして優位に立ちたい』っていう願望は、ちょっとあるかも…」

というふうに、これまで気づかなかったことに気づくかもしれませんね。

こんな感じで、ご自分の場合に当てはめて考えてみてください(*´ω`*)

 

 

相手の存在・発言・行動には、あなたの内側の投影はされていません。

相手の存在・発言・行動に対して、

「あなたが何を感じ、どのような行動を取ったか?」

というところに、あなたの内側の投影がされています。

 

 

関連記事です、よければこちらも参考になさってみてください↓

人は、内側の投影をして現実や他人を見ている

 

 

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カテゴリ:引き寄せの法則 

人は、思考の投影をして現実や他人を見ている

水晶

 

現実や他人は、自分の思考の投影である

 

今回は「投影の法則」についてです。

これは引き寄せの法則ととてもよく似ていて、

「自分の思考が、人生で起こる現実や他人に投影されている(映し出されている)」

というものです。

これだけを聞くと、そんなことがあるのだろうか…?と不思議に思う方もいるかもしれませんね。

ではでは、この「現実(他人)は自分の思考の投影」ということについて説明してゆきます。

 

 

心理学でいう思考の投影とは?

 

「現実は自分の思考の投影」なんて言われると、

なんだか摩訶不思議なスピリチュアルなお話をされていると感じるかもしれませんが、

単に心理学のお話だと考えるとわかりやすいと思います。

心理学にも「投影」という言葉があり、どのような意味かというと…、

 

心理学における投影とは、自己のとある衝動や資質を認めたくないとき、

自分自身を守るために、他の人間にその悪い面を押し付けてしまうような心の働きを言う。

投影は日常生活においてよく起こっている。

なんとなく嫌いだった人物が、実は自分の否定的な、認めたくない面を体現していたなどである。

Wikipediaより引用)

 

 

と、このようなものです。

 

 

自分の本心を認められない人ほど、他人に思考の投影をする

 

たとえばAさんが、すごくおしゃれに興味があって可愛い格好をしたいと思っているとします。

だけど、自分では素直にその本心を認められません。

「どうせ私なんかがおしゃれしたって…笑われるだけだし…」

という気持ちが邪魔をしてしまって、おしゃれをすることができないでいるとします。

 

 

こういうときにおしゃれな人を見ると、

「Bさんっていっつも無駄に着飾ってチャラチャラしちゃってさ~…私、ああいう人って大嫌い!」

と、おしゃれな人に対して腹が立ったりしますよね。

「本当は私もそういう格好がしてみたい、羨ましい!」

と素直に認めることができないので、

「私はあんな人と違って、おしゃれしたいなんて思ってませんから!」

というふうに、自分の本心を認めないですむようにBさんに対して怒り始めたりするのですが、このような心の働きを「投影」と言います。

 

 

思考の投影先である他人を変えようとしても意味がない

 

こう聞くと、

「あー、同僚のCさんみたい!

あの人本当は出世したいくせに、素直にそう認められないもんだからいっつも出世してる人の悪口ばっかり言ってる!

そんなふうに人に腹を立ててるくらいなら、どうやったら自分が出世できるかを考えればいいのに…。

そこには気づかないんだよなあ…」

と、身近で誰か思い当たった方もいるかもしれませんね。

そう、こういう思考の投影ってはたから見ていると一目瞭然なのですが、

本人はさっぱり気づかずにすごく怒ってたりしますよね(;´・ω・)

 

 

「そんなふうに人に腹を立ててるくらいなら、どうやったら自分が出世できるかを考えればいいのに…」

というのはまさにその通りで、こういう場合は、

「自分の気に入るように他人が変われ、現実が変わるべきだ!」

と怒って周りを変えようとするよりも、自分の考え方を変えたほうがずっと早いですよね。

Aさんの思考の投影がされて、Aさんにだけは悪くもないBさんが悪く見えている、

Cさんの思考の投影がされて、Cさんにだけは悪くもない出世している人が悪く見えている、というだけの話なのですから、

「私、本当はおしゃれがしたいんだ。やってみよう!」

「俺、本当は出世したいんだ。どうすればできるかな?」

というふうに思考を変えるだけで、Bさんは悪い人じゃなくなるし、出世している人も悪い人ではなくなります。

 

 

素直に自分がおしゃれをしたいと認めた後は、

「じゃあ…思い切っておしゃれなBさんにアドバイスをもらおうかな…」

となり、それで大嫌いなはずだったBさんと仲良くなる、ということもあります。

そんなにうまくいくか?と思われそうですが、こうして、

「自分の本心を認めたら、許せないと思っていた人と気が合ってものすごく仲良くなった」

ということはわりとよくあります。

Aさんが認めたくなかっただけで、AさんもBさんもおしゃれに興味があるもの同士、

もともと仲良くなりやすい二人だったわけですし、

どちらかが意地を張るのをやめたらあっという間にうまくいった!というのはよく起きることです。

 

 

思考の投影を、神秘的な何かだととらえる必要はない

 

「現実は自分の思考の投影」と言われると、なにか超常的なものだと受け止める方も多く、

「ポジティブ思考をすると、なんらかの未知のすごいパワーによってそれが現実に投影されて、ポジティブな現実になるの?

じゃあ、ポジティブなことを考えていよう!

そうすれば私のポジティブ思考の投影が起こって、

いっつもチャラチャラしているBさんが変わってくれるかもしれない!」

…というふうに考える方もいるのですが、いや、これだと自分の「私は本当はおしゃれがしたい」という思考は無視したまんまですよね。

それじゃあ現実は変わらないですよ~(;´・ω・)

投影の法則・引き寄せの法則は、

「ポジティブでいればアラ不思議、ポジティブ思考の投影が起き、Bさんが改心して地味な服装をするような現実になっちゃいます!」

とかいう法則なわけではありません。

摩訶不思議な話ととらえず、心理学だと考えたほうが理解しやすいんじゃないかなと思います。

 

 

なのでいま、他人や現実を変えたいと思っている方は、

「私は、この人に自分の思考の投影をしてはいないだろうか?」

「このように現実が気に入らないと思えるもととなっている、自分の思考とはなんなのだろう?」

ということについて考えてみてはどうかな?と思います(*´ω`*)

 

 

現実や他人は思考の投影。

他人を変えようとするのではなく、その人に何を投影しているか?に気づくことで現実は変わる。

 

 

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