期待しないほうがいいと言われても、期待してしまう…
今回は「期待してしまう」という方へ向けてのお話です。
引き寄せではよく、
「期待をしないほうが願いが叶いやすい」
と言われますよね。
しかし、
「そう聞いて期待はしないでおこうと思っても、どうしても期待してしまう…。
これでは引き寄せがうまくいかないのでは…」
と悩んでいる方もいるかな?と思います。
そこでこの記事では、
①なぜ引き寄せでは、期待しないほうがいいのか?
②期待してしまう人は、どうすればいいのか?
の2点について、詳しくお話していきます。
引き寄せではなぜ、期待しないほうがいいの?
まずは、
「①なぜ引き寄せでは、期待しないほうがいいのか?」
についてです。
人ってついつい、期待してしまうものですよね。
そして、してしまう期待っていろいろなものがあると思います。
「あれがこうなってくれなきゃ嫌、そのとおりになってほしい!」
という期待だったり、
「こっちのほうが先に叶ってくれなきゃ嫌、そうなって!」
「〇日以内に叶ってくれないと納得できない、そうなって!」
という期待だったり…、期待してしまう内容がひとつということはなく、さまざまなものが心の中にありますよね。
しかしこれは潜在意識からすると、
「あれはああしなくちゃダメで、あっちを先にやっちゃダメで…あと、これもダメだしあれもダメだし…。
ううーん、禁止事項が多すぎてうまく動けないよ…」
ということですので、なかなか願うものが引き寄せられなくなってしまいます。
なので、ひとつだけでもこういう期待を捨てられるといいですね。
期待を捨てるということは、潜在意識への禁止事項を捨てるということですから、
ひとつでも捨てられればそのぶん潜在意識は働きやすく、引き寄せが起きやすくなります。
そのため「期待しないほうがいい」と言われています。
そうは言われても、期待してしまうんだけど…
では次は、
「②そう言われても期待してしまう人は、どうすればいいのか?」
についてです。
さっき、
「ひとつだけでも期待を捨てられるといいね」
と書いたのですが、いろいろある期待の中で、まず最初に気づいて捨ててほしいなーと思う期待があります。
その期待とは何かというと、
「期待をしなければ叶うんだ!という期待」
です。
「期待をしないほうが引き寄せはうまくいく」
という言葉を聞いて、
「そうか、では期待をしないでおこう」
とそのまま受け止め、期待を減らし(禁止事項を減らし)ていく人も中にはいます。
しかし、減らすのではなく逆に、
「そうか、期待をしなければ叶うんだね!?という期待」
を持つ人もいます。
期待が減るどころか、新たな期待をひとつ増やしてしまっています。
この期待があると、すべてが「期待してしまう日」になる
この「期待しなければ叶うのだという期待」を持つと、毎日が「期待してしまう日」になります。
「ああじゃないと嫌、こうじゃないとダメ…そうなってほしいよー!」
と期待してしまった日には、
「うう、ああじゃないと嫌だーとかいろいろと期待してしまう日だったよ…」
となりますし、そういった期待をしなかった日には、
「今日は期待しなかったから、ちゃんと引き寄せられてくるかな?」
と期待してしまうことになります。
①あれやこれやに期待してしまう日
②あれやこれやに期待しなかったんだから叶うんでしょ?と期待してしまう日
このどちらかしかなくなるのですが、これは、
①「ああしてこうして、これこれこうじゃないと嫌!」と言って潜在意識の動きを制限している
②「ああしてこうして、これこれこうじゃないと嫌!って言わなかったんだから、ああしてこうして、これこれこうしてくれるんだよね?」と潜在意識の動きを制限している
このどちらかをしているということ。
どちらにせよ潜在意識は自由に動けないために、引き寄せが起きなくなります。
「期待しなければ叶う=期待してしまうと叶わない」
「期待しなければ叶うのだという期待」
を持つと、それと同時に、
「期待してしまうと叶わないという恐怖」
も持つことになります。
自分が何かを期待してしまったときには、
「やばい、こんなふうに期待しては叶わなくなってしまう!」
と怖くなるので、ついつい期待を感じないようにと、心の底(潜在意識の中)に押し込めてしまいます。
期待を押し込めると、いつまでも引き寄せが起きない
しかし、気持ちというものは押し込めず、
「こういう気持ちがあるんだな」
ときちんと自覚して、向き合わないと手放せないものです。
「あ、こうじゃないと嫌!っていう期待が出てきたな」
「お、次はあっちが先に叶ってくれないと嫌!という期待が出てきたね」
と、ひとつひとつ受け止めていかないと、昇華していけない。
その昇華作業をせず潜在意識下に押し戻すので、いつまでも潜在意識は、
「期待(禁止事項)がいっぱいでうまく動けないよ…」
という状態のままで、うまく引き寄せができなくなってしまいます。
順序にすると、
①「期待しなければ叶うという期待」を持つ
↓
②すると「期待してしまうと叶わないという恐怖」が生まれる
↓
③その恐怖から、もろもろの期待を感じないように潜在意識下に押し込める
↓
④潜在意識は「禁止事項がいっぱいで消えてくれない…」となり、引き寄せられない
です。
うまく引き寄せられない原因は、③で感じる「もろもろの期待」よりも、①の「期待しなければ叶うという期待」です。
根本の原因となっている期待に気づき、手放せば、それにともなって②~④は改善されていきます。
①「期待しなければ叶うという期待」を手放す
↓
②「期待してしまうと叶わないという恐怖」も消える
↓
③恐怖がないので、もろもろの期待を感じたときに「向き合って消していこう」と思える
↓
④潜在意識は「禁止事項が減っていって動きやすいな~」となり、引き寄せができるようになる
という流れになりますよ(*^^)v
「期待してしまう、これでは引き寄せられない…」
という恐怖を感じるのは、
「期待しなければ叶うという期待」
をしているからです。
この期待から距離を取ってみてください。
引き寄せだと「期待しない」のほかに「執着しない」もよく言われます。
しかし反面「執着してもいい」と言われることも…。
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