お金のブロックがあると、お金をうまく引き寄せられない
今回は、
「お金を引き寄せたいのにうまくいかない」
と思っている方へのお話です。
お金が入ってこないということは、その人の中になにかしら、
お金が入ってこないようなブロックがかかっているからなのですが、
このブロックは親をきっかけに作られることが多いということについてです。
お金のブロックとはお金に対する固定観念のこと
引き寄せの法則は「思考が現実になる」という法則ですよね。
この「思考」というのは、顕在意識上の思考のことを指しているわけではなく、
潜在意識下にある「固定観念」のことを指しています。
あなたが意識の上で、
「お金がほしい、お金持ちになりたい」
と思考していても、潜在意識下で、
「でも、どうせお金持ちになんてなれるはずがない」
という固定観念を持っている場合、現実になるのは「お金持ちになれない」のほうです。
本当はお金がほしいのに、持っている固定観念が邪魔をするせいでうまくいかなくなってしまいます。
このように、自分がうまくいくのを邪魔している(ブロックしている)固定観念のことを「メンタルブロック」と呼ぶことがあります。
お金のブロックは、父親をきっかけにして作られることが多い
人間はいろいろなブロック(固定観念)を持っているものなのですが、
特にお金に関するブロックは、父親をきっかけにして作られていく場合が多いです。
(誰でも絶対にそうだ!というわけではありません。
割合としてはそういう場合が多い、というだけです)
一般的には、父親の収入が主となっている家庭が多いですよね。
世間でも「お金は父親が稼ぐもの」というイメージが強く、そのため子供は自然と、
父親とお金というものを結びつけて考えるようになり育ってゆきます。
潜在意識下で徐々に、
「父親=お金、仕事、社会、権威の象徴」
というイメージが育っていく、ということです。
これでいくと、なにかしら父親に対して悪いイメージを抱いている場合、
それとイコールで結びついているお金のイメージも同時に悪くなってしまいますね。
たとえば、
「父親がギャンブルにはまって借金をしたせいでひどい苦労をした」
という経験がある場合、お金に対して、
「お金とは人を狂わせるもの、お金とは自分に苦労をさせてくるもの」
というイメージを持つようになったりもします。
顕在意識上では、
「お金を手に入れて苦労をしないようになりたい」
と思っていても、潜在意識下では真逆に、
「お金を手に入れると苦労をすることになる」
というブロックを持っている。
すると、
「では苦労をしたくないなら、お金を手に入れるわけにはいかない」
となり、自分でも知らぬ間に潜在意識に突き動かされて、
「お金を手にしないような行動」
を取るようになります。
たとえば選択肢AとBがあり、
「Aを選べばのちのちお金が手に入る、しかしBを選ぶとお金は手に入らない」
というようなとき、潜在意識は強制的にその人にBの選択肢を選ばせます。
日常生活は選択の連続ですが、あらゆる選択の際にそうして、
お金が手に入らないほうを選んで行動していくようになってしまいます。
しかしこういった行動は、あくまでも潜在意識がやっていることであって、
その人本人にはそのようなことをしているという自覚はありません。
そのため、
「どうしてこんなにも、お金を手に入れて苦労をしないようになりたいと思ってるのに、お金が入ってこないのだろう?」
というふうに感じてしまいます。
なので、なかなかお金を引き寄せられないという方は一度、
「私は、父親に対して何を思っているだろうか?」
と考えてみてほしいなと思います。
それによって、自分の持っているお金のブロックに気づいて消せるかもしれません。
お金のブロックを消すために、父親を許す必要はない
ここまでを読んで、
「そうか、父親に悪いイメージを持っているからそれがお金のブロックに…。
じゃあ…お金のブロックを消すためには、あんなひどい父親でも許さなきゃいけないのか…」
というふうに苦しくなってしまった方もいるかもしれませんが、いえいえ、
ブロックを消すことと父親を許す許さないは関係ありませんので、無理に許す必要はないですよ。
中には、
「父親を許さない限りお金は手に入らない」
というふうに言う方もいらっしゃいますが、それはその方の中で父親とお金が結びついたままだからです。
(結びついたままでその方が困っていないなら、無理に結びつきを切る必要もないのでそれでいいのですが)
本来は、父親とお金の2つに関係はありません。
それらは全く別の、独立した2つのものです。
幼少期に、うっかり関係のない2つを結びつけてブロックを作ってしまった、というだけです。
「自分のブロックが何かを見つけて消すことで、父親とお金の結びつきをほどいてみませんか?」
というのが私の言いたいことであって、
「今後も父親とお金を結びつけて考えましょう。
父親のイメージが悪ければ、それとつながっているお金のイメージも悪いままです。
(父親を許せなければ、お金のブロックは消せないままです)
ですからまず、父親を許しましょう」
ということが言いたいわけではありません。
父親を許さなくても見つけたブロックは消せますし、お金は入ってくるようになります。
なので、父親を許さねばならない…と考えて苦しむ必要は全然ありませんよ(*´ω`*)
お金を引き寄せられない場合は、潜在意識下になにかしらのお金のブロックがかかっている。
そのブロックは、父親をきっかけに作られる場合が多い。
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潜在意識と顕在意識について(ちょっと前回のおさらい)
- 「爪を噛むのをやめたいな」と考える→顕在意識3%の力
- 気づかないうちに「つい」手が口にいっちゃう→潜在意識97%の力
- 綱引きすれば潜在意識が勝つので「やめたいと思ってるはずなのにやめられない」となる
って話を前にしました。
これを踏まえて「なぜお金持ちになりたいと思ってるのになれないか?」を考えると、
- 「お金持ちになりたいな」と考える→顕在意識3%の力
- 「どうせ私なんかになれるわけない」と考えたくもないのに「つい」考える→潜在意識97%の力
- 綱引きすれば潜在意識が勝つので「なりたいと思ってるはずなのになれない」となる
でしたね。
潜在意識と顕在意識について、詳しくはこちらから。
潜在意識の考えることは、どう決まってる?
それでは今日は、
「潜在意識が考えてることってどう決まるのよ?」
というお話です。
これは誰も、
「ようし、私は潜在意識下で○○だと考えることにするぞ!」
「さーて、これから○○を『ついつい』やっちゃおう!」
とか決めてやってないですよね。
「つい」やっちゃう・考えちゃうわけですけど、この「つい」ってそもそもなんで起こるの?について。
大きい要因の1つは、
繰り返しによる刷り込み
です。
最も大きく影響を受けるのは、親からの刷り込み
特に親からの刷り込みが多いのではないでしょうか。
もうここですでに、
「あぁ、そうそう。
小さいころから親にできない子だと言われてきたせいで自信が持てない…。
どうしても『つい』自分はダメな人間だと思っちゃう」
と思った方もいるはず。
こういうふうに幼いころから、
- これは○○である
- このときは□□するものである
- こっちは△△すべきではない
- あなたは○○である
…と繰り返し教えられて経験していくうちに、
最初は顕在意識で「そうかな?そうかも」程度だったことが、
どんどん潜在意識にまで刷り込まれていき、
- 絶対そうに違いないと思うようになる
- 頭では(顕在意識では)そう考えたくないのに、心(潜在意識では)そう思ってしまう
- ついそうしてしまい、やめられない
…となっていきます。
あ、でも時にはこういう刷り込みが役に立つこともありますよ。
たとえば、
「人を殺してはいけない」
とか、これ潜在意識にまで刷り込まれてないとヤバイですよね。
刷り込まれているおかげで、こいつムカつく!殺してやりたい!と思っても、
「でも、どうしてもそんなことできない」
ってブレーキがかかってくれるんですから。
でも逆に、全然役に立たないこともあります。
「私はダメな人間である」
こう刷り込まれていれば、どんなにそう思いたくなくても、
「でも、どうしてもそう思ってしまう」
となります。
こういうブレーキがかかっちゃうと、なにかに挑戦できないとか、
すぐ人と比べちゃって落ち込むとか、いろいろ出てきますよね。
(あなたはいまそうして悩んでいるはず)
俗に人間の取る行動で、
親の影響を受けていない行動は10%以下
と言われています。
これ怖くないですか?
100個の行動をしたとき、その中でちゃんと自分の意思でやっていることは、
10個以下しかないってことですよ!
残りの90個以上は、
- 親がいつも選んでいたほうを疑いもなく「そういうもんだ」と選んでいる
- お母さんならこっちを選ぶであろうというほうを選ぶ
- お父さんに嫌われずにすみそうなものを選ぶ
- お母さんがそっち選ぶんなら反対を選んでやるわ!(と結局親を基準にしている)
…などなど、です。
思い返してみてください。
普段あなたが考えていること・している行動…。
それ、過去に親から教えられたことがもとになってませんか?
ハッキリと「そうそう、これは親の影響でやってる!」とわかるものもあるだろうし、
自覚できないような小さなものなら、「緑色が嫌い」とかいうものもあるかもしれませんね。
っていうか緑色の話はこれ、私の話です。
親との仲が悪かったとき、緑色が嫌いでした。
見ると反射的に嫌な気分になるんです。
最初は単に「私、緑ってなんか好きじゃないんだよね」程度にしか思ってませんでしたが、
これをよくよく掘り下げていくと、
「私の母親が緑色が大好きだから、私は嫌い」
というのが理由でした。
緑色を見る
↓
母親を連想させる
↓
母が嫌い!
↓
じゃあ、母が好きな緑も嫌い!(と、間接的に母への嫌悪を表現)
の流れですね。
自分の意思で緑を嫌っているように思えて、実は親を基準にして、自分が何色を嫌うかを決定している。
さてさて…あなたの好きな色や、嫌いな食べ物はなに?
それ、本当に自分の意思で好いたり嫌ったりしてますか…?
メディアからの影響も多大である
あとは、メディアからの刷り込みも大きいんじゃないでしょうか。
毎日声高に、
「就職難・就職難!」
とかテレビでやったり雑誌でそういう記事を目にしてると、どんどん不安になっていくとか。
あなたはなんの疑いもなく、
「最近就職難だからさ~」
と口にしているかもしれないけれど、それってあなたが自分で最近の就職率とか調べて、
過去のデータと見合わせたりなんだりして、その結果自分で、
「ほう、今は就職難である!」
と結論を出したわけではないですよね。
「テレビが何度もそう言うから、そうなんだろう」
と決定している。
あなたの言動のもととなっているのは、メディア。
あ、あと女性に多いのが、
「婚活特集を繰り返し目にしたせいで、『結婚しなきゃ恥』と強く刷り込まれ、
結婚しないといけない気になって焦っている」
という方、これすごく多いです。
他にも周りから、結婚!結婚!いつ結婚するの?親を安心させてあげたら?結婚しないと老後は…などなど…、
こういう言葉を聞いているうちにどんどん不安になって、
「『つい』どうしても結婚のことで悩んでしまう」
とか、ね。
このようにして、繰り返し繰り返し言われた・経験したことが、
どんどん潜在意識にまで浸透していき、そして潜在意識は、
「ほう、オッケーそうなのね!じゃ、そう思おう」
と学習。
で、そんな学習されたが最後、「つい」やっちゃう・「つい」思っちゃうとなるわけです。
親とメディアだけじゃなくって、学校の先生とか部活の先輩とか、
そういうものもいろいろ影響してると思います。
「そんなん言ったら、影響されてない部分なんてほとんどないやんけ!」
と思いたくなるかもしれませんが、そう、実際ほとんどないんです。
これが潜在意識の力。怖いですな~。
潜在意識が何を考えるかは、「繰り返し」による刷り込みで決まる。
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引き寄せで誤解しがちな点の解説や、願いが叶いやすい願望設定の仕方などについてお話しています。
動画の詳細については以下からどうぞ。
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先日、動画がすべてリニューアルされてさらに理解しやすくなりました。
初めて見る方はもちろんのこと、以前に一度見たことがあるという方も、一新された内容がお役に立つのではないかと思います。
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