潜在意識の力で叶わないときは、現実を疑う
今回は「現実を疑う」ということについてです。
潜在意識の力で願いを叶えたいけどうまくいかないよ~という方に対し、ときに、
「その現実を疑うといい」
と言われることがあります。
この現実を疑うとは、どういう意味なのか?
現実を疑うことでどうなるのか?についてお話していきます。
現実を疑うって、具体的にどういうこと?
たとえばあなたが「お金持ちになりたい」と思っているとして、
しかし通帳の預金残高には、10万円としか記されていないとします。
このような場合に、
「え、え、え、こんなの…こんなのきっと嘘だよね?1億くらいあってほしいのに!
そそそそ、そうだきっと別の通帳に1億あるのかも!
1億円あるはずだぁ!これはきっと何かの間違いだー!」
というふうに思うことが現実を疑うということ…ではありません。
これですと単に、認めたくない現実から目をそらしている…という感じですね(;^ω^)
「それが根拠になるのか?」と考えるのが、現実を疑うこと
そうではなく、
「確かに預金残高は10万円だ、それは間違いない。
だが、現在の残高が10万円であるということは、これから私がお金持ちになれないということの証拠にはならないんじゃないのか?」
…というふうに思うのが、現実を疑うということです。
この状況ですと多くの方がついつい、
「貯金が10万しかないぞ!こんなんじゃお金持ちになんてなれっこないよー、うわーん!」
と考えます。
この、
「貯金が10万しかないぞ!こんなんじゃお金持ちになんてなれっこないよー、うわーん!」
というのは少し表現を変えると、
「今後私が多くのお金を手にすることは不可能である。なぜなら、現在私は10万円を所有しているからである」
ということですが、こう言われるとちょっと「あれ?」と思いませんか?
なぜいま10万円を所有していると、今後お金を増やすことが不可能ということになるのか?と。
よくよく考えると、現在の貯金額はこれからお金が増えないという根拠にはなっていないのですが、しかし、
「現在の貯金額!これがお金持ちになれないということの紛うことなき根拠だ!」
と思いこみ、うわーん!となってしまう方が多いです。
潜在意識は、持った観念を現実化する
そして、
「貯金額が少ないならばお金を増やすことは不可能だ」
という観念を持ってしまうと、潜在意識はその観念を現実のものにしようとしはじめます。
「っしゃー任せろ!こーの俺様が!
『貯金額が少ないならばお金を増やすことは不可能だと思ったままでいられる現実』
を作ったるから見とけぇえええ!!(☼ Д ☼) クワッッ!!! 」
…というふうに潜在意識が働くため、自分の観念どおりの現実が作られてしまいます。
現実を疑うとは、自身の観念を疑うということ
このようになってしまわないために、
「私はいま目の前の現実に対し『貯金額が少ないならばお金を増やすことは不可能だ』という観念を持っている。
しかし果たして、その観念は本当に正しいものなのだろうか?」
というふうに、自分が現実に対して持っている観念を疑ってみてほしいんですね。
この「自分が現実に対して持っている観念を疑う」ということを、「現実を疑う」と言います。
そのように現実を疑う(自分の観念を疑う)ことをしてみると、
「あれ?…論理的に考えてこの観念、なんかおかしくね?
現在の貯金額がいくらでも、今後お金を増やすことって可能じゃないの?」
ということに気づき、
「貯金額がいくらでも、今後お金を増やすことはできる」
という新しい観念を持つことができます。
すると潜在意識は、その観念を現実にしようとしはじめます。
今度は、
「おぅ、ほんじゃその観念どおり、貯金額に関係なくお金を増やせるようにするぜ!」
というふうに働きますので、「貯金額に関係なくお金を増やせる現実」が作られます。
例としてお金を出していますが、お金に関する観念ではなくとも要領は同じです。
新たな観念を持てば、潜在意識がそれを現実化する
引き寄せは、潜在意識の力によって観念が現実になる法則です。
いまの現実が納得のいかないものならば、
「納得のいかない現実が作られるような観念を、自分が持ってしまっているから」
ですし、現実を変えたいのであれば、まず自分の観念を変える必要があります。
なので、
「私はいま目の前の現実に対し『○○だ』という観念を持っている。
しかし果たして、その観念は本当に正しいものなのだろうか?」
というふうに、現実に対する自分の観念を疑うことで、今まで持っていた観念を揺らがせ、壊し、新しい観念に作り変えましょうというのが、現実を疑うことの趣旨です。
現実を疑うとは「論理的に考える」ということ
うーん、「現実を疑う」なんて表現を使うとなんだか謎めいて聞こえて「どういう意味だ?」と戸惑ってしまうかもしれませんが、これって一般によ~く使われている言葉で言うと、
「論理的に考える」
「理屈で考える」
ということだと思います。
人間の持っている観念って、論理が飛躍していたり破綻していることがよくあります。
大概、冷静に理屈で考えてみると「それおかしくない?」という部分が出てきますので、そうしてこれまでの観念にヒビを入れて壊していってください。
何もかもに対して理屈っぽく考える必要はもちろんないと思いますし、ときには、
「これが好きなものは好き!好きなのに理屈なんてないよ♪」
というふうに、理屈抜きで考えたほうが楽しい場合もありますが、
「私なんてダメなものはダメなんだもん!私がダメなのに理屈なんてないもの!」
というふうに、理屈を抜いているせいで自分が苦しむはめになっているときは、あえて冷静に、論理的になることも大切だと思います。
ということでそこのアナタ、いますぐその現実を疑うのだ!!m9(`・ω・´)
現実を疑うとは、現実に対する自分の観念を疑うということ。
新しい観念を持つことができれば、潜在意識は新しい現実を作る。
潜在意識の話では「現実を疑うといい」のほかに、
「現実を無視するといい」
「現実を受け入れるといい」
というふうに言われることもあります。
ただ、
「現実を無視するのと受け入れるのって正反対じゃない?どっちがいいの?」
と思う方もいると思いますので、以下の記事も参考になさっていただければ嬉しいです↓
★潜在意識の「現実無視」と「現実を受け入れる」って矛盾してない?★
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