観念を変えると、うまくいくと言われても…
今回は「観念を変える」についてです。
引き寄せだと「観念を変えるとうまくいく」と言われますよね。
私自身もよく、
「こういう観念があるとうまくいかないから、その観念から距離を取ってね」
というふうに言うことがあります。
しかし、
「か、か、観念を変えるだとか距離を取るだとか…そんなの具体的にどうやればいいんだ?」
と思っている方もいるかもしれませんね。
そこでこの記事では、観念を変えるにはどうすればいいのか?について詳しくお話していきます。
「お、なんかすごいことが聞けそう!」
と思った方もいるかもしれませんが、いや、スミマセン別にすごいことは言いません(;^ω^)
どっちかっていうと、基礎中の基礎みたいなお話です。
が、基礎ってつい忘れておろそかになるので、基礎をおさらいするつもりで読んでみてくださいね(*´ω`*)
反復して思考の修正をし、徐々に観念を変える
観念を変える方法は、主に3種類あります。
①反復して思考の修正をし、徐々に観念を変える方法
②古い観念から距離を取り、徐々に観念を変える方法
③反復作業を飛ばし、今この瞬間に観念を変える方法
です。
ではまず、
「①反復して思考の修正をし、徐々に観念を変える方法」
についてです。
この方法で代表的なのはアファメーションですね。
人間は、
①潜在意識下の観念をもとにして
②顕在意識上で思考する
という順番です。たとえば、
①潜在意識下に「私は貧乏だ」という観念があり、それをもとにして
②顕在意識上で「お金持ちになりたいな~」と思考する
という感じです。
①「私は貧乏だ」という観念を変えるとうまくいくのですが、
そうは言っても、今日いきなり「私は金持ち!」という観念に変わる…ということはなかなかありませんよね。
なので、顕在意識上で何度も「私は金持ち、金持ち…」と思考するようにする、これを反復して行います。
そうすると、
①顕在意識上の「私は金持ち」という反復作業の影響を受け、
②潜在意識下の「私は貧乏」という観念も徐々に「私は金持ち」へと変化していく
となり、観念を変えることができます。
自愛も、観念を変えるアファメーションの一種
よく引き寄せの話に「自愛」が出てきますよね。
ひたすらに自分を許す作業をするというものですが、これはアファメーションの一種のように思います。
①顕在意識上で「許す、許す」という反復作業を続けることで、その影響を受け、
②潜在意識下の「私はダメだ」という観念が徐々に「私はこれでいいんだ」へと変化していく
という流れなので、アファメーションと同じく「反復作業を行うことで観念を変える」という方法です。
でも通常のアファメーションに比べると、自愛は淡々としていて静かな印象ですね、個人的に。
古い観念から距離を取り、徐々に観念を変える
次に、
「②古い観念から距離を取り、徐々に観念を変える方法」
についてです。
瞑想や自己観察がこれに当たるかなーと思います。
アファメーションで「金持ちだー」と思おうとしても、
「ぐわー、そんなわけない無理無理」
という思考が湧いてくることがありますよね。
こういう思考は、湧いてきても気にせずガン無視でOKなのですが、無視しきれずに、
「そうだ、私になんて無理なんだ…!」
と深く落ち込んでしまう方もいます。
そういう方は、瞑想や自己観察を一度試してみても良いと思います。
続けていくと、
「そうだ、無理なんだうわーん」
という状態から、
「ふーん、無理という思考が湧いてきてるんだ…」
という感じに変わり、その思考に取り合わずにいられるようになります。
こうなると、
「無理って思考に構ってるより、楽しいことを考えよう」
というふうに、自身の思考をコントロールできるようになります。
前向きな思考の反復が容易になりますので、徐々に観念が変わっていきます。
古い観念を捨てれば、自然と新しい観念に変わる
アファメーションは、
「さあ、今から観念を変えるんだ!」
みたいなわりと積極的な感じがしますが、瞑想や自己観察は、
「新しい観念に変えるぞ!というよりも、まず古い観念(から湧き上がってくる思考)と距離を取れるようになりましょう。
それができればあとは自然と、新しい観念に変わるんで」
という感じですね。
反復作業を飛ばし、今この瞬間に観念を変える
最後に、
「②反復作業を飛ばし、今この瞬間に観念を変える方法」
についてです。
これは「なる式」や「完璧認定」がそうですね。
完璧認定は完璧に「なる」やり方なので、なる式の一種かな。
「私は金持ち、金持ち…」
というふうに思考を反復させることで徐々に観念を変えるのではなく、
「はい、金持ちになった!!!!」
と、今この瞬間に決めてしまう、この場でガツンと一気に観念を変える方法です。
もう観念は変えおわったのですから、今後は観念を変えるための反復作業は必要ありません。
これはちょっと「??」となる方が多いようです。
確かに、
「観念を変える方法は?」
と聞いて、
「今この瞬間、観念を変えるんです!」
とか返事がきても、
「えっ、いやだから…その観念を変える方法はなんだって聞いてんだよ!(゚Д゚;)」
みたいになりますよね(;^ω^)
うーん、私もなる式に関してはどう説明すればうまく伝わるのかちょっと迷うのですが…。
えーと、まず、観念を変えるには「基本的には」反復する必要があります。
ただ、
「いついかなるときにも、反復しないと観念を変えることができないのか?」
というと、そういうわけでもありません、ガッと一気に変わることもあります。
たとえば、「この人すごく優しくて、好き」と思っている相手がいたとします。
でもある日、その相手が子猫をいじめて楽しんでいるところを見たとすると、見た瞬間、
「こんな人だと思わなかった!ひどい!!」
というふうに、一気に見る目が変わったりするのではないかと思います。
これは「相手は素敵」という観念が、一瞬で「相手はひどい」へと変わった、ということです。
このように、反復せずとも一気に観念が変わる場合もあります。
自発的に自分の意志で、一気に観念を変える
こうして一気に観念が変わる現象は通常、
「なにか衝撃的な出来事を体験したとき」
にしか起きません。
「そうだよな、なにか大きな出来事でもあれば別だけど、自発的にやろうと思ってもなかなか難しそうだよなぁ…」
と思った方もいるかもしれませんね。
が、しかし、
「いや、やろうと思えばやれるだろ?
なにか衝撃的な出来事が起きるのを待つんじゃなくて、今この瞬間、自発的にやると決めてやるんだよ!」
というのがなる式だ…と考えると、わかりやすいかな?と思います。
観念を変える方法は、使い分けていい
中には、
「ぐぐぐ…私にはそんな一気に、観念を変えるなんてできない…」
と思った方もいるかと思いますが、Aという観念を変える際になる式ができなくても、Bという観念を変える際にはなる式のほうがうまくいく、というふうに、時と場合によって違ってくることもあります。
ひとつの観念を変えようとしてなる式でうまくいかなかったからといって、
「私にはなる式はできないんだ…」
とは思わず、別の機会に試してみるのも良いと思います。
観念を変える方法はひとつしか使っちゃいけない、なんてことはないですから、
Aの観念を変えるときにはアファメーション、
Bの観念を変えるときには自己観察、
Cの観念を変えるときにはなる式…というふうに使い分けてもOKですし、何かと何かを組み合わせてもいいですよ(*^^)v
①反復して思考の修正をし、徐々に観念を変える方法(アファメーション、自愛)
②古い観念から距離を取り、徐々に観念を変える方法(瞑想、自己観察)
②反復作業を飛ばし、今この瞬間に観念を変える方法(なる式、完璧認定)
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