今回はいただいた質問の回答です。
僕には「身長を伸ばす」という目標があります。
成長期は過ぎていて、一般的にはいまから身長は伸びないとされている年齢ですが、絶対に理想の体型を手に入れたいです。
「骨の歪みを治して身長を稼ぐ」
などではなくて、実際に、
「両腕両足の骨を伸ばす・胴の骨を縮める」
ということをして、モデル体型に近づき、今より7cm高くしたいです。
一年間のアファメーションやイメージングで「出来て当然」といえるくらいまで確信できるようになってきました。
しかし、現実化はまだ来ません。
朝起きた後やイメージングをした後に伸びた感覚がする時はありますが、鏡を見るとやはり変わっていません。
「どうして確信しているのに叶わないんだ」
という思いでいっぱいで、かなりストレスが溜まっていて暴飲暴食などをしてしまっている状態です。
これは願いが叶うまでにそれなりに時間がかかるからなのか、
それとも自分で気づいていないまま確信できていないのか、どちらだと思われますでしょうか。
「本当に伸びるのか」
とも思いますがそれ以上に、
「伸びてしまっていいのか」
「願いを叶えてしまっていいのか」
「幸せになっていいのか」
という思いが、身長だけでなく人生の全てにおいて理想の現実化をブロックしている気がします。
「身長は伸びる」という確信の前に「私は幸せになる」という確信が必要なのではないでしょうか?
叶うまでの時間差が長いパターンであり、確信もあいまいな状態
これは願いが叶うまでにそれなりに時間がかかるからなのか、
それとも自分で気づいていないまま確信できていないのか、どちらだと思われますでしょうか。
との文章がありましたが、私はどちらにも当てはまると思います。
身長を伸ばす…しかも歪みの矯正などではなくて骨格から変えようとなると、
これはだいぶん時間がかかるのはいたしかたない部類の願いかな…と。
なので、どれほどまでに強い「私の身長は伸びる」という確信があろうとも、
時間がかかることは受け入れたほうが良いと思いますし、
本当に必ず願いを叶えるという強い確信があるなら、願望実現に必要なこと(長い時間差)は受け入れられるはずです。
実現が待てないイライラで暴飲暴食を…ということはないと思うんです。
そもそもいま必要なのは「身長が伸びるという確信」ではない
では、
「どうして1年間もアファメーションやイメージングをしたのに、いまだ『身長が伸びる』という確信を持てないのか?」
について考えていきましょう。
なぜなのかというと、
「伸びてしまっていいのか」
「願いを叶えてしまっていいのか」
「幸せになっていいのか」
という思いが、身長だけでなく人生の全てにおいて理想の現実化をブロックしている気がします。
と、この「幸せになっていいのか?」というブロックを崩していないからだと思います。
身長を気にしていれば幸せになれずにすむ
いま質問者さまは、
「いまは身長が低いから不幸だ(でも身長が伸びれば幸せになれる)」
というふうに思っている状態ですよね。
でも、よ~~く考えてみてほしいのですがこれだと、
「低身長だ(←これは現実)から、不幸(←これは思考)だ」
ということですから、これだと現実→思考になっちゃってます。
これはないです、正確には思考→現実です。
なので実際には、
「不幸だ(という思考がある)から、低身長(という現実)が気になる」
です。
「幸せになってはいけない(不幸でいるべき)」という思考のほうが「低身長」という現実より先にあるんです。
まず質問者さまの中には、「幸せになってはいけない」という強い思考…信念があります。
すると潜在意識は、その「幸せになってはいけない」という信念を現実のものにしようとします。
潜在意識は考えます、
「さて、この人が幸せにならないためには、なにが必要だろう?」
と。
なにが必要か?
そうですね…、幸せにならないためには、悩みが必要ですよね。
明日解決できるような簡単な悩み…「ラーメンが食べたいけど食べられない」なんてことに悩んでも、
明日ラーメン食べて解決できちゃえば明日すぐに幸せになれてしまいますから、
できればもっともっと難しくて解決困難なこと…、たとえば、
「身長を伸ばしたいけど伸ばせない」とかなら、そうそう簡単には解決できない。
つまり、身長のことを気にしている間は、ずっと「幸せになってはいけない」という信念を叶えることができます。
質問者さまの潜在意識は、
「幸せにならないためには、解決困難なこと(低身長)を気にして悩めばいい」
と判断している。
なので、質問者さまは身長が気になるんだと思うんですね。
いままさに質問者さまの「幸せになってはいけない、私は不幸でいるべき」という信念(思考)は、
「顕在意識上で低身長を気にし、なんとかしようと悩む」
という手段を用いることにより、達成されているということになります。
引き寄せの法則的には、いま質問者さまの願い(信念)は叶っている状態なんです。
質問者さまは「悩みの原因は低身長だ」とお考えかと思いますが、
本当の悩みの原因は「私は幸せになってはいけないという信念を持っていること」です。
低身長を気にする、というのは、潜在意識が幸せにならないでいるために、質問者さまに取らせている「手段」です。
身長を気にすれば気にするほどに、潜在意識からすると、
「幸せにならないための手段にしっかり取り組んでくれている」
ということになるんです。
質問者さまが「身長を伸ばせる!」という断固とした決意ができないのも、
この「幸せになってはいけない」という信念のせいかと思います。
仮に断固決意して身長を伸ばせたとしたら、もう悩みの種がなくなってしまう。
幸せになるわけにはいかないのですから、そんな確信を持たれて身長を伸ばされてしまっては、潜在意識としては困るわけです。
「絶対に伸ばしてやるという決意ができず『伸ばしたいよー』と悩み続ける」
この状態が、潜在意識にとって必要なこと。
その必要なことを質問者さまは潜在意識にさせられている状態…それが今の状態かと思います。
なので私は、いま質問者さまに必要なものは、
「身長を伸ばせるという確信」
ではなく、
「私は幸せになるのだという決意」
だと思います。
潜在意識が「幸せになれない」を信念としている限り、
「身長を伸ばせるという確信」は必要のないものですから、潜在意識に排除されてしまう。
なのでまずは、
「私は幸せになるのだ、これから幸せになっていいのだ」
と自分に許可を与えること。
なにが原因で自分を不幸であるべき存在と思うようになったかは私にはわかりませんが、
まずはその「幸せになってはいけない」という信念を解除すること。
それが先だと思います。
暴飲暴食をしてしまうとのことですが、原因は身長が伸びないストレスというよりも、
幸せになれないという思いからくるストレスなのではないでしょうか。
信念の解除によって、ストレスから過度に食べてしまうということもなくなるのでは?と思います。
「幸せになってはいけない」がある限り悩みが別に移るだけ
「幸せになってはいけない」
この信念を解除しない限りは、仮に身長が伸びたところで、今度は別のことが気になるはずです。
身長が伸びれば、潜在意識は「新しい悩みの種を何にしようかな?」と探し始めます。
気になることが身長から別のことに移るだけで、おそらくは、
「身長が伸びたのに幸せにはなれない」
となるかと思います。
まずは、自分は幸せになっていいのだという決意をし、それを信念化してください。
それができたとき質問者さまはおそらく、それほど身長が気にならなくなるかと思います。
幸せになっていいなら、幸せになるためには「解決困難なことを気にする」ということは必要のないことですから、
必要のないことは意識できなくなる、気にならなくなっていきます。
「なんで俺、別に身長低くないのにそこまで気にしてたんだ?」
とかになりそう。
そもそも質問者さま、身長低くないですからね~(;^ω^)
(公開しませんでしたがもとの文章には現在の身長が記載されていました。
私の感覚からすると「どっちかっていうと高いほうじゃない?」という数字)
引き寄せのコツは「過程にこだわるな・手段にこだわるな」
ただ、私に急にこう言われても納得できるかなあ…とも思います。
「へぇ、なるほどそうだったんだ!じゃあ『幸せになっていい!』というアファメーションに変ーえようっと♪」
とかいう簡単なものではなくて、
「その話が本当なら、今まで必死に身長を伸ばそうとしてきたのはなんだったんだ!」
「そんなはずない!!絶対に身長のせいで不幸なんだ、身長さえ、それさえなんとかすれば…!!」
という気持ちが湧いてきているかもしれません。
文章を拝見する限り、身長を伸ばしたいという執着はそうとうお強いようにお見受けいたしましたし、
(つまりは幸せになってはいけないという信念がそうとう強いということですから、私としてはこっちをなんとかすればいいのではと思いますが)
人に言われてハイそうですかと納得できるようなものでもないかとも感じます。
なので質問者さまが今後も、絶対に身長を伸ばすというところにフォーカスしてやっていくつもりです!
というときのためにひとつ書いておくのですが、
「自然に伸ばそうとするより、骨延長手術を受けたほうが早いのでは?」
と思います。
(まだそれを試みていない前提でお話するんですが、「それはもう医者と相談したけど、どうしても受けられない事情があった」というのであればすみません)
潜在意識の力で癌を克服したとか、身長が伸びた、縮んだ、顔が変わった…というお話もちらほらありますよね。
こういうお話を聞いてのことなのか、ときおり私のもとに、
「風邪を引いたけど、治ると信じて潜在意識の力で治してみます」
というようなメールが届くこともあるのですが、私はこういう内容を拝見するたびに、
「普通に風邪薬を飲んだほうが早いんでは…」
と感じます。
潜在意識の力で病を治すといったことは不可能ではないとは思いますが、相当の強い信念が必要になってきます。
そのような強い信念を今から作りはじめるよりも、薬飲んだほうが早いで…と思うんです。
普段の意識していないような行いも引き寄せである
潜在意識の力とか、引き寄せの法則と言うとなにか不可思議なことを連想してしまうのかもしれないですが、
風邪を治すときには、
○潜在意識で「治る」と信じることにより治る
という手段のほかに、
○医者に行く
○市販の薬を飲む
○暖かくしてゆっくり寝る
○栄養のあるものを食べる
などもありますね。
あまり意識する人はいないでしょうが、こうした普段当たり前にやっている「薬を飲んで治す」とかも引き寄せなんです。
①治したい、治すのだという思考
↓
②それを実現するための手段(薬を飲むという行動)
↓
③治る(治したいという思考の実現)
で思考が現実化してますよね。
引き寄せで「過程にこだわるな・手段にこだわるな」とよく言いますが、これは、
「さまざまな方法があるのだから、そのうちのどれかひとつに固執するな」
ということです。
風邪を引いたときに、
「絶対に『ゆっくり寝る』という手段しか使わない!」
とか、
「『治るという思考を使って治す』という手段しか使わない!」
というのは手段にこだわっている状態です。
そうしてこだわったぶん、
「治るならどんな方法でもいいよ~♪
そうだ、医者に行って薬ももらって栄養あるもの食べて暖かくしてゆっくり寝てぜ~んぶやっちゃえ♪」
と執着がない人よりも治るのが遅くなりますよね。
風邪じゃなくてどんなことでもそうです、
「こんなふうに叶わないと嫌だ」
「叶えるための手段は○○だ!」
というふうにこだわりがあると、それは裏を返すと、それ以外の方法、可能性をすべて捨てたことを意味します。
可能性を限定させたぶん現実化が遅くなるので「過程にこだわるな」と言われます。
質問者さまの場合も、
「アファメーションとイメージングで自然に身長を伸ばす」
という方法にこだわる必要があるのかな?と思うんです。
(潜在意識が質問者さまに「より困難な方法にこだわらせている」からそうなっているんだと思いますが)
自然に身長を伸ばすのが絶対に不可能とは言わないのですが、相当に強い信念が必要になります。
その信念を作っているよりも、整形外科手術を受けるという方法を選んだほうが実現は早く確実なんじゃないかな?と、個人的に思います。
なので、引き続き身長に焦点を当て伸ばしたい場合には、潜在意識の力を、
「身長を伸ばすことそのもの」に集中させるのではなくて、
「手術に必要なお金を引き寄せること」に集中させたほうが、より実現は早いかもしれません。
お金はもっとも引き寄せやすいですから、まだこちらのほうが実現へのハードルが低くなるかと思います。
参考になれば幸いです。
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