潜在意識下で、不幸を求めてしまっていないか?

花

 

あなたの潜在意識は、不幸でいたいのかも?

 

今回は、

「実はあなたは、不幸を求めているかもしれない」

というお話です。

潜在意識の力をうまく使えるようになりたいのは、なぜか?

もちろん、今よりも幸せになりたいからですよね。

しかし顕在意識上では「幸せになりたい」と望んでいても、

潜在意識下では真逆に「不幸なままでいたい」と望んでいることがあります。

これについて詳しくお話していきます。

 

 

潜在意識下で、幸と不幸を天秤にかけている

 

「不幸でいたい」と言っても、

「私、不幸が大好き!不幸ってた~のし~い!うふふ~ヾ(*´∀`*)ノ」

とかいうふうに不幸を望んでいるわけではなく、

「不幸でいたときと幸福になったとき、どっちがメリットがあるだろう?

うーん…不幸でいるほうがメリットが大きいよなぁ。

じゃあ、不幸でいるほうがいいかぁ~、そうしよっと」

という感じです。

そんな比較をしている自覚はなくとも、潜在意識下で気づかぬうちにしてしまっています。

 

 

たとえば私の場合ですと、

「幸せにはなりたい。

けれど幸せになってしまったら、親の育て方が正しかったと認めてしまうことになる。

自分が不幸でいることで、

『ほら、あんたたちが間違っていたせいで私はこんなふうになっちゃいましたよ~』

と暗に当てつけて非難しているのに、幸せになったらもう非難できなくなる」

という思いがありました。

幸せになったときには「親を非難できなくなる」というデメリットがある。

不幸でいたときには「親を非難できる」というメリットがある。

この2つを天秤にかけ、

「幸せになったときのデメリットのほうが大きいな。

それならば、不幸でいたほうがまだマシだ」

となっていました。

 

 

しかしこれは、時間をかけてじっくり考えて出た答え…というわけではありません。

潜在意識下で、一瞬のうちにはじき出される答えです。

一瞬で判断されてしまうため、自分がそんな答えを出しているということにすら気づかないことも多いです。

潜在意識のほうは、

「よっしゃ不幸のほうがいいって答えが出たで、このままでいるで!(`・ω・´)」

となるので不幸なままですし、ある意味これはちゃんと望み通り(不幸のほうがいい)になっている、引き寄せがうまくいっている、と言えます。

けれど、それに気づいていないと顕在意識上では、

「こんなに幸福を願っているのに、なんで不幸なままなの?ぜんぜんうまくいかないよ…」

と感じてしまいますね。

 

 

潜在意識は、安全(不幸)が好き

 

人によって、不幸でいたい理由はそれぞれ異なります。

私のように親を非難したい人もいるでしょうし、

逆に、私には思いもつかない理由の人もいるかもしれません。

が、どの人にも大なり小なりあるのが、

「幸せって、経験したことがないからなんだか怖い。

でも、不幸はよく知ってるから怖くない。

別に不幸が好きなわけじゃないけど、不幸でいれば『未知の怖さに挑まずにすむ』というメリットがある。

このメリットを取って、不幸なままでいようかな…」

という思いなのではないか、と思います。

 

 

潜在意識は、新しいものはあまり好きではありません。

潜在意識の一番の目的は、幸せとか不幸とか、願いが叶うかとか叶わないとかではなく、

「身の安全を守ること」

だからです。

死んでしまっては終わりですから、安全に生きることは大事ですよね。

では、身の安全を守るためにはどうすればいいかというと、

「安全だとわかっていること(不幸でいること)だけやり続ければいい」

となります。

そのため、ついつい新しいもの(幸せ)を避け、不幸を選んでしまいがちになります。

 

 

とはいえ、何も未開のジャングルに入っていこうというわけでもあるまいし、

実際には幸せになることに危険などありません。

潜在意識は、

「未開のジャングルに入ることも幸せになることも、どっちも未知じゃん。未知なら危険じゃん!」

みたいな判断をしますが、同じ未知でも、ジャングルに入るのと幸せになることは大違いですよね(;^ω^)

ここで、

「そうだ危険だ!幸せは怖い!不幸は安全!」

と不幸を選択しないように意識してみてください。

「幸せになろうとしたときの恐怖は幻想だ。

幻想に怯えて不幸なままでいて、本当にいいのか?」

と、しっかり考えてみてください。

 

 

潜在意識ではなく顕在意識で、選択を

 

「他にも私が、不幸のほうがマシだと思っている理由が何かないだろうか?」

と、一度じっくり考えてみることをおすすめします。

いまは無自覚に不幸を選んでしまっているし、無自覚にやっていることはやめられません。

しかし、

「あー、私はこういう理由で不幸でいたいのかぁ…」

と自覚したときに、

「では、引き続きその理由で不幸でいるのか、いないのか?」

を意識的に、顕在意識上で選択できるようになります。

ここでぜひ、幸せを選んでくださいね。

だいじょうぶ、幸せは安全ですよ(*^^)v

 

 

引き寄せを実践しているがなかなかうまくいかない…という場合は、

潜在意識下で「不幸でいるほうがいい」と思っているのかもしれません。

一度、「不幸でいたい理由は何か?」とよく考えてみましょう。

 

 

「不幸」に関する関連記事です↓

同じような不幸が繰り返されるのはなぜか?

 

 

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不幸を引き寄せる人の特徴は「こうさせられた」と思考していること。

天の川

 

人は、境遇や人に不幸に「させられる」のか?

 

「現実を変える方法はこれ」という記事では「オアシスの老人」という寓話を紹介したんですが、

今回は「双子の運命」というお話をご紹介したいと思います。

 

 

双子の運命

 

あるところに双子の兄弟がいました。

この双子の育った環境は、とても過酷なものでした、

父親は麻薬の常習者で、いつも酒に酔っては母親と双子に暴力を振るっていました。

 

 

時が経ち、双子は30代になりました。

双子の一人は薬物中毒になっていました。

毎日酒を飲み暴れるので、妻と子供は家から逃げだしてしまい、彼は一人で生活保護を受けて暮らしていました。

 

 

もう一人は、虐待などの被害に遭った子供たちを助ける仕事に就き、そこで大きな成功をおさめていました。

素敵な妻と子供がいて、彼は立派な父親として幸せな家庭も築いています。

 

 

あるとき、この双子の前に一人の心理学者が訪れ、こう尋ねました。

「あなたたちはなぜ、今の生き方を選んだのですか?」

そう聞かれた双子は、口を揃えてこう答えました。

「あの父親に育てられた私に、これ以外の生き方がありますか?」

 

薬物中毒になった男と幸せな家庭を築いている男、境遇はどちらも同じでしたね。

境遇が人を不幸にさせるのであれば、二人ともが同じ道をたどったはず。

でもそうではなかった。

二人の幸不幸を分けたのは、父親を見てこうはなるまいと思ったか、思わなかったか、ですよね。

人が不幸になるかどうかは境遇ではなく、境遇に対して何を思うかによって決まっている。

それをわかりやすく表しているお話だなぁと思います。

 

 

不幸を引き寄せるかどうかは、境遇ではなく自分の思考次第

 

引き寄せの法則だと、

「すべては自分が引き寄せた結果」

なんて言われますね。

これを聞いて、

「こんな不幸な状況なんて私は望んでないし…。こうなったのは○○のせいだし…」

と思う方は多いんじゃないかと思いますが、私は、その考え方こそが不幸を引き寄せているんじゃないかと思うんです。

 

 

生きていれば「ちぇ、なんだよもう…」って言いたくなるような出来事が起きることもあると思います。

このお話の双子のように生まれた境遇が酷いとか、

たまたま就職した会社にすごく嫌な人がいたとか、

悪くないのに八つ当たりされたとか…、

そういうのってさすがに、自分じゃ選べないことですよね。

けれどそれに対して、

「私は気分を害されたのだ、あぁ、あいつをどうしてやろうか、憎い、憎いよ…」

と考えるのか、

「だから気分を害されないようにするために、私はどうすればいいのだろうか?そうだ、こうしてみよう!」

と考えるのか、そこは相手は関係がありません。

 

 

相手の性格がすっごく悪いとして、そのとき「性格が悪いこと」の責任は相手にあっても、

相手の性格が悪いということに対してあなたが何を思いどう行動するか、という点は、あなたが選ぶこと。

どんな出来事が起きたとしてもその出来事には、あなたがそのあと何を思考するかまで決定する力はありません。

思考だけは、必ず自分で選べます。

 

 

「○○のせいで私は不幸=○○に私の幸せをあげます」

 

何かが起きたとき、

「嫌だなぁ、でもきっとなんとかできる」

とかではなく、

「嫌だなぁ、こうなったのは私のせいではない」

と思考することを選ぶ人は、ここでもう、自分の力で幸せになることはできなくなります。

私自身、結構長い間、

「こうなったのは母親のせいだ」

と思っていました。

あの人の仕打ちがひどいせいで私は不幸、あの人が変われば私は幸せになれる、と。

それって、自分が幸せになれるかどうかを決めるのは相手であって自分ではないということです。

自分が幸せになれるかどうかを自分で決められないとなれば、

それは当然、自分で決めようという意志を持っている人よりも不幸が多くなってしまいます。

 

 

「今日○○なことがあったせいで私は不幸」

と思うなら、それは、

「幸せになれるかどうかを、自分で考えて決めるのではなく○○に委ねます」

ということ。

そうして自分が幸せになるかどうかの決定権を、誰かや何かに明け渡す思考をしている人ほど、不幸を引き寄せていく。

不幸を引き寄せればますます、

「こうなったのは□□さんのせいで…」

と思考し、また決定権を□□さんにあげてしまったり。

そうして、自分で気づいていないけれど、どんどん自分の幸せを人にあげてしまっている。

それが「○○のせいで」と思考する人。

そこに気づき思考を変えることで、不幸を引き寄せるのをやめられると思います。

 

 

何が起きたかではなく、起きた出来事に対し「自分が何を思考したか」で幸不幸は決まる。

 

 

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カテゴリ:引き寄せの法則 

不幸になってほしい、罰が当たりますように…。その願いは引き寄せで叶えられるのか?

花

 

本日は、いただいた質問への回答です。

 

引き寄せの法則は願ったことが現実になるんですよね。

私には嫌いな人がいます、その人が不幸になればいいと願っています。

その人のせいで私は自信がなくて辛いです、あの人に罰が下ればいいと思います。

こういう願いも引き寄せでは叶いますか?

引き寄せで人に罰が下ることはありません。

不幸を願った側が不幸になってしまうため気をつけてください。

 

 

不幸になってほしいと願う心理はどのようなものか?

 

私も過去、ものすごく憎い人がいました。

不幸を願わずにはいられないほど大嫌いでたまりませんでした。

なので、そのように思うお気持ちはなんとなくお察しします。

詳しい事情を知らないのでなんとなく、ですけれど…。

では、詳しく説明していきますね。

 

 

潜在意識の力ってものすごいですから、

「まるで奇跡!」

みたいなことを起こすことも可能ではあります。

ただ、まるで奇跡のようというのはあくまでも比喩的な表現ですから、

本当に奇跡をもたらす魔法の法則!というわけではないです。

「あの人が憎い、あぁ、天罰が下りますように」

と思っていても、魔法のパワーで奇跡が起きてその人に罰が下るとか、そういうことはないです。

引き寄せって、悪人を裁いてくれる法則とか、善人に幸せをもたらす法則とかではありません。

ただただ、「自分の思考が現実になる」というだけの法則なんです。

 

 

この質問をくださった方の思考も、引き寄せによって現実になりますが、

では質問者さまは今どのような思考をしているのでしょうか。

というと、

「あの人のせいで私は不幸」

と思考していますよね。

では、その思考を実現するのが潜在意識の仕事。

つまり、

「もっと、『あの人のせいで私は不幸』と思えるような現実を作る」

「ずっと、『あの人に罰が当たればいいのに』と思い続けていられそうな現実を作る」

というのが潜在意識の仕事なんです。

 

 

そして現にいま、潜在意識はそのように働いてそのような現実を作っています。

なので、ずっとその人を恨むことから抜け出せなくなっている。

「あの人が憎い」

という強い思考を抱いている限り、それが現実化されて、その人を憎まずはいられないように潜在意識がしてくれる。

もう願い(強く思考していること、この場合は憎しみ)は現実化しているということです。

「そんなこと願ってない!」

って言いたくなるだろうけど、潜在意識はそのへん融通きかないから…。

ただその人の持っている「強い思考」を願いとみなして、現実にするのみなのでこうなります。

 

 

嫌いな人が不幸になることを願うのではなく、自分の幸せを願うことで幸せになれる

 

「あの人が憎い」という思考が強くあると、潜在意識はアホですから、

「あ、あの人を憎むのがこの人の願いか、じゃ、もっと憎ませてあげないと」

という解釈をしてそう動きます。

これは、もうそういう仕組みなんでどうにもできないです。

ここはこちらが仕組みに合わせて動くしかありません。

 

 

では、どうすればいいのか?

潜在意識は2つの思考があったとき、より強い方に同調して、より強いほうを実現します。

なので、「あの人が憎い」より強く「私は幸せになる」と思考する。

そうすると潜在意識のほうで、

「あ、次の願いは自分が幸せになることね。オッケー、じゃあ幸せにしてあげないと」

と変更されるのでそうなる。

という仕組みなので、自分が幸せになりたいなら「私は幸せになる」と思考するしかないです。

(で、急にそうは思えないから、そう思えるようになるための作業としてアファメーションしなさい、と引き寄せでは言われます)

 

 

人の不幸を願うと自分に返ってくるというのは本当のこと

 

つい人って、

「あの人が不幸になれば、私は幸せになれる」

「あの人が変わってくれれば、私は幸せになれる」

と考えちゃいますよね。

ただ、これだと順序が逆です。

「あの人が不幸になるという現実が起きれば→私は幸せだと思考する」

という順序だと「現実→思考」です。

でも本来は「思考→現実」です。

思考を変えない限り現実は変わらない世界で、現実が変われば私は思考を変えます、と言っても、

種を植えない限り花が咲かない世界で、花が咲けば私は種を植えます、と言っている感じです。

「こっちが先に種を植えるしかないんだなぁ」

という点は受け入れて、先に種を植えないと花は咲かない。

こちらが「幸せになる」という思考の種を先に植えるしか、現実を変えることができない。

花が咲いたら種を植えます、と考えている限り、ここから抜け出せなくなります。

 

あの人に罰が当たりますようにと思考する

その思考が現実化してあの人に罰が当たる

 

というふうにお考えになっていると思いますが、そうではなく、

 

あの人に罰が当たりますようにと相手を恨む思考がある

その思考が現実化して、もっと相手を恨まずにはいられないようなことが起きる

 

です。

ますます、自分のほうが不幸になってしまう。

これが俗に言う「人の不幸を願うと自分に返ってくる」というものですね。

その人を恨みつづけることが目的ならそれでいいかもしれないけど、本当に幸せになりたいなら、自分で種を植えてください。

 

 

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管理人:岡野 真

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