潜在意識の話によく出てくる「言葉の使い方」について
今回は、
「潜在意識をうまく使うための言葉の使い方」
についてです。
よく、
「潜在意識は否定形を理解できない、だから肯定形の言葉を使おう!」
と言われます。
あなたもすでに聞いたことがあるかもしれませんね(*´ω`*)
ただ個人的には、
「否定形か肯定形かとか、そういう言葉の使い方はそこまで気にしなくてもいいんじゃないかな?」
という気がしていますので、これについて詳しくお話していきます。
潜在意識は、否定形を理解しない
まずは、
「潜在意識は否定形を理解できないっていうの、聞いたことないや」
という方のために簡単にご説明します。
たとえば、
「赤い車を想像しないでください」
と言われると、「しないで」と否定されているにも関わらず頭には赤い車が浮かんでしまいますよね。
これが「潜在意識は否定形を理解しない」ということです。
同じ要領で、
「失敗したくない、するわけにはいかない!」
と思うと失敗するところを思い浮かべてしまうし、
「貧乏は嫌!貧乏じゃなくなりますように」
と思うと貧乏なさまを思い浮かべてしまう…というふうに、否定的な言葉の使い方をすると意識したくもないことを意識してしまいがち。
潜在意識には、
「意識したことを現実にしようとする」
という習性がありますので、貧乏は嫌!貧乏は嫌!という言葉の使い方をして貧乏に意識が向くほどに、どんどん貧乏な現実へと向かっていってしまいます。
そうなるのを防ぐために、
「『失敗したくない』ではなく『成功する』と言いましょう」
「『貧乏は嫌だ』ではなく『お金持ちになる』と言いましょう」
というふうに言われます。
このように肯定的な言葉の使い方をすれば「成功・お金持ち」のほうへと意識が向きますし、潜在意識がそれを現実化しやすくなりますよ~ということですね(*´ω`*)
言葉の使い方を間違えると、潜在意識は間違ったほうへ動く?
しかしこういう話を聞いているうちに、
「少しでも言葉の使い方を間違えると、潜在意識が望む現実を作ってくれなくなってしまうのでは?」
と不安になり、言葉に過敏になってしまう方もいらっしゃるように思います。
たとえば、
「『成功します』と『成功しつつあります』と『成功だ!』だと、どれが一番成功しやすいですか?」
「『すごいお金持ち』と『大富豪』だと、どっちのほうが潜在意識がお金を引き寄せてくれますか?」
といったご質問をいただくこともあるのですが、
「これはさすがに、些細な言葉の違いを気にしすぎじゃないかな?」
と感じます。
おそらくこうして気にしながら言葉を口にしているときって、その口にしている言葉がどれほど肯定的であろうとも、
「本当にこの言葉使いでいいのかな?あぁ、間違ってたらどうしよう…」
というふうに、不安だったりピリピリした気分になっていると思います。
つまり、意識が否定的なほうへと向いてしまっています。
否定的なことに意識が向かないように言葉の使い方に気をつけているはずが、言葉の使い方に気をつけているせいで否定的なことに意識が向かっている…これでは本末転倒ではないでしょうか?(;´・ω・)
言葉に気を使いすぎて不安になってしまっていた…という方には、
「肯定的なことに意識を向ける」
というそもそもの目的を思い出してほしい、と思います。
否定的な言葉の使い方をしても、潜在意識は良いほうへ動く
どんなに肯定的な言葉の使い方をしようと、そのときに意識が否定的なほうに向いていれば、潜在意識は否定形な現実を作り始めます。
しかし逆に否定的な言葉の使い方をしようと、そのときに意識が肯定的なほうに向いているのであれば、潜在意識はちゃんと肯定的な現実へと向かいます。
こう言うと、
「えっ、否定的な言葉を使ってるのに意識は肯定的なほうに向く?そんなことないでしょ?」
と思うかもしれませんが、わりとそういうこともあります。
これは先日、Twitterで私にリプライをくださった方の言葉です↓
「勝つ」よりも「負けない」事を、心がけてます。
勝とうと思うと、苦しくなってくる自分がいますので。
どうでしょうか?
この言葉、「そうだな、私もそう思う」という方も多いのではないでしょうか?
言葉としては「勝つ」のほうが肯定的なはずですが、それでは苦しくなってしまう(否定的なほうへ意識が向く)
でも「負けない」だと、否定的な言葉の使い方をしているけれど苦しくならずにすむ(肯定的なほうへ意識が向く)
こうして、
「言葉の使い方を否定的にしたほうが、意識が肯定的なほうに向く」
ということもあります。
私自身も、
「信じる」より「疑わない」
「許す」より「否定しない」
「受け入れる」より「抵抗しない」
という表現のほうが、気持ちが前向きになる感じがします。
肯定的な言葉の使い方をしましょうと言っても、
「是が非でもそうしなければいけない、そうしない人間の願いは叶わない」
などというわけではありません。
あくまでも、
「一般的にはそうしたほうが前向きなことに意識が向きやすい傾向にある。
しかし、あくまでも『そういう傾向にある』というだけでそうじゃないこともある。
そうじゃないなら無理してやらなくてもいい」
という程度のものです。
「自分の言葉の使い方は正しいのか?」
ということよりも、
「言葉を使っている際、自分の気持ちは前向きになっているのか?」
のほうに気を配ってみてください。
潜在意識はあなたの「言葉」ではなく、言葉を使っているときの「気持ち」が肯定的か否かに反応しています。
大事なのは自分の気持ちです、それを一番に大切になさってくださいね。
言葉の使い方よりももっと大切なのは「あなたが良い気分でいること」
気分を悪くしてまで言葉の使い方に気を使う必要はありません。
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