潜在意識の「先取りメソッド」と「直結メソッド」とは?
今回は、先取りメソッドと直結メソッドについてです。
潜在意識の力(引き寄せの力)を活用するためのメソッドはたくさんありますが、
その中に先取りメソッドというものと、直結メソッドというものがあります。
そして、
「この2つは似ているけれど違う」
というふうに言われることもあります。
そこで今回は、先取りメソッドと直結メソッドとは、それぞれどのようなものなのか?
似ているけれど違うというのは、具体的にどこがどう違うのか?
についてお話してゆきます。
先取りメソッドとは、どんなもの?
ではまず、先取りメソッドとはどのようなものなのか?についての説明です。
先取りメソッドのやり方は、
今この瞬間、自分の願いが叶ったかのように喜びを感じる。
仮に「お金持ちになりたい」という願望があるなら、今、ここで、実際に大金を手にしているかのように、
「やったぁああ!!俺は金持ちだぁヒャッホーーー!!」
と喜ぶ。
というものです。
このように、願いが叶ったときの喜びを「今」体感することによって潜在意識は、
「ふぁーーー!!俺って金持ちなのかヒャッハァ!!!(゚∀゚)」
と勘違いを起こします。
潜在意識って頭はあんまり良くはありませんので、こういう勘違いをわりと簡単に起こしちゃうんですね。
…とはいえ、実際にはまだお金持ちではありませんよね。
すると潜在意識はこう思います。
「あれ、俺がお金持ちだと思ってんのに現実ではお金持ちじゃなくない?
これって矛盾してて変じゃない?
こりゃ大変だ、ちゃんと『お金持ちな現実』を作ってこの矛盾を埋めなきゃ」
と。
そうして潜在意識が矛盾を埋めるべく現実を変え始めるので、実際に本当にお金持ちになれますよ~というのが先取りメソッドです。
直結メソッドとは、どのようなもの?
では次に、直結メソッドとはどのようなものなのか?についての説明です。
直結メソッドのやり方は、
今この瞬間、自分の願いが叶ったかのように喜びを感じる。
仮に「お金持ちになりたい」という願望があるなら、今、ここで、実際に大金を手にしているかのように、
「やったぁああ!!俺は金持ちだぁヒャッホーーー!!」
と喜ぶ。
というものです。
「…ん?え?いやこの説明、先取りメソッドの説明と同じじゃね?」
と思った方、そのとおりです。
先取りメソッドと直結メソッドは同じものです。
「え、じゃあなんで『先取りメソッドと直結メソッドは違う』と言われてるの?」
と疑問に感じたと思いますので、次はなぜそのように言われるのか?について説明していきますね。
先取りメソッドと直結メソッドは、違う?
先取りメソッドは、
「『今この瞬間に』願いが叶った喜びを感じることで、願いが叶う」
というものでしたよね。
しかしこの先取りメソッド、多くの方が、
「今この瞬間はまだ叶ってないのだから、喜べるわけがないだろう。
願いというのは、叶ってから喜ぶものなんだ」
というふうに考えます。
実際には「叶ってから喜ぶ」のではなく「喜んでから叶う」です。
まず最初に叶ったという認識を持ち喜んでおかないと、潜在意識が「俺、金持ちなんだ!」という勘違いをしてくれません。
その勘違いを起こすことができなければ、
「あれ、俺って今金持ちのはずなのに現実には金持ちじゃない、おかしいな。
よし、この矛盾を埋めるために金持ちな現実に作り変えようっと」
というふうに潜在意識が現実を作り変えようとすることもありませんので、叶うよりも先に喜んでおく必要があります。
けれどこの「先に喜ぶから後で叶う」という順序がどうにも受け入れがたく、
「叶ってから喜ぶのが正しいんだから、今はまだ喜べないよ。
でもまぁ…今喜べと言われているし、とりあえず願いが叶ったときのことをイメージしたりして嬉しいな~と思うようにしてみるか…。
それでもし本当に願いが叶ったなら、そのときこそは本気で喜ぼう!」
というふうに、先取りメソッドのことを、
「今この瞬間に本当に喜ぶメソッド」
ではなく、
「今はなんとなく喜んだふりをしておき、叶ったときには本当に喜ぼうメソッド」
という感じに解釈している方が多いように感じます。
本来の先取りメソッドは「今この瞬間に喜ぶ」メソッドなので、「今この瞬間には喜ばない」とした時点で、先取りメソッドをしているわけではなくなってしまいます。
そのため、
「先取りメソッドをやっているけど(本人がやっているつもりになっているだけで実際にはやっていないため)願いが叶わない」
という方が出てしまいます。
先取りを「あとで喜ぼうメソッド」ととるなら、直結メソッドとは違う
そうして先取りメソッドが、
「今はなんとなく喜んでおいて、叶ったあとになってから本気で喜びましょうメソッド」
として認識されることが多くなってきた中、世に出たのが直結メソッドです。
直結メソッドでは、
「願いが叶ってから出そうと思っている幸せを、今ここで出してしまえばいい。
『今の時点では無理だけど、もっと時間が経過して叶うときが来たならば喜ぼう』
というのは、ちょっと時間の概念にとらわれすぎてはいないか?
『時間がもっと経ったなら…』という時間の概念などとっぱらい、今実現したことにして、今本当に喜べばいいのではないか」
と言われています。
ただ、先取りメソッドも本来は「今喜ぶメソッド」ですので、「直結メソッドをやる」というのは、「本来の意味での先取りメソッドをやる」のと同じことかと思います。
なのでさきほど、
「先取りメソッドと直結メソッドは同じ」
と書きました。
けれど、先取りメソッドを本来の「今喜ぶメソッド」という意味ではなく「あとで喜ぼうメソッド」だと解釈するならば、
「先取りメソッドと直結メソッドは違う」
ということになります。
直結メソッドは、時間の概念にとらわれないことが大切
直結メソッドでは、
「時間の概念にとらわれないように、時間は関係なく今本当に喜ぶように」
と言われますので、
「時間の概念にとらわれないなんて無理!」
と思う方も多いと思いますが、いえいえ、そんなことはありませんよ~。
たとえばあなたが今日のお昼に仕事でミスをして、夜に家に帰ってきてからそのことを思い出し、
「あぁ、なんて最悪なんだ…」
と思ったとしたならば、このときあなたは、時間の概念にとらわれることなく今本当に悲しんでいる、ということです。
「ミスは過去のこと。時間が過ぎて終わってしまったことを今悲しむなんて、そんなことできない」
なんて思いませんよね、ちゃんと過去に起きたことを今と直結することができています。
あるいは明日大好きな人とのデートなら、今ドキドキワクワクできるはずです。
「デートは未来のこと。時間が経ってなくてまだ起きていないことを今喜ぶなんて、そんなこと不可能だ」
なんてこともないですよね。
こちらも時間の概念にとらわれることなく、未来の起きていないことを今と直結することができているということ。
話が「願望」のことになると急に時間の概念が強くなり、
「未来のことを今喜ぶことなどできるはずがない」
「今できるのは、叶っていない不幸を感じながら、叶ったイメージをするくらいだ」
と思う方が多いのですが、時間の概念にとらわれずに今喜ぶことは、本来誰にだってできることのはずですよ。
直結メソッドで、本気で時間の概念を消そうとする必要はない
ときに、
「直結メソッドでは時間の概念にとらわれるなと言うから、時間という概念を消さないといけない…!」
と思い頑張る方もいらっしゃいますが、本気で時間という概念を消すことに成功などしてしまったら、今が何時かも理解できなくなっちゃうということですので、これからの生活が大変ですよ~(;´・ω・)
文字通りそのまんまの意味で「時間の概念を消せ」と言っているわけではなくて、
「時間に関係なく、過去のことを今悲しんだり、未来のことを今楽しんだりってみんなしたことあるはずだよね?
それなのになぜ願望の話になると、
『叶ってから喜ぶものなんだ』
というふうに、『叶ったあとになってから→喜ぶ』という時間の経過にこだわるの?
それをやめてみて、いつもしているように直結してみてはどうかな?」
という意味だと考えてみてください(*´ω`*)
時間の概念にこだわらず、今この瞬間に喜ぶということは誰もがしたことがあるはず。
直結メソッドは、誰にでもできるメソッドです。
今回は先取りメソッドについてお話しましたが、内容は「感情の」先取りについてでした。
でも、感情だけではなく「行動の」先取りをするのも良いと思いますので、行動の先取りについて書いた記事もぜひ参考にしていただければと思います↓
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