潜在意識の「自分はいない」という言葉は、どういう意味?

 

潜在意識の話では「自分はいない」と言われることもあるが…?

 

今回は「自分はいない」についてです。

潜在意識のお話の中ではよく、「他人はいない」と言われていて、

それがどういう意味なのかについては先日の記事でお話しました。

しかし、しかしですよ…。

ときには「自分はいない」と言われることもあります。

これだけを聞くと、

「た、た、他人はいないのと自分はいないのとじゃ、まるっきり正反対やんけーー!!

なんでこうも潜在意識の話はわかりにくいんじゃ、結局何が言いたいねん!!」

と思っちゃう方もいるのではないかと思いますので、

今回は「自分はいない」とはどういう意味なのか?について、詳しくお話していきます。

 

 

自分はいると話したいのに、話の中に自分はいない

 

ではここに、山田花子さんという人がいるとします。

花子さんに「あなたは誰ですか?」と質問したとすると、

おそらくは「山田花子です」と答えるかと思います。

でも、それは花子さんの「名前」であって「花子さんという存在そのもの」ではありませんよね。

 

 

なので、

「いえ、あなたの『名前』が知りたいのではなく『あなたそのもの』について知りたいんです。

『あなたという存在』について教えてください」

…と言ってみると、

「え、えーと…私は…に、人間です…?」

とか返ってくるかもしれませんが、人間は花子さん以外にもたくさんいます。

「人間=花子さんそのもの」ではありませんよね。

 

 

焦った花子さんは、

「ににに、人間の中でもいついつに生まれて、両親の名前はこうで、どこどこに住んでて、そんで趣味は映画鑑賞で、あと犬を飼ってて、勤め先がここで…」

とかとか詳しく説明しだすかもしれませんが、あら不思議。

「花子さんそのもの」について説明しようとすればするほど、

時間だの、場所だの、自分以外の人の名前だの、映画だのなんだのと、

「花子さんではないもの」についての説明ばっかりになってしまうではありませんか。

 

 

「そうではなくて、『あなたそのもの』が何かを知りたいんですってば。

あなた以外のものの話なんて結構です」

と言われたら、花子さんはもう何も言えなくなっちゃいますよね。

 

 

人は普段自分という存在を、独立した確固たるものだと思っています。

でも、自分という存在について語ろうとすればするほど、どんどん自分以外の存在の話になっていく。

自分はいる!と言おうとするほどに、話の中から自分はいなくなる。

あれ?独立して確固としているはずだった「自分」って、どこにいるの…?

ということで、

「(自分以外の存在なくしては)自分はいない」

です。

 

 

昨日の「他人はいない」と同じく「自分はいない」というのも、

「物理的にいない」というわけではありません。

「このように考えると、自分はいないと言うこともできるよね」

というお話です。

 

 

「自分はいない」と思うことで、潜在意識は良い方向に向かう

 

そして、

「(自分以外の存在なくしては)自分はいない」

というのは、言い方を変えると、

「自分以外のさまざまなものが、自分の存在を支えている」

「この世のいろんなものが、私の存在の一部である」

ということでもあります。

そうして、

「自分というのは、自分以外のものがあってこそなのだな」

「私は、私以外のたくさんのものとつながっているんだな」

と思うことで、潜在意識がいまよりも良い方向に向かいはじめます。

 

 

上でもちょっと言ったのですが、人は普通、自分という存在を確固たるもの、独立したものだと思っています。

そのため、

「ふん、私と違ってあいつはどうせこうだから…」

「私はみんなから切り離された孤独な存在だ…」

とかとか、自分と他人を分けて考えることが多いです。

 

 

けれどそのように考えていると潜在意識が、

「では、より『あいつはどうせこうだと思えそうな現実』を」

「では、より『私は孤独な存在だと思えそうな現実』を」

となってしまうこともあります。

「自分はみんなとは別個の存在なのだ。人はそれぞれバラバラなのだ」

という観念があるために、潜在意識が嫌なことを引き寄せてしまうこともあるんですね。

 

 

「自分はいない」は、潜在意識下の前提を変えるための言葉

 

そのように潜在意識が働いてしまわないように、

「自分はいない(自分はいろいろなものと繋がっている・支えられている)」

と言われているのかな、と思います。

さまざまな人やものと繋がっていると思えば、周囲への思いやりの気持ちや謙虚な気持ちが生まれたり、むやみに自分を孤独だと感じたりしなくなります。

「私は孤独ではないんだ」

と思うようになれば潜在意識は、

「ではその思考通り、『孤独ではない現実』に変えよう」

というふうに働きますので、

「一人一人、切り離されて別々に存在している」

という前提を持っていたときより、現実がより良く変わり始めます。

 

 

要は「自分はいない」というのは、今よりも良い前提へと変えるように促すための言葉かなと思います。

前提さえ良いものに変われば、前提を現実化するのが仕事の潜在意識が、必ず現実のことも良いものへと変えてくれますからね。

 

 

潜在意識の話は、実はどれもそんなに難しくない

 

うーん、しかしこれ先日も言いましたが、潜在意識のお話ってなんだか謎めいた言葉が多いですよね。

「自分はいない」なんて言われても「ハァ??いるがな」となりますよね(;^ω^)

 

 

でも、言いたいことは実はそんなに難しいことではありません。

ごくごく普通の言葉を使って言うならば、

「自分のことを孤独だと思わないでね、いろんな人やものとつながっているんだよ」

とか、

「アイツは私とは違うんだ!と人と距離を置きすぎたりしないようにね」

とかいうようなことです。

それをちょっと不思議なふうに表現しているだけの言葉なんだな~、と思うとわかりやすいかと思います(*´ω`*)

 

 

自分はいないとは、

「(自分以外の存在なくしては)自分はいない」

ということ。

「いろんなものと繋がっている・支えられている・孤独ではない」

と思うことで、潜在意識がのちに本当にそうしてくれます。

 

 

昨日の記事「他人はいない」についてはこちらからどうぞ↓

潜在意識の「他人はいない」という言葉は、どういう意味?

 

 

潜在意識のお話で他に不思議な言葉というと「世界は自分」でしょうか。

それについてはこちらです↓

潜在意識の「世界=自分」とはどのような意味なのか?

 

 

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