録音したアファメーションでも効果はあるのか?
今回はアファメーションについてです。
わりとよく、
「アファメーションって自分でしなくても大丈夫でしょうか?」
というご質問をいただきます。
YouTubeにアファメーション動画とかありますよね、そういうものを聴いたりするのでも効果はあるのか?
ということですが、効果はありますよ(*^^)v
なぜ効果があるか?についてなんですが、これは単純に、人間の脳は聴覚からでも刺激を受けるからです。
たとえば好きな歌のCDを聴くとします。
聴くと元気が出たりしますよね。
もし効果がないなら、聴いても元気が出るなんてことはなく気持ちは変化しないはずですが、しますよね。
怖いお話の朗読を聴いてゾッとする…とかも、効果がないなら怖くもなんともならないはずですが、怖いです。
人の話を耳から聞いて面白いと感じたり腹が立ったりすることも、当然ある。
…というように、聴覚からの刺激で人の思考や感情が変化するというのは当たり前のことですから、
「効果ないかも…?」
な~んて心配はご無用、安心して聴いてほしいと思います。
あ、ただ一応言っておきますが効果はあると言ったって、
「人を問答無用で変えてしまうほどの強烈な効果」
とかまではないですからね~、そんなのあったら怖い、誰かに聴かせたら思い通りにできちゃう(;^ω^)
アファメーションは聞き流すだけでも効果はあるの?
では次に、
「腰を据えて『さぁ聴くぞ!!』とかいうのじゃなくて、家事をしながら聞き流すとかでもOKなの?」
についてですが、基本的にはOKです。
聞き流すのでも人は無意識に音の影響を受けています。
あ、そうそうたとえばお店のBGMありますよね。
あれって別に「さぁ、聴くべ!」と思って聴いてる人はあんまいないと思いますが、
ただ聞き流しているだけでも知らず知らず影響受けてるんですよー。
お昼にはアップテンポのBGMを流すと、知らず影響を受けて人の食べる速度が上がります。
なのでお店の回転率を上げたいお昼時なんかはアップテンポの曲をかけているお店もありますね。
テレビのCMソングとかも、「覚えるべ!」とか気合い入れて聴く人あんまりいないと思いますが、
なんか何度も聴いているうちに覚えちゃって気づくと口ずさんだりとか。
で、お店で「あ、あのCMソングの商品だ!」と買ったりする。
聞き流していても、こういう感じで無意識に影響を受けていきます。
言語に関連する作業をしていないときに聴くほうが効果的
ただ、聞き流すのであれば「言葉」に関連する作業をしていないときのほうが良いと思います。
人間の脳って、似たような系統の作業を同時にこなすことが苦手です。
たとえば、食べながら音楽を聴くとかは同時に難なくできますけど、
人の話を聞きながら本を読む…となると、どっちかがおろそかになりませんか?
話を聞いている間本を読む手が止まったり、本を読んでたら相手の話がわからなくなったりとか。
前者は「食事」と「音楽を聴く」で関連がないのに対して、
後者は「言葉を聞く」と「言葉を読む」で、どっちも言葉に関連していますね。
こうして同じようなことを同時にしようとすると脳は、
「うわー、同じようなこといっぺんにっていうのはちょっとキツイですわ~」
となるのでうまくいかないんです。
なので、アファメーションの言葉を洗濯しながらとか、食事しながら聴くとかはいいんですが、
パソコンの文字を読みながら、携帯の文字を追いながら…とかだと脳のパフォーマンスが落ちるぶん効きづらいかと思います。
言葉に関連していない作業の時に聴くのがおすすめです。
寝ている最中に流しっぱなしにするのは避けたほうが良い
「それでいくと、寝ながら聴くのは問題ないよね?」
というと、はい、問題ありません(*´▽`*)
でもでもちょっと気をつけてほしいのが、睡眠中ずっと流しっぱなしにしない、ということです。
中には、
「寝ている間も潜在意識は働いているっていうし、だったら寝ている間じゅう流しっぱなしにしておけば睡眠中にアファメーションできるぞ!」
と考える方もいるのですが、寝ている間に音が流れていると、
「わー、この音を処理しないとー!」
という方向に脳がいってずっとその音の処理に追われて疲れてしまいます。
脳がしっかり休まらないし、休まらなければ人は当然、
「眠い、疲れが取れない、やる気ない」
となっていきますので、アファメーションを流しっぱなしにしてしまったせいで疲れが抜けきらずやる気なくなってきた…とかにならないよう、
ベッドに入って20~30分ほどで音が切れるようにタイマーセットしておくほうがよいですね。
「聴いてるけどアファメーションの効果がない…」という人は?
ここまで読んで、
「私、聴いてるけどなんの効果もないんですけど…」
と思った方もいるかもしれませんので、なぜ効果のない人がいるのか?についてです。
この効果ない、というのなんですが、
「数日聴いても効果がありません」
とかいうのなら問題ありません、それは単に聴く日数がまだ少ないだけなので、継続してみてください。
ではなくて、
「何か月も聴いてるのに効果ない」
という人もたまにいるのですが、そこまで長期間聴いてもなんの効果ない人ってそもそもの、
「効果出すぞ、私は変わるぞ」
という意志が薄弱な気がします。
最初のほうで「人を問答無用で変えてしまうほどの強烈な効果はない」と書きました。
あくまでも、自分の思考のバックアップ、くらいのものなんです。
「さぁ、元気出そう、今日も頑張るぞ!」と思考して、そこで「元気の出る曲」を聴くとする。
この場合「元気の出る曲」って、自分の「元気出すぞ」という思考のバックアップになりますよね。
なので元気が出ます。
でもでも、これがもし、
「失恋した…もう死にたい…死ぬことしか考えられない…」
というような、どん底の悲しい状態にいるときに聴いても…まぁ、あんま効果ないですよね。
強制的に曲に「元気にさせてもらえる」なんてことまではないわけです。
同じように、アファメーションの音声が強制的にあなたを変えてくれるということはないし、
そもそも、「変わるぞ」という思考というか、決意というか、目的がないと、変わるための音はバックアップとして機能しないです。
「変えてもらおう」という依存心があると変われない
ずーっと効果が出ない人というのはなんか、
「アファメーション音声に変えてもらえる」
みたいなスタンスに見えるんですね。
バックアップの役割しか持っていないものに過剰に期待・依存している感じ。
「これを聴いてれば私は変わるんだ…頼むから私を変えてくれ…」
「聴いたんだからいいことあるんでしょ?あってくれ…」
みたいな…。
これってね、
「自分ではないものになんとかしてほしい、何か与えてほしい」
という依存心から手を出したものがその音なわけですから、その後、
依存したいという思考→音を聴く、依存したいという思考→音を聴く、
という行動を繰り返すと、脳内で「依存=その音」とつながって学習がなされます。
「依存=その音」と学習が行われると、
「その音を聴いたことを引き金に、依存心が引っ張り出されてくる」
となります。
これを何度も繰り返していればどんどん依存心が強く定着していき、人生が変わるどころかかえって変わりづらくなります。
でも、
「私は変わるための作業としてちゃんと音を聴くということをやってるぞ!」
というのが意識の上での解釈なので、自身の依存心が膨らんでいっていることに自分でも気づかなかったりもします。
もしいま、
「もう何か月も毎日聴き続けているのになんの効果もない」
という方がこれを読んでいるとしたら、
「私はこの音を、『変わる』という目的を達成するためのバックアップとして使っていたのか?」
「それとも、『この音に変わらせてもらうこと』が目的だったのか?」
について、考えてみてください。
あと、
「そうか…録音アファメーションには効果あるのか…。
じゃあよくある『引き寄せ体質になる!』とかいう音楽にも効果あるのかな?」
と思った方は、こちらの記事もどうぞ↓
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