現実無視と現実逃避は別のもの
今回は「現実無視」についてです。
引き寄せではときに、
「不都合な現実は無視しましょう」
と言われることがあります。
私も、引き寄せに取り組む上で現実無視をすることは大切だと思っています。
しかし、ときに自分では「現実無視」をしているつもりで「現実逃避」をしてしまっている場合もあります。
そこでこの記事では、現実無視と現実逃避の違いについて詳しくお話していきます。
「テストが0点だった」というときは?
私は現実無視と現実逃避を、以下のように分けています。
【現実無視】
目の前の不都合な現実を直視し、それでもなおその現実に屈することなく自身の理想を実現させることを選択し、不安や恐怖に支配されることなく、理想が実現された先へと目を向け続けること。
【現実逃避】
目の前の不都合な現実を直視することを拒み、自身にとって都合のいい解釈や言い訳をして不都合を認めまいとすること。
これだけだとちょっとわかりにくいかもしれないので、
「テストが0点だった」
という場合を例に挙げてみます。
【現実無視】
0点なのは残念だが、どんなに残念でも0点なのは事実だ。
今の私の実力は0点なのだと認めよう。
しかし、今は0点でもこれから100点を取ることはできる。
「どうせ無理かも」という不安や恐怖に支配されず、100点を取れる未来をイメージしてそこに向かっていこう。
【現実逃避】
私が0点だなんてそんなはずはない。
これは何かの間違いだ、私の実力はこんなものではないはずだ。
今回は忙しくて勉強ができなかったんだから仕方がないじゃないか。
私を忙しくさせた周りが悪いんだ、私のせいじゃない。
このような違いです。
現実無視のほうは、不都合な事実(テストが0点)を「でも実際そうなんだからそれは認めよう」と認めています。
そのうえで「でもこの事実は変えられる」という希望を持っています。
対して現実逃避のほうは、不都合な事実を「そんなの何かの間違いだ」と拒否していますね。
単に「現実無視しましょう」とだけ言われると、自分では現実無視をしているつもりで現実逃避をしている…となってしまうこともありますので、気をつけてみてほしいと思います。
「嫌われているかもと不安」というときは?
それではもう一つ、
「相手に嫌われているのではないかと不安だ」
という場合も例に挙げてみます。
好きな人がいるときなどは、こうして不安になることはよくあるかもしれませんね。
嫌われている事実がある場合
ではまずは、はっきりと相手から「あなたが嫌いだ」とか「もう関わりたくない」など、拒絶の意志表示をされている場合についてです。
「嫌われているのではないか?」という想像ではなく、はっきり「嫌われている」という事実が存在していますね。
こうして嫌われているという事実が存在している場合には、
【現実無視】
嫌われているのは残念だが、どんなに残念でも嫌われているのは事実だ。
それが現実なのだ、今実際に起きていることなのだと認めよう。
しかし、今は嫌われていてもこれから仲良くなることはできる。
「どうせ無理かも」という不安や恐怖に支配されず、相手と仲良くなれるイメージをしてそこに向かっていこう。
【現実逃避】
私が嫌われているなんてそんなはずはない。
これは何かの間違いだ、本当は相手は私のことを好きなはずだ。
きっと素直に私のことを好きだと言えないだけだ、そうだ私は好かれているんだ、嫌われてなどいないんだ。
嫌われているというのは残念ですが、0点の時と同じように「実際嫌われているんだからそれは認めよう」と一旦事実を受け入れることが大事です。
そのうえで関係の改善を目指していくのが現実無視です。
対して「こんなの何かの間違いだ」と、嫌われているという事実から目を逸らすのが現実逃避です。
嫌われているという事実がない場合
では次に、相手から「あなたが嫌いだ」という意志表示がされていない場合。
自分が頭の中で「嫌われているかもしれないな」と想像して不安になっているだけで、嫌われているという事実は存在していない場合はどうでしょうか?
この場合は、現実無視のやり方には主に2種類あるように思います。
【現実無視①】
私は不安だが、不安というのは「感情」であって「事実」ではない。
私は事実ではないものには取り合わない。
【現実無視②】
私は不安だが、不安というのは「感情」であって「事実」ではない。
私は事実ではないものには取り合わない…と言いたいところだが、どうしても自分の感情(不安)に支配されて「取り合わない」というきっぱりとした態度は取ることができない。
だから「今の私は不安に取り合わずにはいられない人間なのだ」という事実をしっかりと認めよう。
でも、今はそうでもこれから先は、不安に取り合わないでいられる自分になることができる。
「どうせ無理かも」という思いに支配されずに、不安に負けない自信のある自分をイメージしてそこに向かっていこう。
【現実逃避】
私は不安なんかじゃない。嫌われてるかもとか思ってない、相手は私を好きなはずだ。私は不安じゃない!
現実無視①のように、自分の不安を「それは感情であって事実ではない」と、きっぱりと切り捨ててしまうというやり方もあります。
ただ、私が引き寄せに取り組んでいる方を見ている限り、こうして不安を切り捨てようとしてもうまくできず、
「私は不安じゃない!」という現実逃避をやってしまっている方が多いように思います。
「私は不安じゃない!」というのは、実際は不安なのに無理矢理にそうではないことにしようとしていますね。
実際は0点なのに「私は0点を取っていない!」と言い張っているのと似ています。
私が思うに「それは事実ではないので取り合わない」というきっぱりとした現実逃避①は、
既にある程度自分に自信がある方、前向きな方、叶えるという決意が固い方ならばできるのではないかと思います。
しかし、自分に自信がない、すぐに後ろ向きになる、叶えるという決意がまだ固まっていないという方が無理に現実逃避①をやろうとすると、うまくできずに現実逃避になってしまうように思います。
そうして、
「現実無視①をやろうとしても、どうしても現実逃避になってしまう」
という方は、現実無視②のやり方がおすすめです。
まずは、
「私は現実無視①をしたくてもできないのだ、それが事実なのだ」
と事実をしっかりと認める。
そしてその上で、
「だが今はそうでも、これから改善していける。
私はこの先もっと自信のある自分になれる、不安に惑わされない自分になれるんだ」
と信じ、その実現へ向かっていく。
こちらのほうがやりやすいのではないかなと思います。
相手ではなく自分に意識を向ける
相手に嫌われているかもしれないと思えて不安だというとき、人はつい、
「どうやって相手に好いてもらおうか、どうやって相手を変えようか」
と考えがちです。
しかしその前に、
「そもそもなぜ私は、そんなにも相手に嫌われているかもしれないということを気にせずにはいられないのだろうか?」
という点に着目してください。
これはひとえに自信のなさ、自己肯定感の低さが原因です。
自分に自信がないまま「いかに相手に好いてもらおうか」と考えても、根本的な解決にはなりません。
まずは根本の解決をしようとする…つまり「自分に自信を持つ」ということに意識を向けてほしいと思います。
自信がつけば、そのぶん「嫌われているかも」という不安は減っていきます。
仮に本当に嫌われていたとしても「もうダメだ、私はもう終わりだ…」というような過剰なショックを受けることなく、
「そうか、それは残念だな。
しかし自分に改善点があるならばちゃんと改善し、相手との関係修復に努めていこう」
と前向きに考えられるようになります。
「嫌われているかもしれない」に限らず、何かに対して「かもしれない」という不安が強いという方は「自分に自信を持つ」ということに注目してみるとよいかと思います。
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どう考えても、不安なんですけど…?
今回は「幻想」についてです。
引き寄せでは、
「不安は幻想/恐怖は幻想/エゴは幻想」
というふうに、何かを幻想だと言うことがあります。
これに対して、
「なんだかわかるようなわからないような…?」
「いや、どう考えても不安なんですけど?これが幻想ってどういうこと?」
などなど、どうもしっくりこない方へ向けて詳しくお話していきます。
幻想なのは不安ではなく「不都合」
「不安は幻想である」
この表現も間違いではないと思うのですが、
「不都合は幻想である」
と表現すると、もうちょっとわかりやすくなるかな?と思います。
人は誰でも願いを叶えたいものですが、しかし叶えたいという気持ちと同時に、
「でも叶えようとすると悪いことが起きるのでは?」
という不安を感じることもあります。
たとえば、
「お金持ちになりたいけど、なったせいで友達を失ったらどうしよう?」
とか、
「変わりたいけど、変わったら今までが間違いだったと認めることになってしまう」
「チャンスが来てほしいけど、来たところでそれを活かせなくて打ちのめされてしまうかもしれない」
というふうに、友達を失う、間違いを認めることになる、打ちのめされる…などなど、
「何かしらの不都合なこと」
が起きるような気がして、不安になることはないでしょうか?
私は、このような不都合は実際には起こらないと思います。
友達を失うこともないし、間違いを認めることにもならないし、打ちのめされるということもないし、その他「こういう不都合が起きるかも」と思っていることは、実際には起きないこと。
起きるような気がしているだけ。錯覚。幻想。
なのでさきほど、
「不都合は幻想である」
と言いました。
けれど、不都合が起きるかもと思えて不安になっているとき、その感じている不安は本物です。
実際にいま自分がここで、確かに感じている感情です。
そしてこうした不安は「不安になるな!」と抑え込むよりも「私は今、不安なんだな」と肯定したほうが解消されていきやすいです。
なので、
「不都合は幻想だが、不安は本物」
として、不都合のほうに対しては、
「あたかも本当に起きるかのように思えて起きないんだ~幻想だ~」
と思う。
そして自分の感じている不安のほうに対しては、
「でも、いくら幻想だろうと不安なものは不安だよね。
お化け屋敷に出てくるお化けって、本物じゃなくてスタッフさんだけど、それを頭でわかっていたって怖いと感じるのと同じ。
不都合が幻想だと頭でわかっていたって、心で不安に感じるのは自然なことだ。
いま、ここで、この私は、確かに不安を感じているんだ。
この不安のことは肯定しよう。
自分の感情までもを否定する必要はないよね」
と思うと、気持ちが楽になるのではないかな?と思います。
不都合を肯定し感情を否定していないか?
「幻想だと思おうとしているのに辛いままだ」
という方を見ていると、逆をやっているようだなと思うことがあります。
不都合なことが起きるに違いないと思い、湧き上がってくる不安に対して、
「幻想だ、こんな不安は幻想なんだ!」
と自分に言い聞かせて、その不安を押し込めようとしている方もいるな、と。
さきほどの、
「不都合は幻想だが、不安は本物」
とは逆に、
「不都合は本物だが、不安は幻想」
として、不都合のほうは肯定し、自分の不安のほうを否定しています。
これだと不都合が脅威的に感じますし、その上その脅威的な不都合に対して不安を抱いてもいけないという、ものすごく苦しい状態になります。
辛いままなのも無理はないだろうと思います。
「あ、そう言われれば、私は自分の不安のほうを幻想だと思おうとしていたな…」
と思った方は、その不安はどうぞ認めてあげてください。
不安に限らず、感情というのは認めることで和らいで消えていくものです。
抑え込むと倍増するという性質がありますので、消したい感情は認めるほうが効果的です。
「不安は幻想」も間違っていない
とはいえ「不安は幻想である」という表現も、決して間違いではありません。
今回の記事のように「不安」と「不都合」を細かく分けていないだけで、言いたいことはやはり、
「怖れているようなことは起こらないよ」
ということだと思います。
人の性格はさまざまですので「不安は幻想」と聞くことで、
「そっか、だったらこの不安に惑わされなくていいよね。うんうん、この不安は幻想だと思うと楽になった♪」
と心が楽になるという性格の方もいるのではないかと思います。
そういう方は「不安は幻想」という表現が自分に合っているのだと思いますから、それでOKです。
対して、
「どうも自分には合わないみたい。不安は幻想だと思おうとすると、不安をただ押し込めるようになってしまって苦しい…」
と感じる方もいるかと思いますので、そのような方は、
「不都合は幻想でも、自分の不安は本物なので肯定しよう」
ということを意識してみると、その苦しさが和らぐかもしれませんので試してみてください。
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引き寄せの法則では、不安は現実化しない
今回は「不安は現実化しない」ということについてです。
よくいただく質問に、
「本当に願望が叶うか不安です、こんなふうに不安になっているといけませんよね?」
「アファメーションすると不安になるんですが、この不安が現実化しちゃうんですよね?」
というものがあるのですが、いやいや、不安は現実化しないですよ~。
すこし誤解してしまっている方が多いようなので、詳しく説明していきます。
引き寄せは「思考」が現実化する法則である
引き寄せって、思考が現実化する法則です。
「思考」が現実化するのであって、「感情」が現実化するわけではありません。
みなさんは、感情と思考を混同なさってしまっているのかなーと思います。
では、感情と思考はどう違うのか?というと…。
感情は、喜び・悲しみ・怒り・不安…などのこと。
思考は、なにかしらの感情を感じたあとに自分が思うこと、です。
たとえばあなたがみんなの前でスッ転んでしまったとして、
「うわっ、恥ずかしい!」
ととっさに感じるのは、恥という「感情」を感じたということです。
そしてそのあとに、
「なんでこんなとこで転んじゃったんだろう?みんな内心で笑ってるかも…やだな…」
とかいろいろ考え始めたならば、それは恥という感情をもとにして行っている「思考」です。
①感情が生まれ②その感情をもとに思考する
の順ですね。
引き寄せで現実化するのは①感情ではなく、②その感情をもとにする思考のほうです。
このような場合は不安は現実化する(かのように見える)
では、AさんとBさんがいたとします。
Aさん、Bさんともに引き寄せの実践中に、ふと不安を感じたとします。
その不安を感じたあと、Aさんはこう思考しました。
「不安を感じるとそれが現実化しちゃう…。
どうしよ、いま不安になっちゃったせいで…これから何か悪いことが起こるんだ…」
と。
するとAさんの潜在意識は、
「あ、『不安になるとそれが現実化する』と思考してるの?
だったらその思考を現実化してあげないと。
ちゃんと、『不安になるとそれが現実化すると思考したままでいられる現実』を作るね!」
ということで、なにか悪いことが現実化します。
このような場合は不安は現実化しない
対してBさんは不安を感じたあと、こう思考しました。
「いや、人間に不安って感情があるのなんて当然じゃね?
不安を感じたくらいでいちいち悪いことなんか起きてたらたまったもんじゃねーや。
そんなことあるわけない、私が不安でもその不安は現実化しないもんね」
と。
するとBさんの潜在意識は、
「あ、『不安は現実化しない』と思考してるのね?
ほんなら『不安は現実化しないと思考したままでいられる現実』を作らなきゃね」
ということで、特に悪いことは起こりません。
…という感じで、不安そのものが現実化しているわけではなく、不安のあとの思考が現実化しています。
(Aさんは「不安そのものが現実化していると錯覚したままでいられる現実」を生きることになるので、
Aさんにとっては不安そのものが現実化しているようにしか思えないでしょうが…)
なので、不安を感じようとも「それが現実化する」と思考しなければいいだけです。
不安は現実化しない、するとしたら引き寄せではなくなる
多くの方が、不安のあとの思考が現実化しているのではなく、
不安という感情そのものが現実化していると思っているのですが、感情にはそこまでの力はありません。
感情が現実化してしまうのだとしたら、ちょっと引き寄せ的にヘンになっちゃいます。
Bさんが「不安は現実化しない」と思考しているにもかかわらず、
その思考とは裏腹にBさんの不安が現実化してしまうのであれば、
それって本人の思考とは関係なく勝手に現実が動いているということになりますよね。
しかし引き寄せは、
「本人の思考を無視して勝手に現実が動くことはない」
という法則です。
本人の思考に反して問答無用で感情の現実化なんて起きるとしたら、
もはや引き寄せじゃなくなっちゃってますよ~(;´・ω・)
不安を感じたあとの、
「この不安が現実化するに違いない」
「こうして不安になる私はダメな人間なんだ」
「こんな不安を抱えて夢が叶うはずがない」
という思考が現実化するだけで、不安は現実化しないです。
「不安に限らず、感情が現実化することはない」
ということ、ぜひ覚えておいてほしいです(*^^*)
引き寄せは「思考が現実化する法則」であり「感情が現実化する法則」ではない。
「不安が現実化する」と思考しない限り、不安は現実化しない。
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今回はいただいた質問への回答です。
アファメーションを続けた結果、思いのほか良い出来事がタイミングよく来るようになりました。
ただ自分がこんなにうまくいっていいのか不安になるときがあります。
そういう時に過去に言われたネガティブな言葉、
「身の程を知れ」「調子に乗ってるんじゃない」「お前には無理だよ」
が蘇り挑戦する気持ちにブレーキをかけます。
そのような時でも「自分はできる」と思い続ければいいのでしょうか?
アドバイスお願いします。
そのままアファメーションを続けてください。
また、「身の程を知る」というのは悪い言葉ではないということも意識してみてはいかがでしょうか?
「上手くいきすぎている」と潜在意識が判断している
良い出来事が来るようになったとのこと、私もとっても嬉しいです!(*´ω`*)
ただ、確かにこういうときには不安になるかもしれませんね。
ではまずは、
「そもそもなぜ不安になるのか?」
についてです。
潜在意識は上手くいくのは嫌
上手くいくと不安になるという方は多いのですが、これはその人の中に、
「私など上手くいくような人間ではない」
という否定的な信念があるためです。
○顕在意識→私はできる、上手くいく!
○潜在意識→上手くいくわけないよ。
という、ふたつが相反している状態ですね。
この相反している状態で何かが上手くいくと、頭では(顕在意識では)、
「やった、嬉しい」
と感じますが潜在意識のほうが、
「あれ、ちょっと上手くいきすぎてるんじゃない?
自分は上手くいかない人間だって信念を守れるように、
もっとブレーキをかけて上手くいきすぎないようにしてあげなきゃ…」
となります。
では、ブレーキをかけるためにはどうすればいいのか?というと、過去に言われた嫌な言葉…、
「身の程を知れ、調子に乗るな」
といった言葉をその人の頭の中に蘇らせて、不安にさせればいいですよね。
不安になると人は、
「ううう、そうだ、どうせ私なんて…挑戦なんてやめておこう…」
となるし、そこから物事は上手くいかなくなります。
潜在意識はそうして質問者さまをふさぎ込ませ、挑戦するのを阻止したいがために、
過去の出来事を蘇らせて不安になるように仕向けている。
それが今の状態です。
不安になるからこそ継続を
なので、いまここで不安になるからアファメーションをやめよう…となると、
これはまさに潜在意識の思うつぼ、ここから上手くいく出来事は減り、
これまでの「私など上手くいくわけがない」という信念を守ることに成功させられてしまいます。
そのような時でも「自分はできる」と思い続ければいいのでしょうか?
とのことですが、むしろこのように不安になる時こそ「自分はできる」と思い続けるのが大切です。
潜在意識というのはとても強力な反面、頭は非常に悪いです。
何度も「私はできる、上手くいく」と繰り返していると、
「へえ、そんなに何度も言うならそうなんだ」
とそのまんま鵜呑みにする特性がありますので、そのまま続ければいずれ、
「上手くいく人の挑戦を邪魔する必要ないよね?不安にさせるのはもうやめよう」
と変化します。
必ずそうなりますので、このままアファメーションを続けてみてください。
不安になるときはこのように考えてみては?
とはいえ、
「そうか…続けるのか…。
ううううう、でもこんなに不安になるのに続けるのは…なんか辛いなぁ…」
というお気持ちもあると思います。
なので、このように考えてみるのはいかがでしょうか?
自分を正しく把握し、謙虚でいるということ
質問者さまの言われた言葉、
「身の程を知れ、調子に乗るな」
これって普段はいい意味で使われることはあまりありませんよね。
ただ私は、この言葉はわりと好きで、自分に向かって言うこともある言葉です。
そもそも「身の程」という言葉は、
「自分の能力などの程度のこと」
という意味ですので、悪い意味はありません。
何かに挑戦する際、ただ考えなしに物事に突っ込んでいく人より、
「今の自分の状況や能力についてきちんと把握、分析してみよう」
「うむ、自分のこの部分をもう少し強くしたほうがうまくいきそうだな」
というふうに、身の程をきちんと考えられる人のほうが当然上手くいきますよね。
また、何かが上手くいったときに有頂天になって調子に乗る人より、
「これは助けてくれる人がいたからこそだ」
というふうに、謙虚でいる人のほうがずっと上手くいきます。
「身の程を知れ、調子に乗るな」
これを悪い意味ではなく、
「自分のことについてよく把握しよう、謙虚でいよう」
という意味にとらえてみてはいかがでしょうか?
これから「身の程を知れ」という言葉が頭に浮かんできたとき、
「くうう、不安になるな、不安になるな…私はできる、できるんだ!!」
と無理やり思おうとするよりも、
「そう、私は身の程を知っているし、調子にも乗らない。だからこそ上手くいくのだ」
というふうに考えると、無理に不安になるのを抑え込もうとするよりもお気持ちが楽になるかもしれませんので、試してみてください。
「私には無理です」という告白
また「お前には無理だよ」という言葉なのですが、
これって本当は「私には無理です」という意味です。
人が人に対して「そんなの無理だよ」と発言する心理は、
①「私ならそれは無理、できない」と思い、
↓
②「だからこの人にもできないに違いない」と思い込み、
↓
③「あなたには無理だよ」と発言する
です。あるいは、
①「私ならそれは無理、できない」と思い、
↓
②「それなのにこの人にできたら悔しい、足を引っ張りたい」と思い、
↓
③「あなたには無理だよ」と発言する。
ということもありますが、なんにせよ、
それができないのは質問者さまではなく、発言した人のほうです。
次に「お前には無理」という言葉が浮かんだときにはこちらも、
「うう、不安になるな不安になるな、無理なんかじゃないっ!!」
と踏ん張るというよりは、
「そっか~、あの人には無理だったんだなぁ~。
あの発言って実は『私には無理です』って自己紹介だったのかぁ~」
というふうに考えてみてはいかがでしょうか?
こんな感じで、アファメーションを続けてみてください。
さきほども言いましたが、潜在意識は頭が悪いです。
繰り返されたことは鵜呑みにしますので、継続さえすればここからもっと上手くいくようになりますし、上手くいった際の不安も消えていきますよ。
応援しております!(*´ω`*)
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今回はいただいた質問の回答です。
岡野さんの引き寄せRevolutionを読み進めて行き、
アファメーションの本当のやり方を知り実践しておりますが、
不安、寂しさが、しょっちゅうではないですが、
起きた時などに急にファーって湧いて来て、押しつぶされそうになります。
回避は、少しするとできるのですが。
アファメーション中は、そういう事はありません。
楽しく、嬉しくできています。
でも、フッとした時に寂しさ、不安に包まれ、少ししたら、また、いい気分でいられます。
これは、なんなのでしょうか?
抑えつけようとはせずに、自然に消えるようには、しています。
ただ、その時、強烈に押しつぶされそうになります。
どうすれば、宜しいですか?
放っておくと消えていく不安ですので大丈夫です。
不安には構わず、そのまま回避を続けてください。
引き寄せを実践して、急に不安な気持ちになるのはなぜ?
私の教材をご購入いただきありがとうございます。
アファメーション中ではなく別のときに急に不安や寂しさがやってくる…ということなのですが、特に心配はないと思います。
質問者さまはもう教材に目を通している状態なので、
「それはもう知ってるよー」
って思うかもしれないのですが、読んでいない方のためにまずざっとアファメーションの説明をしてみますね(*´ω`*)
多くの方は、こんな感じになります↓
顕在意識「私はできる!」
↓
潜在意識「えっ!?いや、できないよ?顕在意識のほうに、それは違うよって教えてあげなきゃ…」
↓
潜在意識はここでブワーッと不安を放出
↓
顕在意識「ぬおお!できるって言ったら不安になった!こんな不安なことはやめよう…」
↓
潜在意識「そうそう、やめてくれてよかった!これでできないままでいられる♪」
…という感じです。
潜在意識のほうは今まで生きてきて「できない」と学んでいて、
その学習したことをこれからも引き続き行おうとしています。
急に別の考えが来たときには「学習したことと違うよ」というサインとして不安や恐怖を出して、これまでどおりの生き方を続けようとします。
しかし、ここで「フッ、そのようなサインは効かぬ」という感じで続けるとこうなります↓
顕在意識「私はできる!」
↓
潜在意識「えっ!?いや、できないよ?顕在意識のほうに、それは違うよって教えてあげなきゃ…」
↓
潜在意識はここでブワーッと不安を放出
↓
顕在意識「(不安ガン無視で)私はできる!」
↓
潜在意識「ええっ!?い、いや、わかってないのかな?」
↓
不安を放出しつづけてみる
↓
顕在意識「(ガン無視で)私はできる!」
↓
潜在意識「えええええ!?なぜに!?…あ、あれ?…もしかして俺のほうが間違ってんの…?」
↓
顕在意識「私はできる!」
↓
潜在意識「ぬ、ぬう…。どうも俺が間違ってたようだぜ…実はできたのかぁ」
↓
顕在意識「私はできる!」
↓
潜在意識「そうだ、顕在意識がここまで言うんならそうに違いない!できるんだ!」
↓
潜在意識と顕在意識の考えが一致する。
という感じ。
最後の潜在意識と顕在意識の考えが一致した状態が、「できるという確信」を持った状態です。
よく引き寄せで「できると確信しなさい」と言いますよね、
この言葉を聞いて「確信するなんて、そんなの急にできないよ…」と思う方もいますが、その通りで急にはできないです。
確信っていうのは、こうして徐々に育てていくものなんです。
潜在意識が生み出す不安を消すためには、不安に構わないことが大切
最初のうちは潜在意識が勝って、ウワアアアア不安だーー!となる方が多いのですが、
質問者さまはアファメーション中にそういうことはない…ということなので、
これってすごくしっかりアファメーションをうまく行えているということだと思います。
顕在意識「私はできる!!!!!!」
↓
潜在意識「ぐっ…!?…そ、そうか……(´・ω・`)」
という、潜在意識がショボーンと黙り込んでる状態かと思います(笑)
なのでアファメーション中は不安にはならない。
しかし、潜在意識のほうはこう思う。
「え?そ、そうか…とちょっと納得しかけたけど、でもできないんじゃないの?
よし、顕在意識が弱いときを狙って不安を出してみよう…」
と。
では、顕在意識が弱いときとはどんなときか?というと、朝起きてまだしっかり覚醒していないときとか、フッと力が抜けた瞬間とかとか…です。
そういうスキをついて、
「あの今ならわかってもらえるかもしれませんが、やっぱできないんじゃないですかね?」
みたいに不安を出してくる。
これが質問者さまの言う、
「起きた時などに急に不安がファーって湧いて来て、押しつぶされそうになります」
という原因です。
アファメーション中に出る場合の多い不安がちょっと別のときにズレてやってきているという感じですね。
でもでも、これって心配することではありません(*^^)v
一旦はぶわーっ!と強烈な不安や寂しさを感じはするものの、そのときに抵抗せずにいて消えていくなら大丈夫です。
しばらくすると消えるのがなぜかというと、
顕在意識がちょっと気を抜いている
↓
潜在意識「今がチャンス!あのさっきは言えなかったんですけどもね!やっぱできないんじゃないですかね!?」と不安を放出
↓
顕在意識「………………」
↓
潜在意識「……無視されちゃった…(´・ω・`)」
と再びショボンと黙り込むからです。
これを繰り返していくと潜在意識のほうは、出しても無駄な不安は出さなくなっていきます。
そのうち、「顕在意識がここまで言うんだからできるんだなぁ」と学習するので、できるが確信となります。
こういう場合、こちらが、
「ギャー!不安になった、やっぱ私にはできないかも!?」
と反応すると潜在意識のほうは、
「お、わかってくれた!?不安を出せばわかってくれるんだ!」
となるので不安が長引きやすくなりますが、
「抑えつけようとはせずに自然に消えるようにはしています」
とのことですし、抑えつけようとしない、ということができているなら大丈夫です。
そのうち潜在意識が、
「出しても無視されるから不安出さないもん(´・ω・`)」
となりますので、不安や寂しさは消えていきます。
なにか悪いことが起きているとか、対処が必要だ!ということはありません、
急に不安がくるとビックリするとは思うのですが、そのままサラ~ッと不安を受け流してみてください。
参考になれば嬉しいです(*´ω`*)
ちなみに質問者さまが買ってくださった「引き寄せRevolution」はこちらです、
興味のある方は詳細をご覧になってみてください↓
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動画の詳細については以下からどうぞ。
潜在意識から不安が出てきたら大正解
本日は、アファメーション中に感じる不安についてです。
アファメーションをすると自分の潜在意識から、
「でも、どうせそんなことできない」
「どうせ私なんて…」
という不安や恐怖が出てきますよね。
そうすると当然、嫌だな~って思います。
でもでも実はこれ、
「そうして潜在意識から不安が出るのが大正解!ならないほうが何かが間違ってる」
んです。
その不安は、アファメーションする以前からあなたの潜在意識に潜んでいたものです。
別にアファメーションによって新たに出現したわけではなく、普段から、
意識はしていないだけであなたの心の底にはずっと、24時間365日潜んでる不安です。
普段は潜在意識下に潜んでいるから意識せずにすんでいるんだけど、
その潜在している不安って、なにかの折にポンと出てきて悪さするのであなたは困ります。
たとえば、好きな人と仲良くなりたいなと思ったときにポンと、
「でもどうせ相手にされないよ」
とか。
成績あげたいなと思ったときに、
「でも頭悪いし無理じゃん」
とかとか。
こうしてポン、ポン、と意識の上に出てきて邪魔をしてくるので、あなたは困ってしまいます。
こういう不安って、感じまいとして押し殺す人が多いのですが、
そうしてまた潜在意識下に追いやったところで、不安を消すことができたというわけではありません。
今のところは見えなくなった、というだけで、ずっと潜んで存在しているしまたいずれ出てきます。
こういう不安は根こそぎ退治して消すことができればいいですよね。
潜在意識下の不安をゴキブリに例えてみる
これ思ったんですが、
「意識はしていないだけで、あなたの潜在意識には24時間365日不安が潜んでいる」
を、
「気づいていないだけで、あなたの部屋には24時間365日大量のゴキブリが潜んでいる」
と例えたらどうかと。
そう、普段は隙間に潜んでるから気づかない・意識できないだけで、すっげーいるとする…怖いだろ…。
潜んでるゴッキーってたまにいきなり出てきてぎゃーってなりますよね。
たまに出てきて困ってしまう不安とちょっと似てます。
そこで一掃するためにバルサンを購入、部屋で焚くとする。
で、焚いたら苦しんだゴッキーがうぎゃーって部屋の隙間とかから大量に出てきてびびったとする。
(いや、普通はバルサン焚いてる間は部屋から出るし、実際焚いたら隠れてたゴッキーが隙間から出てくるかどうかはともかく、単なる例えとして)
出てきたらあなたはウッギャアアアアと動揺するかもしんないけど、でもなんで出てきたかというと、
ちゃんと退治しようとしたからであって、こちらのやり方がちゃんと相手に効いてるからこそ、効いている証拠として出てきますよね。
これと同じで、アファメーションってちゃんと効いているときに、その効いている証拠として不安が出てきます。
逆に、なんか間違ったやり方してると不安にならないです。
潜在意識を変えようとして、「できる」という言葉で刺激してゆさぶりをかけてるっていうのに、
そこで不安が出なかったら、それって潜在意識をうまく刺激できてない、反応させられてないってことです。
むしろ不安にならない場合に、
「なんかやり方違うってことだ、やばい、ちゃんとできてないんだ…」
と不安になったほうがいい。
なんだかへんな言い方なんだけど、
不安になったら安心してください、「私のやっていることは間違ってない証拠だ!」と。
「嫌だー、不安がでてきたー」と考えるより、
「しめしめ、あぶりだされて出てきやがった。効いてる効いてる♪」
と思ってみてください。
こうして出てきてくれるからこそ、それを退治して消すことができます。
出てきた不安はアファメーションで必ず退治できる
①不安が潜在意識の中に潜んで隠れてしまっている
②隠れているので退治しようにもうまいこと手が出せない
③いつまでも自分の意思とは関係なくちょいちょい意識の上に上ってきて困る
というのが今の状態なので、
①不安が潜在意識の中に潜んで隠れてしまっている
②意識の上まで不安をあぶりだす
②出てきた不安を「できる」という言葉でどんどん退治していく
どうでしょう、こういうふうに考えると少しは、
「アファメーションすると不安になるので嫌だ」
という気持ちは和らぐでしょうか?
「不安なのはアファメーションが効いている証拠だ」
「のこのこ出てきてくれたおかげで消せるぜ~♪」
と考えてみてください、きっとそっちのほうが楽だし、続けやすいと思います。
「潜在意識から不安が出てくるので嫌だ」ではなく「出てきたおかげで消せる!」と考えてみて。
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