潜在意識のお話「現象化を諦める」について

蓮の花

 

現象化を諦めると、潜在意識によって現象化する…?

 

今回は「現象化を諦める」についてです。

潜在意識のお話ではときに、

「願いを叶えようとするのをやめると願いが叶う」

とか、

「願いの現象化を諦めると現象化する」

というふうに言われることがあります。

しかしこう言われると、

「え?普通に考えて諦めたら叶わなくなるでしょ?諦めるわけにはいかないよ!」

というふうに感じる方が多いのではないでしょうか。

一体なぜ、現象化を諦めることで逆に現象化するのか?

これについて詳しくお話していきます。

 

 

一旦は現象化を諦め、潜在意識を変えることに意識を向ける

 

まずは、潜在意識の力で現象化する(願いが叶う)までの過程を簡単に書きますね。

 

①現象化してほしいものがある

②そのためにまず自分の潜在意識を、それが現象化するにふさわしいものに変える

(自分の潜在意識を変える方法が潜在意識メソッド。

潜在意識メソッドを「現象化させるための方法」と誤解する方もいますが「潜在意識を変えるための方法」です)

③潜在意識が変われば、それに伴って現象化する

 

この順です。

この順番は、誰にも変えることができません。

「必ずこの順番で物事が起きる、そういうふうにできているのだよ」

というのが引き寄せの法則です。

 

 

しかし中には、

「いつ現象化するのか、いつ現象化するのか…」

と③の「現象化」が気になってしまい、②の「自分の潜在意識を変える」という部分が手つかずになってしまう方もいます。

これだと順番の②をすっ飛ばしてしまっているため、いつまで経っても現象化しない…となってしまいます。

この場合は、一旦は現象化に意識を向けるのをやめ、潜在意識を変えることに意識を向けたほうが叶うようになりますね。

この、

「一旦は現象化に意識を向けるのをやめ、潜在意識を変えることに意識を向けたほうが叶う」

というのを、

「現象化を諦めると現象化する」

と表現しています。

諦めるといっても、

「願いは叶わないと断念しろ、叶わないままで生きていけ」

などという意味で言われているわけではありません。

 

一旦は点数を気にするのをやめ、勉強することに意識を向ける

 

これは、学校のテストに例えるとわかりやすいかもしれません。

仮にあなたにお子さんがいて、

「今はテストの点が悪いけど、100点を取れるようになりたい(100点を現象化させたい)

と言っているとします。

この場合は、

 

①100点を取りたい

②そのためにまず勉強をする

③勉強すれば100点を取れる

 

この順番で物事が運びますね。

ではもしお子さんが、

「100点取れるかな、取れるかな、取れるかな…」

ということばかりを気にして、一切勉強をしなかったとしたらどうでしょう?

これでは当然100点は取れなくなってしまいますし、きっとあなたは、

「100点を取りたいと思うのはもちろん構わないし、悪い点のまま諦める必要などどこにもない。

けれど100点を取るために今やるべきことは、『100点取れるか取れるかと心配すること』ではなく『勉強すること』でしょう…」

と思うのではないでしょうか。

 

 

これと同じく、

「現象化させたいと思うことはもちろん構わないし、しないままに諦める必要などどこにもない。

けれど現象化のために今やるべきことは、『現象化するかするかと心配すること』ではなく『潜在意識を変えること』でしょう」

ということです。

 

「潜在意識を変えないままに現象化」を諦める

 

こう言われても、

「でも、だって…」

という気持ちが湧いてくることもあるかと思います。

「でもでも…なんとかかんとか、潜在意識を変えないままに現象化だけさせられないものだろうか…」

と。

私自身もそのような期待を抱いていた時期がありました。

そのような時期を通じて、

「現象化だけを望んでも、どうしたって無理なのだ。

どうやらどうあがいても、先に潜在意識を変えるしかないらしい」

と観念したときが「現象化を諦めたとき」と言えるのではないかと思います。

 

 

あるいはとっても素直に、

「へぇ、まず潜在意識を変える必要があるんだな。じゃあ現象化なんて気にしなくていいや!」

と、最初からスンナリ現象化を気にしないでいられる方もいるのかもしれませんが、これは私には無理でした(;^ω^)

 

 

最初から現象化を気にしないか、途中で諦めるかは人によると思いますが、

どちらにせよ「現象化を気にすること」ではなく「自分の潜在意識を変えること」に意識を向けることができれば、それに合わせて現実も変わる…つまり現象化する、となります。

「100点を取れるか心配すること」ではなく「勉強すること」に意識を向けることができれば、それにつれて成績も上がる…というのと同じですね(*´ω`*)

 

 

どうしても現象化を諦めることができない…というときは?

 

では今、

「うぐぐ…私はどうしても現象化が気になるんだよー!」

と感じている方は、どうすればいいのか?

選択肢としては、

 

①「とにかく現象化を諦めるんだ!」と決めて、少しずつでも潜在意識を変えることのほうに目を向けていく。

②「とにかくそんな話には納得できーん!」と思い、意地でも現象化にかじりつく。

 

このどちらかかと思います。

 

 

①を選んだ場合、最初のうちは現象化が気になるかと思います。

しかし気にするたびに、

「いや、もう現象化は気にしないと決めたのだ。潜在意識を変えることに目を向けるのだ」

と思い直していくと、徐々に気にならなくなっていきます。

 

 

②を選んだ場合、どれだけ必死にやってもうまくいかないはずです。

いずれ精根尽き果て「このやり方じゃどうしたって無理なんだ」と現象化を諦めるしかなくなり、潜在意識を変えることのほうに意識を向けるしかなくなります。

①と②のどちらが良いとか悪いとかはありませんので、好きなほうを選んでみてください。

②はなんだか印象が悪く感じるかもしれませんが、個人的には「やるだけやった」という納得感が深くて好きなやり方です。

 

 

おそらく今は、

「現象化を諦めよう…いや、でも諦められない…いやいや、でも諦めなきゃ…いや…でも…」

と①も②も選びきれず、どっちつかずになっているので何の変化も起きないのだと思います。

思い切ってどちらかを選んでみてください。

大丈夫です、どっちを選ぼうがうまくいきますよ(*^^)v

 

 

現象化を諦めるとは、

「願いを叶えるのを諦めろ、叶わないままで生きろ」

という意味ではありません。

 

 

なかなか変われない・変わる決心をつけられない…という場合、

自分でも無意識のうちに「不幸なままでいたい」と望んでしまっているのかもしれません。

このことについて詳しく書いた記事もどうぞ↓

潜在意識下で、不幸を求めてしまっていないか?

 

 

あと、潜在意識のお話では「なぜか知らないけどうまくいく」と言われることもありますよね。

私はこれに、

「なぜだか知らなきゃいけないはずだ!絶対に納得できーん!!」

と意地になってかじりついてみたことがあるのですが、そのときのお話もあります↓

なぜか知らないけど、潜在意識はうまくやる

 

 

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「既にある」の現象化まで、どのくらいかかるの?

クロッカス

 

既にあると信じれば、現象化すると言われるが…?

 

今回は「既にあるの現象化」についてです。

引き寄せでは、

「あなたの望むものは既にある」

「既にあるのだと信じていると、いずれそれ(望むもの)が現象化して現実に現われてくる」

と言われます。

こう言われると気になるのは、

「既にある『望むもの』が現象化してくるまでは、どのくらいかかるの?」

「現象化って、早まったり遅くなっちゃったりするものなのかな?」

ということではないでしょうか?

ではでは、ここについて詳しくお話していきます。

 

 

望むものは、既に現象化している

 

まずは「現象化する」についてです。

現象化する、という表現だとなんだかまるで、

「今はまだ何もないところから、何かが出現してくる」

というような印象を受けるかもしれません。

が、実際にはこれから出現するのではなく、もう出現しおわっています。

 

 

先日の記事では「部屋の中の赤色のもの」を例えに出したので、それをもう一度思い出してみてください。

「部屋の中には赤色のものが既にあるが、そのことに気づかなければあっても『ない』と感じる。

しかし、『赤色のものがあるんだ』というつもりになってもう一度部屋に入り直せば、既にある赤色に気づける」

でしたよね。

赤色のものがあるんだ、というつもりになったあとに、部屋に赤色のものが現象化して現われてくるわけではありません。

赤色の現象化は、既に終わったあとです

 

 

「既にあるものが現象化するまでは?」という疑問は、不要

 

…ということは冒頭の、

「既にある『望むもの』が現象化してくるまでは、どのくらいかかるの?」

「現象化って、早まったり遅くなっちゃったりするものなのかな?」

という疑問は、抱く必要のない疑問ですよね。

もう現象化が終わっているのに「現象化までは早い?遅い?」と気にする必要はありません。

 

 

「今はまだ現象化していないのではなく、既に現象化が終わっていることに気づいていないだけ」

と意識してください。

「今はまだ現象化していない」

だと、「今はまだない」という前提に立っていることになります。

今はまだないという前提にいながら、既にあるものを見ることはできません。

(赤色はないと信じ込んでいる状態で、赤色は見つけられません)

「既にある、既に現象化している」という前提に立ってくださいね。

 

 

では「既にある・現象化している」と気づくまでの時間は?

 

ここまでを聞いて、

「じゃあ、既に現象化している『望むもの』に気づけるようになるまでには、見つけられるようになるまでには、どのくらいかかるの?」

と思った方もいるかもしれません。

が、こればっかりは残念ながら、やってみないとわからないことです。

強いて言うならば、

「既にある・既に現象化していると真剣に信じている人のほうが、半信半疑の人よりかかる時間は短い」

ということくらいです。

 

 

さきほどの「部屋の中の赤いもの」の例に戻りますが、

「そうか、部屋には赤いものが既にあったんだな。よし、見つけるぞ!!」

と真剣に思っているAさんと、

「赤色があったなんて嘘だ、どうせそんなものあるわけないし…。

そんなことより、ああで、こうで…」

と気もそぞろなBさんと、どちらのほうが赤色のものを早く見つけられるか?というと、Aさんですよね。

 

 

しかしAさんが、

「赤色のものを見つけるまで、どのくらいかかるか?」

となると、こればかりは実際にやってみないとわからないこと。

事前に、

「Aさんがこれから部屋に入り、赤色のものを見つけるまで13秒です」

とか、わかったりしませんよね。

同様に、

「あなたがこれから『既にある・既に現象化しているという前提』に立ち、望むものを見つけるまで3日です」

とか事前にわかったりはしませんので、具体的な日数までは答えることができません。

 

 

ただ、具体的な日数が何日にせよ、既にある以上は必ず見つけられる日が来ます。

具体的にかかる秒数が何秒にせよ、部屋に赤色がある以上は必ずそのうち「見つけた!」となるのと同じですよ(*^^)v

 

 

望むものはこれから現象化するのではなく、既に現象化している(既にある)

 

 

「先日の記事とやらを読んでないから、部屋の赤色の例えがよくわからん…」

という方は、以下をどうぞ↓

既にある認識とは、何なのか?

 

 

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