
ネガティブな関連付けがネガティブな現実を作る
今回は「関連付け」に関してのお話です。
潜在意識の力を使ってもなかなかうまくいかない!という方もいるのですが、
そういう方はネガティブな関連付けを行ってしまっていることが多いです。
関連付けとは何か?というと、これは言葉そのまんまの意味で、何かと何かを関連付けることです。
よくある関連付けはこういうもの
引き寄せを実践している方によくあるのが、
「こんな悪いことが起きたのは、私がネガティブな思考をしていたからだ…」
という関連付けです。
ネガティブというものとその事態に関連があると考えているということですが、
いや、別に実際には関連はないですよ~。
もともとネガティブと悪いことが関連付けられているのではなく、
「その2つは関連付いているはずである」
という認識によってあとから関連付いてしまうだけです。
そうだな、たとえば…あなたがコップを割ったとします。
このとき「コップが割れた」という出来事そのものに良いとか悪いとかはありません。
仮にあなたがここで、
「ほー、コップと呼ばれている物体がさきほどと形を変えたな」
としか思わなければ、ただそれだけの出来事としてそこで終わります。
でも、実際にコップが割れたときってもっと何か感じるものですよね。
「ぎゃー、お気に入りだったのに最悪!」
とか、
「このコップのデザイン嫌いだったし、いっそ割れてせいせいしたわ~」
とかとか。
そのコップに対して「お気に入り」とか「デザインが嫌い」とかいう認識がついています。
するとそこからほとんど自動的に、
「お気に入りのものが割れたというのは悪いことである」
という思考に移り、さらにほぼ自動的に、
「このような悪いことが起きるのには何か意味があるのではないか?」
という思考に移り、
「そうだ、きっと昨日私がネガティブなことばかり考えていたことと関係が…!」
とか、
「これはなにか悪いことが起きる予兆なのではないか?」
とか、ただコップが割れたことに対していろいろと関連付けていってしまいます。
その関連付けをした以上、実際にそうなる
そのようにして、
「これはこれから起こる悪いことの予兆である」
とした時点であなたの潜在意識は、
「では、これが悪いことの予兆であったと思えるような出来事を現実に起こそう」
となりますので、実際にそのあとに何か悪いことが起きます。
するとあなたは、
「ほらね、やっぱり予兆だったんだ!
やっぱりコップが割れたことと悪い現実が起きるということは関連付けられていたんだ!」
と関連付けを深めてしまったりします。
実際には関連はなかった。
しかしあなたが関連があるとしたことにより、潜在意識の力によって関連が生まれた。
関連というのはもとからあるものではなく、あなたが作り出しているものです。
では、関連付けないか良い関連付けをすればよい
なので、こういった関連付けをしないことが大切ですね。
または、しても構わないけれど良い関連づけをすることが大切です。
仮にあなたが、
「うわお気に入りのコップが…最悪だ。
だが、これはこれ。他のこととの関連などない」
と関連付けを行わないでいたり、
「わー、きっと私の身代わりとして悪いことを引き受けて壊れてくれたんだな。
じゃあ私にはこれから悪いことじゃなくて良いことが起こるはず♪」
という良い関連付けをするのであれば、潜在意識はそこから、
「ではコップが割れたことと他のことは関連はないと思える現実を作ろう」
「ではコップが割れたおかげで良いことが起きたと思える現実を作ろう」
と働きますので、現実に関連はないままか、または良い関連ができるとなります。
すべてを完璧と関連付ければすべて完璧になる
潜在意識の話になると、
「すべては完璧だ。完璧の採用をしろ」
というふうに言われることがありますが、これは、
「すべてを完璧と関連付けろ」
と言い換えることもできます。
何が起ころうともすべてが完璧と関連付いているとするならば、潜在意識は、
「ではすべてが完璧に繋がっていたんだな~と思えるような現実を作ろう」
となりますので、目の前のことすべてがのちに完璧になりますよね。
完璧と関連付けるということは、完璧だと思うことではない
これを聞くと、
「目の前のすべてのことを完璧だと思え」
と言われていると誤解なさる方も多いのですが、
いえいえ、「完璧だと思え」とは言っていませんよ~、「完璧と関連付けろ」ですよ。
割れたコップを見て、完璧だと感じなさい!とは言っていません。
割れたコップを見て悲しいと感じてもいいんです。
ただその悲しさが、何らかの形で完璧へとつながっていると思いましょう、
あるいは悪いこととは一切つながっていないと思いましょう、ということです。
(何らかの形ってどんな形?ということについては考える必要はありません、そこは潜在意識が考えてくれることですから)
なので、あなたの目の前に問題だとしか思えないことがあるなら、それに対して無理やりに、
「これが起こってくれて嬉しい、完璧だ!」
とか思おうとする必要は一切ありません。
「私にはどうしても完璧だとは思えないのに、にもかかわらず完璧だ」
「にもかかわらず完璧だなんて意味がわからないよ…。しかしそれでも完璧だ」
とするだけです。
あなたが関連付けたものは、潜在意識が必ず現実でも関連付けてくれますし、
あなたが関連付いていないとしたものは、潜在意識が必ず現実での関連を切ってくれますよ。
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認識の変更がうまくできない理由とは?
今回は「認識の変更ができない」という方に向けてのお話です。
潜在意識はその人の持っている、
「私は○○である、世界は□□である」
といった認識を現実に反映しています。
もしあなたが、
「願望なんてそんなに簡単に叶うものではない」
という認識を持っている場合、潜在意識はあなたにそう思えそうなものしか見せないし、そのような現実しか作らないということ。
であれば、
「願望なんてそもそも叶うようにできている」
「私は完璧」
といった認識へと変更してしまえば、潜在意識はその認識どおりのことを現実に反映させ、願望は叶いますよね。
ということで、あなたの今の認識を変えましょうぞ、というのが認識の変更です。
その認識の変更を促すために、瞑想や自己観察、自愛が良いというふうに言われます。
ここまでは聞いたことがあるかもしれません、そして、
「なるほど理屈としてはそうだ、では認識の変更をするぞ!」
と瞑想などに取り組んでも…、
「でででで、できない!!」
となる方も多いと思うので、
「認識の変更がなかなかできない方って、こういう理由でできないんじゃないかな?」
と私が思っていることについてお話していきます。
「認識の変更は難しい」という認識があってできない
認識の変更ができない理由のひとつとして、
「認識の変更はそう簡単にはできないものである」
という認識を持っているから、というのがあげられると思います。
世の中に出回ってる本やサイトの情報を見ていると、
認識の変更をした方のお話はたくさん読むことができると思うのですが、
そういうものを読んでいると、
「なんか認識の変更ってすげぇものなんだ、
きっと変更できれば素晴らしい悟りの世界みたいなところに行けるんだ!」
みたいな印象を抱く方も多いかもしれません。
実際にはそんな大仰なものでもないのですが、
「なんだかとてつもなくすごいものであるはずだ」
と認識すると、
「私はダメだから、そんなすごいことはそうそう簡単にはできないだろう」
となりますし、簡単にできないと認識した以上は簡単にできなくなります。
潜在意識がうま~~いこと、なかなか結果が出ない方向に導いてくれちゃいます。
余計なお世話なんだけど、潜在意識は認識を現実にするのが仕事なもんで、仕事しちゃう(;^ω^)
認識の変更ができないことに焦り、情報収集にいそしんでしまう
そうして簡単にできないとなったとき、
「あ、それは私に簡単にはできないという認識があるからじゃないのかな?」
と思う方はあまりいなくて、できないことに焦ってしまって、
「できないのは私の知識が足りないからではないか?」
「認識の変更がどのようなものであるのかをちゃんと理解・納得できない限り認識の変更はできない」
というふうに思う方が多いように思います。
これも認識の変更ができなくなる理由のように思います。
やりたいことについて学ぼうという姿勢自体は良いと思うのですが、
認識の変更をしたことのない方が認識の変更についてしっかり理解するというのは、
残念だけれどできないです。
たとえば、車の運転マニュアルを読んだだけで一度も運転したことのない人が、
運転をしたことのある人と話をしていても、したことない人にはよくわからないと思います。
せいぜいで「漠然とこんな感じかなと思う」くらいまでしかできないですよね。
そこで、
「ちゃんと運転したときっていうのがどういうものかわからないと運転できるようにならない!」
とどんなに詳細な話を聞いても聞いても、経験するまではわからないです。
認識の変更に限らずどのようなものでも、
「どういうものかわかれば経験できる」
のではなく、
「経験するとどういうものかわかる」
ですから、ある程度認識の変更について調べるのは良いのですが、
「ほっほー、だいたいこんな感じのことなのかな?」
くらいの知識を得たあとは、とりあえず瞑想なりなんなり、あなたが良いと思ったものをしばらく実践なさってみるといいと思います。
あまり、焦らないことが大切です。
2,3日やって認識の変更がされなかったからといって、
「やっぱりもっと調べなきゃダメなんだ」
と、また「わかれば経験できる」に戻ってしまい、知識を得ることに懸命になってしまいがちですが、こうなると、
知識を得る→やってみる→ちょっと不安になるとまた別の知識を得る→やってみる→ちょっと不安になるとまた…、
という繰り返しにハマってしまって抜け出しにくくなっちゃいます。
淡々と「これをやってみよう」と思ったことを実践しつづけてみてください。
認識の変更以前に、認識が現実化すると信じていない
そして、認識の変更ができない理由として一番多いんじゃないかな?と思うのが、
「そもそも、認識が現実化することを信じていない」
というものです。
認識の変更に取り組みながら、
「さぁ、これで現実は変わるのか?」
と現実を見張る方が多いのですが、これって、認識が現実化するという証拠がほしい、ということですよね。
つまり、いまは認識が現実化すると信じていないということですよね。
なにかしら内面が外側に反映されるという証拠が現実に出てくれば、
そのときこそはそう信じるけど…という感じではありませんか?
ただ、内面で認識が現実化することが「ない」と思っているのに、外側に「ある」証拠なんて絶対に見つからないです。
内面が外側に出るんだから、内面にないものが外側に出てくるはずはない。
先日ルビンの壺のお話をしたのですが、もう一度。

白を見ると横顔に、黒を見れば壺に見えます。
この絵を横顔だと信じている人には、壺を見ることはできません。
「壺があるという証拠が現実に現れれば、壺を見ようとしますよ」
と言われても、その人がまず「壺を見よう」と考え方を変えないかぎりは現実に壺(証拠)を見ることは不可能です。
同様に、
「引き寄せがあるという証拠が現実に現れれば、本気を出して内面を変えよう」
という感じのスタンスでいても、まず「引き寄せはあるのだ、内面を変えよう」としない限り、現実にその証拠を見ることはできません。
むしろ疑っているにも関わらず「ある」という証拠が出てくるほうが変ですし、
私としては、どれだけ探しても「ある」という証拠が出てこないことこそが、
内面が現実に反映されている証拠なんじゃないか?と思ってほしいところなのですが…。
認識の変更をしようとする前に…
そもそも認識の変更というのは、「認識が現実化する」という大前提にのっとり語られていることです。
その大前提を「ないんじゃないの?」と疑ってしまっては、これはそもそもお話が成り立たなくなっちゃうんだぜ…(´;ω;`)
このような場合はまず、
「認識の変更ができない、どうすればいいのか?」
ということの前に、
「私はそもそも、認識が現実化するという話を信じているのか?
信じていないなら、これから信じてやってみるのか?
それとも、信じずに今までと同じように生きていくのか?」
ということについて、心からじっくりと考えてみてほしいと思います。
そのうえで、
「このまま死ぬのは嫌だ、私は信じてみたい、やってみたいんだ!やってみよう!」
と思ったのであれば、そのとき改めてまた認識の変更に取り組んでみてほしいです。
「信じられないけど一応やってみて、それで証拠が出てきたら信じよう」
というスタンスでやっていたときとは、感じるものや得られるものが変わるはずですよ。
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充足を見ると、うまくいく?
今回は「充足を見る」についてのお話です。
願望実現の話になると、充足を見ることでうまくいく、と語られることもあるのですが、
「充足を見るってどういう意味?なんでそれをすると願望実現するの?」
と不思議な方もいるかもしれませんので、私なりにご説明していきます。
充足を見る前に、以下の絵を見てください
ではではまず、有名な「ルビンの壺」をご覧ください。
いきなり何やねんと思われそうですが、ままま、そう言わずどうぞ~。

黒い部分に注目すると、壺に見えます。
白い部分に注目すると、向かい合った横顔が見えますね。
ちょっと、壺を見ようとしたり横顔を見ようとしたりしてみてください。
見ようとしたほうが見えますよね。
では次は、横顔と壺を両方同時に見てください。
…と言われても、これはできないと思います。
どっちかが見えればどっちかは消えますね。
そう、人は2つのものが存在していても、見ようと思った片方しか見ることができません。
あなたが横顔を見ているときにも、あなたの目の前に壺は存在しています。
しかしあなたには、その目の前の壺を見ることは決してできません。
人間の脳って、絵を見たときだけではなくいつでもどこでもこのように働いています。
充足を見ることは、不足の視点を持っている以上できない
今あなたが「願いが叶わない」と思っているとします。
これは「現実が充足していない」と思っているということですよね。
不足していると思っている、その不足を埋めたいと思っている。
でも実はすでに、本当はあなたはもう充足をしています。
こう言うと、
「いやいや、充足なんてしてねーよ!どこに充足なんかあるんだ!!」
と思うかもしれませんが、それは、あなたが「ない」という視点に立って物事を見ているため。
「これは横顔だ、絶対にそうだ」
とかたく信じている人に、
「実はあなたの目の前に壺があります」
と言っても、
「いやいや、絶対にねーよ!どこにあるんだよ!」
となるのと同じです。
「間違いなく不足している」
とかたく信じ「不足」という視点からものを見ている人には、
充足を見い出すことはできないんです、充足が目の前にあっても知覚できなくなります。
では、あるはずの充足をちゃんと知覚するためにはどうすればいいの?というと、単純です。
充足を見ようとすればいいだけです。
横顔しか見ることのできない人が壺を見るためにはどうすればいいのか?
というと、「壺を見よう」とすればいいだけですよね。
同じように、充足を見たいのであれば「充足を見よう」とするだけで充足は見えてきます。
ということで、自分や自分の生活の不足部分ではなく、充足部分を見ようと意識してみてください。
充足を見ると意図すれば、今見えないものが見えてくる
「いやいや、ということで充足を見ようとしてねと言われても、具体的にどうすればいいんだ?」
というと、これは…そうですね、ただ単に「ある」ものを「ある」と認めていったり、
なんか好きなこと・楽しいことをやろうとしてみたり、
「嬉しいな~」と感じたときに、その嬉しいな~という気持ちを大事にする…という感じです。
嬉しい楽しいと感じたとき、人ってそれをわりとサラ~ッと流したりします。
「きゃー、好きな芸能人がテレビに出てる、かっこいい!」
というときあなたは充足を感じている(充足を見るができている)のですが、
こういうときってそれが充足だとかあんまり感じないですよね。
わりと当然のこととしてサラリと流して、
「それよりこの問題をどうしよう、足りない足りない」
とそっちに意識を集中しがちです。
ではなく、普段はないことにしてるような充足を意識して見てみてください。
意識しないだけであるわけですから、見ようとすれば見えますよ。
おそらくは、あなたが今思っている以上に多く。
これが「充足を見る」です。
充足を見るとは、今あるもので満足しろということではない
充足を見る、と聞いたとき、無理にポジティブに考えようとする方もいるのですが、そこまでしなくて構いません。
ポジティブシンキングというのは、
「コップに水が半分しかないと思うのではなく、半分もあると思いましょう」
みたいなヤツですね。
「この芸能人かっこいいー!」
というのと同じように自然に、
「わー、半分もあってよかった!」
と思えるのであればそれで良いのですが、
「う、うぐぐ…半分しかないけど…ここで半分もあると思わねば、半分もあることに感謝せねば!」
というのは充足を見る、をやっているわけではなく、不足を見ながら充足だと思おうとしているだけです。
「この絵は横顔だけど、この横顔を壺だと思いこまねば!」
みたいな感じですね、それは壺を見ていることにはならないです。
こういうときにはただ、
「コップに水が、半分ある」
とだけ思ってください。
半分しかないではなく、半分もあるでもなく、半分ある。
ただ半分あるので半分あると思う、というだけです。
それまでは上半分の空の部分を見て「水がない!」と思っていたものを、
下半分を見て「水があるな」と思えただけで十分です。
これだけでも「ない」ではなく「ある」を見ていることになりますから、ちゃんと充足を見る、をやったことになります。
充足を見るというのは無理に前向きに考えなさいとか、
いまあるもので満足しなさい、というものではありません。
充足を見るうちに、実際に現実が充足してくる
最初は慣れないかもしれませんが、そうして充足を見ることによって、
「あぁ、今まで気づかなかったけど充足はこれほど私の近く、私の中にあったのか」
みたいに考えが変わっていくと思います。
そして、そのようにあなたの視点が不足から充足に変わってくると、
今度は徐々に不足している部分を見る・感じるのが難しくなってきます。
そのうち何かの拍子にガッと一気に、脳が不足を知覚することができなくなることもあります。
そのように急に不足を知覚できなくなったとき、
「突然、この世には充足しかないと気づいた」
といった感覚に陥るかもしれません。
(ただ、必ずしもなにかの拍子に一気に視点のズレが起こるとは限りません。ずっと緩やかにズレていく方もいます)
こうなればしめたもんです、あとは本当に、充足の方向に現実が変わっていきますよ。
あなたが充足を見る以上、潜在意識は不足した現実は作れない
「私は不足している」という認識を持っている以上は、
潜在意識があなたに見せるもの、実現するものは「不足している現実」でしかありません。
けれどあなたが「私は充足している」という認識を持った以上、
潜在意識はあなたのその認識に従い、充足しているものを見せ、充足した現実を作るしかなくなります。
認識や観念、信念を現実化するのが潜在意識の仕事な以上、そうするしかない。
充足していると認識しているのに不足が訪れる、ということはありません。
それは「横顔だと認識しているのに壺が見える」ということですが、これは無理ですよね。
さすがの潜在意識にもそんなことはできません、認識しているほうしか見えないし実現できないです。
多くの方が、
「現実が充足したら充足していると思おう」
と考えています。
けれどこれは、
「壺が見えたら壺を見ようと思おう」
です。
先に壺を見ようとしない限り、現実に壺が見えることはありません。
同じように、充足を見ようとしない限り、現実に充足が見えてくることはありません。
現実に望むものが出現したら見よう、ではないです。
見ようと思うから望むものが出現する、です。
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何もしないでいいわけあるか!と普通は思うが…
今回は「何もしない」に関してです。
「潜在意識の力で何かを叶えたいとき、重要なのは『何もしない』ことである」
「何もしないでもうまくいく」
そのように言われることもありますが普通はこれを聞くと、
「バカな…家で寝転がってればそれでいいというのか!?」
みたいな気持ちになったりしますよね。
だけど、何もしないというのはそういう意味ではないよ~ということについてです。
「何もしないでいいはずがない」は顕在意識の解釈
私たちは普通何かを叶えたいというとき、とにもかくにも「何かしなきゃ」と考えます。
「現時点において、私は願望実現に必要なものを持っていない」
という前提で、
「だからまずはその必要なもの(知識なりなんなり)を手に入れねばならない」
「そして手に入れるには何かをせねばならない」
と考えるので、何かをしたくなります。
ただ、これって実は前提から違っちゃってるんです。
本当はあなたは現時点において、願望実現に必要なものはすべて持っています。
「そんなもん持っとらんわー!!どこにあるのか言ってみろー!」
と思うでしょうが、どこにあるのかって、そこそこ、ほら、あなたの頭の中ですぞー。
何かをすることで「私は持っていない」という前提を強める
俗に、
「顕在意識は3%、潜在意識は97%」
と言われますが、あなたが「持ってない」というとき、それは3%の力のみで判断していること。
残りの97%のほうには、顕在意識には思いもよらないほどのデータが保存されてます。
そっちの中にもう、あるんです。願望実現に必要なものが。
でも多くの方はこう言われても、
「そんなの信じられない」
と思います。
目にも見えない、耳にも聞こえない、肌でも感じられないようなものをあると言われてもどうにもこうにも信じがたいし、
「いや、やっぱりないんじゃないの?」
という顕在意識のほうの判断を重要視してしまう。
なので、
「やっぱり、何もしないでいいはずがない」
と何かしてしまう。
けれどそうして何かをすればするほどに、
「現時点において、私は願望実現に必要なものを持っていない」
という前提を肯定し、強く、深くしているということです。
何かをすることで、
「私は潜在意識の力は信じません、自分がもう既に力を持っていることなど認めません」
と表明しているようなものなんです。
潜在意識のほうは素直なので、
「なんで信じてくれないの!やんなっちゃう!」
とか怒ったりしません。
あなたが思ったことそのままに、
「潜在意識の力を信じることができないような現実」
「自分には力なんてないんだと思うことができるような現実」
を作ろうとします。そして、
「ほら、やっぱり私にはまだ必要なものが足りないんだ、私はダメなんだ」
と思うような現実が訪れます。
(訪れますって言っても、実際にはどっか遠いところから訪れてくるわけではなくて自覚なしに自分で作っているのですが)
そうなるとますます、何かせずにはいられなくなる。
大概の方がこのループにはまっていると思いますので、
まずはこのループから抜けることが大切です。
何もしないことで「私は持っている」という前提に立つ
潜在意識の力を使って願望を実現したいというとき、
まず何をおいてもしなければいけないことって、潜在意識の存在を認めることだと思います。
ハサミを使って何かしたいときに、まず何をしなければいけないかというと、
大前提としてハサミの存在を認めなきゃいけないですよね。
「ハサミは存在しない」という前提で、ハサミを使うことはできないですから。
たとえがハサミだと、
「そりゃそうだ、ハサミがあると認めない人間にハサミを使うことなどできるはずがない」
と思うと思うんですが、これが潜在意識になると、
「潜在意識の力などないのではないのか」
「私の頭の中に実現する力などないはずだ」
と、その存在を認めない状態でその存在の力を使おうとしてしまう方が多いです。
これだとうまくいかないのでまずは、
「現時点において、私は願望実現に必要なものを持っていない」
といういまの前提を、
「現時点において、私は願望実現に必要なものを持っている」
という前提に変える必要があります。
何もしないことで、必要なものが現れる
「わかったなるほど、ではそのような前提に変えるために何をすればいいの?」
と言うと、「何もしない」んです。
もう少し正確に言うならば、
「『現時点において、私は願望実現に必要なものを持っていない』
という前提の上に立ちやっていることをやめる」
かな。
実現のためにまずは情報収集だ!と思ってやっているならそれをやめる。
実現のためにまずは人脈作りだ!と思ってやっているならそれをやめる。
それらは「実現のための情報や人脈が今の私にはない」という前提に立っているからこその行動なので、その行動を続ける限り、前提を肯定することになります。
その前提を放棄するためには、その前提のもとやっていることをやめる…、
つまり何もしない、となります。
何もしないことにより、
「必要なものならもう全部持ってる。もう持ってるものを手に入れようとする必要はない」
と認めたことになり、前提を「すでに持っている」に変えたことになります。
そして、「すでに持っている」という前提に立てば潜在意識はそこから、
「じゃあ、すでに持っていると思うことができるような現実を作ろう」
となりますので、
「あ、なぜか情報収集をやめたら必要な情報が入ってきた。
既にあると認めたら、本当にそれが目の前に姿を現した!」
となります。
(これもどこか遠くからやってきて姿を現しているわけではないです、自覚できないだけで自分でその現実を作っています)
「何もしない」に対するよくある誤解とは?
よくある誤解が、
「何もしないでいるとずっと今の状態が続くのではないか?」
というものですが、いえいえ、そんなことはないですよー。
「何もしないと同じ状態が続く」
わけではなく、
「何かしようとするから同じ状態が続く」
んです。
何かしようとすることで、「私には必要なものがない、現状では不足している」という前提を肯定しているからです。
その状態を肯定するから、その状態が続きます。
何もしないことでその状態を否定したことになりますので、むしろ今の状態は変化しますよ。
「何もしない」は「何もしてはいけない」ではない
あと「何もしない」と聞いて「何もしてはいけない」という意味だと誤解する方も多くいます。
いや、決して何もしてはいけないわけではありません。
さきほども言いましたが「何もしない」というのは、
「『現時点において、私は願望実現に必要なものを持っていない』
という前提の上に立ちやっていることをやめる」
ということですから、家の中で石のように固まっていなさいとか、
やりたいことがあっても我慢してやらずにいなさいとか、そういう意味じゃないです。
「やらねばいけないのではないか」という恐怖や義務感でやっていることをやめる、という感じかな。
「別に義務感とかじゃなくて、私は本当に趣味で絵を描くのが大好きでやりたいんだけど…」
といった場合にそれをこらえて何もしないでいる必要はありません、
そういう自分がワクワクすることはむしろやったほうがいいと思いますよ(*´ω`*)
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なぜか知らないけどって…知らなくていいの?
今回は「なぜか知らないけど」のお話です。
アファメーションの一種に、
「なぜか知らないけどうまくいく」
「なぜか知らないけどお金が入ってくる」
というふうに、なぜか知らないけど…とつけるというものがあります。
これについてお話していきます。
なぜかはちゃんと、潜在意識が知っている
これは、
「うまくいくってどうやって?」
「お金が入ってくるって具体的にどんな方法で?」
というふうに、ついついうまくいく理由や方法を考えてしまう方におすすめです。
顕在意識はそういったことを考えるのが得意ですが、
顕在意識がそうしてぐるぐる思考を巡らせている間、潜在意識の力は抑えられてしまいます。
なので巷では、
「過程について(顕在意識で)考えず、潜在意識にお任せしましょう」
というふうに言われます。
けれどそうは言われたって、方法もなにもわからないと不安だしつい考えちゃうものですよね。
そこで「なぜか知らないけど」が出てきます。
もう最初に、なぜか知らないけどと前置きしておくことで、
なぜ?と問いたがる顕在意識を封じてしまいましょ、という感じですね。
まだやったことのない方は一度試してみてほしいなと思います。
やり方は簡単です、顕在意識で、
「一体どうすれば…うまくいくってなぜ、どのような理由があってそう言えるのか?」
となぜかを知りたくなるたびに、
「でも、なぜか知らないけどうまくいくんだよなー、これが」
「どのような理由でって、そんなの知らないよ~。なぜか知らないけどって言ってるじゃない」
と繰り返してみてください。
そのうち、
「そうだ、なぜか知らないけどうまくいくんだな~」
という気持ちが強くなり、あまりなぜか?とかどうやれば?ということについて考えなくなっていきます。
それに伴って、実際にうまくいくようになってきます。
あなたが顕在意識上でなぜかを知らなくても、潜在意識のほうはなぜうまくいくか、
どうやればうまくいくのかを知ってますから大丈夫ですよ(*^^)v
「なぜか知らないけど」でうまくいかない場合は?
けれど中には、
「私はもうそれ、やったことある。
でもなぜか知らないけどって言うたびにむしろ、
『それでいいのか?なぜかを知りもせずにうまくいくわけないだろ!』
という気持ちのほうが強くなってしまって、よけいに不安になってダメだった…」
という方もいると思います。
実はね、私も最初そうでした(;^ω^)
上に書いたように、なぜか知らないけどって言っているうちにスンナリと、
「まぁなぜか知らないけど、それでもいいじゃない」
となってくるタイプの方もいるとは思いますが、私の場合は逆、
「なぜ、なぜかを知らなくてもいいわけ?」
と、よけいになぜかを知りたくなるという…あなたもそうかもしれません。
では、このような場合はどうすればいいの?というと、一つ私のおすすめの方法があります。
それはどんなものかというと、
「もういっそのこと、なぜなのかを徹底的に考えてみる」
という方法です。
私はこれでうまくいきました。
ちょっとここから先は自分語りみたいになりますが、お付き合いいただければと思います。
「なぜか知らないけど」に納得できない理由とは?
なぜだか知らなくてもいい、考えなくてもいいと言われてもどうしても考えてしまう。
そのような方の中にはおそらく、
「物事を事前に理解したり、分析しておくことが大切だ」
「それらをせずにうまくいくことなどありえない」
「理解できなければ潜在意識の力を使えるようにはならない」
といった強い認識があると思います。
この認識があると、スンナリはいそうですかとは思えませんよね。
私にもこのような強い認識があり、どうしてもなぜかということを考えずにはいられませんでした。
なので、私はとにかく徹底的に考えました。
死ぬほど考えを巡らせれば、なにかひとつくらいはわかることがあるんじゃないかと思ったんです。
そしたらそのひとつを足がかりに、もっと潜在意識について知ることができるようになるかもしれない!
そう思い考え続けました。
考えても考えてもわからないのですが、それでも諦めるものかと考えました。
そしてついに!
ある瞬間にフと、とっても重大なひとつのことがわかりました。
「なになに!?なにがわかったの!?」
というと…、
「どんなに考えてもわからない」
ということがわかったんです。
考えつくした結果「なぜか知らないのは当然」と気づいた
なんじゃそりゃ…って思うかもしれませんが、うーん、なんというか…。
もう限界だ、もはやこれ以上考えることなど何もないんじゃないかというくらいまで考えているのに、
それでも何もわからないという事実を目の前にしてあるとき急に、
「あぁ、私には本当に本当に、なにもわからないんだな。
私がなぜなのかを知ることは、できないのだ」
ということがストンと腑に落ちたんです。
そのあとこう思いました。
「あぁ、私は、
『私にならわかるはずだ、知ることができるはずだ、そのような能力があるはずだ』
という前提の上に立っていた。
そのような前提があれば何かがわからないとき、
『本来私にはわかるはずのことが、わからないなんて…』
と思い、わかろうと悩みだす。
だけど、そもそも『私にはわかるはず』という前提そのものが違ったのだ。
そもそも、私にはわかる能力など最初から備わっていない、そんなものはハナからなかったんだ。
もともとわかる能力を持っていないのだから、わからないのは当然だ。
なんだ、なぜだかわからないということなど、当たり前のことじゃないか」
と。
「私にはわかる」から「私にはわからない」へと、認識の変更が行われました。
そうして「私にはわからない」という認識を持ってみると、
「え?だったら私、なんのために考えるの?
わからないってわかってるのになにをわかろうとしてるの??
そんなの、潜在意識に任せればいいじゃない。
私(顕在意識)にはわからないことをなんとかしたいなら、わかるもの(潜在意識)に任せることのほかに何があるというのだ?」
と思ったんです。
このとき私はやっと、
「あなたがなぜかを考える必要はない、潜在意識に任せなさい」
という言葉に心から納得できました。
自然と「そうだな、そうしようっと」と思えて、
「私がなぜか知らないのは当然、だって知らないんだもん」
と言えるようになりました。
なので私は、
「『なぜかを知ろう』とすることを通じて『なぜかは知りえない』ということを知ってほしい」
と思います。
「なぜか知れるはず、わかるはず」
そのような認識を手放すことが大切なのではないかと、そう思うんです。
なぜか知らないけど、と唱えるのは認識の変更を促すため
そのような認識を手放すために行われるのが、
「なぜか知らないけどうまくいく」
というアファメーションです。
それを唱えることで徐々に、
「知る必要はない、わからなくても別にいい」
という認識のほうが強まり、認識の変更が行われていくわけですね。
そしてもうひとつの認識の変更方法が私のやった、
「なぜか知らないけど、だなんてありえない、絶対に知ってやる!」
というつもりで考え抜くという方法です。
これをするといずれ、自分のいかなる知識や知恵、経験をもってしても、
なにも知りえないということを知るはずです。
そのとき、気分はとても爽快ですよ。
「あぁ、私はもともと、何かを得ようとか知ろうとか悩む必要などなかったんだ」
ということに気づくからです。
逆説的ですが、なにも知らなくていいということを知ると、
今考えてもわからないことがわかるようになりますよ(*´ω`*)
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