観念を変えるのは、難しい?
今回は観念についてのお話です。
引き寄せの法則とは「観念が現実になる」という法則です。
であれば、
「現実を変えたいのであれば、まず観念を変える必要がある」
ということ。
(「観念を変える」というのは「ブロック解除/信念の書き換え/認識の変更/設定の変更/立ち位置を変える」などとも表現されることがありますが、すべて同じ意味です)
ここでおそらく誰もが、
「でも、観念を変えるってものすごく難しいんじゃないの?」
と思うのではないかと思いますので、ここについて詳しく説明していきます。
感情や思考を変えるより、はるかに楽
私は「観念を変える」というのは、みなさんが思っているほど難しいことではないと思っています。
変えるのにかかる時間や労力には個人差がありますが、少なくとも、
「感情や思考を変えようとするのに比べれば、観念を変えるほうが絶対に早くて簡単」
ということは断言します。
引き寄せがなかなかうまくいかないという方を見ていると、
「観念ではなく、感情や思考を変えようとしている」
という方がとても多いように感じます。
本当は悲しいのに、無理やりに「ウキウキワクワクしていなきゃ!」とポジティブな気持ちでいようとしたり、強引に前向きに考えようとしたりなどです。
「観念を変えるだなんてなんだかすごく難しそうだし、それに比べれば感情や思考を変えるほうがまだ楽なのではないか」
という思いから、難しいほうを避けて感情・思考を変えようとしているのかもしれません。
しかし先ほど断言したとおり、感情・思考を変えるのに比べれば、観念を変えるほうが絶対に簡単です。
なぜ観念を変えるほうが簡単なのか?
そもそも人間の脳というのは、
①観念
↓
②観念に則った感情
↓
③観念に則った思考
↑こうなるようにできています。
たとえば「私はダメな人間だ」というネガティブな観念があるとします。
その場合は、
①ネガティブな観念
↓
②観念がネガティブなので、それに則ってネガティブな感情が出る
↓
③観念がネガティブなので、それに則ってネガティブな思考が出る
というふうになります。
「ネガティブな観念があるのに、なぜかポジティブ感情やポジティブ思考が出てくる」
ということはありません。
これはもう、脳の構造がそういうふうにできている以上は、気合いや根性では変えることのできない部分です。
例えるなら、
「ひまわりの種である以上、種からはひまわりの芽や花しか出てくることはない。
なぜかバラの芽が出てバラの花が咲くことなど、構造上ありえない。
どんなに気合いを入れても根性を出しても、バラに変えることはできない」
というのと同じようなものです。
「ネガティブな観念からはネガティブな感情・思考が生まれる」
というのは絶対のことで、ここを変える方法は今のところありません。
そのような方法がないため、ほとんどの方は、
「無理にポジティブな感情・思考をしようとしても、辛くて途中で挫折する」
となります。
しかし、途中で辛いと感じること・挫折することはある意味で良いことだと思います。
無理やりなポジティブ感情・思考を強引に続けると、身体にも精神にも相当の負担がかかりますので、何らかの病気や障害に繋がってしまうこともあります。
途中で辛くなってやめるというのは、脳が自分を防衛しようとしているからです。
強引に自分に鞭を打って続けるよりは、やめたほうがまだマシではないかと思います。
観念を変える方法はたくさんある
「ネガティブな観念からはネガティブな感情・思考が生まれる」
この脳の仕組みを変える方法は今のところありませんが、
「ネガティブな観念をポジティブな観念に変える」
という方法ならば、既にいくつも存在しています。
コーチングやカウンセリング、認知行動療法…などなど、他にもいろいろな方法がいろいろな人の手によって編み出されています。
こうした方法によって観念をポジティブなものに変えれば、
①ポジティブな観念
↓
②観念がポジティブなので、それに則ってポジティブな感情が出る
↓
③観念がポジティブなので、それに則ってポジティブな思考が出る
↑こうなります。
「ポジティブでいなければ!」と思わずとも、観念が変われば自然とポジティブな感情・思考になります。
こちらは例えるならば、
「ひまわりの種は捨てて、新しくバラの種を買って植えた。
であれば、バラの種からはバラの芽が出てバラの花が咲くのが必然」
という感じです。
観念を変えることは、短期的な自己投資
もちろん、観念を変えるためにも多少の時間や労力は必要ではありますが、このときにかかる時間と労力に対しては、
「短期間の自己投資である」
というふうに考えてみてほしいです。
ここで、
「観念を変えるのに時間や労力をかけたくない。
だから観念は変えずに感情・思考だけを変えよう」
というふうにならないでほしいな、と思います。
それはまるで、
「バラの種を買いに行くのに時間や労力をかけたくない。
だからひまわりの種からバラの花を咲かせよう」
というようなもので、結局はバラの種を買いに行くよりも、はるかに時間や労力のかかるほうを選択してしまっています。
(このように、無意識とはいえ困難なほうを選択している人に対して、引き寄せでは「あなたは叶わないことを叶えている」と言うことがあります)
余計な時間や労力はかけたくないと思うのであれば、だからこそ観念を変えることのほうを選択してみてください。
引き寄せに取り組んでいる方たちを見ていると、
「観念を変えるということに対して、実際以上にとんでもない時間と労力がかかると思い込んでいる方が多いようだな」
と感じます。
もちろん最初に言ったように個人差はあるのですが、私はしっかりと取り組めば1週間前後で何か変化があるのではないかと思っています。
5年も10年もかかるようなイメージを抱いているかもしれませんが、いくら個人差があるとはいえ、そこまで長期間人間の観念が変わらないなどということはさすがにないだろうと思います。
対して「ひまわりの種からバラの芽を出そう」という取り組みは、5年経っても10年経っても実を結ぶことはありません。
実際に、5年、10年の間引き寄せジプシーを続けているという方も、中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような方が思い切って観念を変える作業に取り組んだとき、
「あまりにもあっけなく変わったので拍子抜けした。
こんなに早く変われるなら、もっと早くにやればよかった」
と仰ることもよくあります。
これまでやったことのないことは、最初はどうしたって怖いものです。
「思っている以上に大変だったらどうしよう…」
と避けたくなるお気持ちもわかりますが、おそらく、
「いざやってみたら、恐れるほどのことではなかった」
と思うはずですので、ぜひ観念を変える作業に取り組んでみてください。
観念を変える作業がどのようなものかについては、以下の講座で詳しく解説していますので参考にしていただければ嬉しいです。
感情や思考を変えようとするのに比べれば、観念を変えるほうが絶対に早くて簡単。
引き寄せメソッドってどういうもの?
今回は引き寄せメソッドについてです。
先日、
引き寄せメソッドについて、どういうものがあり、岡野さんはどういうものをおすすめされているのか伺いたいです。
というご質問をいただきましたので、これについてお答えしていきます。
引き寄せメソッドは「心のトレーニング法」
まずは、
「引き寄せメソッドって何?初めて聞いた」
という方もいるかもしれませんので、引き寄せメソッドについての説明をします。
引き寄せメソッドとは簡単に言うと、
「人間の観念をより良く変えるための方法」
です。
「人間の心の状態をより良く変えるための方法」
と言い換えてもいいかもしれません。
引き寄せの法則とは、その人の持っている観念が現実になるという法則です。
そのため、悪い観念を持っているのであれば悪い現実が作られますし、良い観念を持っていれば良い現実が作られます。
今は悪い現実が作られているけれど、もっと良い現実にしたいと思うのであれば、まずは自分の観念を今よりも良いものへと変える必要があります。
そして、観念を今よりも良いものへと変えるための方法が引き寄せメソッドです。
これは肉体に例えるとわかりやすいかもしれません。
あなたに体力がなければ短い距離しか走れませんが、体力があれば長い距離を走れます。
今は短い距離しか走れないけれど、もっと長く走れるようになりたいと思うのであれば、まずはもっと自分の体力をつける必要があります。
今よりも体力をつけるための方法として色々なトレーニング法があるかと思いますが、このトレーニング法にあたるのが引き寄せメソッドです。
肉体を強くするためのトレーニングではなく、心を強くする(観念を良くする)ためのトレーニングのことを引き寄せメソッドと呼ぶのだというふうに考えると、わかりやすいのではないかなと思います。
引き寄せメソッドは2種類に分けられる
肉体を強くするためのトレーニングには、ジョギング、スクワット、腹筋、腕立て…などなどなど、さまざまな方法がありますよね。
心を強くする(観念をより良くする)ためのトレーニング(引き寄せメソッド)にも、アファメーション、なる式、自愛、完璧認定、自己観察…などなど、さまざまな方法があります。
本当にたくさんの種類の引き寄せメソッドがあるのですが、どのような方法であろうとも、
「今よりも心の状態を良くする(今よりも持っている観念を良くする)」
ということが目的です。
どのような肉体のトレーニング法であろうとも、
「今よりも肉体の状態を良くする」
ということが目的なのと同じです。
引き寄せメソッドは大きく分けると、
①「叶う」と決めてあとは何もしない系…なる式、完璧認定、行動不要etc.
②徐々に「叶う」と思えるようになっていく系…アファメーション、自愛、自己観察etc.
この2つの系統に分かれるように思います。
例えば引き寄せでは、
「叶うと決めたらあとは何もしなくていい」
と言われることがありますが、これは①の「叶うと決めてあとは何もしない系」です。
逆に、
「日々自分の良いところや、できたことに目を向けていきましょう」
などは②の「徐々に叶うと思えるようになっていく系」です。
これは肉体で例えるならば、
①「完走する」と決めてあとは何もしない、意志の力で完走する系
②意志の力だけでは完走は厳しいので、徐々に完走に向けて体力をつけていく系
という感じです。
このように言うと、
「①は意志の力で乗り切るってことか…それって気合いが必要そうだな…」
と思うんじゃないかと思いますが、まさにそのとおりで、①のほうが②よりも気合いが必要になります。
「完走するぞ!」という決意だけで完走できるのは、既にある程度肉体が強い方です。
このようにある程度強い方は、①のやり方でもOKです。
逆に、ほんの少し走っただけで息切れが…という体力のない方には②が向いています。
引き寄せメソッドも同じで、「叶えるぞ!」という決意だけで叶えきることができるのは、既にある程度心の状態が良い方、ある程度自分に自信を持っている方、ある程度根性がある方です。
このような方は、①叶うと決めてあとは何もしない系でもOKです。
逆に、心の状態があまり良くない方、すぐにネガティブになったり、すぐに「どうせ私なんか…」と思ったり、自分に自信がないといった方には、②徐々に叶うと思えるようになっていく系のほうが適していると思います。
あくまでも私の印象なのですが、引き寄せメソッドに取り組んでいる方を見ていると、
「②のやり方が向いているだろうに、無理に①のやり方をしようとしているな」
という方が多いように思います。
①はよく「何もしなくても叶う」と言われるので「それは楽そうだな」と思えて①を選んでいるのかな?と思いますが、実際には①は「とにかく気合いで完走しよう(とにかく気合いで叶えよう)」という感じのものなので、実はしんどいやり方です。
実際、なる式などの①系のメソッドに取り組んで、
「でもどうしても叶うと思えない、私には無理だ…」
と、途中で挫折した経験がある方は多いのではないでしょうか。
走り出したはいいものの、途中で体力が尽きて「どうしてももう走れない…」と立ち止まってしまう状態に似ているかと思います。
このようになっている場合、無理に①のやり方にこだわらず、②のやり方に変えたほうが結果的に早く楽に完走する(叶える)ことができます。
引き寄せメソッドを善悪で判断しない
さきほど、
心の状態があまり良くない方、すぐにネガティブになったり、すぐに「どうせ私なんか…」と思ったり、自分に自信がないといった方には、②徐々に叶うと思えるようになっていく系のほうが適していると思います。
と書きましたが、中にはこれを聞いて、
「心の状態が良くないとか…ひどいこと言われた…。
なんだか『お前はダメ人間だ』って言われたみたいだわ…」
と思った方もいるかもしれません。
けれど私は決して「心の状態が良くない」というのをダメなこと、悪いことだとは思いませんし、責める意味でも言っていません。
体力のある人は善人で、ない人は悪人でしょうか?
健康な人は価値のある人間で、病気の人は価値のない人間でしょうか?
決してそんなことはありませんよね。
体力のあるなしや心の状態の良し悪しと、人間としての価値はまったく関係のないことですので、ここを混同しないように気をつけてほしいと思います。
「体力のある人は善で、ない人は悪(心の状態の良い人は善で、良くない人は悪)」
というようなジャッジをすると、
「つまり①をやる人のほう価値があるんだ→私は価値ある人間でいたい→だから②をやるわけにはいかない」
みたいな意地が出てきて①にこだわってしまいます。
「①気合いで完走できる人のほうが価値があるんだ→私は価値ある人間でいたい→だから②体力をつけるトレーニングをするわけにはいかない」
のような感じですが、これだといつまでも体力がつかないまま(心の状態が変わらないまま)になってしまいます。
善悪や価値の高い低いで引き寄せメソッドを選ぶのではなく、あくまでも、
「今の自分の心の状態に適しているほうはどちらなのか?」
で選んでほしいと思います。
観念を変える作業がどのようなものかについては、以下の講座でより詳しく解説しています↓
無料の講座も行っています。
こちらは全部で6本の動画が無料で見られます↓
引き寄せメソッドは、
①「叶う」と決めてあとは何もしない系
②徐々に「叶う」と思えるようになっていく系
の2種類に分かれる。
どちらが良い悪いではなく、自分の心の状態に合っているほうを選ぶことが大事。
おすすめ動画のご紹介
山根洋士さんという方の動画で、とてもわかりやすく引き寄せについて解説をなさっています。
先日、動画がすべてリニューアルされてさらに理解しやすくなりました。
初めて見る方はもちろんのこと、以前に一度見たことがあるという方も、一新された内容がお役に立つのではないかと思います。
4話ともすべて無料です。
「私が悪いってことか…」と悲しくなる方へ
今回は、
「悪いことを引き寄せたということと、あなたが悪い人間だということは別」
というお話です。
引き寄せではよく、
「自分の内面が現実になる」
「自分と同じものを引き寄せる」
と言われます。
このように言われると、
「…つまりいま現実で悪いことが起きてるのは、私が悪いからってことかぁ…。
はぁ、どうせ私はダメな人間だよ…」
と落ち込みたくなる方もいるのではないかな?と思います。
そのような方にぜひ読んでいただきたい記事です。
自分が持っている観念と同等のものを引き寄せる
「自分の内面が現実になる」
「自分と同じものを引き寄せる」
↑この言葉をもうちょっと厳密に言うと、
「自分が持っている観念と同等のものを引き寄せる」
です。
「自分という人間の価値と同等のものを引き寄せる」
わけではありません。
「あなたという人間」と「あなたという人間が持っている観念」は別のものです。
たとえば、あなたが何かの割引券を持っているとします。
「あなたという人間」と「あなたという人間が持っている割引券」はまったく別のものですよね。
「あなたという人間」がどうであるかによって現実がどうなるかが決まるわけではなく「あなたが持っている割引券」がどんなものであるかによって決まっています。
私がお店の店員さんだとして、もしあなたが50%オフの割引券を持ってきたなら、50%オフにして商品を提供します。
30%オフの券なら30%オフにしますし、無料券なら無料にして提供します。
私ではなくても、どのようにして提供するかは「券の内容がどうであるか」で判断するはず。
「券を持ってきた人間がどうであるか」で判断はしませんよね。
「この人は良い人そうだな~、だから30%オフの券しか持ってないけど無料にしてあげよう」
「この人はなんか気に入らないや、無料券持ってるけど10%オフにしかしてあげないもんね」
などということはないのと同じで、引き寄せもその人という人間が良いか悪いかとか、価値が高いか低いかとかで、やってくる現実が決まっているわけではありません。
あなたがどんなに性格の良い人間であろうと、持っている観念が「私は報われない」というものであれば、その観念どおりの報われない現実になります。
あなたがどんなに性格の悪い人間であろうと、持っている観念が「私は報われる」というものであれば、その観念どおりの報われる現実になります。
「その人」と「その人の持っている観念」は別のもので、引き寄せはあくまでも「持っている観念」のほうと同等の現実になるというものです。
なので何か悪いことが起きても、自分が悪いからだ、ダメな人間だからだと落ち込む必要はまったくありません。
悪いことを引き寄せているのであれば、
「そうなる観念を持っているから」
というだけのことです。
無料になるのはそうなる券を持っているから。
50%オフになるのはそうなる券を持っているから。
ただそれだけなのと同じです。
こういうとき、
「あぁ、50%オフの券を持ってるから50%オフになるんだな。
でも私は無料にしてほしいし、無料券を手に入れようっと」
とすればいいのと同じく、
「あぁ、嫌なことがやってくる観念を持ってるから嫌なことがやってくるんだな。
でも私は良いことにきてほしいし、良いことがくる観念を手に入れようっと」
と考えてみてください。
観念は、あなたが握っている見えない割引券
「そんな…そりゃ割引券なら別のに交換できるけど、観念は無理でしょ」
と思ったかもしれませんが、観念も別のものに変えられます。
確かに割引券のように目に見えたりはしませんが、変えることが可能なものです。
(ちなみにこう言うと「観念を変える方法は何ですか?」という質問が返ってくることが多いのですが、引き寄せメソッドがその方法に当たります。
引き寄せメソッドのことを「観念を変える方法」ではなく「現実を変える方法」だと思っている方は多いので、ここは気をつけてください)
観念のことを「割引券のようなもの」と捉えてみてください。
おそらく今は観念のことを「自分という存在そのもの」とか、自分の内臓とか手足とか、そう簡単にどうこうできないような何かだと捉えているのではないかと思います。
けれど観念はそういうものではなくて、
「あなたが(目には見えないけど)手に持っている所有物」
に近いです。
なので引き寄せだと、
「握りしめているものから手を放しましょう」
とか言われることもありますね。
握っている自覚がない場合も多いですが、実際には本当に手に握っているだけのような状態です。
「もっとお得な割引券にしよう」
くらいの軽い感覚で捉えたほうが、観念を変えやすく、ひいては現実もより良く変わりやすくなると思います。
願いを叶える無料動画を配信しています。
引き寄せの仕組みについてや、叶いやすい願望設定の仕方、ネガティブ感情との向き合い方などについてお話ししています。
詳細は以下からどうぞ↓
「あなたという人間」と「あなたという人間が持っている観念」は別のもの。
もっとお得な割引券に変えるつもりで、観念を変えて。
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引き寄せで現実化するのは「信じるもの」である
今回は「信じるものが現実化する≠望むものが現実化する」についてです。
これは以前に引き寄せで大切なことは「分ける」ことという記事で書いたことなのですが、
「えっ、信じるものが現実化するのと…望むものが現実化するって違うことなの?どう違うの?」
と戸惑った方もいるかもしれません。
なので今回の記事では、ここについて詳しくお話していきます。
信念と思考は、まったく別のもの
まず人間には「信念」と「思考」があります。
(※他にもいろいろありますが、今回重要なのは信念と思考なので、この2つだけピックアップします)
信念とは、文字通り「その人が信じていること」です。
思考のほうも文字通り「その人が考えていること」です。
一見、
「その人が信じていることと考えていることって同じじゃないの?」
と思うかもしれませんが、この2つは別のもの。
そして人は必ず、
「①信念を元にして②思考する」
という順で動きます。
たとえば、
「①私は夕飯を食べられるという信念を元にして②今日の夕飯は何にしようかなと思考する」
とか、
「①私は可愛くないという信念を元にして②Aちゃんは可愛くていいなぁと思考する」
「①私は貧乏だという信念を元にして②お金持ちになりたいなぁと思考する」
などです。
そして、引き寄せで現実化するのは①の信念であって②の思考ではありません。
よくある疑問が、
「引き寄せが本当なら、なんでこんなに『お金持ちになりたい』と望んでいるのになれないの?」
というものですが「お金持ちになりたい」というのは②思考です。
いくらそう思考しても「私は貧乏である」という①信念を持っているのであれば、貧乏が現実化するというのが引き寄せです。
このような説明は私以外の方もたくさんしていらっしゃいますし、引き寄せの基本と言える部分だと思います。
しかし人は、基本的なことほどついついおろそかにしてしまうもの。
どこかでこうした説明を読み、
「ほう、信念が現実化するのであって、思考(望み)は現実化するわけじゃないのか~」
と一旦は思ったとしても、それがすぐにするりと頭から抜けてしまい、また「お金持ちになりたい」と思考することに夢中になってしまったりします。
しかし本当にお金持ちになりたいのであれば、お金持ちになりたいと思考することに労力を費やすよりも、
「私はお金持ちであるという信念を持つこと」
「お金持ちになれて当然であると信じること」
に注目し、実践していったほうが良いですね。
引き寄せメソッドは信念を変えるためのもの
巷にはたくさんの「引き寄せメソッド」と呼ばれるものがあります。
私はお金持ちですと唱えるアファメーションとか、お金持ちの自分として過ごすなる式など。
他にも「ポジティブでいましょう」とか「あるを見ましょう」とか、これをしましょうと薦められていることってたくさんありますよね。
よくある誤解は、こうしたメソッドなどを「現実」を変えるためのものだと思ってしまうことです。
実際には現実を変えるためのものではなく、自分の信念を変えるためのものです。
「引き寄せで現実化するのは信念です!
だから『私は貧乏だ』と信じていると貧乏になります、なので『私はお金持ちだ』と信じましょう!
そうしたらその信念が現実化してお金持ちになります!」
↑これ自体はまったくもってその通りなのですが、しかしだからといって、
「あ、じゃあお金持ちだという信念に変えます!ハイ変えました!」
とコロッと変えられる人はそうそういません。
今まで信じてきたことを新しく変えるためには、ある程度のトレーニングが必要です。
そのトレーニング法がアファメーションなどの引き寄せメソッドだったり「ポジティブでいましょう」ということだったりします。
つい、
「そうか、貧乏な私でも、ポジティブでいればお金持ちになれるのか」
という解釈をしがちですが、そうではありません。
「ポジティブでいれば『貧乏な私』という信念を『お金持ちな私』へと変えやすくなる」
ということです。
「私は貧乏だ」という信念を変える気がないまま、貧乏な自分として「ポジティブでいよう」と努めても、現実化するのは貧乏のほうです。
これだと「貧乏でポジティブな人」になるだけであって「お金持ち」になれるわけではありません。
「引き寄せで言われているとおりポジティブでいようと頑張ってるけど、お金持ちになれないのはなぜ?」
と思っていた方は、この部分を誤解していなかったか確認してみてください。
メソッドをするのもポジティブでいるのも、自分の信念を変えるためであり、現実を変えるためではありません。
まずは現実でも思考でもなく、信念にしっかりと着目してください。
引き寄せがうまくいかないという方のほとんどは、今回お話した、
「信じるものが現実化する≠望むものが現実化する」
という点で躓いているように思います。
100人いれば98人くらいはここで躓いているんじゃないか?と感じます。
そのくらい多くの人たちが、信念ではなく思考や現実に夢中になってしまっています。
ぜひ、
「現実化するのは思考ではなく信念である」
このことを徹底的に自分の中に落とし込んでほしいと思います。
「1に信念2に信念、3・4がなくて5に信念!!!!」
くらいの気持ちで自分の信念に注目し、信念を変えるのだという意志を持って引き寄せに取り組んでみてください。
そうすると、思考や現実を気にしていたときとは、驚くほどの違いが出てくるはずです。
現実化するのは、望むもの(思考しているもの)ではなく信じているもの。
まずは、自分の信念を変えることにしっかりと取り組んでみてください。
関連記事です↓
☆引き寄せで大切なことは「分ける」こと☆
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なんで私だけが、ぞんざいに扱われるの?
今回は、人間関係についてです。
常日頃、
「なんか知らんが、私だけがぞんざいに扱われることが多い…」
と感じ、それをなんとかしたいと思っている方もいると思います。
というか、それってまさに過去の私のことだー(;^ω^)
こうして「なぜかぞんざいに扱われる」というのも、潜在意識を変えることでうまくいくようになります。
実際私はうまくいくようになりましたので、詳しくお話していきますね。
潜在意識下の「私はぞんざいに扱われる」という観念
なぜ、自分だけがぞんざいに扱われるのか?
これはもうそのものズバリ、
「自分はぞんざいに扱われるのだと信じているから」
です。
潜在意識下に、そういう観念を持ってしまっているんですね。
その観念を持つようになったきっかけが何かまでは、私にはわかりません。
過去に誰かからぞんざいに扱われて、
「私はそういう扱いしかしてもらえない人間なのだ」
と思うようになったのかもしれません。
あるいは、相手にあなたをぞんざいに扱ったつもりがなくとも、受け取る側のあなたがついそう勘違いしてしまったのかもしれませんし…。
とにかくなんにせよ、何かの理由でそういう観念を持つようになってしまったのですね。
潜在意識はちゃんと「ぞんざいに扱われる」ように動く
で、潜在意識はその人の観念を現実化するのがお仕事ですから、あなたが、
「私はぞんざいに扱われる」
という観念を持った以上、
「イエッサー!!仰せのままに!!(゚∀゚)」
と働き始めます。
こうなると自分でも無意識のうちに、
「わざわざ自分をぞんざいに扱いそうな人を選んで付き合い始める」
とか、
「わざわざぞんざいに扱われるような態度を自分から取ってしまう」
ということをしてしまったりします。
たとえば、断っていいのに何でも引き受けてしまうとか、
そこは怒っていいでしょ、ということを笑って受け入れてしまうとか、
相手がムカッとするような発言・ひがみっぽい発言をしてしまう、とか。
そういう態度を取っていると自然と相手に、
「あ、この人にはナメた態度を取っていいんだ」
「こういう発言をする人に優しくしたくないわ」
と思われるようになり、ぞんざいに扱われる。
そして、
「ほら、やっぱり私はここでもぞんざいに扱われるんだ!」
となります。
しかしこういう態度は、
「潜在意識に突き動かされて、なんだか自分でもよくわからないうちに」
取っている態度で自覚がないことも多いため、自分だと「なんで??」と不思議になってしまうんですね。
もちろん、潜在意識下に持っている観念がなんであれ、誰にでもときおりは、
「偶然に横柄な人と出会って、バカにするような態度を取られた」
ということはあります。
しかし、
「何度転職を繰り返しても、必ず自分だけぞんざいに扱われる」
「付き合う相手が、毎回必ず同じようなダメ男(ダメ女)でひどい目に遭う」
というふうに何度も何度も繰り返している場合には、偶然ではなく、自らの態度に原因があるのかもしれない…と疑ってみたほうがよいかと思います。
潜在意識下の観念を変えれば、状況は変わる
では、このような状況になっている場合、どうすればいいのか?
もちろん、このような状況を起こすもととなっている「観念(私はぞんざいに扱われる)」をなんとかすればいいですね。
「私はバカにされていいような存在じゃない」
「ぞんざいに扱うようなら、ヘコヘコと受け入れたりしないぞ」
といった観念を持つようにする。
今日から突如そのように思えないかもしれませんが、ひとまずそう思うように意識だけしてください。
これは私の経験談ですが、内心で怖くて震えながらでも、
「バカにするようなら黙っちゃいないぞ…!」
と意識していると、どうも相手はなんとなくそれを察するようです。
こちらがそう思っていることが表情や口調に出て、
「あ、なんか今バカにすると面倒くさそう」
と感じるのでしょうね。
一度でもこういう体験をすれば、
「あ、私本当に、黙っていなくていいんだ…!受け入れなくていいんだ!」
と思えるようになってきます。
そうすると徐々に潜在意識下の、
「私はぞんざいに扱われる人間だ」
という観念が消えていき、ひいては自分の取る態度もどんどん「ぞんざいに扱われないような態度」に変わりますので、人間関係はより良くなっていくと思いますよ(*^^)v
「私は、ぞんざいに扱われるような人間である」
潜在意識は、その観念を現実にします。
人間関係に関連する記事は、こちらです↓
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私の観念、ちゃんと書き換えられてるの?
今回は「観念の書き換え」についてのお話です。
引き寄せの法則は、観念が現実になる法則ですよね。
そのためよく、
「現実を変えたいなら、まず自分の観念を書き換えましょう」
と言われます。
こう言われると中には、
「自分の観念がうまく書き換えられているかどうかは、どうやって判断するの?」
と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんので、ここについて詳しくお話していきます。
観念の書き換えが起これば、感情が変わる
観念が書き換えられているかどうかは、
「感情が変わっているかどうか」
でおおよそ判断できます。
人は何らかの観念を持ち、そしてその観念をもとにして感情を感じるようにできています。
たとえば、
「挨拶を無視されてついムカッときた」
という場合ならばまず、
「挨拶を返さないのは失礼なことである」
といった観念があり、その観念をもとにして「ムカッ」という感情を感じています。
挨拶以外のどのような場合でも、
「①まず観念があり②その観念に基づいた感情を抱く」
の順番です。
ちょっと極端な例ですが、仮にこのムカッときた人が自分の観念を、
「挨拶を無視されるのは素晴らしいことであーる!」
に書き換えたとします。
そのような観念を持っているのであれば、無視されたときにムカッとは感じようがありませんね。
新しい観念にそって、感情も「ついウキウキする」などに変わるはずです。
観念を書き換えれば、それに合わせて感情も変わる。
ということはつまり、
「感情が変わっていないということは、観念が書き換わっていない」
とも言えます。
「この出来事は、観念の書き換えが起きている証拠ですか?」
よく、
「現実でこれこれこのようなことが起きました。
これは観念の書き換えができている証拠(またはできていない証拠)ですか?」
というご質問をいただくのですが、
「現実でどのような出来事が起こったのか」
という点よりも、
「その出来事が起こったときの自分の感情は、以前と変わっているのか、いないのか」
という点に注目してみてください。
「前ならば、こういう出来事が起これば『悔しい!』と感じただろう。
でも、今はあんまりそういうふうに感じないな…」
とか、
「同じことが起こったとき、前ならあんなに『怖い』と感じていたのに、
今はなんだか気持ちが安定していてそんなに怖くないぞ」
などの感情の変化があるならば、観念の書き換えが進んでいるということです。
反対に、抱く感情に全く変化がないのであれば、まだあまり観念の書き換えは進んでいない、ということです。
つい、観念の書き換えができているかどうかを「現実で起きた出来事」を頼りに判断したくなるかとは思います。
が、それよりも「自分の感情」を頼りに判断したほうがわかりやすいですよ(*´ω`*)
観念の書き換えの過程で、負の感情が出ることも
ちなみに、観念の書き換えが進んできたときに必ずしも、
「怖さや悔しさが減って、前向きな感情を感じるようになった」
というふうに変化するとは限りません。
「前ならばここで怒りなんて感じなかったはずなのに、今はすごく腹が立つ」
といった変化が起きることもあります。
例えば、
「前ならば理不尽な扱いを受けても、『どうせ私なんかは何をされても仕方がない』と諦めきっていて、怒る気力さえなかった」
という状態だったとして、ここから観念の書き換えが進んでいくと、
「なんでこんなことをされて、甘んじていなきゃいけないんだー!」
と怒りを感じるようになったりします。
これは自尊心が回復してきたからこその、真っ当な怒りです。
怒りはよく「負の感情」などと言われますので、
「負の感情を抱くようになるだなんて、私は観念の書き換えに失敗しているのでは…」
と思うかもしれませんが、むしろ書き換えがうまくいっている証拠な場合もあります。
「本当は怒りたかったところでちゃんと怒れるようになった」
「本当は悲しみたかったところでちゃんと泣けるようになった」
などは良い変化ですから、
「負の感情を抱く=観念の書き換えができていない」
というふうに、イコールでつなげないようにもなさってくださいね(*´ω`*)
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人は、持っている観念に基づいた感情を抱くようにできています。
観念の書き換えができているかどうかを判断するときには、起きた出来事そのものではなく、
「起きた出来事に対して自分が抱く感情は、以前と変わっているのかいないのか」
に注目してみてください。
途中でお話に出てきた「怒り」について、より詳しく書いた記事はこちらです↓
☆怒りは、潜在意識が目覚めだしている証拠?☆
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現実を無視すると、なぜ願望が叶うの?
今回は「現実を無視する」についてです。
以前にも現実無視について書いたことはあるのですが、どうもここは疑問に思う方が多いようですので、もう一度詳しく書いてみますね(*´ω`*)
引き寄せではよく、
「現実に振り回されるな、無視しろ」
「現実無視すれば、願望は叶う」
と言われます。
けれどそう言われると、
「①現実を無視するって、具体的にどういうこと?」
「②現実を無視すると、それで本当に願望が叶うようになるの?」
「③無視しろと言われてもできないんだけど、どうすればいい?」
というのが、よくある疑問です。
なので、この3点について詳しくお話していきます。
願望は「現実を見たあとに出てくる観念」を無視すると叶う
ではまず、
「①現実を無視するって、具体的にどういうこと?」
についてです。
実は私は、
「願望を叶えるためには、現実を無視しましょう」
というのだとちょっと言葉足らずじゃないかな、と思っています。
正確には、
「願望を叶えるためには、現実を見たあとに出てくる観念を無視しましょう」
じゃないかな、と。
たとえばあなたの願望が「フェラーリに乗りたい」だとします。
しかし、現実で乗っているのは軽四自動車。
となると軽四を見たあとについつい、
「うぐぐ、現実では軽四かぁ…。
こんなんじゃ、この先もどうせフェラーリになんて乗れっこない…」
と思ったりしちゃいますよね。
このときの、
「この先もどうせフェラーリになんて乗れっこない」
という観念を無視しろ、という意味です。
「現実で見ている軽四自動車を、無視してないことにしろ」
という意味ではありません。
が、単に「現実を無視しろ」とだけ言われると、そのような意味に取れてしまいます。
それで、
「ううう、俺の乗っているのは軽四なんかじゃない、フェラーリだ、目の前にあるのはフェラーリだ…!
…ダメだそうは思えない!!
ってゆーか、こんなふうに目の前にフェラーリがあると思い込もうとして、そんなんで本当に願望が叶ったりするのかよ!」
となってしまう方が多いです。
現実を無視して、本当に願望が叶うの?
次に、
「②現実を無視すると、それで本当に願望が叶うようになるの?」
についてです。
多くの方は、
「ってゆーか、こんなふうに目の前にフェラーリがあると思い込もうとして、そんなんで本当に願望が叶ったりするのかよ!」
という感じで、本当に願望は叶うの?と疑います。
けれど、上に書いたとおり「現実を無視しろ」とは、
「目の前にある軽四を無視して、フェラーリなんだと思い込みましょう。
そうすれば願望は叶いますよ」
という意味ではなく、
「こんなんじゃこの先もどうせフェラーリなんて無理だ、という観念を無視しましょう。
そうすれば願望は叶いますよ」
という意味です。
潜在意識が現実化するのは、観念でしたよね。
「こんなんじゃこの先もどうせフェラーリなんて無理だ」
↑この観念があるのならば、潜在意識はそれを現実化するので、実際にこの先「フェラーリなんてどうせ無理な現実」が作られてしまいます。
しかしそのような観念が浮かんできたときに、それを無視してないことにする。
そうすれば「どうせ無理」という観念がない以上、潜在意識がこの先「どうせ無理な現実」を作ることはありません。
自分に不都合な観念は無視してしまい、
「俺は今後必ず、フェラーリを手にできるのだ」
という観念を持つようにしていれば、潜在意識はその観念を現実化するので願望は叶う、ということです。
願望実現はしたいが、現実を無視できない…
では最後に、
「③無視しろと言われてもできないんだけど、どうすればいい?」
についてです。
まず、
「目の前にある軽四を無視して、フェラーリなんだと思い込みましょう。
そうすれば願望は叶いますよ」
↑このような意味だと解釈して無理に思い込もうとしていた方は、その努力をやめてください。
現実で目の前にあるのが軽四なら、軽四だと思うのが当然です。
それが正常なことなのですから、どうにかしようとする必要はありません。
そして、
「こんなんじゃこの先もどうせフェラーリなんて無理だ、という観念を無視しましょう。
そうすれば願望は叶いますよ」
↑これができない、という方には、瞑想や自己観察(どっちも似ています)がおすすめです。
観念を無視できないのは、その観念に取り込まれているからです。
瞑想や自己観察は、自分の観念を客観視できるようになるためのとても良い方法です。
「どうせ無理」という観念が湧いてきたときに、
「うわああああ…そうだ、どうせ無理なんだ…!!」
となってしまうのではなく、
「あ、私の中からいま『どうせ無理だ』という観念が出てきたな~」
と客観視できるようになります。
これができるようになると、その出てきた観念に構わず無視する、ということもできるようになりますよ(*´ω`)
「現実を無視すると願望が叶う」
というのは、
「現実を見たときに出てきた観念を無視すると、願望が叶う」
という意味です。
現実で目の前にある何か・体験している何かを、別の何かだと思い込め、という意味ではありません。
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観念を変えると、うまくいくと言われても…
今回は「観念を変える」についてです。
引き寄せだと「観念を変えるとうまくいく」と言われますよね。
私自身もよく、
「こういう観念があるとうまくいかないから、その観念から距離を取ってね」
というふうに言うことがあります。
しかし、
「か、か、観念を変えるだとか距離を取るだとか…そんなの具体的にどうやればいいんだ?」
と思っている方もいるかもしれませんね。
そこでこの記事では、観念を変えるにはどうすればいいのか?について詳しくお話していきます。
「お、なんかすごいことが聞けそう!」
と思った方もいるかもしれませんが、いや、スミマセン別にすごいことは言いません(;^ω^)
どっちかっていうと、基礎中の基礎みたいなお話です。
が、基礎ってつい忘れておろそかになるので、基礎をおさらいするつもりで読んでみてくださいね(*´ω`*)
反復して思考の修正をし、徐々に観念を変える
観念を変える方法は、主に3種類あります。
①反復して思考の修正をし、徐々に観念を変える方法
②古い観念から距離を取り、徐々に観念を変える方法
③反復作業を飛ばし、今この瞬間に観念を変える方法
です。
ではまず、
「①反復して思考の修正をし、徐々に観念を変える方法」
についてです。
この方法で代表的なのはアファメーションですね。
人間は、
①潜在意識下の観念をもとにして
②顕在意識上で思考する
という順番です。たとえば、
①潜在意識下に「私は貧乏だ」という観念があり、それをもとにして
②顕在意識上で「お金持ちになりたいな~」と思考する
という感じです。
①「私は貧乏だ」という観念を変えるとうまくいくのですが、
そうは言っても、今日いきなり「私は金持ち!」という観念に変わる…ということはなかなかありませんよね。
なので、顕在意識上で何度も「私は金持ち、金持ち…」と思考するようにする、これを反復して行います。
そうすると、
①顕在意識上の「私は金持ち」という反復作業の影響を受け、
②潜在意識下の「私は貧乏」という観念も徐々に「私は金持ち」へと変化していく
となり、観念を変えることができます。
自愛も、観念を変えるアファメーションの一種
よく引き寄せの話に「自愛」が出てきますよね。
ひたすらに自分を許す作業をするというものですが、これはアファメーションの一種のように思います。
①顕在意識上で「許す、許す」という反復作業を続けることで、その影響を受け、
②潜在意識下の「私はダメだ」という観念が徐々に「私はこれでいいんだ」へと変化していく
という流れなので、アファメーションと同じく「反復作業を行うことで観念を変える」という方法です。
でも通常のアファメーションに比べると、自愛は淡々としていて静かな印象ですね、個人的に。
古い観念から距離を取り、徐々に観念を変える
次に、
「②古い観念から距離を取り、徐々に観念を変える方法」
についてです。
瞑想や自己観察がこれに当たるかなーと思います。
アファメーションで「金持ちだー」と思おうとしても、
「ぐわー、そんなわけない無理無理」
という思考が湧いてくることがありますよね。
こういう思考は、湧いてきても気にせずガン無視でOKなのですが、無視しきれずに、
「そうだ、私になんて無理なんだ…!」
と深く落ち込んでしまう方もいます。
そういう方は、瞑想や自己観察を一度試してみても良いと思います。
続けていくと、
「そうだ、無理なんだうわーん」
という状態から、
「ふーん、無理という思考が湧いてきてるんだ…」
という感じに変わり、その思考に取り合わずにいられるようになります。
こうなると、
「無理って思考に構ってるより、楽しいことを考えよう」
というふうに、自身の思考をコントロールできるようになります。
前向きな思考の反復が容易になりますので、徐々に観念が変わっていきます。
古い観念を捨てれば、自然と新しい観念に変わる
アファメーションは、
「さあ、今から観念を変えるんだ!」
みたいなわりと積極的な感じがしますが、瞑想や自己観察は、
「新しい観念に変えるぞ!というよりも、まず古い観念(から湧き上がってくる思考)と距離を取れるようになりましょう。
それができればあとは自然と、新しい観念に変わるんで」
という感じですね。
反復作業を飛ばし、今この瞬間に観念を変える
最後に、
「②反復作業を飛ばし、今この瞬間に観念を変える方法」
についてです。
これは「なる式」や「完璧認定」がそうですね。
完璧認定は完璧に「なる」やり方なので、なる式の一種かな。
「私は金持ち、金持ち…」
というふうに思考を反復させることで徐々に観念を変えるのではなく、
「はい、金持ちになった!!!!」
と、今この瞬間に決めてしまう、この場でガツンと一気に観念を変える方法です。
もう観念は変えおわったのですから、今後は観念を変えるための反復作業は必要ありません。
これはちょっと「??」となる方が多いようです。
確かに、
「観念を変える方法は?」
と聞いて、
「今この瞬間、観念を変えるんです!」
とか返事がきても、
「えっ、いやだから…その観念を変える方法はなんだって聞いてんだよ!(゚Д゚;)」
みたいになりますよね(;^ω^)
うーん、私もなる式に関してはどう説明すればうまく伝わるのかちょっと迷うのですが…。
えーと、まず、観念を変えるには「基本的には」反復する必要があります。
ただ、
「いついかなるときにも、反復しないと観念を変えることができないのか?」
というと、そういうわけでもありません、ガッと一気に変わることもあります。
たとえば、「この人すごく優しくて、好き」と思っている相手がいたとします。
でもある日、その相手が子猫をいじめて楽しんでいるところを見たとすると、見た瞬間、
「こんな人だと思わなかった!ひどい!!」
というふうに、一気に見る目が変わったりするのではないかと思います。
これは「相手は素敵」という観念が、一瞬で「相手はひどい」へと変わった、ということです。
このように、反復せずとも一気に観念が変わる場合もあります。
自発的に自分の意志で、一気に観念を変える
こうして一気に観念が変わる現象は通常、
「なにか衝撃的な出来事を体験したとき」
にしか起きません。
「そうだよな、なにか大きな出来事でもあれば別だけど、自発的にやろうと思ってもなかなか難しそうだよなぁ…」
と思った方もいるかもしれませんね。
が、しかし、
「いや、やろうと思えばやれるだろ?
なにか衝撃的な出来事が起きるのを待つんじゃなくて、今この瞬間、自発的にやると決めてやるんだよ!」
というのがなる式だ…と考えると、わかりやすいかな?と思います。
観念を変える方法は、使い分けていい
中には、
「ぐぐぐ…私にはそんな一気に、観念を変えるなんてできない…」
と思った方もいるかと思いますが、Aという観念を変える際になる式ができなくても、Bという観念を変える際にはなる式のほうがうまくいく、というふうに、時と場合によって違ってくることもあります。
ひとつの観念を変えようとしてなる式でうまくいかなかったからといって、
「私にはなる式はできないんだ…」
とは思わず、別の機会に試してみるのも良いと思います。
観念を変える方法はひとつしか使っちゃいけない、なんてことはないですから、
Aの観念を変えるときにはアファメーション、
Bの観念を変えるときには自己観察、
Cの観念を変えるときにはなる式…というふうに使い分けてもOKですし、何かと何かを組み合わせてもいいですよ(*^^)v
①反復して思考の修正をし、徐々に観念を変える方法(アファメーション、自愛)
②古い観念から距離を取り、徐々に観念を変える方法(瞑想、自己観察)
②反復作業を飛ばし、今この瞬間に観念を変える方法(なる式、完璧認定)
それぞれについてより詳しく説明した記事もありますので、興味があればご覧になってみてください↓
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潜在意識にある「不要な観念」を消すとうまくいく
今回は「不要な観念」についてのお話です。
引き寄せは、潜在意識の力によって自分の観念が現実化する法則。
仮に「私はどうせお金持ちになれない」という観念が自分の潜在意識下にあったとすると、
その観念が現実になってしまい、お金持ちになれなくなってしまう…ということですよね。
となると誰もが当然、
「よし、じゃあそういう不要な観念を消せばうまくいくようになるんだな」
と思うはずですが、しかし中には、
「でも、自分の中のどんな観念が悪影響を及ぼしているのかなんて、自分でもよくわからない…。
一体どうやって不要な観念を見つけだして消していけばいいんだろう?」
と悩んでしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような方に向けてのお話です。
潜在意識下にあるもっとも不要な観念とは?
「不要な観念を消せばうまくいく」
↑これ自体はそのとおりだと思うのですが、であれば私が真っ先に消してほしい不要な観念がなにかというと、
「不要な観念を消せばうまくいくという観念」
です。
①潜在意識の不要な観念を消し②うまくいく、の順番
不要な観念を消すことでうまくいく…というのは、
という順ですよね。
なのでみなさん「まず①をやろう(不要な観念を消そう)」と思います。
それをしない限り②にいけない(うまくいかない)のだから…と。
そうすると自然と次は、
「じゃあ①をするためには(不要な観念を消すには)、まず自分の中にどんな不要な観念があるかを見つけ出さねばならない。
で、でも潜在意識下に沈んでいる観念になんて、どうやって気づくんだ?」
となります。
たしかに、潜在意識下に沈んでいる観念というのはつまり「自分では意識できない観念」ということですから、意識できないものに気づく…なんて難しいことですよね。
ここで難しいよーと行き詰りながらも、
「い、いやいやでもでも、不要な観念を消すとうまくいくんだから、なんとかして気づかなければ…」
と頑張る方も多いです。
①から②の順にこだわる観念こそ、不要な観念
ですが、そうして頑張っている方に気づいていただきたいのが、
「不要な観念を消せばうまくいく」
というのも観念だ、ということです。
↑この順番でなければならぬ、という観念です。
この順番をこなさない限り、私はうまくはいかない、という観念です。
そのような観念があると潜在意識は、
「わかったよ、ではその観念どおり、不要な観念を消すまではうまくいかないようにしてあげるね」
と働きます。
しかし先ほど言ったように、潜在意識下の観念がなにかを見つけ出して消す、というのは難しいこともあります。
そんな難しいことをこなさない限りうまくいかない…となると、なかなかうまくいかなくなっちゃいますよね。
順番にこだわる観念に気づくと、潜在意識はうまく働く
であれば、
この順番にこだわる観念こそが不要なのではないか?と考えてみてほしいんですね。
「別に、不要な観念を消さずにうまくいってもいいんじゃない?
①から②の順番じゃなくても、いいんじゃないの?」
というふうに。
そうして新たに、
「別に不要な観念がなにかを見つけ出して消さなくても、うまくいっていい」
という観念を持つと潜在意識は、
「不要な観念のあるなしに関わらず、うまくいかせればいいの?じゃあそうするよ」
という方向に働くのでうまくいきます。
これならば、そんなに懸命に不要な観念を見つけ出そうとする必要自体ないですし、ひいては見つけられないと悩むこともなくなります。
これ、
「①から②の順じゃなくてもいい、と気づくと、①から②の順でうまくいく」
っていうことですので、なんか逆説的で面白いですね(*´ω`*)
不要な観念とは、たいがい前半部分のことである
潜在意識の中の不要な観念を捨てるとうまくいく、ということ自体は本当ですし、観念を見つけようとすることが悪いわけではありません。
「必ずしも見つけようとする必要はない」
というだけで「見つけてはいけない」わけではないのですから、見つけたいと思う場合には探しても構いません。
で、探って見つけたいなーと思っている方は、
「〇〇だ。だから□□しなければならない」
と考えたとき、前半の「〇〇だ」が不要な観念である場合が多い、ということを覚えておくと見つけやすくなると思います。
つい「〇〇なのは間違いない」と考えて、後半の「□□しなければならない」に目が行きがち、「でも□□できない」と悩みがちになりますが、前半の「〇〇だ」のほうに目を向けてみてください。
「本当に〇〇なのか?〇〇じゃなくてもいいのではないか?」
と疑ってみてくださいね。
不要な観念を捨てるとうまくいく、という不要な観念を捨てるとうまくいく。
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